FC2ブログ

おきらく遍路旅 通算九巡目 20番鶴林寺~21番太龍寺

he9-3a-01.jpg
今回は阿波の国、鶴林寺と太龍寺の山登りです。
また、「民宿碧」で実施される阿字観体験のワークショップに参加します。


2月16日(金)
いつものように夕方「阪急梅田高速バス停」から高速バスに乗り
「徳島駅前バス停」で降り、
「徳島ステーションホテル」に荷物を置きます。
素泊まりなので、いつものお気に入り洋食屋でハンバーグを食べましょう。


2月17日(土)
今日は鶴林寺と太龍寺をやります。

he9-3a-02.jpg
朝食は駅前松屋の朝食セットを食べ、
駅前のバスターミナル5番「黄檗行き」0710発に乗る。
1時間ほどバスに揺られて「生名バス停」で降ります。740円

0813
he9-3a-03.jpg
さあここからスタートです。
今日は錫杖とストックのダブルで登るとしましょうかね。
今日は風もそれほど吹いていないし、
沁みいるほどの寒さでもない。山登りには最適の日ではなかろうか。

he9-3a-04.jpg
山茶花の花と、民宿山茶花の看板が並んでいますよ。
看板は、このコントラストを狙って立てられたのでしょうかね。

鶴林寺の登り道は自分の足の幅に合った階段や
比較的緩い傾斜の山道なので登りやすくて好きですね。

やがて「水呑大師」が見えてきました。
今日はここの水を頂いて登るつもりなのです。
まず、グビグビ呑んで・・・
ペットボトルになみなみと汲んで、リュックのポケットに突っ込みます。

息は切れてきますが心地よい。
山道は無心になれるので好きなんです。
徒歩禅といったところでしょうか。

he9-3a-05.jpg
休憩所から見る下界は美しい。
遥か向こうには「かも道」の稜線が見え、蛇行する川面が光っています。
ああ、この光景を写すにはいいカメラが必要なんでしょうね。

0930
20番 鶴林寺着
he9-3a-06.jpg
山の上だけあって下界よりも寒い。
手水鉢が空ですね。凍っていて水が出ていないのでしょう。
塗香を取り出して塗ろうとしていたら
若い車遍路の夫婦が来て「水がない・・・」
とつぶやいていたので
「塗香を使います?」
「???」
「身体を清めるためのものです」
「へぇぇ~!」
「わしのお気に入りのバニラの香りの塗香です」
「へぇぇ~、いい香り!」

前回、本堂横に立つお地蔵さまの視線に捕まってしまったのですが、
今回は特に何も起きませんでした・・・

he9-3a-07.jpg
大師堂前の水受けが凍っていますよ。
それに軒下に雪も残っています。
寒いはずです。汗がにじんだシャツが冷えて寒くなってきましたがな。
納経所で
「お疲れさまです。車ですか?」
「いえ、歩きです」
「寒いのにご苦労様です・・・」
飴を2ついただきました。

ここから急な下り道を一気に下ります。
登りに比べて下りは急なので注意が必要ですね。
雪がないので安全ですが、堆積した落ち葉も要注意です。

大井の集落まであっという間に降りてきて
水井橋を渡り、今回は真っすぐに太龍寺道を登ります。
最近はかも道ばっかりだったなあ。
なんか久しぶりといった感じで、道の景色を忘れていますよ。

he9-3a-08.jpg
この道も最初はなだらかな山道で歩きやすい。
鼻歌も飛び出してきます。
それに誰にも出会わないのもいいよね。
ケダモノにも出会いません。

he9-3a-09.jpg
ふと道の脇を見るとお大師様がおられる。
日の光と影の具合が何とも言えぬいい雰囲気を出しています。
こうやって太龍寺道をたどる旅人を見つめてくれているんですね。

he9-3a-10.jpg
階段の道が始まると、ちょっと苦しくなってきます。
なぜって、自分の歩幅に合っていないからなんです。
で、
苦しくなってくると階段脇を歩くようにしています。
身体がほてってきて、手袋をはめていると暑い。

丁石のお地蔵さまがおられるのですが、数が減らないので、
あとどのくらいで札所につくのか?
よくわからなくなってきます。

he9-3a-11.jpg
しかし、二十五丁のお地蔵さまが
ガッツポーズで励ましてくれているような気がして
元気が出ました。
あとひと息!

1214
he9-3a-12.jpg
車道・かも道・太龍寺道の合流点に出ました。
おお、結構早く着きましたよ。
やっぱり夏よりも早く登る事ができるみたいです。

ここから800m歩いて

1230
21番 太龍寺着
やれやれ。
本堂に行く前に、納経所前のベンチでひとやすみ。
日差しが温かくって春が来たようですよ。
he9-3a-13.jpg

自販機で現代の御加持水を買って一気飲みすると
気力が蘇ってきました。

境内には誰もいない。



思ったら
車遍路さんがフウフウ言いながら登ってきました。
ここは駐車場から遠いもんねえ。

本堂でお勤めをしていたら、ロープウエイ駅から賑やかな声が聞こえてきます。
(ダンタイサンか・・・)

he9-3a-14.jpg
大師堂は、工事用足場で覆われていました。
いつぞやの台風で倒木が屋根を直撃したらしい。
修理するにも寺社は普通の住宅と違ってお金がかかるんやろうなあ・・・

