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おきらく遍路旅十巡目 71番弥谷寺寺~86番志度寺

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今年も残り少なくなってきました。
おきらく乗り継ぎ遍路旅も半年で一周のペースを維持するために
11月、12月は急ぎがちのスケジュールになってしまいます。
忙しくて大変とかいう気持ちは起きません。
むしろ楽しい。


11月16日(金)
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今日も今日とて始発の列車を乗り継ぎ
8時過ぎに三豊市の「みの駅」で降りる。
相変わらずJR四国は遅延で、15分遅れた。

そのくらいは許容範囲なんですが、
タイトな乗り継ぎ計画を立てると大変ですね。

あたりには晩秋の野焼きのかすかな煙の香りが漂い
子供の頃の懐かしい記憶が蘇る。
景色を十二分に楽しみながら青空の下を歩くのは気持ちがいいね。

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途中名も知らぬスポーツドリンクを買い、喉を潤す。
遍路道沿いで100円という値段設定は、
お遍路さん向けなんでしょうかね、ありがたい。

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弥谷寺は山門から長い石段を登りつめて大師堂本堂へ至るが
その途中に石仏が沢山あり、
そのひとつひとつに挨拶をしながら登る。

今日はお天気もいいのでクルマヘンロさんや
ダンタイサンが沢山来ています。
途中まで車で来ることはできても
百八段の階段は登らなくてはいけないんですよ。
みなさん、大変そう。

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大師堂前で会ったオジサン二人としばらく話し込んでしまいました。
「仏さまの前でお経をあげることを『読経』と言うでしょう」
「ふん、ふん」
「ですから必ず経本を見ながらあげなくてはいけないのです」
「そういえば、法事とか葬式では和尚さまは経本を前にしているなあ」
「でしょ?ですからお経を覚えたといって経本なしでお経を
あげないようにしなくてはいけないのです」
「なるほど」
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出釈迦寺の駐車場の大型バスは大坂からです。
僧侶の方が経頭をされていました。
参加者の先達輪袈裟をしている人から声をかけられ、
金の納札をもらいました。
「ひとりで廻って寂しくないの?」
「・・・え?・・・楽しいですよ」
寂しいとかいう気持ちは今まで意識した事がなかったなあ。
強いて言えば寂しさを楽しんでいたような。
もともと独りで行動するのが好きだし、
お遍路って、誰かと行くものなんかなあ?
これはツアー遍路さんの気持ちなのかな?

門前の「すずめ庵」さんには、建物が増えていました。
おお、うどんが食べられるのですね。
「うどんいっちょう!」
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店内には札所の絵が沢山飾られていますよ。
ガイジンサンたちが絵を欲しがるそうです。

ここは天女様に縁の深い札所ということで、
わしも一枚・・・
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すっかり長居してしまいました。でもいいのです。

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曼陀羅寺の本堂前には菊の花が咲き乱れています。
自分も菊の鉢植えをやってみたんですが
なかなかうまくいかないなああああ。
これだけ綺麗に咲かすことができたら楽しいでしょうね。

香りの記憶といえば、子供の頃連れて行かれた菊花展
大河ドラマを題材にした菊人形などなど。
小学生の頃は大河ドラマなんて観ていなかったし、菊の花にも興味なかった。
しかし、歳をくってから菊の香りを嗅ぐと子供の頃の記憶が不意に蘇り、
切ない気持ちになるね。
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善通寺に向かう田園地帯
ふと空を見ると・・・
今日も竜神様が行く手に顕れてくれています。
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無理に龍の形にしていると言われれば、そのとおりかもしれん。
要は、自分がどうとらえているかです。

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善通寺本堂奥にある歓喜天様にご挨拶しに行く。
かねて京都は八坂神社の向かいで買ってきた
「清浄歓喜団」をお供えして願い事をする。
ほんと、いつも聖天様には助けていただき、お世話になっております。
お礼を欠かさないようにしなくてはなりません。

