FC2ブログ

おきらく遍路旅 12巡目 先達大会 令和元年9月11日(水)

he12-8a-01.jpg
昨年平成30年の先達大会は、台風の直撃で直前に中止となり
予定していた薩摩琵琶奏者の黒田月水さんの公演もなくなりました。
CD販売ブースでのお手伝いをする予定だったのですが、残念

今年こそは、と期待していましたが
去年の会場キャンセル代金支払いにより赤字になり、今年は呼べないとか・・・・
ああ、楽しみが半減してしまった。

先達大会は9月11日の平日に開催されるため、半年前から職場に休みを申請していました。
そのおかげで当日と翌日の2日間休みをいただきました。
では次の日はお遍路できるなあ。嬉しいなあ。

10日(火)に仕事を終えて夕方に高松入りしました。
琴電「高松築港駅」正面の高松ステーションホテルにチェックイン
ここで連泊するのです。
荷物を置いて出かけられるので身軽ですがな。

夕食は、高松なのに徳島ラーメン!
he12-8a-02.jpg



9月11日(水)
早起きしてしまいました。
今日は8時半に会場に出かける予定なので、間が持たないなあ。
コンビニにコーヒーを買いに行き、そのついでに今夜の宴会場の場所の確認に行く。
22番平等寺の谷口住職主催の反省会に参加させていただくのです。

he12-8a-03.jpg
8時40分に会場の「高松レグザムホール」に着くと、
既に会場付近には白衣の集団がたくさん集まっています。
受付は9時からと案内に書いてあったのですが、もう始まっております。
知った顔もちらほら、開催時間までお喋りしながら待ちます。

he12-8a-04.jpg
1000人以上が集まっているようです。
この中に先達業務をされている人は何割くらいいるやろうか・・・
更にその中で歩き遍路は何人いるか・・・と考えていました。

he12-8a-05.jpg
厳かに先達大会が始まり、緞帳があがる。
まずは物故者の法要から。
多くの物故者の名前が読み上げられます。たぶん2年分のやろうね。
壇上の僧侶たちによる理趣経を聴いていましたが、
いまいち音が揃っていないような気がする。
マイクの位置が原因か?

he12-8a-06.jpg
そのあと表彰式
he12-8a-07.jpg
これも平成30年度と令和元年度の分を行う。

それが終わったら、いきなり第一部終了のアナウンスがある。
まだ11時ちょっとです。
これから昼食ですか・・・・
食券持って混雑する受付でお弁当を受け取り、自分の席で食べ始める。
he12-8a-08.jpg

SNSで先達友達が後日指摘していたんですが、
輪袈裟をかけたまま食事をしている先達さんの多いことか!
トイレに行くときにも輪袈裟をかけたまま!
赤いネーム(大先達)をつけた人もいるよ・・・・

先達さんとは、お遍路さんたちの模範とならなければいかん。
いったい何のために先達になっているのでしょうか?
新米先達のわしとしては遺憾に思います。

さて、偉そうなことを言ったわしですが、
黒田月水さんの公演もないことだし、
午後の部は出る気がしなくなったので、近くの札所に行こうかね。

琴電「高松築港駅」から「一宮駅」へ。
暑いねえ、暑いねえ。汗で衣装がぐっしょりです。


本堂、大師堂ではやはり先達大会から抜け出してきた先達さんたちが
お勤めしています。
お作法も、色々ですね。

「読経」といっても経本も持たず般若心経をあげる一団もいれば
妙にお勤めが早く終わる人もいる・・・
お寺で無作法な人に、いちいち目くじらを立てるのは野暮と
真言宗の阿闍梨さまから教わったので、黙っていました。

一宮寺では、大師堂で写経をするのが楽しみとなっています。
ここの雰囲気好きなんですよ。
写経中、気持ちの良い風が吹き込んできて、汗も引きます。
あれこれ心乱れていたのですが、落ち着くことができました。

さて、時間もあるし、屋島寺まで行くかな?
「一宮駅」から「瓦町駅」を経て「琴電屋島駅」へ行く。
道中、やはり抜け出してきたお刀自様二人組と一緒になりました。
70歳と80歳のバス遍路さんです。

