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おきらく遍路旅 通算九周目 27番神峰寺~37番岩本寺

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春はそこまで来ている・・・そんな気分の土佐遍路です。
土佐の「蝮酒」さんの車お接待でサクサクいきました。
今回は蝮酒さんの導師様もご一緒してくださいました。

3月2日(金)
仕事が終わって阪急電車を乗り継ぎ、新大阪駅から1500に新幹線に乗ります。
ホームでふと見ると、「ドクターイエロー」がいますよ。
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おおっ、走っている姿を見るのもレアなのに、停車している姿をじっくり見ることができるとは!
幸先いいなあ。
列車旅は楽しすぎて、新大阪駅と岡山駅で駅弁買って食べてしまいました。
駅弁って、ちょっと量が少ないと思いません??
思うのはわしだけか・・・

1945に高知駅に着き、駅前の「高知ホテル」にチェックインして爆睡



3月3日(土)
ああ、今日は雛祭りなんやなあ。
子供が小さい頃は一生懸命料理作ったり雛飾り飾ったりしていたなあ。
孫にそれをやってあげるのはいつの日か。

閑話休題

0615
迎えの車に乗って出発!実は0530迎えに変更になっていたのを
0630に間違えてしまい、蝮酒さんを待たせてしまいました。
すまんこってす。

導師様を迎えに行き、高速道路に乗って一路窪川へ。

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37番 岩本寺着
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門前の土産物屋さんには、
歓喜天さまにお供えする大根は売っていないかな・・・ない。
ブンタン、デコポン、ポンカンなどが店頭を彩っています。
「カツオ飯コロッケ」が気になるが、お腹がすいていないのでやめておきます。

山門をはじめ、大師堂などには子供たちが作ったのでしょう、
雛祭りの絵馬が飾ってありますよ。
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気分満点ですがな。
列車の通る音が響く境内でお勤めをすまし、さて次に行こう。

高速道路を戻り、
高岡で降りて清瀧寺に向かいます。
ここの山道は車にとって八十八箇所屈指の難コースです。
「南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛
どうか無事で上までたどりつけますように・・・」

お大師様が願いを聞いてくださったのか、そうでなかったのか
降りてくる車にも出会わず、

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35番 清瀧寺着
梅の花が境内を飾っていますよ。
いい香りもしてくる。

御本尊、お大師さまへご挨拶を終えて、
本堂横のお地蔵さまがおられる小さな滝に行く。
ここはいつ来ても空気感が違うよ。
それに、流れ落ちた水が水面上で玉になっています。

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ご朱印を頂いた頃、駐車場が賑やかになってきました。
ダンタイサンを乗せたジャンボタクシーが2台
ピストンで上り下りし始めたのです。
おお、少し遅かったらこの車とすれ違いをしたんやなああああああ。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

高岡の町を南下して、宇佐の町へ出て、宇佐大橋を渡って

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36番 青龍寺着
高齢の導師様は今日は階段を上がるのはしんどいので駐車場で待ちます。

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そこはかとなく、いい香りが境内に漂っています。
いいお線香の香りかなあ?
ダンタイサンが沢山上がってきたので、そのうちのどれかかなあ?
バスツアーは御刀自様たちが多いので、長い石段を登る速度も違う。
早く来る人遅れてくる人
で、本堂大師堂でのお勤めは2回に分けて行っています。
先達さんも大変やねえええ。

わしと先達さんは挨拶を交わしました。
隣にいた御刀自様がわしの先達輪袈裟を見て
刀自「あらまぁ~、いっぱいつけているねぇ」
わし「いえいえ、まだ駆け出しですよ」
先達「そうね、私と同じくらいかしら」
わし「そう。先達大会はお互い1回しか行っていませんしね」
刀自「そのバッチはなに?」
わし「歩き遍路バッチと、88トイレの会・・・」
刀自「え?(笑)トイレぇ?」
わし「札所のトイレを整備する先達の会です」
先達さんは(?)ながら「先達の会」という語句に反応して無言でしたが
御刀自様は「トイレ」の語句だけに反応し、笑いながら去って行きました。

石段途中の弁天堂には今日は水が流れていたので
そこでお金を洗わせていただきました。
コインはジャブジャブと、お札は端の方を洗い、
お金についている穢れを落とします。
洗ったお金の扱いについて導師様に聞いてみたら
飾っておくといいそうな。
また、穢れの落ちたお金を使ってもいいそうな。

ご朱印を頂き、山門脇をふと見れば、
沈丁花の花が咲きかけています。
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おお、この香りだったんだ!
満開の頃とは違い、咲きかけなので控えめの香りをあたりに漂わせていますよ。
ひっそりと香る沈丁花、いいっすねええええええええ。

