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おきらく遍路旅十巡目 18番恩山寺~22番平等寺

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平成30年8月3,4日

前回の民宿「碧」で座禅のワークショップ参加の際に
20番鶴林寺と23番薬王寺をやったので、
今回は18番恩山寺、19番立江寺、21番太龍寺、22番平等寺をやる計画です。
12番焼山寺は、涼しくなったら登ることにしよう。

8月2日(木)
阪急宝塚線に乗って「阪急梅田駅」に行く途中、
大きな龍神様が(無事に行けよ)と見送ってくださっている。
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長いことその姿を留めていてくれました。
1640阪急梅田発の高速バスに乗って徳島へ。
バスの中は乗客も少なく、夕方なので冷房がよく効いていて心地よいねえ。

徳島に着き、いつものお宿にチェックインして、さて夕食は何にしようかな?
前回同様にカレーが食べたくなった。暑い日には辛いカレーかな??
駅前の店に入り、辛さ「5」を頼んだら、「普通」の12倍なんですって!
それにライスも倍を頼んだら・・・
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吹き出る汗を拭き拭き、ピッチャーの水を全部飲む勢いで食べました。
満腹感を感じるのは、食物を摂取して血糖値が上がり、8分後に満腹中枢を刺激する。
勝負はそれまでだっ

なんとか食べ終えました。
最近小食になってきているので、無茶は出来んなぁ~。
喉の辺りまでカレーが詰まっているような気がします。
ヨロヨロとホテルに帰り、そのまま寝てしまいました。


8月3日(金)
4時頃目が覚めました。睡眠は充分に取れたような気がします。
朝シャワーで身を清めて装束を改め、いざ出発

朝食は・・・お腹が空いていません。
昨夜の巨大カレーのせいですね。
まだカレーがお腹に残っているような感じです。

今日は湿気もあるような気がして朝から暑い。
0544「徳島駅」発のローカルに乗り込む。
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車窓からは稲穂が風に揺れているのが見えます。
今日は平日なので学生さんたちが乗り込んできます・・・が
夏休みではなかったっけ?
夏期講習か、部活か?

途中ドドッと乗ってきて、ドドッと降りていきます。
大学生らしき集団は阿波赤石で降りていく。何かがあるのかな?

0646「新野駅」着
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ここから平等寺まで歩きます。約2km
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稲穂の写真を撮ろうとしたんですが、列車内の冷房で冷やされたカメラレンズが曇っているよ。
田を渡る風は息苦しいほどです。

0710
22番 平等寺着
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境内にはお遍路さんが2人
車遍路さんと歩きかな?リュック背負った軽装の人です。

本堂までの階段を登ると汗が吹き出してくる。
信心が足りないせいでしょうか、本堂でのお勤めの際には風は渡ってきません。
巡拝順路を降りてきて、開放感溢れる大師堂でお勤めするが風はなし。

ああ、信心がたらん。

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門前にある御加持水の無人販売には、2種類ある。
前ならばお遍路バージョンを買っていたのですが、
今日は値段と量の関連で通常のやつを買う。
水分補充が今日の重要課題だからです。

大根峠を目指して山間の田園地帯を歩くのですが、
今日は何故か身体が重い。おまけに肩も痛い。
今回の荷物には野宿用品が入っていないので軽いはずだが・・・
魔よけの刃物を持ってきていないせいか?

水のお接待がある休憩所で水道水を飲んでみるが
生ぬるいなあ。

やがて山道に入ると少しは空気感が違うよ。
向かい風も時折吹いてきます。

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遍路小屋があるので少し休ませてもらいましょうか。
背の高い小屋と青竹のコントラストがいい風景です。

大根峠の遍路道はよく整備されていて歩きやすい。
でも登り道なので汗が噴き出してきます。
もう衣装は上から下までぐっしょり濡れています。
汗には塩分、ミネラルが含まれているので汗と一緒に失われているんやなあ。

梅干をしゃぶりながら、麦茶を飲みます。

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よよようやく、峠に至りました。
結構疲れたなあ。空気が涼しい気がする。
ここからは下りなので楽・・・と思うが階段を下るのは結構疲れます。
道の脇には小川が流れていて、飲みたいなあと思うが飲める場所がない。

人の住む領域が近づいてくると気温も上がってきます。
棚田には稲が実り、
ふとみると山百合(かな?)が目に入る。
これ見ると夏も深まってきたなあ、と思うのです。
気になってあとで調べてみたら「カノコユリ」というそうな。
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阿瀬比の集落に出ました。
ここから、いわや道遍路道を登ると太龍寺に至ります。
でも今日はロープウエーで登る予定なんですよ。
無理は禁物・・・ってんで。

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近くの「阿瀬比バス停」を見てみたら、
10分後にロープウエー駅方面に行く便があるよ!
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

バス停のベンチに座って待つ。
日陰がなくて暑いが、菅笠があるのでまあ大丈夫でしょう。
木のベンチには汗で尻の跡がつきました。

0940に来たバスに乗り込んだら、平等寺にいた軽装の人が乗っていますよ。
彼は大根峠越えを避け、平等寺からバス停のあるところまで歩いてから
バスに乗ったんでしょうかね。
暑いからね~。

「和喰下バス停」で降りて、彼と一緒にロープウエー駅まで歩く。
なんでもタイ在住(日本人!)で、休暇を取ってお遍路に来ているということです。
今回は徳島のホテルを基点にして徳島の札所を廻っているとか。
彼によると今年の日本の暑さは異常だそうです。

山麓駅に着いたら、あと5分でロープウエーが出るようです。
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

乗客は彼とわしの2人のみ。
ガイドさんもリラックスして要点のみを喋っています。
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車内にはエアコンがなく暑いかなあと思いきや、
開けられた窓から涼しい風が入ってきて気分爽快

10分ほどの空の旅を楽しみ、


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21番 太龍寺着
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本堂の中では法要が行われているようです。
おおっ、ラッキーです。
法要のご利益のおこぼれを頂戴しながらお勤めします。
大師堂では回廊を渡って裏の大師廟でお勤めしました。

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納経所で御朱印を頂いた後、
今日お世話になる「碧」に連絡を入れます。
「もしもし、いま太龍寺の納経所です」
「えっ?早いですね」
「これからカモ道下ります」
「では12時半頃一宿寺ですね」

「そうなりますか」
実はこの日、1330から四国放送の記者の方が
「ラジオ遍路・88の音巡り」
の収録のために碧に来るそうで、
その際お遍路さんの声も聞きたい、というのです。

間に合えば収録に参加させていただけるんですが
焦って慌てて行動しても仕方がない。
淡々と行動していたら、どうやら間に合いそうです。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

さて同行の彼は、太龍寺道を降りて水井橋を渡り鶴林寺へ。
わしはかも道を降りて一宿寺へ。
分岐点でお別れします。

かも道を下るのは初めてですねえええ。
登りの辛さがない分、余計にかも道を楽しむ事ができます。

フンフンフ~ンと鼻歌交じりで稜線を降る、降る。

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道が崩れている場所がある。大雨の影響か?
それに雨で流された葉や枝が道に堆積していますよ。

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途中一箇所だけシダの繁る道もあります。
ここの景色を撮るには・・・
低いアングルでしゃがみ込んで撮ってみました。

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石室が見えてきました。
かも道にひっそりと佇んでいます。
中に誰もいないのも、崩れてしまったものも、痕跡すらないのも
これもまた時代の流れなのでしょうか。

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「白の道」に出る。石灰岩地は足が滑りやすくて注意が必要です。
今回のお杖も、ここに合わせて富士登山の八角棒を持ってきました。
ここは石灰岩の地形なので、地下には鍾乳洞があるのか?

「こぶし石」、「にじり石」を過ぎて
お大師さまの像のある休憩所で休憩
山を渡る風が心地いい。
いやあああ~、かも道はいいねええええええ。

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「青の道」は竹の青が綺麗です。
しかし急な坂道を降るので、
積もった竹の葉で滑らないように注意が必要です。

下界が近づいてきました。
一宿寺の屋根が見えてきましたよ。

1214
やれやれ、早く着いたなあ。
下り坂で足がガクガクしているよ。
水掛け不動さまと、おやすみ大師にご挨拶していると
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ギョッ!幕の奥に人がいる!
おそるおそる覗いてみたら・・・
「ハァ~イ!」
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迎えの車が来てくれたので乗り、民宿「碧」に到着
ずいぶんと早いチェックインになったなあ。
まずは濡れた衣装を脱いでシャワーを楽しむ。
冷房の効いた室内でひっくり返っていました。

1330に階下で、
放送局の人が到着したような声が聞こえてきました。
呼ばれたら行く、という段取りなのでそのまま寝転んで待つ。
最初は民宿の取材をされているようです。