「バス遍路さんというと、バスツアーの先達をされているんですか?」
「いやいや、そんなことは全然できない」

ふ~~~ん。

「琴電屋島駅」に着いたら、屋島山上シャトルバスの時間まで20分ある。
「あの~、よかったらタクシー使います?」
「あ、それいいね。3人で割り勘できる」
「じゃ、呼びますか!」

わし1人ではこんな発想でないが、道連れがいるとこういうことができる。
タクシーに駐車場で待っていてもらい、屋島寺へ。

「屋島寺では時間がないから、納経所へ先に行って、灯明と線香だけあげよう!」
「え?そんなんありですか?」
「それでもええんやよ」
「うっそーん!そんなんあかんよ。お大師様が見てるよ!」
「あははははははは」

・・・・・・

またここでもお作法の乱れを実感してしまいました。
彼女らはどういう気持ちでお遍路しているんやろうかね。
ほんと、
「お大師さまが見てるよ」です。
「至誠にもとるなかりしか(五省)」です。

わしは高速ながらきちんとお勤めをしてご朱印をいただき、
タクシーに戻る。

ちょっと気になったこと。
70歳の御刀自様、源平古戦場に行くと気分がすぐれなくなるそうです。
なぜか?
彼女は源氏の家柄と言っていました。それも頼朝の・・・
あれ?頼朝の直系は北条氏によって絶えてしまったんじゃなかったっけ?
それとも傍流が細々と・・・
まあ、彼女が平氏と関わりたくないと言っているので、
それはそれとして聞いておきました。

「琴電屋島駅」まで戻り、お刀自様たちは志度寺まで行くそうです。
わしはホテルに戻って濡れた衣装の洗濯をしたいので高松駅方面に行く。
さよ~なら~。

ホテルに戻り、汗を流してさて洗濯・・・と思ったら
ズボンは今はいている一着しかない。
うう~む、
宴会から帰ったら洗濯するか・・・二次会は遠慮すべきやね。
he12-8a-09.jpg

今夜は5時から高松駅BTの近くの海鮮居酒屋です。
平等寺谷口住職の呼びかけで主にFBの仲間が集まりました。
2時間飲み放題
他の札所の副住職も二人来ていました。
それにベテランの大先達たち。
he12-8a-10.jpg

ビギナーのわしは隅っこで大人しくしていました。
13人の参加者の挨拶、自己紹介、本日の感想などなど。
結構ひとりひとりが時間を食うので、
飲み放題の制限時間近くなってしまいました。
みなさん熱い気持ちを持っているんですねええええ。
he12-8a-11.jpg

参加者の中の方から、
わしの絵を発表する機会を与えていただきました。
わし、自分の絵を積極的に人に見せるつもりはなく、
見せるにしても流れのままに・・・というスタンスを保ち続けてきました。

今回このような話が湧いてきたということは
お大師様から「そろそろみんなに見せろ」
というお告げなのでありましょうか。

宴会は早く始まったので早く終わった。
二次会のお誘いも受けたんですが、今日の汚れ物を洗濯しなくてはいけない。
後ろ髪ひかれる思いを振り切って、ホテルへ帰る。

洗濯機が回っている間は寝られません。
今日は普段の3倍は飲んでしまいました。
自分としては調子に乗って飲みすぎたか?かなり飲んだ。
わし、限界が来ると吐くんですよ。
でも今夜は吐くこともない。
きっと、心と身体の調子が良かったんでしょうね・・・・

部屋中に洗濯物を掛けて安らかに眠る・・・


9月12日(木)
さて、今日は86番志度寺~85番八栗寺、78番郷照寺に行く。
JR「高松駅」から始発に乗って「志度駅」で降りる。
he12-8b-01.jpg
早朝の志度寺境内は誰もいない。
手水舎は修理中なので使えない。塗香を使おうかね。
お正月に金倉寺で買った柘榴香で身を清める。

he12-8b-02.jpg
本堂、大師堂には提灯に火がともされていて、昼間とはまた違った幽玄な雰囲気です。
気分はいいんですが、藪蚊の群れが集まってくるのには閉口します。
なるべく線香の煙が流れてくる方に立ってお勤めします。

7時の納経所が開くまで、蚊に刺されないように体を小刻みに揺らしながら待っていると、
僧侶の方が7時前なのに開けてくださいました。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

