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富士のお山の御来迎

槍ヶ岳開山の播隆上人は、
山頂で阿弥陀如来の御来迎を見た。
そのお姿は、見た人の心を写すものであろう。

富士の御山がわしを呼んでいる。はよこいと。
先週の無念の八合目での撤退から、早急にその原因を追究した結果
防寒手袋と、酸素が必要とわかった。
仕事帰りに登山用品店に行って急いで準備した・・・・

決行は土曜日だ!
金曜の晩、夕食後すぐに寝て25時に起きる。
高速に乗って一路御殿場に向かう。
4時半に富士山吉田口五合目駐車場に到着!
キンキンするような夜空には星がまたたき、上弦の月が浮かんでいる。
高地順応しているのかそうでないか、よくわからんが、
5時に登頂開始する。
まだ暗いので頭にLEDライトをつける。
ライトに照らされた山道を登りながら
こんな季節の朝早くに登山する酔狂者は、わしだけかと思ったら、
結構いたよ。オバハンもいた。

登るにつれて夜があけてきた。
暁→曙→御来光
f2-01

登山道も朝日に照らされて色づいている。

今日は雲ひとつない快晴です。
気温もあがってきて気持ちがいい。
先週撤退した八合目(3020m)より上は岩場の登りが続く。
f2-02

さて酸素
なんか呼吸が苦しくなってくるので、携帯酸素の口を鼻の穴に直接突っ込んで酸素を取り込む。
この方法はいいかも??
それと、酸素タブレットも舐める。これ効果あるんかな?と思うんですが、気持ちの問題です。
酸素吸入は
八合目では1回に2吸入づつ、だんだん登るにつれて3吸入、4吸入と増えていく。
酸素に頼らない登山者も結構いたが、わしには必要です。
小型の10?入りのやつは、便利でかさばらない。
ただひとつ気に食わないのは「MADE IN KOREA」2本持っていったが1本だけ使った。

「八合目」の次は・・・「本八合目」( ̄◇ ̄;)えっ??
ちょっと力が抜ける。(3360m)
神社があって鳥居には無数のお賽銭が挟み込まれている。
f2-03

黙々と登ると・・・おお、九合目(3580m)です。
あとわずか、あとわずかですがな。
気持ち的には前向きになれる。
f2-04

そしてそして
遂に頂上に到着!(3715m)
11時ちょうど。6時間かかったことになる。
感激で涙・・・は特に出ない。
風は結構強く吹いていて体感温度は寒いなあ。
f2-05

シーズンオフなので、お鉢周りのルートは閉鎖されている。
さて持参のお握りで昼食。菓子パンの袋がパンパンになっていたよ。
山は混んでいないのがいい。
シーズン中の富士山頂には、わしとしては行けないだろうなあ。
こんな感じだそうです。
jam04

山頂を楽しんでから、11時半に下山することにする。
さてここで
登頂のときから気になっていたゴミを拾って帰ることにする。
空き缶、タバコ、ペットボトル、飴の包み紙・・・落し物の軍手など
結構落ちていて袋が一杯になってしまう。
途中すれ違う人は「えらいなあ」「ご苦労様です」とは言うが、自分では拾っていかへん。
別にいいけど・・・・

さあて八合目まで降りてきたら
ゴミ拾いの功徳か・・・・
眼下に雲が広がり、そこに観音様の御来迎を見た。
f2-06

西洋の独逸国では、ブロッケン現象と呼び、
高山の頂上で太陽を背にしたとき、前面の霧に自分の影が大きく映り、
その周りに光環が見られる現象、といえばそう。

しかして本邦においては阿弥陀仏が光背を負うて来迎するのになぞらえています。
でもわしには阿弥陀様ではなく、観音様に見えた。

ああ、この邂逅のために富士のお山に呼ばれたのでしょうか。
ありがたいことぢゃ。
他の登山者が来たので「ブロッケン現象ですよ!」と教えてあげたら
急に消えてしまった。
わしにだけ現れたのか・・・とひとりごちてみる。

シーズン中は降りルートの須走りが早くていいんですが
閉鎖されているので、登ってきたルートを降るので、結構岩場が危険で時間を食ってしまう。

4時頃に6合目まで降りてきた。
空には綺麗なうろこ雲がかかっている。
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富士のお山は今日一日、よい天気でわしを迎えてくれました。
ありがとうございました。





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非公開コメント

No title

素敵ですね!
きっと素晴らしい幸運がもうそこまできているのだと思います。

私もずいぶん昔ですが、5合目まで車でいって、雲海に沈みゆく太陽を見ることができ、雲が黄金に輝く様に染まっていく瞬間を今でも忘れることができません。

そのあとすぐ下に戻り雲を抜けるとまた明るくなり、今度は真っ赤に染まる富士山を見ることができ、今もいい思い出です。

No title

お元気そうですね。なによりなにより。

実はこの後、突然単身赴任の職を解かれて実家のある地方に戻れたのですよ。
富士山は御山自体が御神体なので、そこで起こる現象については本人の捕らえ方によって違うのでしょうが、わしには観音様の顕現が何か語りかけてきたような気がしたんです。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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