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おきらく遍路修行の旅 13巡目 65番三角寺~67番大興寺 令和2年3月7・8日

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半年で一周する遍路予定計画は、昨年余分に多く廻った影響で、
2か月ほど前倒しで進んでいます。
ここに至ってはガツガツと廻らず、余裕をもってお遍路をするように心掛けることにします。
しかし、そうはいっても従来どおりガツガツとやってしまうのかなあ。

3月7日(金)
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新大阪始発の新幹線に乗って岡山駅に着くと、
四国方面のホームに夜行列車が居座っていて「遅延」の文字が電光掲示板に見える。

おや?またしても四国行きが遅れているのかなあ?
通勤通学の足である「快速マリンライナー」の発車ホームが変更されている。
いかん、「特急しおかぜ1号」も遅延するのか?
不安を抱えたわしは、とりあえず発車するマリンライナーに乗り込んだ。
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車内はいつもは通勤通学客でごったがえしているのに、座席に座れるよ。
なぜか?
それは学生がいないから。
新型コロナウイルスの影響で軒並み休校になっているせいです。
卒業式も無観客状態で実施されるし、入学式の開催も危ぶまれています。

それはさておき、
このままマリンライナーで「坂出駅」まで行って松山方面行に乗り換えるか悩んでいたら
車内乗り換え案内で、
「松山方面に行きたい人は『児島駅』で特急しおかぜに乗り換えです!」
とアナウンスがあった。
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おおっ遅延はないようだ。
「児島駅」で降りてしばらく待ち、やってきた「特急しおかぜ1号」に乗り
瀬戸内海を渡り、無事に「観音寺駅」に着きました。
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駅前の「観音寺市コミュニティバス停」から0852発の五郷高室線マイクロバスに乗る。
あらかじめ運転手さんにお遍路さんということを告げておくと
「谷上教育センター」手前の遍路道で降ろしてくれます。

ここから雲辺寺ロープウエイ駅まで約4kmの山道を歩いて登る。
のどかな山の集落を歩いていくと、
もう春なのかなあ?鶯の声も聞こえてきます。
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しかし気温が冷たい。手がかじかんでくる。
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寒いながらも登り路だと身体が温まってきて、さらにうっすらと汗ばんできます。
汗で濡れた服のまま雲辺寺山頂にいくと汗が冷えて寒いやろうなあああああ。
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ロープウエイに乗ったら、目の前に座っている女性から声がかかった。
「歩き遍路ですか?」
「あ、はあ」
「もう何周も廻っているんですよね?」
「あ、はあ・・いささか」

輪袈裟の「権中先達」の印を見たら少なくとも6周は廻っているのが分かるはず。。。

皆が分るという訳ではない。

始めたばかりのお遍路さんはよほど勉強していなければ
「先達」の存在とか、何周廻ると資格を得るのか、
そんなことは知ったこっちゃない。

現に昨年弥谷寺で、お遍路ビギナーのおじさんから
「もう般若心経覚えたか?」なんて言われました。

知らぬとは恐ろしいことで
彼らもお遍路の経験を積んだら初心の頃の失礼と思われる発言について気づくでしょうね。

ついでだから、歩き遍路の印である赤バッチについても気づく人はほとんどいない。
ツアー、車遍路さんは当然赤バッチについて知らない。
50周100周廻っても知らないだろう。
「そんなこと知っているけど」
とむきになって言う人もたまにはいるでしょうね。

また、アドベンチャー歩き遍路のおじさんたちは一周廻ってそれでおしまいなので
赤バッチをもらってもそれで四国には来ないし、
更に歩きを何回もする人は少ない。

ですからごくまれに「あ、赤バッチの先達さんですね」といわれると嬉しい。

まあ、歩きでも車でもツアーでも、
どれが偉くて偉くないかを論ずるのはナンセンスです。
大切なのは、いかに真摯にお遍路に向き合うか、です。

顔つき、姿かたちが違って見えます。
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閑話休題


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やはり雲辺寺境内の日陰になる部分は白い。
気温0℃ですって!
おお、寒い寒い。
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本堂の扉も閉まっています。石造りの千手観音様を拝めないのは残念至極であります。

下界に降りてきたら、少しは暖かいですね。
ここから67番大興寺まで約10km、歩いて降ります。
昼食の時間を省略するため、乾パンをポケットに入れて齧りながら歩く。
時々喉が詰まるので水が必要です。
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住宅街の道路をひたすら歩くのはつまらないですねええええええ。
こんな時は携帯ラジオがお供です。
電波の伝搬状況とかで聴くことのできる局は限られますが、
それでも思いがけず興味深い番組で出会えるので楽しい。
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いい加減疲れてきたころに67番大興寺に着く。
駐車場には大型バスが到着し、大きなカバンを抱えた人が小走りに駆けていく。

さてさて、混雑を避けて大師堂からお勤めをしようかね。
本堂のお勤めも済んだころ、もう一組ダンタイサンがやってきました。
その様子を境内のベンチに腰掛けて眺める。
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なぜ眺めていたか?

それは時間が余ってしまったから・・・・
計画ではここから500m離れた「大興寺口バス停」からコミュニテイバスに乗って「豊浜駅」
まで行く予定なんですが、まだ2時間余りある。
時間がないよりもあったほうがいい。

さてどうしようかな?
じゃあ少し歩くか!
先へ先へ、バス停を眺めながら国道を歩くが、コミュニテイバスは住民の多い路線を走るために
時々路線が脇道にそれてしまう。
(あれ?バス停がなくなった・・・)
時々心配になってスマホの地図アプリとにらめっこしながら歩く。

足が疲れてきた。
バス停を国道上に再び発見してひと安心

もうこの辺でバスを待つか・・・あと30分
バス停わきにしゃがんでぼ~っとしていたら、
向かいのお店の人から有難いお接待をいただきました。
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南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

時刻どおりやってきたバスに乗ってJR「豊浜駅」に行き
そこから「伊予三島」まで移動する。

今夜のお宿は伊予三島の民宿「大成」です。
ここは3部屋しかないのですが、女将さんと料理がとてもいいところです。
わしは、なるべくここに泊まれるように予定を組んでいるのです。

今夜の宿泊は、歩きのわしともう一人、素泊まりの車遍路さんです。
しかし、夕食の時間になっても、歩き遍路さんは来ません。
せっかく用意した食事が無駄になってしまいました。
人に迷惑をかけては遍路の意味がありません。
また、社会人としても常識外れの所業であります。
予約をすっぽかす人は満願してもご利益はない、と断言します。

今日は真面目に歩いたので美味しい夕食と僅かの麦泡般若湯を頂いたら
猛烈に眠くなってきて、8時前に寝てしまいました。
途中おしっこに一度起きたのみで翌朝5時まで眠りこけ・・・・



3月8日(土)

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6時半に朝食を頂きました。
車遍路さんは既に出発したようであります。

ここの卵焼きが美味しいんですよ!

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また次回の宿泊を約して、
お宿向かいの「三島口バス停」0747発のバスに乗って
「三角寺口」バス停で降りる。
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ここから山道を歩いて1時間です。
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山里に咲く梅の花の香りを楽しみつつ、
心地よい冷気の中を歩いて登ると汗ばんできます。
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さて帰りのバスは1252なので、3時間ほどある。
三角寺でゆっくりゆっくり過ごそうかね。
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ここの弁天様はとても強い力、と聞きますが
凡人のわしには何も感じられない。悲しきかな、悲しきかな。

日陰だと寒いので、日の当たる大師堂脇の濡れ縁に座り込み、
じっとしていると眠気がやってきてうつらうつら・・・・
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なんとも心地よい時間を過ごすことができました。

あとは予定どおり「寺山口バス停」まで降りて「伊予三島駅」へ行き、
列車に乗って岡山~新大阪と無事に帰ってきました。
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いつもは外国人観光客でごった返す新大阪駅も、土曜日というのに閑散としていました。
この状況はいつまで続くのでしょうか?

次回は五色台、善通寺市内遍路です。
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Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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