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おきらく遍路旅 9巡目結願 83番一宮寺~88番大窪寺

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歩き+バス+列車のおきらく遍路旅も
9巡目を結願しました。
半年で1周のペースでお遍路をしていて、
今回は6月一杯で結願できるかな?と考えていたのですが
焦らずやっていたら、何のことはない、結局結願できました。

何事も流れのままに、慌てず焦らずやっていけば
どこかで誰かが助けてくれます。
ありがたいことです。
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛
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6月15日(金)
日曜が仕事なのでこの日は休み
大坂豊中の始発に乗り新幹線経由で高松を目指します。



昨夜に山陽新幹線の人身事故のニュースが気になる。
0330にネットの路線情報を見てみたら、
山陽新幹線上下線とも運行見合わせになっています。

ああっ

在来線で行こうか・・・バス便もあるが・・・
かなりのロスやなあ。えい、しかたがない!
腹をくくって0400に再度路線情報を見てみたら

おおっ

山陽新幹線運転再開になっています!
なんとありがたや。神仏かご先祖さまが四国に呼んでくださったのです。
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

0507阪急の始発に乗り、新大阪に。
昨夜からの運休により、混んでいると思ったが、
全く混んでいない。

予定通りサクサク岡山~宇多津~高松・・・へ。
高松0808到着が3分遅れた。
この3分の遅れが痛かった・・・・
JR「高松駅」から琴電「高松築港駅」まで歩いて5分
0815発の志度行きに乗り遅れました。その差1分

この1分が積もり積もって・・・・ああっ
今回は列車&路線バス遍路なんです。
あんまりタイトな計画立てるもんじゃないなあ。

「高松築港駅」で次の列車を待つ間に
計画の組みなおしを考えていたら、オジサン遍路がやってきました。
「おはようございます」
「おはようございます」
埼玉から来た歩きバス列車遍路さんです。
わしと遍路の方法が同じなので話が合いました。

わしの今日の予定は85番八栗寺~84番屋島寺~83番一宮寺
そのあと伊予西条まで戻って知り合いと呑む、という次第です。

本当はですね、今回は石鎚に登ろうと思っていたんですよ。
でも雨なのでやめて、高松近辺をやろうと計画しなおしたのです。

閑話休題

オジサンは「潟元駅」で降りて、屋島寺へ歩いて登ります。
「またどこかで」
わしは予定を入れ替え、2つ先の「八栗駅」で降りて五剣山目指して歩きます。
梅雨時で、いつ雨が降るかわかりませんが、
幸いに今日は曇り空で、少し涼しい。

いい気分で坂道を登り
八栗ロープウエイ駅に来ました。今日はこれに乗っていこうか。
人の好き嫌いの激しいわしは、
ここに来たくない感情に捉われていたのですが
もう今は大丈夫です。
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人とは適当に付き合えばいいのですが、
それがまだできないわしは修行が足りません。

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乗る前にトイレに行ったら、駐車場脇の自販機に御加持水がありました。
迷わず買って一気飲み。
ゲップをしながら車中の人に。
たくさんの幼稚園児も先生に引率されて乗ってきました。
遠足なんでしょうか。車内は賑やかです。
自分にも孫が出来たので、小さな子供達のはしゃぐ声がほほえましい。
子供や孫のいない歳の頃は、単なる騒音にしか聞こえなかったんです。
人って勝手なものですね。

乗る事5分くらい、
あっというまに山頂駅に着きました。

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鳥居と紫陽花に出迎えられて境内に入ります。
相変わらず新緑が目にまぶしい。
その様子を写真撮影していたオジサンがいて、
撮影の邪魔をしないように立ち止まっていたら、
「行け」と手で示したので先に行く。すぐにシャッター音が聞こえた。
お遍路さんの歩く風景も撮りたかったんでしょうね。

0955
85番 八栗寺着
リュックをベンチに降ろすと何か甘い香りが漂っている。
なにかな?
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頭を見たら菩提樹の花が咲いています。
ああ、これかああああああ
法楽であります。

本堂へお参りして、聖天堂に行きます。
見てみたら「納経所横の建物から中に入れます」
さっそく行ってみる。
なるほど、畳敷きの聖天堂に上がれます。
が、納経所を挟んで聖天堂が二つあるということですね。

昨日買っておいた最中(モーダカ)をお供えして
五体投地礼からお勤めをしました。
広い室内にはわしひとり。自分の声が室内に響いていい気持ちです。
お供えのお下がりを押し頂き、納経所ではご本尊の他に
聖天様の御朱印もいただく。

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今日6月15日は弘法大師様の誕生日なんですね。
「いろは祭り」とか「青葉祭り」と呼ばれているそうな。
大師堂では甘茶が配られていたり、
堂内に上がってお勤めできたりしています。
さきほどの園児たちが大師堂に並んで座って
「なむだいしへんじょ~こんご~」
と唱えています。
そうかあああ、仏教系の幼稚園なんですね。

