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おきらく遍路旅十巡目 24番最御崎寺~37番岩本寺

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お盆を前にして帰省もせずお四国に来ました。
でもね、ご先祖様たちと一緒にお遍路に来ていると思ったら、
それも立派な先祖供養であると思います。


8月10日(金)

今回は土佐遍路なので、夜行バスに乗って翌朝高知駅に着く、
という予定でバスチケットを買っていました。

今この季節、高知では「よさこい」真っ最中なので、
お宿はどこもほぼ満杯
いつもの地蔵堂に泊まる事にしました。
汗をかく季節だが、まあいいか。

さて
今日は早く仕事が終わったので、今日中に四国に行こうかなあ。
まだ日が高い。お四国に早く行きたい。

迷う暇はなかった。
気がついたら新大阪駅のホームに立っていました。
買っていたバスチケットはもったいないとは思ったが、まあいいや。
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新幹線に乗ったら、乗車率は200%
ああ、お盆休みかぁ
お土産を抱えた家族連れでごった返っていますねえええええええ。
新大阪から岡山までの1時間弱、ずっと立っていました。

岡山から高知へ向かう「南風17号」は幸い岡山始発なので
真っ先に乗る事が出来ましたがな。
自由席の乗車率は80%くらいかな?快適に乗る事ができました。

1日予定を繰り上げて地蔵堂に向かいます。
「御免駅」でJRから土佐黒潮鉄道に乗り換え、1930頃到着
いつもいつも泊めていただきありがとうございます。
エアコン、風呂、洗濯などは我慢しなくてはいけません。
まずお地蔵ざま、お大師さまにご挨拶をして・・・
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おや?部屋の隅に何かいる。
おお、蜘蛛ですよ・・・手足が長いやつ。
土間にもう一匹いて、脱いだ靴の中にいつの間にか入っていました。
靴を履こうとしてちょっとびっくり。
でもお地蔵さまのお使いなんでしょう。丁重に扱いましょうかね。

外に水道があるので半裸になり真っ暗な中、
身体をぬぐってさっぱりしました。
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暑くて眠られないかなと思っていたら
立秋を過ぎた頃から朝晩が凌ぎやすくなってきたので
一杯飲んだら快眠できました。


注:この地蔵堂は、管理する方が好意で特別に使わせてくださっている場所なので
不特定多数に対して安易に場所は特定できません。ご了承ください。



8月11日(土)
窓の外が白む頃、目が覚めたのでコンビにまで歩いていって
朝食を買い、トイレを使わせていただきました。

朝の時間はたっぷりあるので、
お堂の掃除をして朝のお勤めのあと、座禅をしました。
久しぶりの座禅なので呼吸がうまく整わない。
しばらく座っていたら落ち着いてきました。

やがて友人が迎えに来てくれました。
今日は、海部にある「轟の滝」に行く予定です。
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今日の土佐の空は雨雲がたちこめていて、時折雨が落ちてきます。
そのせいで湿気が高いっすね。

数時間走って
海部まで来ました。
あれ?ここって前回訪れた「城満寺」の近くじゃんか。
おお、大屋根も見えるよ。

道はどんどん山の中に入って行き、離合の大変そうな道になってきたとき
到着!
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空気感が変わってきたことに鈍感な自分でも感じられます。
ここは神域なんやね。
参道に置かれている丁石にはお不動さんが刻まれていますよ。
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濡れた岩に滑らないように気をつけて進むと
目の前に神秘的な光景が現れました。
岩の裂け目の向こうに滝壺があります。
滝まで大分あるのですが、自分の立つ場所にまで
水しぶきが飛んできています。
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なんとも厳かで、張り詰めた空気の場所ですねええええええ。
ああ、来てよかった。
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轟神社が上のほうにあって、
急な石段を登り、拝殿まで行きます。

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神域の気をたっぷりと分けて頂き、元気になったような気がします。
これで今日のお遍路も大丈夫でしょう。
供えたお神酒のお下がりも頂きました。

さて
お遍路を始めましょう。
まずは室戸岬方面に行き、

24番 最御崎寺着
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駐車場にはハイビスカスの花が咲き乱れています。
日本海側の自分の住む所と、明らかに植物分布が違いますね。
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湿気が多く、霞がたなびいています。
まだこの時点では暑くありません。
お盆休みに入ったせいでしょうか、子供連れの家族が多いようですね。
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手水場に、生駒聖天さまの手拭がかけられていて「?」だったんですが、
本堂の奥に聖天堂があったんですねえ。
駐車場にある境内案内の看板で気づきました。
次回は是非参拝しよう。

