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おきらく遍路修行の旅 13巡目結願 71番弥谷寺~88番大窪寺、60番横峯寺 令和2年6月19・20日、24日

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コロナにおける県をまたいでの規制が6月19日から解除されるとか。
わしはたまたま6月18・19・20日が休みなので
フライングして18日に四国入りしました。
お四国を守護する自粛自警団の諸氏から制裁をうけるかな??
ごめんなさい。

3月から行けなかった分の穴埋めなので、順不同になります。


6月18日(木)
雨はしとしと降っています。梅雨なのであたりまえ。
久々に雨着を着ての遍路です。

今日は弥谷寺麓の「ふれあいパークみの」に泊まるだけの予定でしたが
娘が二人目を妊娠しているので、
金倉寺の訶梨帝母尊(おかるてんさま)にご挨拶にいかねば。
と思いついて、JR「金倉寺駅」で降りて雨の中金倉寺へ行く。
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本堂に住職(副住職?)さまがおられて、安産のお守りの事を訪ねたら
訶梨帝母堂へ案内してくださり、中にあげていただけました。
お供えのザクロジュースを供え、五体投地礼で安産祈願をする。

娘の初産のときも逆子で案じられたのが、直前で正常分娩になったのは
おかるてんさまのおかげ、と感謝しております。
今回もよろしくお願いいたします!
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お供えはザクロなんですが、本邦ではなかなか手に入らず、
お寺では輸入品をお供えしているそうです。

安産のお守りとご祈祷済みのお米も頂戴し、
心満たされ、足は軽い。道隆寺まで行こうかな?

雨の田園、住宅地を歩む。
今日はいつもと違う道を歩こうかな?と思い
少しだけ別の道を選ぶと、葛原正八幡宮さまの正面の道に出た。
ここの石垣が面白い造形ですね。雨に濡れているのもいい。
スマホを取り出すたびに濡れてしまうが、この景色を記録に納めたい気持ちが勝る。
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道すがら、ノウゼンカズラの鮮やかなオレンジ色が目に焼きつく。
実は最初この花の名前がわからなくって、駅でスマホで調べました。
本当に便利な世の中になったものです。

さて道隆寺間近、いつもの家の前を通ります。
錫杖の音高らかに、ゆっくりゆっくり歩く。
家の前を行きすぎてしまい、もういちど引き返して歩く。
お声がかからない。
ああ、今日は御縁がなかったかな?と諦めかけたとき、
家の中からお父さんが傘をさして出てきました。
「おへんろさぁ~ん、雨の中ご苦労様です!」
おおっ南無大師遍照金剛
今日も御利益いっぱいのお地蔵さまを頂けました。

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道隆寺で雨着を脱ごうとしたら、あれ?
いつもの建物がない・・・
工事中でした。何になるのかな?

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「多度津駅」まで歩いて、そこから「みの駅」までローカル線で移動します。
靴が雨に濡れてグショグショいい、列車の冷房が寒く感じました。

「みの駅」で降りて弥谷寺まで約3km、正面の雨に煙る山を目指して進みます。
誰にも出会わない、雨の遍路道です。
「ふれあいパーク里みの」までたどり着いて
荷物を預けようと思いましたが
まあいいや、このまま登りましょう。
弥谷寺駐車場には県外ナンバーの車が数台停まっていますよ。
彼らとはどこかで行き会うかな?

雨の降る石段を登るときには視線は下向きになる。
黙々と登る。
いつもながら札所の階段を登るときはそれほど辛くはない。
本堂近くになると雨脚は益々激しくなり、
破れ笠から雨が滴り落ちてきます。
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本堂から降りるとき、磨崖仏の阿弥陀さまと目が合いました。
なので、左の階段から降りることにします。

大師堂へあがるには靴を脱がなければなりません。
下足場で靴下を脱いで絞ったらビタビタと水が滴る。
裸足になって堂内にあがる。
最近五体投地礼にも慣れてきて、
板の間でも膝小僧が痛くなることが少なくなってきました。
ゆっくりと、穏やかな気持ちでやればよいのだと考えます。

さて御朱印をいただき、下足場まで降りてきて靴下をはき、
靴を取り出していると
下のほうからお寺の犬がワンワンと吼えてきます。
「?」
気にせず靴を穿いて出かけようとしたら・・・・

