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お遍路さん(その18)39番延光寺~40番観自在寺

39番延光寺~40番観自在寺

区切り遍路伊予の国 第1回 2日目

12月22日(日)
昨夜は20時頃寝たのに今朝は0500くらいに目が覚めましたがな。
疲れていたんだろうなあ。
頼んでおいたので0600に朝食を出していただいた。
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卵は生なんですが、ご飯は昨夜の残り。
なんかお粥の卵かけご飯を食べているようです。

0630 
まだ暗いなか出発する。さすがに寒いね。空には星がまたたいているので
今日は晴れでしょう。
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リュックには反射板、手にライトを持って安全対策は万全! のはず。

宿毛に向かう国道は、まだ車の走行もあまりない。
所々地面が白い・・・霜がおりている。寒いはずだ。
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防寒対策をしっかりしているんですが、上り坂になると身体が温まってきて
かえって暑く感じてくる。汗をかいてくると上着を一枚脱いで体温調節を
しなければ、休憩のときに身体が冷えてしまう。これは冬季の山登りと同じやね。

0758
宿毛市内に入る。
ここも古い町で、見どころが沢山あるのですが、先を急ぐ。
それでも興味深い看板や店に目を奪われる。
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これは醤油を作っているんかな?

松尾峠に向かう山道に入っていく。
だんだんと高度が上がっていくが、まだゆるやかな坂道なので登り易い。
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宿毛湾が一望できる場所に着いた。景色の見えるところで写真を撮っておくことにする。
いままでの経験から「峠」というところは見晴らしがあまりよくない所が多い。
そりゃそうやね。
わざわざ街道を、山頂を通る道を作る必要はない。

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道の両側にはブンタンやミカンの畑が広がる。
青空に黄色のコントラストが美しい。いかにも四国の道という雰囲気です。
ああ、食べたいが「不偸盗(ふちゅうとう)」の戒めを守らなくてはならん。

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ああ食べたい盗ってはいかんという気持ちが交錯しつつ歩くと
道の脇にたくさん屑みかんが捨ててある。
おおっこここれは。
捨ててあるものを拾ってもバチは当たらないだろう。
なるべき綺麗なものを選んで、皮を剥く。ちょっと固いかな?
かぶりついたら、甘い、やっぱり甘いぞ!

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峠に向かう道はわしのほか誰もいない。冬の山道は、ヘビもいないし、
暑くないのが気に入っています。それに四国は天気もいい。
汗がにじんでくるが、それも気持ちいい。

1100
松尾峠着。山頂には松尾大師堂があるが、中身はないらしい。
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ここで先日延光寺で会った女性がお弁当を使っていた。
峠なのだが視界はよくない。宿毛湾を見るには300m登ったところに
藤原純友城址があって展望台があるらしい。

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大師堂跡の先に、土佐と伊予の国境を示す石碑が建っていた。
「修行の道場」の土佐を終えて、いよいよ「菩提の道場」伊予に入る。
う~~ん。感慨無量やなあああああ。
自分の歩みを確認できるのは励みにもなるよ。
一番札所から700kmくらい歩いてきている。

峠の下り道は伊予の国なんですが、
こっち側は遊歩道のように整備された道になっている。
すこぶる歩きやすい。
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すると先を歩いて行った彼女が道を戻ってくるよ。
「純友城址に展望台があるって書いてあるんで、行ってみます」
お疲れさまです。行ってらっしゃい。

旧一本松町にある神社脇の休憩所でトイレを使わせてもらう。
このあたありにはこういった休息所を兼ねたトイレがあちこちに建っている。
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建っているということは、管理をしてくれているということです。
地元の人たちでしょうね。感謝
野宿遍路も使っているらしい。備え付けのノートを見ると、12月2日に
泊まった人も居る。
わしもやってみたい・・・が、寒いやろうなあ。

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里に下りる道の脇には松尾大師堂がある。
ここも綺麗に整備されている。四国の人たちはこういった物に触れる機会が
多いんでしょうね。自然と神仏を大切にする気風が醸成されているのでしょうか。

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一本松町の道を歩いていたら、向かいから来る若者が
わしの前で立ち止まり、
「これで温かい飲み物でも買ってください」
とお接待されました。その辺のあんちゃん風の若者です。
思わず合掌して受け取りました。あんちゃんも合掌しました。
足摺岬を廻った頃から、お接待に対し、素直に合掌できるようになりました。
「祈り」というのは誰もが持つ自然の心なんじゃないかと思います。
「あそび遍路」という本を書いた東大医学部精神科の熊倉伸宏教授が
「『歩き』と『祈り』は一体なのだ」と言っていた。
遍路は歩きつつ祈る。歩くことがきっかけとなって祈りの心を励起させられるのかも
しれない。
宗教の壁をいともたやすく越えてしまう。

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工務店の広い庭先に通夜堂(無料宿泊所)を兼ねた休憩所があるよ。
こういった手作り感が温かみを増している。
薪ストーブもある。泊まってみたいなあ。
ガラスに写っているのは、わし。心霊写真ではない。

こういった風景を楽しみつつ、僧都川の堤防の道を進む。
わしの苦手な風景の変わらない一本道です。
5kmくらい続くんじゃないだろうか。
こういったとき、歩数を数えて目安にしたりする。わしの一歩が約75cmなので
100まで数えると750m、600くらい数えると5kmのはずなんだが
疲れていて歩幅が狭くなると全然足りない。がっくりくる。

そろそろあの橋を渡ったら四十番札所の観自在寺だろう・・・・
ウオーキングしている人たちが
「お遍路さん、あの橋を渡った先が四十番さんだよ!」
と次々と教えてくれる。みんなお遍路さんには親切ですね。

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門柱と立派な松が迎えてくれる。
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四十番札所 観自在寺到着 スタートから27.8km

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ここは一番霊山寺から最も離れた位置にあるらしい。
「四国霊場の裏関所」と呼ばれているそうです。
煩悩まみれのわしはこの関所を無事に過ぎることができるでしょうか??
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十二支守り本尊がずらりと並んでいる。
わしは子年なので、千手観音様です。

参拝を済ませて携帯電話を見てみたら着信がある。
今日の宿泊先城辺ビジネスホテルからだ。
宿泊確認かな?かけ直してみる。
「もしもし、今日宿泊のアダチです」
「アダチサン、キョウネ、ワタシイマカラデカケルヨォ」
「え?いないの?じゃチェックインは?」
「カギ、アケテオクヨ。アシタマデイナイカラァ、オカネオイテオイタライイヨォ」
「はあ、それではオネガイスルヨオ!」
どこの国の人かな?

観自在寺からホテルまで道を2kmくらい戻るヨオ。
ツカレテ面倒くさいカラァ、門前町にあるタクシーを使うヨォ。
それでも2区間料金くらい走ったかな。
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1614
本日の宿泊先城辺(じょうぶ)ビジネスホテルに到着
ここは素泊まり(3000円)なので、
食事は近所の食堂で「味噌ちゃんぽん」を食べる。
体が温まっていいよ。
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明日の朝食と昼食は、近所の食料品店で買い込む。
夏と違ってあまり汗はかかなかったので今日は洗濯なし!
することもないので1930頃に寝てしまいました。
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おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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