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おきらく遍路修行旅13巡目 44番大宝寺~53番圓明寺 令和2年4月3、4日

「新型コロナ感染拡大に伴う・・・」
がテレビでの合言葉となっており、世の中コロナで騒々しい。
自粛自粛と騒がしい。
確かに感染拡大を防ぐためには三密を守り不要不急の外出は避けるべきです。
だが、疫学的基礎知識のない人がテレビの表面的な報道内容を鵜呑みにして
素人がしたり顔でお説教をしてきます。

何が何でもダメ!・・・本当に?

ウイルスと細菌の違いを解っています?
大きさは?マスクでは防護できるのか?
自己を増殖させるシステムの違いについて知っているのかい?
ウイルスの標的細胞については?
PCRって何やるか知っています?

「心配」して郷里から母親が電話してきたので疫学の説明をしたら
「ああ、お前は理屈っぽい・・・」
と言われた。素人にそんな事を言われる筋合いはない。

ちょうど10年前、「トリインフルエンザ」で世間は大騒ぎした。
我々医療従事者は淡々と業務を遂行していたのですが
上官が大騒ぎして詳細な対策案について計画をつくれ、と命令して
社会的隔離の方法、連絡手順、健康管理チェックシート
患者の隔離エリアの設定、配食方法、導線の設定
日本の何処でもそんな計画を立てていないのに、自分の所だけ詳細に作った。

結局空振りに終わり、一安心だったが
その時の経験、知識の蓄積が無駄ではなかった。
今回のコロナ騒動で役立っています。

どうすればいいのか、今の段階で自分に出来ることはなにか?
冷静に判断できるようになりました。

わしが怖いのは集団ヒステリーが起きること
たとえば四国県外の車に嫌がらせしたり、排除しようとしはしないか。

今回の旅も四国の偉い遍路の方々から「四国には来ないで・・」
と後で言われた旅でした。

おっと、こんなことを書くと各方面のお偉いかたがたからの
「ムカツク!」「生意気だ!」「みんな非難しているよ」
炎上の嵐が吹きすさぶ。

剣呑、剣呑

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4月3日(金)
前日松山入りしていたので、
「松山駅前バス停」0650発久万高原行きバスに乗って
「久万中学校前バス停」に行く。
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運行時間が変更になっていて、以前よりも30分遅くなってしまいました。
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44番大宝寺参拝後、門前の「すごうさん」へ行く。
大宝寺の山号は「菅生山」なので、それに由来するのか?
と聞いてみたら、この辺の地名が「菅生」というので、
そこにあるお店で「菅生さん=すごうさん」だそうです。

ここで作っている「やいと饅頭」蓬の葉をたっぷりと皮に使い
程よい甘さの餡を包んで蒸し揚げる名物お菓子で
朝早く行くと、蒸しあがりをいただくことができる。
蓬の香りが鼻をくすぐり、餡の甘さが舌で広がり
「ああ・・・幸せ」なお菓子でした。

「おはようございます~!」
と元気よくお店に入っていくと、まだお目当ての饅頭はない。
「あ、まだできていないっすか?」
「いやあ、もう作るのやめたんですよ」
「ええっ!」

香りと甘さを楽しむ事ができる、
この饅頭、もう楽しむ事ができないのか。

1秒間だけ感傷に浸ったのち、
かねてより約束の絵を渡しました。
わしが描いた四国八十八箇所の絵を、ここの店に置いてくださるというので
A4版に印刷した絵を数枚持ってきたのです。

やいと饅頭の感傷に浸りながら道路を歩いて岩屋寺へ行く。
八丁坂越えは、最初の歩き以来していないなあ。
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道路沿いにある「旧遍路道」の看板に吸い寄せられながら歩む。
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途中の桜の花や、湧き水に心を潤されながら歩む。

朝、30分遅れて出発すると、30分遅れて到着する。
これは当たり前。
しかし歩みを速めると疲労も増して遍路歩きを楽しむ事ができない。
なるようになるさの気持ちでいこう。
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今日も久万高原のお接待所をやっている「カヨちゃん」が迎えにきてくれました。
45番岩屋寺の参拝を済ませて、お迎えの車に乗り込む。
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コロナの影響で、三密を避けるため車の窓は開け放つ。
ちょっと寒いが、それは仕方がない。
久万美術館下の物産館にある喫茶で、親子丼をご馳走になりました。
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食事を終えて並んである土産物を見てみたら、
子供用アンパンマンマスクが売ってありますよ!
早速孫娘たちの分を買いました。
後日送ったら大喜びされたそうで、ジジイカンゲキー。

このあと、「すごうさん」に寄ってしばし世間話
戸を開け放し、2m離れての会話
かよちゃんと女将さんの交わす、
地元の人しか知らない札所の生々しいお話を仕入れることができました。
かなり生々しい・・・・
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かよちゃんのお接待所に移動し、お菓子やらコーヒーをいただく。
寒いが戸は開放されています。
カヨちゃんは長年医療の最前線で活躍されていた方で
医学に関する知識と経験は半端ではない。
コロナについても、そこらへんの半可通よりも的確な知見を持っている。

ここから30分歩いて本日のお宿の「桃李庵」に行く。
今日も久万五郎さんはお元気です。

久万五郎さんはミリタリーマニアで、
わしが来るのを待っていて、いくつか質問を用意していました。

「江田島はいつ行っても見学できるか?」
「ミサイル防空システムで本当に撃ち落す事ができるか?」

などです。
今は見学中止になっていることや、
イージスシステムで管制された短SAMや、更にCIWSなど
自分の知っていることだけ説明しました。

あとはとりとめのないお喋り・・・
コロナによる休業補償の手続きの煩雑さ、
桃李庵開店当初に起きた不思議現象などなど。



4月4日(土)
楽しみにしていた坂本屋の雛祭りも中止になっているので、
三坂峠を降るのはやめて「塩が森バス停」で降りて
そこから浄瑠璃寺まで一気に下ろうと計画していたら
久万五郎さんが浄瑠璃寺まで送ってくださるとか。

おおっ

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

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6時30分くらいに46番浄瑠璃寺に着きました。
いつもは先を急いでいたので余裕がなかったんですが
今日は早朝の境内を散策する事ができました。
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春の花の咲く松山の遍路道を気分よく歩く。
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別格文殊院・・・八塚古墳群

が、ふと気になって
今夜お世話になる石手寺通夜堂・・・果して泊まることができるか?
電話してみたが、出ない。
札始大師堂で休憩したときに電話したら、やっと出た。
「あ、あの~、今夜通夜堂を使わせてもらいたいのですが」
「ああ、住職が閉鎖するように、と言ったんですよ」
「ええっ!」

感傷に浸る間はない。
スマホでホテル宿泊検索をしたら、おお、あったあったよ。
結構あったよ。それに安い。
いつもの4割は安いよ。
やはりこの時期、キャンセルが多いからかなあ。

なんとかJR松山駅前にお宿を確保できました。
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足取りも軽くサクサクと進む。
札所は閑散としていると思いきや、結構車がいますよ。
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各札所の桜を楽しみつつ、
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石手寺に来た。

境内に人は居なさそうに見えて、結構居ます。
大師堂横の鬼子母神様のところには安産を祈願する夫婦が
ひきも切らず訪れています。

久万五郎さんに送ってもらえたおかげで
いま正午です。
この勢いで52、53番をやってしまおうぞ。
「石手寺前バス停」から乗って「JR松山駅前バス停」に移動する・・・
はずが、逆方向に乗ってしまい、途中で気がついて乗りなおす。
時間がたっぷりあるんで慌てない、慌てない。

松山駅前から運転免許センター行きに乗って「片廻バス停」で降りて
52番までテクテク歩く。
人通りが多いか少ないか、それはわからない。

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手水はコロナのお陰で使えない。
この時点ではまだ各札所の対応はマチマチです。
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圓明寺まで歩いて、今回の旅はここまで。
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松山のホテルに帰って寝ました。

4月5日(日)
朝早くの列車に乗って岡山経由で新大阪に帰ってきました。
いずれも列車内もホームも人影はありません。
列車内は絶えず喚起しているし、いわゆる「三密」は保たれていました。
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この先、状況は更に悪化の一歩を辿るのですが・・・

しばらくお遍路もおあずけです。
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Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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