リュックを忘れていました。
あわてて靴下を脱いで大師堂の中に戻る。

持ち帰ったリュックを背負って
「すまんこってす。ありがとうございます」
と犬にお礼をいったら、すました顔でこっちを見ていました。

お宿にチェックインして早速洗濯は歩き遍路の常識です。
浴衣の下には何も着ていません。
そのまま温泉に直行!
「う゛ぁ゛~、生き返る」

夕食にキンキンに冷えた麦泡般若湯をいただき
洗濯を部屋に干したら、もう轟沈してしまいました。




6月19日(金)
さて今日から県外移動の解禁日です。
乾パンとカロリーメイトの朝食をボソボソ食べて
6時前にお宿を出ます。
弥谷寺から山道を歩きたかったんですが濡れた山道は滑りやすくて危ないので
安全な国道を辿る事にしました。
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道すがら、ビワの実が色づいています。
栽培のビワと違って果肉は少ないが味は変わりません。
種をペッペと吐き出しながら歩く。

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72番出釈迦寺では、描きたかった絵の題材に出会うことができ、
帰ってから早速描きました。
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雨もだんだんと小降りになってきました。
それでも雨着は脱げません。
札所の休憩所でポンチョを脱いで、本堂・大師堂へは濡れながら行きます。

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ちょうど田植えの季節でしょうか。
水田には稲の苗が綺麗に植わっています。
オタマジャクシを見ないのは、まだ孵化していないからか。
やがて訪れる水田とカエルの鳴き声には、激しく郷愁をかきたてられます。

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ヤマモモの木を庭に植えたいのですが、家内に反対されるでしょうねえ。
これ以上木を植えると庭がなくなる・・・

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74番甲山寺の本堂・大師堂にはコロナ撃退の祈願文がありました。
コロナウイルス撃退除災招福祈攸
コロナウイルス撃退除災招福祈攸
コロナウイルス撃退除災招福祈攸

善通寺門前の「三村のパン屋」さんで、念願の「大師モチパン」を買いました。
善通寺生まれの讃岐モチ麦を使った血糖値の上昇を抑えるパンだそうな。
前から気になっていたんですよね~。

パンを齧りながら歩く。

カタパンも買うのを忘れずに・・・

「善通寺駅」から一気に「高松駅」まで移動する。
琴電に乗り、「高松築港駅」から「八栗駅」で降りて
五剣山を見ながらロープウエイ駅に行き、そこから八栗寺へ行く。
紫陽花の花が綺麗ですね。
ここにいたると雨は粉糠雨になっています。
雨着を着るほどではない。

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85番八栗寺
境内は菩提樹の花の香りが満ち満ちていていい気分です。

聖天堂に上がりたかったのですが、
足元が濡れていたので無理に靴下を脱いでまで上がる気にはなれなかったので
お供えのお酒を供えて外からお勤めをしました。
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帰りは山道を降って「八栗駅」まで行き、そこから琴電で「志度駅」まで行きます。
駅を出たら雨があがって青空さえ見えています。
龍神さま、ありがとうございます。
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さて、志度寺の参拝を終えて今夜のお宿は高松駅前のビジネスホテルで
高松まで戻ります。
その前に・・・「琴電塩谷駅」前にあるうどん屋さんに寄っていこうと
電車を降りたら・・・ああっ
うどん屋さんは台湾料理店になっていました。
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がっくりと駅に戻り、次の列車が来るまで呆然と待ちました。

結局高松まで戻ってきて、いつもの「徳島ラーメン」でラーメンライスを食べました。
何故に讃岐で徳島ラーメン?
自分でもよく判りませんがな。



6月20日(土)
コロナの影響で、ホテルの朝食もお弁当だそうで、
でもこのほうが有難い。
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0630から貰えるので、それ持って目の前の「高松築港駅」に行き
駅のベンチで慌しく食べる。
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0647に列車は出発、0724に「長尾駅」に到着

87番長尾寺には多くのクルマヘンロさん達が来ています。
大体夫婦連れが多いね。
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納経所には気になるものが置いてある。
厄除けのためにひとつ買い、厄を祓いました。
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ここから今日はバスで大窪寺に行きます。

近くの「大川バス本社バス停」に行き、0844発のバスに乗るが、
まだ40分くらいあります。
境内のベンチでしばらくボ~ッとしてから、バス停に行くと
老遍路がいました。
関東から来ている78歳、歩きの10巡目
彼は絵描きだそうです。毘沙門天様の見事な絵をスマホ画面で見せてもらいましたが
残念ながらプリントしたものは皆配ってしまい、手元に残っていない。

納め札交換をしたら、
彼はわしのオリジナル納め札を八栗寺で見た、といっていました。
そういえば昨日八栗寺で姿を見かけたような気がする・・・

バスの待ち時間、大窪寺までのバスの車内
色々な話を聞かせていただきました。

「実は私は僧侶なんです」
4年前に6番安楽寺で得度をしたそうです。
恐る恐る費用を聞いてみたら大先達昇補よりは安いようです。

わしは、遍路が行き着いた末に得度をする人を見てきた。
そして彼らから受けた印象は「自己満足」
ただ僧侶の格好をして得意になっている沙弥じゃんか、
自分は決して得度はすまい、と考えていました。