帰りもケーブルカーで下ります。
行き違いの列車には、ダンタイサンで満員です。

「八栗駅」まで歩き、そこから「琴電屋島駅」で降ります。
よく見たら、鉄道系カードが使えるようになっているので、
いつも使うカードで元気に「ピピッ」とタッチする。
でも降りるとき車掌さんが慣れていないようで、
関東系のPASUMOを知らないのかな?
トンチンカンな対応をしてくれるが、まあそれもありです。
笑って受け流す。

ここからことでんバスに乗って屋島山上まで行くのですが、
まだ40分くらい時間がある。
なので、近所の食料品店に行ってお弁当を買います。
「お弁当は・・・あります?」
「これ。あと1個だけあった」
「おおっ!ではそれを」
「これから歩いて登るの?」
「い、いえ。バスで・・・」
「この先のスカイラインから登る人多いよ」
「へぇ~。スカイライン歩けるの?」
「歩けるよ」

今度歩いてみよう。歩いて怒られないかな?

駅の待合室でお弁当を食べる。
まだまだ時間があるので持ってきた本でも読むかね。
今日のお供はトネ・コーケンの「スーパーカブ」
女子高生とスーパーカブの物語が新鮮で楽しめる。

夢中で読んでいたらバスの時刻になりましたがな。
1145
バスに乗って10分あまり。100円です。
誰か道路を歩いているお遍路さんいるかな?
いないなあ。

1158
84番 屋島寺着
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駐車場にはダンタイサンの大型バスがいますよ。
境内は、金曜日なので年配の観光客が多いね。
ダンタイサンの般若心経と被らないように少し待ちます。

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ここもアジサイの花が綺麗ですね。
アジサイの花は雨が似合うのか、それとも今日のような天気が似合うのか。
個人的には傘とアジサイが似合うと思う。

下りのバスの時間まで50分くらいあるので
売店軒下のベンチで時間を潰す。
広い駐車場を眺めていても、ほとんど車はいない。
さっきの本を取り出して読もうかね。

1305発のバスが来たので乗り込み、下界へ。
車窓から自転車で登ってくる人が見えます。
また、「歩行者に注意」という看板も立っているので
ここの道路は歩いて登れるのかなあ???

「琴電屋島駅」に着き、やってきた列車に乗り込み
「一宮駅」目指して進む。
実は最初に計画していた運行計画よりも1時間オーバーしています。

この分だと、「高松駅」1450発「伊予西条駅」行きの特急列車を
1550発に遅らせなくてはならないなあああああああ、
と考えていました。
今夜は1830から伊予西条で呑む約束をしているので、
その予定を気にしすぎている感があります。

なにはともあれ、
まずは83番を打たなくてはならん。
「一宮駅」を降りると、田圃と住宅地の向こうに大屋根が見えます。
それを目指して歩くこと10分

1418
83番 一宮寺着
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今日も裏門から入ってしまいました。すまんこってす。
境内には歩きの遍路がひとり。
「こんにちは」
「こんにちは」
本堂では、わしより後に来て先に終えて納経所に行っていました。
どうでもいいか。
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さて、伊予西条までの移動の開始です。

「一宮駅」まで歩いて列車に乗り
「高松築港」で降りて5分歩き
JR「高松駅」から特急いしづち17号松山行きに乗ります。

すでに列車はホームにいますが、発車まで30分以上あります。
時間があるのでホームにある「連絡船うどん」を食べよう。
冷やしぶっかけを掻き込み、一息つく。

列車に乗り、ガラガラの席に座りスマホの充電を始めたら、眠気が襲ってきました。
なにしろ、今朝は3時半起きでしたから。
うとうとしているとやがて発車
列車の振動は眠気を誘うね。
またしてもうとうとしていたら、「伊予三島駅」「新居浜駅」と進み
1721に「伊予西条駅」に到着しました。

今日のお宿は駅前の「ホテルオレール西条」
チェックインするや否や、服を脱ぎ捨てて
ランドリーサービスコーナーに飛んでいって
汗だらけの服を洗濯をします。
時間が足りない!
あんまり焦っていたんで、洗剤を入れるのを忘れていました!

表示を見たら32分で洗濯終了するというので
約束の時間にはギリギリ間に合うよ。
洗濯の間に自分の身を洗う。
汗が身体に張り付いて気持ち悪かったので、お湯を浴びると生き返るね。

水だけの洗濯が終わった洗濯物を部屋に掛けて、
では出かけようかね。

西条駅前から歩いて10分くらいの居酒屋が今夜の宴会場です。
店に入ると既に常連さんたちがカウンターにたむろしていますよ。

しばらく待っていたら、大先達がやってきました。
実はですね、1年前にここで大先達と呑んだ時に、
一緒に居た常連さんの1人に、わしの描いた絵のリクエストを受けていたのです。
で、今回はその絵を持ってきて渡すのです。

絵はともかく、周りの常連さんは気のいい人たちばかりで
大騒ぎしながら楽しく飲むことができましたがな。

わし、普段からビールはジョッキ1杯が限度なんですが
場の雰囲気に酔い、あっという間に3杯飲んでしまいました。

大騒ぎしながらも大先達からは、
修行のための色々とためになる話を聞かせていただきました。
勤行の作法とか、心構えなどなど。

納め札の色について
白札は、まっさらな気持ちで、
緑札は、青息吐息で、
赤札は、赤っ恥かきながら
勉強と修行を重ねて

銀札になるといぶし銀になり、
金札は光り輝き、
錦札になると様々な物を含んできらめき
お遍路さんたちを導くものだそうです。
決して自分自身が偉ぶるためのお札ではない。

確かに今のわしは恥をかきながら修行の最中であります。

こういった事を教えていただく事はとても大切な事なんですよ。
御縁に感謝です。

明日もお遍路の予定を考慮していただき、
夜9時にはお開きです。
結構呑んだのに足元もしっかりと岐路を辿る事ができました。
帰ったら、爆睡


6月16日(土)
0400起床
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「伊予西条駅」0459発の特急しおかぜ2号岡山行きに乗り、
「宇多津駅」で乗り換えて
0645「高松駅」着
歩いて「高松築港駅」まで行き、0707発長尾行きに乗り、
0748「長尾駅」着

0755
87番 長尾駅着
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まだ境内には誰もいません。
お勤めの最後の願文を唱える際に、昨夜教えていただいた
自分と家内の家の「先祖代々菩提のため」を加えました。
わしが今この場所に居て勤行できる事の意味を考えるに、
六親眷属を初め、御先祖の皆様の御加護があってのこと、と考えます。
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南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

今日のうちに大坂に引き上げるので88番まではバスで行きます。
「大川バス本社バス停」まで歩いて5分
ベンチには昨日琴電で一緒だったオジサン遍路さんがいました。
「おはようございます!」
「おはようございます!」
「また、ご一緒できますね」

0844に来たバスに乗り、0913「大窪寺バス停」で降ります。
0915
88番 大窪寺着
バス停から山門まで廻りますが、生憎山門は修理中でくぐること叶わず
横を回って境内へ。
手水を使い、本堂に行きます。
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それぞれのペースでお勤めをしますが、
オジサンはお賽銭を投げ銭をしています・・・

大師堂へ向かう途中、
「若い者が生意気なことを言うようで申し訳ありません」
「?」
「お賽銭は投げ銭をしないようにお願いします」
「あ?ああ、そうなんですね。最後に教えてもらってよかった」
南無大師遍照金剛
わしの気持ちが通じてよかったっす。

境内には先達錫杖をついた老夫婦が2人、
馬鹿に早いお勤めをさっさと済ませて納経所に入っていきます。
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昨夜の大先達との話でもあったのですが、
自分達だけで誰にも教わらずに車遍路や歩き遍路を重ねた
お遍路さんや先達さんは、
基本的なお作法を知らずに回数を重ねていく。
どこかできちんと勉強しなければいけない。
自分達の装束、所作の意味を知っておかねばならない。
そういった勉強の場が必要だなあ。
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幸い今、わしらは定期的に勉強会を開く場があるので
それをきちんとやっていかねば、と思うのです。
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そういったことを考えつつ
納経所で9巡目の御朱印をいただき、結願!

いつもながら結願は感慨深いものですね。
回数を重ねるに従い、有り難い御縁を頂いております。
これもお大師様のお導きと感謝しております。

さて

恒例の「打ち込みうどん」を食べることにします。
今0935、
1000のバスの時間までに食べるのです。
大丈夫です。
現役の時代には朝食を30秒で食べていました。

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同行のオジサンは早食いに自信ないそうで、写真を撮りに行きました。

店の人に
「10時発のバスの時間までに・・・」
「ええっ?大丈夫?」
「ダイジョウブです。いつも食べていますから」

0945にやってきた熱々のうどんを
アフアフ汗かきながらすすりこむ。

おいしい、やっぱりおいしいぞ!
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8分で食べ終わりました。
たまにはゆっくり食べたいなああああああああああ。

バスの時間までまだ5分以上もあります。
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バスに乗り、オジサンは、「大川バス本社バス停」で降りて琴電で高松まで行き
そこから高野山へ行くそうです。
わしは「志度バスストップ」で降りて
1132発の高速バスで大坂梅田に帰るのです。
「お気をつけて!」
「またどこかで会いましょう!」

せめて次回からは余裕を持ったお遍路をしよう



いつもいつも考えるのですが
結局慌しいお遍路になってしまいます。
これはわしの性分なのでしょうか・・・・・

慌しいながらも楽しいお遍路なので、まあいいか。

翌7月からは、十巡目が始まります。
今後ともよろしくお願いいたします!
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Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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