25番 津照寺着
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鐘楼門にブルーシートがかけられていますよ。
工事中の看板が立てられています。
いつもそうなんですけども、札所の長い階段を登るとき、
そんなに辛くないような気がします。
霊場の気に触れて背中を押してもらえるからでしょうか。
大師堂に降りてくるころには、さすがに汗が噴き出してきました。

26番 金剛頂寺着
今日は駐車場にある貨車を利用した茶店が閉まっていますよ。
アイスクリンを食べたかったが、残念。
道中雨が降っているが、札所に来ると雨があがるのでありがたい。

奈半利の街を過ぎて
神峯寺への坂道を進み、山のてっぺんの神峯神社に行く。
ここは訪れる人はほとんどいないが、神様が居る気が満ちています。
御神水をいただき、導師様の祝詞に合わせて額づく。

神様にお祈りする際の祝詞をきちんと勉強しなくてはいけないなあ、
と感じるようになって来ました。
これは機会なのか。

ここでもお供えしたお神酒のお下がりを頂戴しました。
実は今日頂いたお神酒は、今週末に娘の結婚式があるので
そこで皆々様に飲んでいただこうと考えているのです。

下に降りて

27番 神峯寺着
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納経所では、
お母さんに連れられた小学生の男の子が
「高知県でのへんろころがしは、ここですか?」
とたずねていました。
ノートに記入していたので、夏休みの自由研究かな?
四国の子供たちはお遍路さんについて勉強する機会があっていいですね。
自分が四国に住んでいたらお遍路さんを題材にした自由研究をしていたかな?

今日はここまで。
ねぐらの地蔵堂に落ち着きます。
さすがに今日は汗をかきました。
夏場に2日連続で風呂なしは耐えられないので
ちょっと遠出をして、入浴施設のある街に行き汗を流した後
駅前のコインランドリーに洗濯物を放り込み、その間に夕食を食べました。
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「しらす丼」
これ、土佐の名物なんですって。
鎌倉で生しらす丼を食べたが、土佐にも生しらす丼はあるんでしょうか?
あったら食べてみたい。

洗濯と食事の終了時間と、列車の発車時間の関係が非常にタイトで
間に合うか?と少しだけ心配したが

「焦っても仕方がない」

という開き直りが必要ですね。
その気持ちを持つようになってからは、
却って円滑に乗り継ぎとか行動が出来るようになりました。

地蔵堂に戻り、2日目の夜を無事に過ごすことができました。
お地蔵さまありがとうございます。


8月12日(日)
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今日は高知市内の札所廻りです。
空模様はどんよりとしていて、
列車に乗ったとたんに大雨が降ってきましたがな。
「のいち駅」で降りて迎えを待つ。
今日はよさこいの真っ最中なので、
市内の繁華街には入らないように行動します。

28番 大日寺着
まだ朝早いので本堂は閉まっていて中には上がる事ができません。
雨がパラついていますが、気になるほどでもない。
境内には桔梗が咲いています。タカサゴユリとのコントラストがいいね。
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雨があがった。行く手の空には1/4サイズの虹が見えます。
縁起がいいなあ。
そういえば土佐遍路のとき、虹を見る確立が高い。


29番 土佐国分寺着
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手水場の天井には、滑車があるよ。
そうかあ、昔はここの井戸から水を汲んで手水を使っていたんですね。


30番 善楽寺着
納経所では住職様が優しい笑顔で迎えてくださいました。
ここは色々なオリジナル商品があって楽しいですね。


それほど混雑していない市内を五台山に進み


31番 竹林寺着
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豪華客船が入港しているのでしょうか、
外国人観光客が境内に沢山いました。
白人に混じって大陸系の人もいますが、ハイソな人達なんでしょうか、
ワイワイとうるさくありません。

ここの本堂の奥には聖天堂があり、
かねてから用意してきた「清浄歓喜団」をお供えし、
堂内に靴脱いで上がる事が出来るので
五体投地礼でお勤めをすることができました。

お盆の入りなので、法要のための人が沢山来ていて
彼らをお迎えするために住職が傘を差して出ていました。


海の方へ向かって次にいきます。

32番 禅師峰寺着
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駐車場にはタクシーがいて、リュック背負った白人のおじさんが降りてきました。
タクシーはそのまま帰っていくのでおじさんは歩くんでしょうかね。

納経所では、おじさんが種崎渡船のルートと橋のルートの違いを
さかんに訪ねていましたが、納経所の人が困っていましたので
わしがインチキ英語で
パブリックフェリーは只で、便数も多い。
それにブリッジを歩くと遠回りだよ、と教えてあげました。

ここから桂浜を通り、海岸線に沿って宇佐の方に行く。
天気も悪いがお盆休みもあるのでしょう、家族連れの海水浴客が多いねえ。

36番 青龍寺着
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長い石段も苦にならん。
本堂、大師堂にご挨拶したあと、山門近くにある聖天堂にご挨拶しました。
ここでも「清浄歓喜団」をお供えし
お下がりを納経所の感じのいいお母さんに貰ってもらいました。

