FC2ブログ

お遍路さん(その33)66番雲辺寺~68番神恵院・69番所観音寺

66番雲辺寺~68番神恵院・69番所観音寺

歩き遍路讃岐の国 結願への道程 2日目 
66番雲辺寺~68番神恵院・69番所観音寺

4月27日(日)

he-13b-01.jpg
0600朝食です。こういった民宿は朝が早いのでありがたいです。
8分でさっさと食べて(3杯飯)早立ちする。
お嫁さんが見送ってくれました。
he-13b-02.jpg
朝の空気を楽しみながら山道の登り口まで歩く。
昨晩レクチャーしてくれたとおり、道を間違わずに山道を登ることができます。
he-13b-03.jpg
階段がちょっとキツいが、まだまだこれからです。
最初の標高差400mを一気に登る。

he-13b-04.jpg
ハーハーフーフー登って行くと、後ろから話し声が追ってくる。
二人組のおじさんです。岡田屋の人かなと思ったら違うようです。
挨拶がてらお話をしたら、岡田屋さんに泊まりたかったんですが、
満員で別のお宿に泊まったそうです。

同宿の人よりかなり早く宿を出たはずなんですが、
次々と追い越されていく。さすが若い子は早い。
彼らに比べて体力ないなあ~、
と思いつつも自分のぺ一スで行くことは大切です。
別に競争をしているわけではないのですから・・・。
he-13b-05.jpg
山道は後半に入ると、比較的傾斜カ緩やかな道を登るようになる。
でも疲れた足にはキツいなあ。
四国八十八カ所札所のうち、一番高い標高921mにある札所なんで、
キツいのは当たり前ですね。

0827 
66番札所雲辺寺着
he-13b-06.jpg
登りきると、空気がひんやりしていて霊場という感じが漂っています。
ロープウエイもあり、麓から頂上まであっという間に登ってこられる。
我々は汗にまみれてよれよれの白衣です。
登山道からは山門には直接着かないようで、
he-13b-07.jpg
ロープウエイの駅から行くと新しい山門が迎えてくれます。
山頂のお寺には先に着いたみんながいて、お勤めをした後、
結局同じ時間に降りることになりました。

he-13b-08.jpg
降り道には羅漢さんがずらりと並んで見送ってくれます。
この中に知った人の顔もあるそうですが、
そういえば似た人の顔もあるなああああああ。

降り道は、岡田屋さんで一緒だったご婦人とお連れになりました。
わしよりも年上なんですが
登りはわしの倍くらいの速さでぐんぐん先を行ったんですが
膝の具合が悪いらしく
わしと同じぺ一スでゆっくり確実に降りることにしました。
he-13b-09.jpg
彼女は福島から来た人だそうで、バス遍路を合わせて4回目だそうです。
ひょっとして震災と関わりがあるのか?
でもお遍路の理由を聞くことはタブーなんで、聞くことはできない。
降りの山道はかなり急で階段があったり、むき出しの岩だったり、土だったりで
登りと降りは同じようにはいかないので、
大体みんな同じぺ一スになっている。

he-13b-10.jpg
山の新緑が緒麗で、所々山つつじの赤が彩りを添えていました。
単調な辛い降り道の中、色々な話をしました。
食べ物の話や山桜の話、
庭の花の話をしていたら、
震災で自分の家が壊れてしまったという話をしてくれました。

長年カウンセラーをしていると、
人の話に耳を傾けて相槌をうつことが習慣になり、
相手も自分の気持ちを喋ってくれることがあります。
話をしていると長い降り道も、割と楽に過ごす事ができました。
彼女も同じ気持ちだったようで、かえって感謝されてしまいました。

平地に着いたら彼女の歩くぺ一スの速いこと!
わしの1.5倍は早いでしょうか。ついていくのに精いっぱいでした。
その甲斐あって、次の札所に予定より1時間早く着く事ができました。

1138 
67番札所 大興寺着
he-13b-11.jpg
ここで自然とお互いのぺ一スに戻り、個々の行動をとることに。
he-13b-12.jpg
岡田屋のお接待で貰ったお昼ご飯をここで食べようか、どうしようか?
まだお腹はすいていない。次に行こう。

途中、自販機でジュースを飲んで休んでいたら、おじさん二人組から
「彼女ならもうすぐくるよ!」と言われました。
おやおや、妬いてるの?

結局途中で追いつかれて、また一緒に歩くことになりました。
のそのそ歩くのが好きなわしにはちょっと辛いぺ一スやな。
he-13b-13.jpg
岡田屋ご主人お勧めの「焼き餅」の店に入る。
「岡田屋さんから紹介されました」と言ったら
焼餅を1個ずつお接待をしてくれましたがな。ラッキー!
美味しかったので焼き餅ふたつと薄皮まんじゅうをふたつ買い、
歩きながら食べました。
お遍路さんに出ると、地元では普段できない食べ歩きが平気でできるねえ、
とお互いに話しました。
そうそう、それに地べたに座り込んで休むといったこともね。

お遍路の半ばから、わしはお地蔵様があると
必ず最低でも片手合掌をすることにしています。
歩きながら時々わしがお地蔵様に合掌しているので
彼女も同じようにするようになりました。

1446
68番札所神恵院・69番札所観音寺着
he-13b-14.jpg
またまた1間以上早く着きました。
たまにはこんなハードな日もいいかもね。
でも毎日ではわしの足がもちません。

ここは2つの札所が同じ境内にあり、
一挙に2箇所廻る事ができるというお得(?)な所です。
he-13b-15.jpg
鐘楼の屋根裏の波打つ彫刻がすばらしい。
思わず見とれてしまいました。
彫刻してから組み立てるのか、組み立ててから彫刻したのか?

本堂と大師堂が2つずつあるんですが、
どっちがどこか?うろうろしながら納経しました。
he-13b-16.jpg
神恵院はコンクリの一見本堂には見えない建物です。
コンクリのせいでしょうか、堂内の線香の煙の匂いの染み付き具合が
違うような気がします。
木造だといい具合に燻されている感じなんですが、
こちらは煙臭いような感じです。

he-13b-17.jpg
観音寺は、「おかんおんさん」と地元の人に親しまれているお寺です。
ここの地名は観音寺市で、観音寺への道が知りたくて
「観音寺はどこ?」と訊ねたら「ここ!」という答えが返ってきたそうな。

境内でちょっと遅いがお接待のお弁当を頂きます。
お弁当を広げていたら見知らぬご婦人お遍路さんから
「岡田屋さんのお接待お弁当?」
と声をかけられました。
有名なんやねえ。

he-13b-18.jpg
さて今日のお目当ての場所は、
裏山の琴弾公園から眺める砂で作られた銭型です。
展望台の岩の上から俯瞰すると丸い寛永通宝なんですが、
地面で見ると楕円形だそうです。
この銭型を見ると、一生お金に困らないと言われているのですが、
そうありたいもんです。

今日のお宿は若松屋別館です。かなり古い建物で、改装中のようです。
ロピーにいると猫がやってきて触ると逃げもせずにじゃれついてきます。
撫でてあげると甘えてきて噛みつかれました。
「その子はまだ子供でしてね、噛み癖があるんですよ」
それを早く言ってくれ!

宿泊者はわしとベテラン夫人遍路さんの二人です。
観音寺境内で声をかけてきた人です。
夕食は彼女が持ってきた筍を使った料理が出てきました。
he-13b-19.jpg
ああ、今頃裏京都市でも筍出てるやろうなああああああ。
掘りたいなああああ。
それからイタドリの煮つけが珍しかった。
土佐ではイタドリが食用として人気だそうです。

今日は23km歩きました。
足に疲れがきているのは区切りの2日目だし、
山越えと早歩きが原因でしょう。
お風呂で足を入念にマッサージして寝ました。
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

雲の上から海辺まで

大変結構な
「旅は道連れ 世は情け」旅だったご様子ですね!

No title

旅、特に歩き遍路をしていると、
一期一会の出会いがあるから楽しいですね。
それは老若男女を問いません。

でも一緒に歩きたくない人もいるのが実感です。
それも老若男女関係ないですね。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード