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おきらく遍路旅 通算12巡目 30番善楽寺~34番種間寺、37番岩本寺 令和元年8月30・31日

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土佐夏遍路第2回であります。

西日本を中心に秋雨前線の線状降水帯が居座り、
九州四国に大雨をもたらしていますがな。
天気予報を何度見ても、前日に見ても高知は大雨の予報が非情に表示されている。

雨の日も風の日も、槍が降っても(槍は降らない)雪が降っても
一年を通して歩き続けているので、動揺することはない。
腹をくくって濡れて歩くだけです。
靴に吹き付ける防水スプレーが大して効果ないのは承知のうえ。


8月29日(木)
仕事をダッシュで終えて阪急~新幹線~土讃線を乗り継いで土佐へ。
アンパンマン列車、孫娘に見せてやりたいなあ。
次の駅が土佐山田になったとき、列車が停止した。
「?」
「・・・ただいま、列車が動物と接触しました」
?( ̄◇ ̄;)?
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車内を車掌が慌しく走り回る。
このまま現場検証などで永遠に停止するのか?

そんな杞憂をよそに、10分くらいで再び走り始めました。
やれ、よかった。
なんの動物なんかな??
「高知駅」に着いたとき、「鹿と接触のため・・・」
のアナウンスがありました。

ふ~~~~ん。

そういえば娘が京都府亀岡市山奥の大学に通っていたとき
鹿が列車と接触して急停止したと言っていた。
いうまでもないが、ここも田舎なんやねええええええ。

無事に着いてよかった、よかった。
小雨の降る駅前を足早に、駅前のビジネスホテルに転がり込んで、寝る。



8月30日(金)さて、起きたら窓の外を見る。
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地面は濡れているが雨音はしない。
0540「高知駅」発の各駅列車に乗って「土佐一宮駅」で降りる。
小雨が降っているが、菅笠でしのげる程度です。
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1.5km歩いて0600に善楽寺に着く。
雨降りの早朝のお寺には誰もいない。

ゆっくりゆっくりお勤めさせていただきました。
他に誰もいないので少し大きな声で読経する。

それでも納経所が開くまでまだ時間がある。
で、隣の土佐一宮神社に行く。
寺院とは違ったキリッとした空気感が漂う中
祝詞をあげてお参りしました。

0700に御朱印をいただき、来た道を戻り
「土佐一宮駅」~「高知駅」の列車に乗り戻って路面電車に乗り換え
「高知駅」~「はりまや橋駅」~「文殊通り駅」
ここから2.0km歩いて五台山に向かう。
路面電車を降りたら雨が激しく降ってきたのでポンチョを着込んで
歩き始めたら、次第に雨が弱くなり、しまいに霧雨になってきました。

このまま着て歩くと蒸し暑いので躊躇なくポンチョを脱いで
錫杖に結び付けて歩く。
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次第に五台山が近づいてきて、やがて石畳の山道になる。
しかし苔むした石が濡れて滑りやすいですね。
下り道もこんな感じかなあ。

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軽く汗をかいたのちに、竹林寺に着く。
休憩所に入ったら、冷房が効いていて心地よいねえ。
荷物を降ろして本堂~大師堂~聖天堂にお参りしました。
荷物を取りに戻ったら、冷えたお茶が置いてあり、早速2杯頂いていると
「お接待の巾着袋、地元の小学生が作ったやつです」
ひとついただきました。
中には梅干が入っています。

納経所が新しくなっていましたよ。

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さて、下りの遍路路の石畳
やはり濡れて滑りやすい。
慎重にゆっくりと歩いていると・・・・
腕に蚊がたくさん寄ってきました。
追っ払う間がないので潰す、潰す・・・潰す。

ああっ不殺生戒を破ってしまいました。
肌がむき出しになっている腕や首をブンブン回しながら歩くと
今度は足元が疎かになって滑りそうになる。
ああ、うまくいかんなあ。

しばらく石畳でもがいたのちに道路に出る。
やれやれ。

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河川敷に沿って歩き、橋を渡って
武智半平太の家を横目で眺めつつ峠を越える。

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禅師峰寺の山に来るが、ここでも遍路道で蚊の大群の歓待を受けた。
マムシよりも蚊がやっかいでした。

帰り道は蚊を避けて車道を通りました。ここには蚊はいないね。
竹林寺で貰った巾着に入っている梅干を含んだら
これがおいしい!
あっという間に3つ食べてしまいました。
そおおおかあ、今身体はクエン酸を求めているんですね。