今度は琴電に乗って「琴電志度駅」から「八栗駅」まで移動する。
カードを「ピッ」とタッチして構内に入る。便利です。
今わしの持っている鉄道系のカードは関東系の「PASUMO」なんですが、
横須賀勤務中に作っていまだに使っています。

関西でも使えて、バスでも使えることが多くなっているんですが、
JR四国では、改札にカード読み取り機がない駅が多い。
たとえばJR「高松駅」でカードを通しても、
「志度駅」では読み取り機がないので出られないんです。

「新幹線を四国に!」
と言うよりもカード読み取り機を各駅に設置してもらいたいもんです。
22番平等寺には電子お賽銭決済機が設置してありますよ。


閑話休題

今日は平日なので、通勤通学の人々で列車内は賑わっています。
その中にお遍路装束のわしが紛れ込んでいても
誰も気にしていません。さすが四国ですね。
いちど大阪から四国まで遍路装束で旅をしてみようかと考えていますが
修行の足りない自分にそんな真似ができるのでしょうか・・・・

「八栗駅」で降りて改札を「ピッ」と通る。

暑くなってきました。湿気が高いのかな??
このあたりの通りは石材屋さんが多くて、
通りの家には素敵にデザインされた灯篭が飾ってあって楽しいですね。
「むれ源平石あかりロード 」というそうです。
あ、写真は撮っていなかったなあ。今度撮ろう。
夜に撮影できたら最高やろうね。

he12-8b-03.jpg
汗かいて「八栗ケーブル登山口駅」まで来て、
片道切符を買い、車内へと進む。今日乗るのは青の車両やね。
乗客はわしひとり。貸切りやね。

「八栗山上駅」から鳥居をくぐって進み、大師堂から先にお勤めしましょう。
住職かな?僧衣を着た方が、各堂を廻っておられます。
お詣りする場所がたくさんあるので毎日大変ですねえ・・・と思うのは在家の考えか。

he12-8b-04.jpg
リュックを下ろしたベンチの上には菩提樹が青々と葉を繁らせていて
よく見ると丸い小さな実がついています。
先週、菩提樹の実でできた念珠を見たんですが、大きさが違う。
種類が違うんやろか。

he12-8b-05.jpg
本堂の後、聖天堂の内陣にあがらせていただき、
持参のお酒を供えてお勤めしました。
今日は膝が痛くないぞ。五体投地礼が無理なくできる!

山門と鳥居をくぐって、門前の店を覗く・・・アイスクリンはあるか?
「いらっしゃい」
「あ、あの~、アイスクリンはありますか?」
「ありますよ」
「おおっ」
覆いをかけてある容器から出してくれました。
やっぱり暑い日にはアイスクリンやねええええええ。

女将さんとしばらく世間話をしました。
特に聖天様の御利益について。
いろいろと助けていただいていることを話し合いました。
女将さんによると、お遍路さんで聖天様を信仰している人と話したのは初めてだそうな。
he12-8b-06.jpg

お聖天様のお導きでしょうかね。
このあと、トコロテンと麦茶のお接待をいただきました。

南無大聖歓喜天!

下りは歩いて下界まで降りました。

「八栗駅」~「高松築港駅」・・・「JR高松駅」~「宇多津駅」と移動し
目的地の郷照寺まで歩くこと30分
いま、12時前
いつものうどん屋さんに入ろうと思ったんですが
長蛇の列です。さすが有名店ですね。

うどんやはあきらめて、まずは参拝しましょう。

ご朱印を頂き、今回の予定はこれで終了
あとは帰るだけです。
門前の名物「地蔵饅頭」のお店を覗いてみる。
おお、あったぞ!
「いらっしゃいませ」
「あの~、何個から買えるんでしょうか?」
「ひとつからでもかまいませんよ」
「おおっ!・・・すいません。細かいのがなくって・・・」
「いいですよ」
「2個ください。黄粉のついたやつ・・・」
五千円札を出しておつりを頂く。

帰りの列車の中で食べました。
・・ああ、やっぱりおいしいなあ。

今回は先達大会がメインの行事でしたが
色々な人との御縁をたくさん頂いた意義深い旅でした。

色々なところに行って、色々な人と出会う旅はやめられませんなあああああ。
he12-8b-07.jpg

スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード