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おきらくお遍路旅9巡目高野山

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おきらくお遍路旅は、まだ9巡目は終わっていないのですが
高野山に行ってきました。


5月5日(土)
今年の連休の前半は、家庭サービス全開で裏京都市の実家に帰り
自分の結婚記念日を娘夫婦、息子夫婦と孫で賑やかに祝いました。
連休後半は休日勤務で、最後の土日だけ休みです。どうしようか?
高野山に行こう!
そう思い、ふと空を見上げると龍神様がいる。
he9-8a-02.jpg

お大師さまのお衣切れ購入が目的です。
高野山奥之院に入定されている弘法大師さまのお衣を
新暦の3月21日に取り替え、
古いお衣を細かく切ったのを分けていただけるのですよ。
だけどもあっという間に売切れてしまうので手に入るか?

奥之院納経所で販売されているのですが、
実は御衣寺宝亀院でも扱っているのです。

宝亀院で湧き出す霊水でお衣を染め、
金剛峰寺で加持された後、御影堂内に奉安するんですって。
宝亀院は新西国6番札所になっていて、
以前ここを参詣したときにこの事を知りました。
いつかここでお衣切れを頂戴できたらなあ・・・と願っていたのです。

山形県酒田市にある真言宗智山派砂高山海向寺には
忠海上人・円明海上人の即身仏が安置されており、
12年に1度の丑年に、両上人が身につけている着物を衣替えし、
衣を小さく切って御守りの中に封じ込めて販売されています。
わしがかつてそこを訪れた時はご縁がなく買いませんでした。

凡下は考えます。
奥之院に入定された弘法大師様はどんなお姿なのか?
わしは即身仏(ミイラ)として石室の中においでではないかと考えます。
海向寺の即身仏とお衣切れを実際に見てきているので
わしはそう考えたい。

家内にそのことを言うと
「白骨化していてその上に衣を被せているだけかもよ」
まあ、それもありかもね。
でもね、
わしはお大師様がそのままの形であり、それに衣を着せている。
そう信じて、そのお姿に祈る
そのほうがありがたい、と考えるのです。

いったいどのくらいの人の祈りがあの場所に篭っているのか。
長い年月の間、幾万の人々の祈りがあの場所に集まっているんですよ。
それだけですごいパワーと思いません?
お衣切れにはそれだけの価値があると思います。

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大阪に住んでいると、南海高野線で高野山に行きやすい。
これはありがたいことです。
土曜日の昼に南海天下茶屋駅まで行き、
そこで「世界遺産きっぷ」を買います。
これは南海高野線各駅~極楽橋駅~高野山駅~バス周遊券がセットになっており
お得なんですよ。

連休中なので、さぞかし「特急こうや」は混雑していると思ったら
あっさりと指定席が取れました。
乗ってみるとガラガラ
「?」です。
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he9-8a-05.jpg

特急列車~ロープウエイ~バスを乗り継ぎ
16時前頃に「根本大塔バス停」で降ります。
ここから宝亀院まですぐ。
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勇んで山門をくぐり、納経所で
「す、すいません。お大師様のお衣切れを・・・」
「売り切れました」
「ええっ!」

・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・ああっ

「ご縁がなかったんですねえええええぇぇ。また来年来ます」
よほど情けない顔をしていたんでしょう。

「郵送ならできますよ」
「ええっ!ま、まことですか?」
「住所を書いてください」
「は、はははい」
震える手で住所を書く。
「いくつ要りますか?」
「えっ?・・・で、では2つ」
「連休明けには発送できます」

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

商品はなくなったが、まだお衣はあったんやなあ。
やはり宝亀院にお願いしてよかったあああああぁ。

足取りも軽く
根本大塔を通って・・・

おや?

万灯会のような灯篭が立てられているし、テントがあちこちに建っている
何か行事でもあるんかね?

金剛峰寺に行くと、見た顔が・・・
H大先達でした。
「いやに真面目にお勤めしている人がいるかと思ったら、君か」
「は、はははい」
「四国ではなかなか会えないのになあ」
「ほんまそうですね」
参与会の和袈裟をしている。
「今日は参与会の行事ですか?」
「え?知らんの?今日明日は旧正御影供だよ」
「?」
ああっ勉強不足ですんません。

H大先達とわかれて
行き交う観光客の間を歩き、高野山消防署の隣にある
小田原坊高室院に着きました。
ここが今夜のお宿です。
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以前、西国四十九薬師霊場11番札所参詣でここに来たとき
宿坊やっていると聞いて、いつか泊まりたいなあと考えていたのです。

チェックインする前に本堂にご挨拶を・・・
ネコちゃんが本堂前の階段に寝そべっています。
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「こんにちは」

わしが近づくとピューッと逃げていってしまい、
場所を本堂脇に移して日向ぼっこの続きをしていますよ。

部屋に通されて、役僧の方にさっき聞いた行事を聞いてみたら
パンフレットをいただけました。
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★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
旧正御影供
弘法大師が奥之院で入定された旧暦3月21日に、報恩の誠を捧げる法会です。
5月5日
 午後6時 萬燈萬華会(大伽藍)
 午後7時 御逮夜法会(大伽藍御影堂)
5月6日
 午前9時 奥之院法会(奥之院燈籠堂)
 午後1時 御影堂法会(大伽藍御影堂)
春季結縁灌頂もやっているそうです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

ああ、勉強になりました。
来年度は平成31年4月24日・25日ですって。

今日の宿坊宿泊者はわしを含めて2人で、
もうひとりの人は今夜の法会に参加されるらしい。

わしも行こうかな?と一瞬思ったが、
どうもご縁が繋がらないようで行く気分になれない。

それよりも、
お茶請けで出されていた「みろく石饅頭」がやけに美味しかったので
お土産として買いに行こう。
ちょうど高室院の正面に土産物屋があったので入ったら
先ほどのH大先達のご一行がいました。
「またお会いしましたね」
「そうやね」
四国でまた飲む事を約しました。

店で聞いたら、みろく石饅頭は2軒隣の店でしか売っていないとか。
早速行って買います。結構混んでいますよ。
ああ、また荷物が増えてしまった。
道路向かいの店を見ると、食料品店です。
フラッと入り、麦泡般若湯を仕入れる。
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部屋に帰ると、やがて夕食の案内がきました。
隣の部屋で独りだけで膳の前に座る。
高野山宿坊での精進料理は3度目です。
宿坊ごとに味も内容も変わるのですね。
ここの味付けは濃い目です。
小田原坊というから関東風の味付けになるのでしょうか。
ゆっくりゆっくりかみしめながら味わいました。
筍の木の芽和えが季節感満点で美味しゅう御座いました。

宿坊では旅館並みの設備やアメニティ、サービスを求めるのは野暮と言うもの。
本来は修行者が泊まる所ですから。
が、ここは浴衣やタオル、テレビもある。宿坊も色々ですね。
浴衣を着てお風呂に行き、
湯からあがってテレビを見ながら麦泡般若湯をいただいてくつろぐ。

寝そべって見ていたら瞼がくっついてきたので寝ました。



5月6日(日)
0550から朝の勤行があります。
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回廊を通り、本堂に行く。
よほど寒いかと思ったが、さほどでもなく、冷気がかえって心地よい。

昨日、亡き父親の回向をお願いしておきました。
こんなことするのは初めてです。
半ば無意識に申請してしまいました。
浄土真宗の戒名を書いて真言宗では問題ないか?
と思いましたが、なんら問題ない、と言っていただけました。
奥之院には法然上人や親鸞聖人の供養塔もあるなあ。

本堂内には香の香りが漂い、厳かに理趣経が始まります。
やがて父親の回向に移り、亡き父親のために祈りました。

勤行が終わり、回廊を渡っているとき、
壁に貼ってあるポスターの言葉に、ひどく心惹かれました。
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he9-8b-03.jpg
お寺では時々こうしたいい言葉に出会えます。
これを自分の言葉で伝えられるといいなあ。

he9-8b-04.jpg
朝食は、昨日と同じ部屋で独りきり。
お櫃のご飯は・・・昨日より少なめ。
ゆっくりゆっくり味わいながら頂くと、満腹感が得られました。

0730
時間に追われないのでゆっくり身支度をして宿坊を出ます。
玄関には誰もいませんが、お礼の言葉を言って出かけましょう。

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今朝はまず奥之院へ行きます。
朝早いので歩道を歩く人もいません。
朝の冷気が気持ちがいいねえ。

奥之院への参道も、ほとんど出会う人もなし。
ここの絵を描きたいんですが、なかなか気に入った風景に出会えません。
参道と供養塔を描かねば!という
固定観念に囚われているせいでしょうか?
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すると、こんな景色も奥之院ともいえるでしょうかね?

灯籠堂近くになると、人もボチボチ増えてきます。
納経所あたりにはカメラを持ったおじさんたちが沢山いますよ。
脚立もセットされている。
何かな?不勉強のわしにはよくわからん。
前日もらったパンフレットをよく読んでいなかった。

御廟橋前では家族連れが記念撮影しています。
みんなで写りたいのですが、誰がシャッター切るかでもめています。
「オヤジが撮ればいいのよ!」
「お父さんだって写りたいよ!」

「撮りましょうか?」

「は、はい。すいません」
「1たす1は?」
「に~!」
「ありがとうございました」
「いやいや」


御廟所まで進むと、
ダンタイサンの勤行がボリュームMAXで行われていました。
わしは隅っこで静かに・・・
灯籠堂地下に降りて、お大師さまの正面を見ると・・・
なんとなくお姿が見えたような気がしました。

満ち足りた気分で納経所でご朱印を頂き
「9時からお成りがありますので見ていってください」
「は、はい」
ああ、奥之院法会のための行道があるのかああああ。
やっとカメラや脚立の意味がわかりました。
わしって、まだまだ駆け出しやなあああああ。

どの辺で見物したらいいのかな?
御廟橋の手前がいいのかもしれない。
0845あたりからこの場所に陣取って待つ。
その間にも人はどんどん増えてきます。

「こんにちは!誰かと思えば!」
知り合いからお声がかかりました。
この方も参与会の輪袈裟をしています。
そうやね、参与会の方々にしてみたら、この法会に参加するのは当然ですね。
お仲間もたくさんいたので、納札の交換をしていると、
やがて僧侶の行道が始まりました。
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美々しい衣に包まれた僧侶の行列、輿、長持ち、
最後は専修学院の学僧が続き、その後を信者さんたちがゾロゾロ続きます。
he9-8b-08.jpg

身動きできないくらいの人出なので、灯籠堂までついていこうかいくまいか・・・
悩んだ末、カメラを片付けて列の後をついていきました。
でも、灯籠堂まで上がったら更に立錐の余地もなくなったので
引き返すことにしました。人ごみが嫌いなんですよ。

喧騒から離れて参道を戻る。
心地よい空気に包まれて木漏れ日の参道を歩くと、心が洗われるような気がします。
この季節の高野山って、最高ですね。
小さい子供がわしの姿を見て、お母さんに尋ねているようです。
「あれは、お寺を歩いて廻っている人・・・」
なんてのが聞こえてきました。

高野山で見かける僧侶は黒か地味な衣装、
上下白の服装は珍しいのかな?
特に外国人観光客から見たら更に珍しいのでしょう。
さりげない風でスマホをわしに向けています。撮影しているのかな?

予定が終わり、しかし今はまだ午前中です。
このまま帰ってもいいが、もう少しこの場所にいたいなあ。

土産物屋の通りを歩いていると
「シャクナゲの花が満開です。金剛三昧院」
の貼紙がありますよ。
フラフラと脇道に吸い込まれていきました。
5分くらい坂道を登ったら、金剛三昧院の山門が見えてきました。
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ここは拝観料がいるのですね。500円払って中に入ると・・・
満開のシャクナゲが迎えてくれました。
なあるほど。こおりゃ、すごいや。
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横峰寺のシャクナゲも壮観ですが、
ここは風景によく馴染んで、その豪華さを醸しだしています。

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拝観者は皆、声もなく見とれています。
わしも縁側に荷物を置いてしばらく見とれていました。
ああ~、眼福であります。
ここも宿坊をやっているみたいで、今度はここに泊まれたら嬉しいなあ。

大満足で高野山を楽しむ事ができたので、さて帰ろうかね。
バスに乗って「高野山駅」まで行き、
ロープウェイで「極楽橋駅」まで降りて、
さて「特急こうや」の席は空いているかな?
窓口で聞いたら、おお、空いていたよ。
指定券を買って乗り込む。やはり車内はガラガラ

多くは隣のホームにいる急行列車に乗り込んでいます。
贅沢してしまったかな?まあいいや。

特急が発車したら、急に眠くなる。
列車に乗るといつもこうです。
スヤスヤ眠っていたら、いつの間にか「天下茶屋駅」に到着!

駅ビルにある古書店を覗いてみたら、気になる本があります。
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「仏教質問箱」「悟りは3秒あればいい」
の2冊を買うことができました。

お大師様に呼ばれて、龍神様に背中を押してもらい
パワーを沢山分けて貰ったいい高野山参りができました。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

次の週は久万高原から松山市内廻りです。
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おきらくお遍路旅は、まだ9巡目は終わっていないのですが
高野山に行ってきました。


5月5日(土)
今年の連休の前半は、家庭サービス全開で裏京都市の実家に帰り
自分の結婚記念日を娘夫婦、息子夫婦と孫で賑やかに祝いました。
連休後半は休日勤務で、最後の土日だけ休みです。どうしようか?
高野山に行こう!
そう思い、ふと空を見上げると龍神様がいる。
he9-8a-02.jpg

お大師さまのお衣切れ購入が目的です。
高野山奥之院に入定されている弘法大師さまのお衣を
新暦の3月21日に取り替え、
古いお衣を細かく切ったのを分けていただけるのですよ。
だけどもあっという間に売切れてしまうので手に入るか?

奥之院納経所で販売されているのですが、
実は御衣寺宝亀院でも扱っているのです。

宝亀院で湧き出す霊水でお衣を染め、
金剛峰寺で加持された後、御影堂内に奉安するんですって。
宝亀院は新西国6番札所になっていて、
以前ここを参詣したときにこの事を知りました。
いつかここでお衣切れを頂戴できたらなあ・・・と願っていたのです。

山形県酒田市にある真言宗智山派砂高山海向寺には
忠海上人・円明海上人の即身仏が安置されており、
12年に1度の丑年に、両上人が身につけている着物を衣替えし、
衣を小さく切って御守りの中に封じ込めて販売されています。
わしがかつてそこを訪れた時はご縁がなく買いませんでした。

凡下は考えます。
奥之院に入定された弘法大師様はどんなお姿なのか?
わしは即身仏(ミイラ)として石室の中においでではないかと考えます。
海向寺の即身仏とお衣切れを実際に見てきているので
わしはそう考えたい。

家内にそのことを言うと
「白骨化していてその上に衣を被せているだけかもよ」
まあ、それもありかもね。
でもね、
わしはお大師様がそのままの形であり、それに衣を着せている。
そう信じて、そのお姿に祈る
そのほうがありがたい、と考えるのです。

いったいどのくらいの人の祈りがあの場所に篭っているのか。
長い年月の間、幾万の人々の祈りがあの場所に集まっているんですよ。
それだけですごいパワーと思いません?
お衣切れにはそれだけの価値があると思います。


he9-8a-03.jpg
大阪に住んでいると、南海高野線で高野山に行きやすい。
これはありがたいことです。
土曜日の昼に南海天下茶屋駅まで行き、
そこで「世界遺産きっぷ」を買います。
これは南海高野線各駅~極楽橋駅~高野山駅~バス周遊券がセットになっており
お得なんですよ。
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連休中なので、さぞかし「特急こうや」は混雑していると思ったら
あっさりと指定席が取れました。
乗ってみるとガラガラ
「?」です。

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特急列車~ロープウエイ~バスを乗り継ぎ
16時前頃に「根本大塔バス停」で降ります。
ここから宝亀院まですぐ。
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勇んで山門をくぐり、納経所で
「す、すいません。お大師様のお衣切れを・・・」
「売り切れました」
「ええっ!」

・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・ああっ

「ご縁がなかったんですねえええええぇぇ。また来年来ます」
よほど情けない顔をしていたんでしょう。

「郵送ならできますよ」
「ええっ!ま、まことですか?」
「住所を書いてください」
「は、はははい」
震える手で住所を書く。
「いくつ要りますか?」
「えっ?・・・で、では2つ」
「連休明けには発送できます」

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

商品はなくなったが、まだお衣はあったんやなあ。
やはり宝亀院にお願いしてよかったあああああぁ。

足取りも軽く
根本大塔を通って・・・

おや?

万灯会のような灯篭が立てられているし、テントがあちこちに建っている
何か行事でもあるんかね?

金剛峰寺に行くと、見た顔が・・・
H大先達でした。
「いやに真面目にお勤めしている人がいるかと思ったら、君か」
「は、はははい」
「四国ではなかなか会えないのになあ」
「ほんまそうですね」
参与会の和袈裟をしている。
「今日は参与会の行事ですか?」
「え?知らんの?今日明日は旧正御影供だよ」
「?」
ああっ勉強不足ですんません。

H大先達とわかれて
行き交う観光客の間を歩き、高野山消防署の隣にある
小田原坊高室院に着きました。
ここが今夜のお宿です。
he9-8a-07.jpg

以前、西国四十九薬師霊場11番札所参詣でここに来たとき
宿坊やっていると聞いて、いつか泊まりたいなあと考えていたのです。

チェックインする前に本堂にご挨拶を・・・
ネコちゃんが本堂前の階段に寝そべっています。
he9-8a-08.jpg

「こんにちは」

わしが近づくとピューッと逃げていってしまい、
場所を本堂脇に移して日向ぼっこの続きをしていますよ。

部屋に通されて、役僧の方にさっき聞いた行事を聞いてみたら
パンフレットをいただけました。
he9-8a-09.jpg

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
旧正御影供
弘法大師が奥之院で入定された旧暦3月21日に、報恩の誠を捧げる法会です。
5月5日
 午後6時 萬燈萬華会(大伽藍)
 午後7時 御逮夜法会(大伽藍御影堂)
5月6日
 午前9時 奥之院法会(奥之院燈籠堂)
 午後1時 御影堂法会(大伽藍御影堂)
春季結縁灌頂もやっているそうです。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

ああ、勉強になりました。
来年度は平成31年4月24日・25日ですって。

今日の宿坊宿泊者はわしを含めて2人で、
もうひとりの人は今夜の法会に参加されるらしい。

わしも行こうかな?と一瞬思ったが、
どうもご縁が繋がらないようで行く気分になれない。

それよりも、
お茶請けで出されていた「みろく石饅頭」がやけに美味しかったので
お土産として買いに行こう。
ちょうど高室院の正面に土産物屋があったので入ったら
先ほどのH大先達のご一行がいました。
「またお会いしましたね」
「そうやね」
四国でまた飲む事を約しました。

店で聞いたら、みろく石饅頭は2軒隣の店でしか売っていないとか。
早速行って買います。結構混んでいますよ。
ああ、また荷物が増えてしまった。
道路向かいの店を見ると、食料品店です。
フラッと入り、麦泡般若湯を仕入れる。

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部屋に帰ると、やがて夕食の案内がきました。
隣の部屋で独りだけで膳の前に座る。
高野山宿坊での精進料理は3度目です。
宿坊ごとに味も内容も変わるのですね。
ここの味付けは濃い目です。
小田原坊というから関東風の味付けになるのでしょうか。
ゆっくりゆっくりかみしめながら味わいました。
筍の木の芽和えが季節感満点で美味しゅう御座いました。

宿坊では旅館並みの設備やアメニティ、サービスを求めるのは野暮と言うもの。
本来は修行者が泊まる所ですから。
が、ここは浴衣やタオル、テレビもある。宿坊も色々ですね。
浴衣を着てお風呂に行き、
湯からあがってテレビを見ながら麦泡般若湯をいただいてくつろぐ。

寝そべって見ていたら瞼がくっついてきたので寝ました。



5月6日(日)
0550から朝の勤行があります。
回廊を通り、本堂に行く。
よほど寒いかと思ったが、さほどでもなく、冷気がかえって心地よい。
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昨日、亡き父親の回向をお願いしておきました。
こんなことするのは初めてです。
半ば無意識に申請してしまいました。
浄土真宗の戒名を書いて真言宗では問題ないか?
と思いましたが、なんら問題ない、と言っていただけました。
奥之院には法然上人や親鸞聖人の供養塔もあるなあ。

本堂内には香の香りが漂い、厳かに理趣経が始まります。
やがて父親の回向に移り、亡き父親のために祈りました。

勤行が終わり、回廊を渡っているとき、
壁に貼ってあるポスターの言葉に、ひどく心惹かれました。
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お寺では時々こうしたいい言葉に出会えます。
これを自分の言葉で伝えられるといいなあ。

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朝食は、昨日と同じ部屋で独りきり。
お櫃のご飯は・・・昨日より少なめ。
ゆっくりゆっくり味わいながら頂くと、満腹感が得られました。

0730
時間に追われないのでゆっくり身支度をして宿坊を出ます。
玄関には誰もいませんが、お礼の言葉を言って出かけましょう。

今朝はまず奥之院へ行きます。
朝早いので歩道を歩く人もいません。
朝の冷気が気持ちがいいねえ。
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奥之院への参道も、ほとんど出会う人もなし。
ここの絵を描きたいんですが、なかなか気に入った風景に出会えません。
参道と供養塔を描かねば!という
固定観念に囚われているせいでしょうか?