山に囲まれた春野の里を東に進み

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34番 種間寺着
駐車場のトイレを見ると、
おおっ
新しくなっていますよ。ありがたやありがたや。
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トイレの設置やその後の毎日の掃除などは
お寺の仕事になっています。
参拝者は当たり前のように何気なくトイレを使っていますが、
そこを管理する人の存在を思い、有難く使わせて頂くことが肝要です。

手水を使っていたら、高校生くらいの女の子が
「こんにちは!」
と元気に挨拶してくれました。
種間寺の孫娘さんのようです。
彼女を見ただけでここのお寺の人達の雰囲気がわかりますね。

通夜堂のシーツはいつも綺麗ですしね。

実はわしの家のある裏京都市の真言宗寺院の裏山には新四国があり
そこの種間寺石仏周辺は、猪の被害を受けて地面が酷く掘り返されているので
補修をさせてもらっているのです。
水仙や彼岸花の球根を植えて根付かせようとしています。
3年目にはなんとか根付き、猪の被害も少なくなりました。
http://okirakudojyo.blog93.fc2.com/blog-entry-90.html
そんなんで、わしは勝手ながら種間寺とはご縁があるのです。


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33番 雪蹊寺着
今日は駐車場にはマイカーが多く、春遍路の季節になってきたなあ。
大師堂前の梅の花も控えめに咲いています。
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今日はあと一箇所廻っておしまいにしましょう。


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31番 竹林寺着
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あっしまった!
奥之院納経帳を持ってこなかった。
船岡堂を見るといつも後悔しているような気がします。

本堂では法要が行われているらしく、喪服の人たちが行き交っていますよ。

さて今日はここでおしまい。
導師様を家まで送り、帰り道のスーパーで今夜の食事を買います。
前回「土佐巻き」を食べたので、もういちど食べようと思ったのですが
なかった・・・・

般若湯も買い込み、地蔵堂へ。
線香の煙の染み込んだ堂内へ入り、荷物を解く。
蝮酒さんは、明日は用事があって朝一番には迎えには来られません。
お迎えが来るまでゆっくり過しましょうかね。
明日の時間を約して蝮酒さんを見送ったら
雨が降ってきました。

まず、ご本尊のお地蔵さまと、お大師様へ挨拶をします。
畳敷きなので五体投地礼ができるよ。
ゆっくり、ゆっくりお勤めができます。

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そのあとは、夕食を頂きましょうかね。
「土佐鶴」のワンカップとお弁当でお腹が一杯
お腹がくち、酔いも加わって眠くなってきました。
何もする事がないので寝袋にもぐり込んで寝ましょう。

昔は地蔵堂で独りで夜を過す、なんて怖くてできなかったのですが
お遍路修行をしていると、平気で寝る事ができるようになってきました。
お地蔵さまとお大師様が守ってくださっている安心感に包まれるのです。

噂では怖い通夜堂も某所にあるという・・・

夜中二度ほどおしっこで目が覚めて、頭にライトをつけて屋外に出ます。
雨はあがっていて満月に近い月が下界を照らしています。
寝袋にもぐり込んだらまた眠くなってきて爆睡


3月4日(日)
窓の外が明るくなってきて目が覚めました。
10時間くらい寝ていたかなあ。気分は爽快です。
贅沢といえば贅沢なんですが、入浴をしたかったなあ。
銭湯はこの近くにはないか?調べてみます。

顔を洗って口をすすぎ、お地蔵さまとお大師様の前に座り、
朝のお勤めをします。

近くにコンビニがあるのでそこで用を足し、
コーヒーを買ってきて地蔵堂へ戻り、
朝食のパンを食べよう・・・と思ったが

あっそうだ、朝の瞑想をしよう!

先日ワークショップで阿字観を学んだのでやってみる。
阿字観というよりは座禅になっています。
畳んだ座布団を尻に敷き、結跏趺坐ができないので、
左足を右腿の上に乗せる半結跏趺坐をします。
窓を開けると水の音がチョロチョロと聞こえてきます。
おお、1/fの揺らめきや!
鳥のさえずりも聞こえてきます。
誰も来ない地蔵堂は静寂が満ち・・・
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吐く息のみに神経を集中して他の事を考えない・・・
どうしても色々なことが浮かぶ。
しかし落ち着いてくる。

15分くらい経っただろうか。
目が覚めた。
リラックスできたやろうか。

朝食をいただき、そのあとお堂の掃除を始めました。
狭いお堂なので念入りに箒を使って清める事ができました。

今日は蝮酒さんは10時過ぎに迎えに来るそうです。
持ってきた本でも読もうか、
いやいや、せっかくの機会です。瞑想をもう少しやっていよう。

瞑想を始めたばかりの自分にとって
まだ「瞑想をしている」という自分の意識が頭を占めています。
天地和合の境地に至るまでの道程は長いなあああああ。

だいたい15分瞑想して休憩し、また15分・・・
2時間くらい経ったやろうか。

蝮酒さんが迎えに来ました。
導師様は本日用事があるので来ません。

今日は時間が遅いので27番神峯寺~28番大日寺~32番禅師峰寺~29番国分寺
のコースを廻ります。

ではまず37番へ向けて・・・

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27番 神峯寺着
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意味不明(?)の石像の後ろには満開の梅の花がいい香りを放っています。
手水場では、名水が滔々と流れています。
ふと見ると、昨日の清瀧寺で見たような水滴が玉になっています。

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本堂までの長い階段を登り・・・本堂、大師堂、お不動さまにご挨拶して
納経所でご朱印をいただき、もういちど手水場の水を見てみます。
どこの水でもこうなっているわけではない・・・・
名水、霊水と言われている場所ではこうなっているのか?
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ちょっと調べてみました。
流れ落ちた水が水滴となって水面を転がる。
これを「液滴現象」というそうな。
伏流水などは水のクラスタ(結合)が小さく、
表面張力が高いのでそうなる・・・のか
表面電荷が大きいと水面と水球が反発しあうのか・・・
調べれば調べるほど訳解らんようになってきた。
しかし、
霊気漂う2箇所でこういった現象を見たので関連性あるのかも。
誰か知っている人、教えてください。


ここから、今日の最終目的地の高知駅を目指して時間内に廻れるだけ廻ろう。

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28番 大日寺着
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ここでも梅の花が丁度いい塩梅に咲いています。
しだれ梅が美しい。
本堂に上がることができるので、
蝮酒さんと中に入らせていただきます。
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今回は導師様が一緒にいないので喜瑞に出会う機会は少ないが
それでも堂内はいい香りに満ち満ちていて脳髄に染み入ります。
五体投地礼でお勤めをしたら、あとで蝮酒さんが

「ご本尊さまがニッと笑っておられたよ」
「えっ?そそそうなの?」
「あんたの五体投地を見て『おお、そういう礼をとってくれるのか』と言っておられた」
「あ、はぁ~」

へぇぇ~、そうなの。

ここはいつも不思議な体験のできる札所であります。

では次は海の方へ行こう。
空港の方向に進み、


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32番 禅師峰寺着
山門脇にはしだれ梅が咲いています。
お不動さんとのツーショットを撮りたいが、どこがいいかなあ。
お不動さんに聞いてみたら、
「ここで撮るがよい」
と言われた・・・ような気がしました。
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石段脇の石仏には鮮やかな色の帽子が被せられています。
この写真のアングルのために、はいつくばって撮りました。
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さあさあ、次が最後となるかなあ。

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29番 土佐国分寺着
門前の扇屋さんは閉まっています。
まだお遍路シーズンではないのかしらん。

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本堂前には、やはり梅が咲き誇っています。
小規模のダンタイサンの読経と鈴の音が聞こえてきます。

今日は高知駅1613発の列車で帰るので
ここで終わりです。
残った24・25・26・30番は
またのお楽しみにしましょう。

毎回毎回車でお接待してくださる蝮酒さんに感謝感謝であります。
また導師様にも色々とお導きをいただき、
いささか修行が進んだように感じるのです。

また、瞑想については何処でもできるので
暇をみつけてはやりたいと思います。
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No title

 いい季節になりましたね~
 土佐春遍路、じっくり読ませてもらいました。

 腹ばい?になって撮られた石仏、いいアングルです!

 ところで、何処の歓喜天さまは大根がお好きなんですか?
今度、50番繁多寺さんへお参りするときに備えて教えて下さい。

No title

コメントありがとうございます❗
お遍路シーズンになりましたね。

歓喜天さまの好物は大根、お酒、甘いものなどなど。。。
大根は二又がいいそうですが、売っていないっすよね。
歓喜天さまの紋は大根ですもんね。
わしは歓喜天さまは恐い、と思っていたのですが、感謝の気持ちを持ってお祈りすればいいと教えて頂けました。

No title

 そうですか~
 紋が大根!
 ありがとうございました。
 今晩、HDDから繁多寺、八栗寺をめくってみます。

 間口が広い、奥行きもたっぷり、勉強になります。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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