やがて呼ばれたので広間に降りていくと
そこには四国放送局の人が1人います。
ラジオ局なので、当然カメラの人はいない。
レコーダーひとつの軽装です。

挨拶を交わして、早速打ち合わせがはじまりました。
色々な質問が来るのでそれに答えていきます。
本番の際によどみなく会話が出来るための準備なのですね。

「では、お願いします」
「はははい」

以前韓国のテレビ局の人にインタビューされたときは
しどろもどろでしたが、
今回はリハーサルをしているのですらすら話すことが出来ました。

いやあ、
お遍路中、時々ラジオでこの番組を聴いていましたが
まさか自分が出演するとは考えてもいませんでした。
碧さん、呼んでくださってありがとうございます。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

しかし、放送される8月19日は娘の結婚式の関係で家に帰っていて
お遍路どころではなく、聴くことができません。
後でオンデマンドで聴くことができるかな?


8月4日(土)
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0600朝食、0645に車で送ってもらい

0655
19番 立江寺着
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本堂でのお勤めのときにお寺の鐘が響きました。
何回撞いていたのかな?
明け六つなので6回なんかな?

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納経所では、「関所寺の印」を頂きましたがな。
そういえば、昨日の太龍寺では金龍の御朱印を押してもらうのを忘れた!
まあいいや、次回のお楽しみということで。

ここから赤橋を渡って恩山寺まで歩きます。
既に暑い。
しかしながら、この時間は向かい風が吹いて来て心地よいね。
衣装はすでに汗でぐっしょりになっています。

この道を逆に歩くのは初めてです。弦巻坂を通りたい。
遍路案内を見落とさないように注意しながら歩くのですが
暑さで集中できへん・・・。

この辺は大きな案内板が設置してあるので
なんとか旧遍路道に入ることが出来ました。
竹林に覆われた弦巻坂はいい景色ですねええええ。
いちばん竹林の美しい季節ではないかと思うほどです。

畜産場を抜けると、駐車場を経て

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18番 恩山寺着
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お大師様が迎えてくださりました。

手水場では、無作法ながら首と顔に水をバシャバシャかけさせていただきました。
ああ~、気持ちがいいなあ。
お大師さま、ありがとう。

本堂でのお勤めを終えて階段を降りていくと、
上下白衣のダンタイサンがやってきました。
「おはようございます」
「おはようございます」
「・・・あれ?」
三和会の方々でした。
そういえば去年もここで会ったよなあ。
ここでのご縁があるのでしょうか。

今回の予定はここで終わりです。

徳島まで移動してから、高速バスで帰る予定です。
さてJR「小松島駅」まで歩くか・・・
「恩山寺バス停」を覗くと、30分後に徳島行きがあるよ・・・

おおっ
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

でもねえ、日陰の全くないこの停留所で30分じっとしているのは辛い。
どうせ暑い想いをするなら、バス路線に沿って歩くとしますか・・・
だいたい10分くらい歩くと次の停留所があるよ。

3つ目くらいの停留所に来ました。バスが来るまで5~6分
ここでバスを待とうかね。
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田圃にはタニシがたくさんいます。農薬をあまり使っていないんでしょうね。
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農作業をしていたおばあさんからお接待を300円頂きました。
「暑いから、たいへんやねぇ~」
「南無大師遍照金剛 ありがとうございます」
「お気をつけて」

やってきたバスに乗るのですが、ズボンも汗で濡れているので
シートを濡らしてしまうことに罪悪感を感じますがな。

1030頃に「徳島駅前バス停」に着く。
高速バスチケットセンターで、
1200発の阪急梅田行きチケットが買えました。

さて時間があるので温泉に行って汗を流そう。
「びざんの湯」
今日は営業していますよ。
早速入るのですが、今日はもっぱら冷水泉に浸かってばかりいました。
気持ちいいですね~。
冷水泉は屋外にあるので水浴びをしている気分満点ですがな。

実は太龍寺の後、那賀川で水浴びをしたくて仕方がなかったんです。
いつか夏の歩き遍路の際に、川遊びをしたいと考えているのです。
それができるのはいつか・・・

お風呂のあとは精進落しのビールは定番であります。
今回は餃子を頂きながらキンキンに冷えたビールのうまいこと。

余裕を持ってバスに乗り込み、爆睡状態で
目が覚めればそこは阪急梅田バスターミナル

今回も無事に終了しました。

気象庁も警告する生命の危険がある暑さの中で
なぜ歩き遍路なんてするの?
なんででしょうね?
それはお大師様に呼ばれたから!

今回碧に宿泊したお陰でラジオの収録にも呼んでいただきました。
これをご縁という他なにがあるのでしょうか。

次回は土佐遍路であります。
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Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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