すると、こんな景色も奥之院ともいえるでしょうかね?
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灯籠堂近くになると、人もボチボチ増えてきます。
納経所あたりにはカメラを持ったおじさんたちが沢山いますよ。
脚立もセットされている。
何かな?不勉強のわしにはよくわからん。
前日もらったパンフレットをよく読んでいなかった。

御廟橋前では家族連れが記念撮影しています。
みんなで写りたいのですが、誰がシャッター切るかでもめています。

「オヤジが撮ればいいのよ!」
「お父さんだって写りたいよ!」

「撮りましょうか?」

「は、はい。すいません」

「1たす1は?」
「に~!」
「ありがとうございました」
「いやいや」


御廟所まで進むと、
ダンタイサンの勤行がボリュームMAXで行われていました。
わしは隅っこで静かに・・・
灯籠堂地下に降りて、お大師さまの正面を見ると・・・
なんとなくお姿が見えたような気がしました。

満ち足りた気分で納経所でご朱印を頂き
「9時からお成りがありますので見ていってください」
「は、はい」
ああ、奥之院法会のための行道があるのかああああ。
やっとカメラや脚立の意味がわかりました。
わしって、まだまだ駆け出しやなあああああ。

どの辺で見物したらいいのかな?
御廟橋の手前がいいのかもしれない。
0845あたりからこの場所に陣取って待つ。
その間にも人はどんどん増えてきます。

「こんにちは!誰かと思えば!」

知り合いからお声がかかりました。
この方も参与会の輪袈裟をしています。
そうやね、参与会の方々にしてみたら、この法会に参加するのは当然ですね。
お仲間もたくさんいたので、納札の交換をしていると、
やがて僧侶の行道が始まりました。
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美々しい衣に包まれた僧侶の行列、輿、長持ち、
最後は専修学院の学僧が続き、その後を信者さんたちがゾロゾロ続きます。

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身動きできないくらいの人出なので、灯籠堂までついていこうかいくまいか・・・
悩んだ末、カメラを片付けて列の後をついていきました。
でも、灯籠堂まで上がったら更に立錐の余地もなくなったので
引き返すことにしました。人ごみが嫌いなんですよ。

喧騒から離れて参道を戻る。
心地よい空気に包まれて木漏れ日の参道を歩くと、心が洗われるような気がします。
この季節の高野山って、最高ですね。
小さい子供がわしの姿を見て、お母さんに尋ねているようです。
「あれは、お寺を歩いて廻っている人・・・」
なんてのが聞こえてきました。

高野山で見かける僧侶は黒か地味な衣装、
上下白の服装は珍しいのかな?
特に外国人観光客から見たら更に珍しいのでしょう。
さりげない風でスマホをわしに向けています。撮影しているのかな?

予定が終わり、しかし今はまだ午前中です。
このまま帰ってもいいが、もう少しこの場所にいたいなあ。

土産物屋の通りを歩いていると
「シャクナゲの花が満開です。金剛三昧院」
の貼紙がありますよ。
フラフラと脇道に吸い込まれていきました。
5分くらい坂道を登ったら、金剛三昧院の山門が見えてきました。
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ここは拝観料がいるのですね。500円払って中に入ると・・・
満開のシャクナゲが迎えてくれました。
なあるほど。こおりゃ、すごいや。
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横峰寺のシャクナゲも壮観ですが、
ここは風景によく馴染んで、その豪華さを醸しだしています。
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拝観者は皆、声もなく見とれています。
わしも縁側に荷物を置いてしばらく見とれていました。
ああ~、眼福であります。
ここも宿坊をやっているみたいで、今度はここに泊まれたら嬉しいなあ。

大満足で高野山を楽しむ事ができたので、さて帰ろうかね。
バスに乗って「高野山駅」まで行き、
ロープウェイで「極楽橋駅」まで降りて、
さて「特急こうや」の席は空いているかな?
窓口で聞いたら、おお、空いていたよ。
指定券を買って乗り込む。やはり車内はガラガラ

多くは隣のホームにいる急行列車に乗り込んでいます。
贅沢してしまったかな?まあいいや。

特急が発車したら、急に眠くなる。
列車に乗るといつもこうです。
スヤスヤ眠っていたら、いつの間にか「天下茶屋駅」に到着!

駅ビルにある古書店を覗いてみたら、
「仏教質問箱」「悟りは3秒あればいい」
の2冊を買うことができました。
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お大師様に呼ばれて、龍神様に背中を押してもらい
パワーを沢山分けて貰ったいい高野山参りができました。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

次の週は久万高原から松山市内廻りです。
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プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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