大師堂の奥に廻ってお勤めさせていただきました。

さて、ここからどうやって下界に降りようか?
今夜泊まる民宿碧の女将さんが迎えに来てくれるので、
どのコースでどこに下りても大丈夫なんですが、昼食がまだだなあ。

ロープウエイで降りるか。

he9-3a-14b.jpg
切符を買い、発車までの時間、しばし椅子に座り眠りこける。
待合室は暖房が効いていて温かい。

やってきたロープウエイの乗客は
わしと、おじさんの2人のみ。
それでもガイドさんはきちんと説明をしてくれます。
おじさんは盛んに眼下の景色を撮影していました。

山麓のロープウエイ駅で簡単な昼食を食べ、
碧に連絡をしたら、まもなく迎えの車が来ました。

まだ2時過ぎ・・・
民宿碧に着いてから、まず洗濯と入浴
それからひと眠り

4時に、他の参加者の迎えに行く車に便乗して立江駅まで行きます。
ここで2名の人をピックアップして
近くのスーパーマーケットで今夜の夕食のネタを仕入れます。
今夜は民宿は夕食なしなのです。
なぜって、6時から講習会があるのです。

民宿碧に戻り、みんなと囲炉裏のある広間で買ってきたお弁当を食べます。
般若湯も買ってきたんですが、今はまだ呑めません。
講習会が終わってから・・・
我慢我慢

平等寺谷口真梁副住職も到着され、講習会の準備が進む。

午後6時
「お泊まりワークショップ」の始まり。
平等寺副住職による「ヤギでもわかる仏教概論」
he9-3a-15.jpg

ヤギとは・・・
碧で飼われているヤギのスモモちゃんのことですね。


うう~む。
ヤギでも解るというが・・・ヒトのわしにはわかるかなあ。
仏教概論の内容は、
釈迦の説いた仏教、龍樹以後の大乗仏教、そして現代に至る仏教の流れについて。
知らなかった事ばかりです。
he9-3a-16.jpg

それに、お釈迦さまが自分で悟った事を、
万人に説く言葉を持たなかったというのは興味深い。
あまりに教えは深遠であるから、言葉では表現できない。
これって禅宗の不立文字、教外別伝に通じることやろうか。

仏教の根幹をヤギにもヒトにもわかりやすく教えてもらいました。
語り口も軽妙で退屈しません。
善智識谷口真梁様々であります。

9時
he9-3a-17.jpg
あっという間に2時間が過ぎ、お茶など飲みながらフリートークタイムです。
ここで気になっていたお遍路の事について気になっていた
色々なことを聞いてみました。
すると今まで悩んでいた事が嘘のようなお答えをいただき、目から鱗です。

その内容については賛否両論あり、
ここで述べる事は憚られるので、割愛させていただきます。

10時
he9-3a-18.jpg
更にその後は般若湯が出てきて、話は更にくだけた内容になってきた。
いいぞ、いいぞぉ~。
時間がたつのも忘れるほど楽しいフリートークでした。

11時
これ以上夜更かしをすると、明朝の阿字観に差し障ってきます。
このへんでお開き・・・

わしの部屋には、轟々とした鼾が響き渡っていた事でしょう。
みなさん、ごめんなさい。


2月18日(日)
今朝は6時から阿字観体験です。
昨夜の宴会場(?)を片付け、平等寺から運び込んだ機材を並べます。
阿字観とは、真言宗で行われる瞑想法で、座禅と通じるかな?

he9-3b-01.jpg
まず大日如来様に五体投地で礼をします。
正しいお作法を教えてもらい、板の間でするのですが
膝が痛くて仕方ない。
これを108回もようできんよ・・・・。

he9-3b-02.jpg
正しい姿勢と、正しい呼吸、心を落ち着けて目の前の月と一体化する。
しかしてこの月は天空に浮かぶ月ではなく、池の水面に映る月
心の揺らめきが月の揺らめきにもなる。

he9-3b-00.jpg
数珠を繰りながら大日如来の真言を千回唱える・・・
半分くらいで時間になりました。

おお、瞑想ができた!

わけではなく、その入り口を覗かせてもらったにすぎません。
実生活において阿字観はできます。
これを繰り返すことによってリラックスできたり、集中力が増すと言われますが
わしにそれできるかなあ??

今度は座禅体験をやってくれないかなあ。


参加者は、それぞれの気持ちで阿字観を体験したでしょう。


he9-3b-03.jpg
朝食はヘルシーな料理が出てきました。
メインは「蕎麦汁」蕎麦の実を使った雑炊ですね。
これがなかなか美味しい。何杯でも食べられそう。
それに味噌お握りも美味しいねえ。柚子がアクセントになっています。
今日これからお遍路される人の昼食に配られます。
いいなあ~、わしも欲しいなあ・・・・。

食後は、またまたトークタイムになってしまいましたが
今日の予定がある人もあり、あまり長居もできない。
心を残しつつお開きに。
次回はどんな企画があるんでしょう。楽しみ楽しみ。

参加者の方の車に乗せてもらい、徳島駅まで送っていただきました。

1000発の梅田行きのバスに乗って帰りました。

お遍路色は多少入ったんですが、今回は仏教関連の勉強会といったところでしょうか。
なかなかためになりました。
今度は平等寺の民泊を経験してみたいなあ。
なにか楽しいことがありそうです。
he9-3b-04.jpg





スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

No title

 ますますスゴイ修行を積まれていますね~
 板の間で五体投地を108回ですか・・・
 チベットとかネパールでは?、五体投地を続けながら
聖地へ向うといいいますが・・・
 う~ん私みたいな凡人にはとてもマネできません・・・

 私は3月から坂本屋でせいぜい囲炉裏の火をうまい具合に燃やすことから励みたいと思います(笑)。

No title

わしも凡人なので3回が限界です。。。
ご縁がつながれば色々な体験をしてみたいと考えております。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード