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お遍路さん(その28)54延命寺~56泰山寺

54延命寺~56泰山寺

歩き遍路伊予の国 第3回 2日目

2月21日(金)
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今朝の朝食には当然鯛めしは、つかない。
小型お釜にはご飯が盛られているが、わしにはちょっと足りないかな?
でもお遍路に出るとついてべ過ぎてしまうから、2杯でがまんしておこう。

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伊予北条駅からスタート
通学の学生さんたちで車内は賑わっている。彼らにとってお遍路さんは
日常の風景なので、お遍路装束のわしが座っていても全く気にしていない。
菩提の道場に入っていると、別にこの装束を恥ずかしいとは思わなくなった。

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浅海駅に到着。ここから54番延命寺まで、海沿いに18キロあまりを歩く。
今日の瀬戸内は昨日と打って変わって穏やかな表情です。
空も海も風も心地よい。

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菊間の町に入ると、鬼瓦の工場が目につくようになる。
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ここは鬼瓦の一大生産地だそうです。工場の前には色々な鬼瓦が並べられて
眼を楽しませてくれる。
テレビ番組の「鉄腕DASH!」で、城嶋リーダーがここにDASH島の舟屋に
飾る鬼瓦を作りにきていたなあ。

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「ぶじカエルお接待処」があり、そこには地元の陶芸家さんたちが作ったお接待が
置いてある。わしもひとつ「ぶじカエル」をいただく。

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やくよけ大師がある遍照院に着く。ここで少し休憩
仁王様の代わりに鬼瓦がにらみを効かせている。お祭りの時にはこの鬼瓦が
街を練り歩くらしい。
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境内には厄除けグッズが数多く売られているが、朝早いので店は開いていない。
ちょっと残念!お寺の隣には厄除けうどんが販売されていたが、我慢しよう。

東予地方は大きな造船所と製油所が目立つ。
海岸沿いの遍路道を歩くと、左は海、右は瓦工場、前は製油所、遠くには造船所
のクレーンが見える。
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風景を楽しみながら更に遍路道を進むと、そこには青木地蔵堂がある。
ここにもお大師さまの御加持水がある。ここの由来は書かれていないなあ。
何に効果があるんだろうね。
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ここにも通夜堂があって、中を覗くと綺麗に掃除されていて、布団もある。
ノートを拝見したら、昨日も女の子が泊まっていたようだ。

大西の町に入ったら海岸線とはお別れして内陸部に入っていく。
このあたりからちょっと気分的に疲れてきましたがな。
膝の調子もさることながら、足の裏も疲れてきた。
地図で示される距離と、道路標識に示された54番延命寺までの距離が合わない。
それに、スマホのナビがどうも狂っているようだ。
現在地を示す点が、大西町沖の海の中を示している。こりゃあかん・・・。
なんか気分的にダウン気味で歩く・・・・。

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54番札所 延命寺着
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あああああああ、足が疲れたなあ。
山門脇の駐車場から御詠歌が聞こえてくる。どこかな?と思ったら
黒いワゴン車からだった。中人年夫婦とその母親の3人組車遍路だった。
御詠歌聞きながら車遍路とは優雅ですねえ、と思いながら山門をくぐると
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わしの好きな売店があるよ。
こういった雰囲気は大好きです。
でも、先ほどの3人組のうちの親父は3人分の納経帳と掛け軸を持って納経所へ
直行している。ありゃりゃ・・・。
婦人の親子のみ納経している。それに御詠歌歌っていたかなあ・・・。
そんな俗事に気をとられている自分自身が俗っぽいのか?
車遍路と歩き遍路は、全く別物と考えたほうが気にならないのかもしれませんね。

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松山から今治までの路の途中には遍路墓が数多く見られる。
いずれもきちんと整備されていて、伊予の人達のお遍路に対する
気持ちが感じられる。

さてこのあたりから札所が連続して続くので気分的にも楽かもしれない。
54番からお墓の中を通り過ぎたら今治市街へ入っていく。
相変わらず街中は遍路標識がわかりにくいなあ。
多分あっちの方向だろうと見当をつけて55番南光坊へ向かう。
細い路地を通り抜けたら正面に別宮大山祗神社の裏手に着く。
表に向かうためには、かなり大回りする必要があるので、
塀をまたがせて入らせてもらう。

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55番札所 南光坊着
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ここは今治沖の大三島に鎮座する大山祗神社に付属した寺のひとつ
でしたが、明治の神仏分離で存在意義を失い、社殿に奉安していた
大通智勝如来と脇侍の弥勒菩薩像、観音菩薩像を南光坊薬師堂に遷座し、
別宮大山祇神社と明確に分離したそうです。

南光坊という名前は、江戸幕府開府のときの南光坊天海を連想
させられますが、こことは関係ないかな?

さて今治の街を56番泰山寺に向かって歩く。途中に笑福旅館があって
最初ここに泊まろうかと思って連絡したんですが、経営者の高齢化で
店をたたんでしまいました。残念!
息子さんが海側のほうにホテルを開業しているそうなんですが、遠いしなあ。
そんなんで、今治駅前のホテル福亭を予約しました。
ちょっとそこに寄って荷物を預かってもらい、さんや袋だけの身軽になりました。
やっぱり背中の荷物がないと身も心も軽いなあ。
快調に足は進み

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56番札所 泰山寺着
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ここは山門がないお寺で、大きなお屋敷のような造りですね。
本堂脇には大きなおびんづる様がおられます。
今日はちょっとお願いして、膝をさすらせていただきます。
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やはり足は皆がさするらしく、つやつやになっています。
誰もいない納経所では、ワンちゃんが店番をしていました。
インターホンを押して来てもらい、記帳してもらいました。
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「ワンちゃんの写真撮っていいですか?」
「はい、どうぞ」

ここから57番栄福寺までは3.1キロある。歩いていくと、
納経所の開いている時間までには間に合わないが、まあいいか。
行こう行こう。
住宅街を歩いていく。
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途中にこんな道標がありました。
蒼社川の手前に遍路小屋があり、そこで一休み
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遍路地図には、この先の蒼社川の渇水期には河原を歩く遍路道があるそうな。
遍路小屋を掃除に来た人にそのことを聞いてみたら、そんなこと知らんと
言われましたがな。
橋を渡ったら右に曲がり、遍路道に入る。
久しぶりの田圃道を歩く。

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57番札所 栄福寺着
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これはかなりきわどい時間ですがな。
お勤めをしてからではもう納経には間に合わん。
明日の朝にしようかね。

ここからタクシーを呼んでホテルまで帰る。
タクシーの運ちゃんは、わしと同年代のお母さんでした。
途中の会話は、お互いの生い立ちについて。
わしと彼女には共通項があって、3人兄弟の真ん中なんです。
いずれも長男の横柄さが鼻について仲がよくないこと。
自分ひとりを頼りにしていきてきたこと等々・・・・
わしが心底同意して彼女の話に相槌をうっていたので、
彼女は気持ちよさそうに機関銃のように喋ってくれました。
そのおかげ?でタクシー代のおつりをちょっぴりお接待してくれました。

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ホテルは素泊まりなので、夕食は駅弁を仕出しているお店に入って
鯛めし定食をいただきました。
二日続けて鯛めしを堪能しましたがな。
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今日も膝が痛いにもかかわらず28.5km歩いてしまいました。

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おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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