行程の都合上、ここから「善通寺駅」に移動して列車で「高松駅」に行き
「高松築港駅」~「八栗駅」、そこから「八栗ケーブル駅」に行きます。
今日はあちこちで楽しいお喋りや寄り道をしたので
予定が結構押してしまいました。
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17時過ぎのケーブルに乗り、「山上駅」へ。
遅くなったのでお宿に連絡しようと電話番号をプッシュしようとしたら
お宿から電話がきました。
おお、なんとベストタイミング!
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今日のお宿の「岡田屋」さんの女将さんによると、
八栗寺「岡田屋」と、雲辺寺麓の「岡田屋」の
予約間違いをする人がよくあるらしい。
それを心配していたそうです。

最初の歩き遍路の際にここに泊まりました。
収容人員は2名と少ないのですが
料理がおいしいんですよ。
鯖の煮付け、カレイの南蛮漬け、大根の煮付け、どれもおいしい。
天ぷらも揚げたてです。
麦泡般若湯をいただきながら料理を堪能しました。

その途中、もうひとりの宿泊者が到着
二十台の男性です。
色々話していたら、某有名都市銀行の行員さんでした。
まとまった休みが取れるので、区切り遍路をしているそうな。
早慶上理のいずれかの出身で、4年勤めた銀行を辞めて、
次へのステップアップをするんですって。
優秀な人は違うなあ~、と話をしていてつくづく感じました。
明日は結願だそうです。
ハイペースですね。


11月17日(土)
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6時に朝食大飯いただき、
八栗寺境内に行く。
早朝の清浄な空気がピンと張り詰めています。
本堂前にはリュック背負った二人の僧形の尼様かな?が
お勤めされています。
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ゆっくりゆっくりお勤めし、
聖天堂も開いていたので内陣にあがらせてもらいお勤めしました。
前回上がったとき、間違えて護摩堂でお勤めをしてしまった。
本来は納経所の裏を通って聖天堂へ行かねばならんのでした。

五体投地礼をするときに
以前痛めていた右膝がメリメリと痛むが、
我慢我慢

お供えに持ってきた清浄歓喜団のお下がりをいただき
岡田屋さんの女将さんに貰ってもらいました。

今朝は表参道を初めて降ります。
いつもは歩いて登ってくる道、降ると以外に早く降りられました。
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途中にある旧遍路道への入り口が閉鎖されていますが
通れないことはないみたいです。
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出会った地元の人に閉鎖の経緯を訪ねてみたら
遍路道を復旧させた人と、山の持ち主であるお寺との確執だそうな。
喜んで旧遍路道を歩いて登った身としては
このトラブルは浮世の生臭さが満点です。
ああ、残念

今日は志度寺~屋島寺をやって帰るのです。
志度寺への道すがら、以前に泊まった某お宿が閉店していました。
お遍路さんの減少のあおりでしょうか。
この宿ではいいことがなかった。
夕食のご飯を忘れられたり、
蕎麦を鍋に入れる食べ方を教えてもらえなかったり・・・
あと色々あるが、割愛します。
こういった積み重ねも宿泊客の減少に影響しているのでしょうか。

閑話休題

志度寺境内は樹木が生い茂り、秋の雰囲気も深まっています。
樹木の剪定や落ち葉の掃除などは地元のボランティアさんたちがされているそうです。
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屋島寺はいつものシャトルバスであっという間に山上に着きます。
いつも思い出されるのは、中学校の修学旅行で屋島に行った事。
バスの添乗員さんの語る流れるような平家物語那須与一の段
車窓から見える五剣山
懐かしい眺めです。

山上の売店では、カーチャンに送る地酒を買おうか、買うまいか
しばらく悩んで結局やめました。
「ひやおろし」が美味しいんですが・・・
今度買うことにします。今度って、いつ?
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境内には先達のいない小規模のダンタイサンがいました。
手水鉢では柄杓を口につけているオジサンがいたので、
やんわり注意させて頂きました。
手水 のコピー

本堂ではガヤガヤ喋っていて読経したの?
わしより後に来て先に去って行きました。
大師堂では眺めただけでおしまい・・・
やはり、
「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」(徒然草第52段)
ですね。

今回はここでおしまい!
次は勤労感謝の3連休で今治~伊予西条を歩きます。
おきらく歩き遍路ツアーを企画しましたが、
皆さんお忙しいようで、不参加の返事をくれた人や、梨のつぶての人
色々色々ありましたが、これは続けていく覚悟であります。
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Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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