ここから種崎渡船乗り場まで6km、わしの足で2時間というところか。
ビニールシートが並ぶ畑地域を西に進む。
雨は綺麗にあがっていて、青空と雲は半々
「雲量4」といったところでしょうか。
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港を左で見ながら歩くと、
今回お目当ての食事処が見えてきました。
「ドライブインかつお船」敷地内の「土佐タタキ道場」です!
ツアー遍路の口コミや、宣伝で有名で、一度行ってみたかったんっすよ。
売切れ次第終了という不気味な触れ込みなんですが・・・
「いらっしゃいませ!」
「あ、あの~タタキいいですか?」
「定食ですか?」
「は、はい」
「はい!いいですよ。奥の席に荷物を置いてこちらへ」
「はははい」
生カツオの切り身を串に刺したものを手渡され、
「ここにかざして・・・もう少し串の端を持って」
「はははい」
オヤジさんが一抱えの藁を持ってきて、点火すると勢いよく燃え出した。
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皮が焼けてきて油がプチプチとはじける。
おお~、うまそうだ
写真を撮らねば!スマホを取り出して片手であたふたと操作する。

撮影は店の人に頼めばよかったんやなああああ。
「はい、裏返して」
「あ、はい」
皮のない面はそんなに焼かないような感じです。
焼きあがったタタキを切って皿に盛り付けてもらい
「最初は塩とわさびで食べてください」
「はははははい!」
いそいそと席に戻る。

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香ばしい香りに包まれたタタキに塩とわさびをのせ、パクリ。

おお、おいしい、やっぱりおいしいぞ!

こぉれはビールが欲しいなああああああ。
でもお宿に着くまでがまん、がまん。

ご飯はお替りできるんですって。
それに特産の「土佐ジローの卵」(1個100円)があって、
それかけて食べるとまたおいしい。

すっかり堪能して
家にLINEで写真を送り、家内に
「こんど行こう!」と送ったら
「う~~ん・・・」

家内は暑い高知(四国)が苦手なのです。
家内の母親を車遍路に連れて来た時、
家内にも介助をお願いしてついて来てもらったんですが、
その暑さに辟易したそうです。
ですから「四国=暑い」というイメージが固定していて行きたくないんですって!


閑話休題


タタキに満足して種崎渡船乗り場まで歩く。
青空の範囲が更に広がっています。
出航時刻まで50分くらいあります。
荷物を待合室に置いて外に出る。日差しは強いが気持ちいい風が吹いてきます。

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ふと空を見上げたら、
今日の空を青空にしてくださった竜神様がいます。
おお、今日はかなりはっきりしたお姿!
龍神の祝詞をあげる前に御姿を記録しておこう。
「ありがとうございました」
独りきり防波堤の前に立ち尽くして祝詞をあげる。

乗客がだんだん集まってきて
カブに乗ったおやじさんが話しかけてきた。
彼も一度車で88箇所廻ったそうな。
喋っていると渡船が来た。
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僅か5分ですが、船に乗るのは久しぶりやねえ。
潮風がいい気持ちです。

長浜側の乗り場で降りて雪蹊寺向けて歩くと・・・
「お接待所」の看板が目に入る。
中の女性と目が合い、
「休んで行きませんか?」
「はははい」
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(写真掲載はご本人の許可済みです)
今年の5月に開業したそうです。
もとは呉服屋だったそうで、重厚な造りの店先がお接待所になっています。
今日の歩き遍路は、まだわしひとりだそうで
つい長居していろいろ楽しくお喋りができました。

今日の予定で歩くとゴールの雪蹊寺に早く着きすぎるので
ちょうどいい具合になりました。


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暑い夏の平日、雪蹊寺境内には誰もいません。
ゆっくりゆっくりとお勤めをさせていただきました。

今日のお宿は雪蹊寺門前の「高知屋」さんです。
有名なので遍路シーズン中には、なかなか予約がとれないのです。
宿泊は、わしひとり。あとで素泊まりの若者が来ました。
ですから夕食はわしひとりです。

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ここの名物、甘めのタレでいただくカツオのタタキが美味しい。
いやぁ~、今日はタタキ尽くしですねぇ~。
土佐遍路の醍醐味はタタキと見つけたりか。

部屋に戻るときに窓から西の空を見たら、夕焼けで真っ赤に燃えています。
明日の天気はいいんでしょうねええええ。
ありがたや。



8月31日(土)
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夜が明けてきたので、そっと玄関から出て
雪蹊寺に朝のご挨拶に行ってきました。
朝の境内は空気が澄んでいて、まことに気持ちがいい。

前回ここに泊まった時、
種間寺への乗り合い便が出ることを知ったので
使ってみよう。

高知屋さんに頼んで、前日の晩に予約しておくそうな。
0708にやってきたのは「はるちゃん号」と書かれたタクシーです。
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もともとこの地域を走っていたバスが運休したために
自治体の補助を受けて運行しているそうです。
ですので種間寺まで300円で乗れます。
ただし、春野町地域だけです。

早朝の種間寺境内には、誰もいない。
本堂では内陣に上がらせていただき、
ゆっくりゆったりお勤めをさせていただきました。
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種間寺から仁淀大橋まで歩いて4km、約80分歩いてバス停まで来る。
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「朝倉駅」行きに乗るのですが、
事前に調べた時刻表では1時間あまり待たねばならん。
それ覚悟していたのですが、なんと別ルートのが5分後に来ます。
おおっ
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

少し雨が降ってきたが、それほど気にならない。
やってきたバスに喜び勇んで乗り込む。
450円だったかな?
「朝倉駅前バス停」から2分歩いて「朝倉駅」に。
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駅には学生らしき若い女性がたくさんいて姦しい。高知大学かな?

早く着いたお陰で予定より1本前の「窪川駅」行きの
特急あしずり号に乗る事が出来ましたがな。

「窪川駅」から500m歩いて今日のゴールの岩本寺に着きましたがな。
山門からは大きな荷物を抱えたテンジョウインサンが駆け下りてくる。
おお、ダンタイサンが来ているのやね。
暑いのにご苦労様です。

本堂には白人の4人連れがいます。
軽装なので観光客か?
外人クルマヘンロか?
興味深そうに本堂の中とか周りを見ていました。
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さて今ちょうど昼です。
「窪川駅」まで戻り、駅弁でもと思いきや、売店はない。食堂があるのみ。
落ち着いて座って注文して食べる時間はぎりぎり。
わしの性格からは、気持ちが急いて擦り切れてしまうので
そんなことはできん。

まあいいか。
上り特急あしずりに乗って「高知駅」へ。
大坂への帰りは、1630発の高速バスなんですが、いま1300
バスチケットセンターに行って、1400発の便に変更してもらいました。

いつもならば駅裏の温泉へ行って汗を流すのですが
今日はさほど汗もかいていません。
まあいいでしょう。
昼食を食べに行き、ニシン焼き定食を食べて
1400バスに乗って1600頃に大坂梅田に帰り着きました。

今回はどの天気予報も雨、それも激しい雨だったので
濡れて歩くのを覚悟していました。
それがそれが
竜神様の御加護を賜り、ほとんど雨着のお世話になることなく
無事に旅を終えることが出来ました。
竜神様に感謝です。

お遍路を始めて神仏への感謝への気持ちを持ち続ける事により
当たり前とか、たまたまとかいう事象に対して
感謝の意を持つことが出来るようになりました。
この先修行を続ける事により、
更なる境地に至ることができるのでしょうか。
精進します。

次回はこの週末に
土佐遍路3回目、清滝寺、青龍寺と奥之院参拝の旅です。
いやぁ~、夏もお遍路三昧であります。
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No title

奥さまへ
 四国にも
 ひんやり涼しげな紅葉の秋や
 花いっぱいの爽やかな春もございますゆえ・・・

No title

折に触れて春、秋の四国のよさを伝えているんですが、いったん頑なになった心は溶けません・・・・ああ、なんとしよう。

No title

念ずれば花開く  とか・・・

ねばり強く勧誘していきたいと考えています。お酒と温泉好きなので、道後温泉のあと地ビールを飲んだり、室戸岬で夕陽を見て清水鯖を食べ、ドブロク飲んだり。。。

No title

 温泉・地ビール・岬の夕日・清水鯖、
これって そっくり おやっさんの好みじゃないですか~
話しは決まりましたね(笑)。

 坂本屋で、ひと休みされる”おしどりお遍路さん” に
お会いすると、つくづく「いいなあ~~~」と思います。

 おクルマ遍路さんで是非ご一緒に!

No title

東京の京急電鉄と相模鉄道ではアンパンマン列車を走らせず、代わりに京急・相鉄では美少女戦士セーラームーン、相鉄ではまほうのルミティア、京急ではGo!プリンセスやスタートゥインクル、ヒーリングっどの各プリキュアとキラキラプリキュアアラモードの電車を走らせるそうで、該当する編成の車内には「セーラームーンシート」なる座席が設置されるそうです(京阪と富士急との間で機関車のトーマスの対決はあるがアンパンマンの対決は無く、1994年と1995年に京王帝都電鉄で8000系や今はなき6000系を使ってセーラームーンエクスプレスを走らせていたが、京急や相鉄がアンパンマン列車を走らせる予定はない(京王や相鉄の8000系電車は特急の他に急行・快速・各駅停車としても走っている))。
理由として、アンパンマンでは外国人に通じないことと、アンパンマンのアニメで「顔がぬれて力が」というシーンがかつての京急1500形電車や新1000形ステンレス車、相鉄8000系電車の事故を連想させて不吉・不適切なことと、京急沿線にはアンパンマンがきらいでセラムンやプリキュア、相鉄沿線にはアンパンマンがきらいでセラムンやルミティアが好きな人が多いためです。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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