高岡市内で昼食を買いに、スーパーマーケットに行きました。
ここで食べたかった「土佐巻き」を2種類買います。
食べ比べですね。
漁師町が近いので、味はいいはず。
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早速食べてみます。
ひとつはニンニクが効いていて、知っている土佐巻きで、
もうひとつは生姜と葱が入っています。
ポン酢タレで食べるとどちらも抜群においしいよ。

自分でも作ってみようかなと思うのですが
カツオのたたきの鮮度が大切なんやろうなあ。
土佐で食べるから美味しいのかもしれん。

それから鯖寿司も買ってみます。
京都の古道「鯖街道」の「鯖の棒寿司」とはまた違った味わいがあります。


35番 清滝寺着
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今日は境内には誰もいません。
貸し切りですがな。
納経所では、住職さんでしょうか、
清滝寺の歴史と参道の状況について詳しく説明してくださいました。

ここから一気に四万十市に向かいます。
さすがに高速道路は交通量が多いね。
窪川の街も帰省か観光の車で混雑しているみたいです。

37番 岩本寺着
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門前のお店ではかき氷をやっていて、親子連れが楽しそうに食べています。
わしも食べたいなあああ。

ここの聖天様にお参りがしたかったんです。
そもそも聖天様を意識し始めたのはここだったので、
やっとお参りできた事の感謝と、お参りしなかった事をお詫びしました。
清浄歓喜団のお下がりは、わしがいただくことにします。

元来た道を戻り、
34番 種間寺着
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お参りを済ませたら、門の外で小学生の男の子から声がかかりました。
お遍路さんに関するアンケートですって。
ここでも夏休みの自由研究です。
お父さんも付き合ってくれていて、小さい妹がお接待のお茶をくれました。
いいですね、こういうの。

アンケートをどう纏めて、どんな結果を出すのでしょうか。

今夜のお宿は33番雪蹊寺門前の「高知屋」さんです。
よさこいの期間なのですが、旅に出る前に連絡してみたら宿泊OK!
かねてから泊まってみたかったお宿なのです。

今日の宿泊者は、おへんろ2人、よさこいの鳴子(踊り子)たちです。
キャンピングカーの家族連れもいました。
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通された部屋の窓からは雪蹊寺が見えますよ。
クーラーの効いた部屋で極楽極楽
お風呂を頂いて、洗濯はしてくださるそうで、更に極楽

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1800からの食事は、カツオのたたきが美味しいね。
甘めのポン酢がよく合っています。
添えられたニンニクは角切りにされています。
ミョウガも添えられていて色々な味が混ざりあい美味しいねええええ。

大飯3杯食べて精進落しのビールを頂いていたら
遅れて到着したお遍路さんが食堂にやってきました。
奈良からの区切り遍路さんです。
彼と給仕の女将さんと話が弾み、つい長居をしてしまい、
それに自分が食べようと思っていた清浄歓喜団を女将さんにあげてしまいました。
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食後はいい気持ちで外に出て、
暮れかけている雪蹊寺の境内を散歩しました。
宿坊とか門前のお宿に泊まると
夕方や早朝に境内を散策できるのでいいですね。

明日は帰る予定だけなので、ちょっと夜更かしして2130に寝ました。


8月13日(月)
今日も休みを頂いているのですが、帰るだけの予定です。
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0630に朝食をいただき、
0700に雪蹊寺を参拝して御朱印をいただき、
今回の旅はおしまいです。

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ふと空を見上げると、秋の空か?と思うような雲が浮かんでおります。
まだまだ暑い日が続きますが、確実に秋はやってきているのですね。
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0930「高知駅前高速バス停」から大坂梅田行きバスに乗り
5時間かけて大坂まで戻ってきました。

あと38・39番を廻ると土佐は終わりであります。
今回は神様とのご縁を多く頂く事ができました。
自分は神様よりも仏さまが好きだと思っていたのですが
そんな自分でも神様はちゃあああんと見てくださっていることに気づき
きちんと神様とも向き合って行きたいと考えております。
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No title

おやっさんへ
 先日はお嬢さんのご結婚おめでとうございました。
 花嫁のお父さん、お母さん、とてもイイお顔でしたよ!

 炎天下の土佐お遍路、お疲れ様でした。
 
 >お盆を前にご先祖様たちと一緒にお遍路に来ていると思ったら、
それも立派な先祖供養であると思います。
  大正解!だと思います。

No title

ありがとうございます。
これで子供二人とも片付きました。あとは孫の面倒を・・・

先祖供養をしながらお遍路をしようと10週目からは特に意識して廻っております。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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