ところが彼は自然体です。
自分自身のために得度したと言っています。
特に親寺に縛られているわけではない。ひたすら自分のための修行
それならば得度しなくても修行はできるじゃん、
いやいや、僧であるかないかで自分の根っこが違う。
心構えが違う。
彼の話を聞いていてそう感じました。
「得度するならば早いほうがいい」
と言われました。

これって、言われるべくして言われたのでしょうか。
四度加行をして阿闍梨にならなければ真言僧とは言えないのではないか?
そう思い込んできました。

ここにきて心が揺らいでいます。

お大師様の引き合わせでしょうか。
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大窪寺では淡々とお勤めを済ませて
やってきたバスに乗り、「JR志度駅」まで行く。
老遍路も一緒です。
1番に戻り、霊山寺に結願報告をしたのちに高野山に行く予定だそうな。

彼は途中の「志度バスストップ」で降りたかったそうですが、
うまく運転手に伝わらなかったようです。
高速バスのチケットを買っていなかったので、
霊山寺に行くならば「JR志度駅」~「板野駅」~「板東駅」の
コースをお勧めしました。

わしは、「JR志度駅」から大坂に帰る。
翌日の日曜日は仕事なのです。

13巡の残りは60番横峯寺のみ。それはまたのちほど・・・



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6月23日(火)
仕事を終えて勇んでお四国へ行く。
列車を乗り継ぎ「伊予西条駅」で降りる。
駅前の「ホテルオレール西条」に2連泊です。
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6月24日(水)
0747発の「ロープウエイ駅・西之川」行きバスに乗る。
登山者らしき人たちが一緒に乗り込んできますね。

「伊予西条駅前」~「ロープウエイ駅」55分1020円
山道を揺られて、ロープウエイ駅に着きました。
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今日のお目当ては、64番前神寺奥之院と、成就社参詣なのです。
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奥之院は7月からの山開き直前なので納経所も閉まっていて天狗様の御朱印は頂けません。
ま、いいか。
早くも蝉の鳴き声が聞こえてきます。
今日は晴れていて、本当に気持ちがいい。
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成就社境内もほとんど人はいません。
登山者は次々と登山道に向かって歩いていきますが、わしは今日は
登山の予定ではないので、また次回・・・
春か秋に登ってみようかと考えております。

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ひとり山麓まで降りてきて、1時間半後のバスを待っていると
麓の土産物屋のおじさんが話しかけてきました。
当節登山客も激減して閑を持て余しているのでしょう。
いろんな話を聴かせてもらえました。
おかげでバス待ちの時間を退屈せずに過ごすことができましたがな。

「ロープウエイ駅」~「横峯登山口バス停」27分610円
横峯登山バスに乗るが、乗客はわしひとりです。
30分くらい揺られて山上駐車場へ。
いつもならば、20分くらいで戻ってこなければバスは出てしまうのですが
今日は「参拝から戻ってくるまで待っています」
おおっありがたや。
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予定にせかされることもなく、ゆっくりとお勤めができます。
ここは本堂・大師堂・聖天堂でお勤めがあるのです。
これで13巡目結願となりました。

余裕を持って駐車場に帰り、下界まで降ります。
「横峯登山口バス停」~「伊予西条駅前」27分620円
しかし次のバスは1544です。
2時間近くあるなああああ。
歩いて下ってもいいのですが、今日は時間を贅沢に使いましょうかね。
山の中のバス停に座り、本を読むことにしました。
ああ、なんとゆったりした時間でしょうか。

予定に追われて慌しく遍路ばかりしているので、
こういう時間を持つのも大切です。

やがてやって来たバスには朝一緒だった登山者も乗っていました。
無事に山登りができたのでしょうね。

連泊のホテルに転がり込み、速攻で洗濯を済ませて
コンビニ弁当と麦泡般若湯をいただいて寝ました。

6月25日(木)
今日は帰るだけの日です。
「伊予西条駅」は目の前なので、0712の列車に乗って早めに帰ってきました。
土日は仕事です。

これで13巡目のお遍路旅も終了
コロナの影響で予定どおりこなせるのか心配でしたが
それは杞憂に終わり、無事に終わることができました。

さて、14巡目は自分にとっては転機になる時期です。
60歳を契機に今の仕事を辞めて四国に移り、
一層お遍路に深く関わって生きていく予定です。
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私は4年前に逆打ちをし、2年前に安産祈願で数カ寺を訪れました。
とても楽しく、そして懐かしい思いでブログ拝見いたしました。
四国に移住、そして得度も考えてらっしやるとかで、色々参考にさせて頂きたく次の更新楽しみにしております。

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コメントありがとうございます。
還暦を迎え、自分には今日と明日しかない、
との思いを新たにいたしました。
前向いて進んでいきます。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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