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おきらく遍路旅九巡目 13番大日寺~23番薬王寺

おきらく遍路旅九巡目 13番大日寺~23番薬王寺
平成30年2月2~3日

日本列島には例年になく寒波が居座り、終日寒い。
四国も寒い。
しかしお遍路修行には暑さ寒さは関係ありません。

2月2日(金)
今日は朝も早よから「阪急梅田高速バスターミナル」に行き
0700発の徳島行きに乗ります。
徳島は前日に乗り込む必要がないのでいいですね。
座席に座り、さて本でも読もうかと取り出し
2~3頁めくったら眠りに落ちてしまいにけり。

0930「徳島駅前バス停」着
徳島の朝の雑踏をかきわけ、列車の切符を買います。
0951「徳島駅」~1001「南小松島駅」
今日はここから歩きます。
待合室でゴソゴソ装束を改めていたら観光案内の人から
「恩山寺まで行くのですか?近道をお教えします」
「ありがとうございます」
手書きの地図をいただきました。
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駅前の名水「のぞみの泉」で今日の水分を補給しておきましょうか。
地元の人達が汲みに来ていますよ。

鉄道を横切り、恩山寺方面に向かって出発
やはり寒い。それに風が吹いています。
素手では手がかじかんでくるので、手袋を取り出しましょう。

1046
18番 恩山寺着
糜爛樹が出迎えてくれます。
樹の後ろの遍路道を歩こうと思ったのですが、トイレが近くて困ります。
車道を登り、駐車場のトイレに駆け込んで一息つきました。

本当に何気なく見ているのですが、札所にトイレがあるのは有難い。
毎日お掃除をしてくださっているのに感謝の気持ちを持ちます。
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お大師様に到着のご挨拶をして、本堂大師堂でお勤めして
ベンチに座っていたら
歩きのお父さんが語りかけてきました。
定年後から歩いて2巡目だそうです。
いいなあ、わしも早く自由な時間を持ちたいよ。
でも、いざ365日休日になったら持て余してしまうかもしれん。

次に行こう。
牛小屋の間を通り抜け、竹林の山道を通ります。
聞こえるのは風で竹の擦れ合う音と自分の錫杖の音のみ。
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弓張り坂にはお地蔵さまと、誰かが置いていった菅笠があり、
お遍路雑誌に載っていそうないい風景ですね。
ここは低いアングルで写真を撮ると雰囲気満点・・・のような気がします。
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山を降りて道路沿いに進むと
以前あったお接待小屋がなくなっていました。
もともとここは工事のためのプレハブ小屋が建っていて
工事が完了したのでしょうね。少し寂しい気がします。
最初の遍路のとき、ここで水道をひねったら熱湯が出てきた思い出があります。
暑い日だったもんなあ。

お京塚にあるへんろ小屋でひとやすみ
ふと見るとこんな張り紙がありました。
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そうだよなあ。
初心に帰らなければいけないなあ。
修行が足りないと、自分のやった事を自慢したいものです。
人のやっている事を批判したいものです。
わしの遍路記も、ともすれば上から目線の記載もあるかもしれません。

しかし、ネット社会では批判をする人は匿名で批判ができます。
自分自身の発言の覚悟も責任も感じることなく
無責任この上ありません。
どうか、批判をする人は正々堂々とメルアド、名前を晒して批判してください。
あなたの行為は、天知る地知る人ぞ知る。お大師様が見ていますよ。
それに、投稿のソースを見ると、IP抜きは簡単にできて解析できますよ。
誰が書いているのか解ります。
多分「ソース」「IP抜き」の意味をわかっていない人が書いているのでしょうが・・・


おお、いかん。ついつい愚痴を書いてしまいました。
卑怯な人間が嫌いなもので。
南無大師遍照金剛

黙々と遍路道を歩み
やがて白鷺橋の赤い欄干が見えてきました。
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1215
19番 立江寺着
寒い冬の金曜日、境内には人影もなく
ゆっくりと大きな声で勤行ができましたがな。

もうお昼かあ。なにか食べるかな?
門前の食料品店を覗くと、店頭にみかんと干し芋があるよ。
それに安い。
さっそくみかんと干し芋を買い、
「立江駅」のホームで汲んできた水で食べましょうかね。
時折吹いてくる風が冷たいが、
日が照っているので日に当たっていればそれほど寒くない。
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1313の列車で「新野駅」まで行く予定です。
すると、1245に列車がやって来ました。
「阿南行き」と書いてあります。
とりあえずそれに乗ろうか。
乗ったはいいが、すぐに「阿南駅」に着いて、そこが終点
30分近く吹きっさらしの駅のホームで待ちます。
なんかこっちの駅のほうが寒い気がします。

1335「阿南駅」~1350「新野駅」
ここから2km歩いて平等寺に行きます。
普段のわしのノソノソした歩みでは40分以上かかるのですが、
今日は寒いので汗もかかないし、時間も気になるのでさっさと歩くことにします。

1420
22番 平等寺着
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おお、30分で着いたぞ。
境内には車遍路さんが2組ほど。
時間に余裕があれば奥の新四国霊場巡りも行ってみたいですねえ。

本当は平等寺の民泊のお世話になろうと考えていたのですが
今は都合があって受け入れはできないそうな。残念です。

もと来た道を引き返して「新野駅」までさっさと歩く。
さっさと歩いて早く着いても列車の時間は決まっています。

1525「新野駅」~1544「日和佐駅」
なので、しばらく無人の駅舎で佇む。
自販機の温かい飲み物が身に沁みるなあ~。

やってきた列車に乗って
「日和佐駅」に着きます。
駅裏の道の駅で、今夜のおやつを買っておきましょうかね。


1558
23番 薬王寺着
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ここは厄除けのお寺なのだなあ。
わしの前を進む女性が、一円玉を撒きながら階段を登っていきます。
女性の厄年は、19歳、33歳、37歳、61歳
うう~む、服装、雰囲気から19歳か・・・
いやいやそれとも33歳・・・

本堂ではお父さんらしき人と、お姉さんらしい人が待っていたので
やはり19歳か。

人の年齢の事はどうでもいい!

兄貴が戌の厄なので、彼のことを祈願しましたがな。
気がついたらいつも彼の事を祈願しているよ。
それに嫌いだった父親の供養もしている。
ご先祖さまが「しろ」と言っているのでしょうかね。

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今夜のお宿は
薬王寺宿坊です。温泉を併設している所で
話のネタに泊まることにしました。
しばらく閉館していたのですが、最近復活したそうです。

素泊まりで、食事は温泉併設の食堂で摂ることができます。
広い和室の部屋で、今夜のお泊り客はわしひとりのようです。
洗濯物を抱えてランドリーに行き、その先の温泉にゆっくり浸かります。
地元の人達も利用しているようですね。

風呂上りに食堂に行き、麦泡般若湯を一気に喉に流し込む。
ああ~、法楽
味噌カツを美味しくいただき、満足です。
ご飯のお替りができたらもっとよかったかも・・・
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一気に酔いが廻り、洗濯物を抱えてヨロヨロと部屋に帰り干したら
もう気を失ってしまいました。


2月3日(土)
朝食を頼んでいないので、早立ちをします。
朝の勤行は、本堂まで登っていかねばならないので
今回はやめておきましょう。申し訳ないっす。

今日は徳島まで戻り、17番~13番まで歩く予定です。
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ふと振り返ると暗い空にライトアップされた瑜祇塔が浮かんでいて
幻想的な景色です。
0608「日和佐駅」~0729「徳島駅」
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車窓からは刻々と夜が開けてくる。
徳島に着く頃にはすっかり明るくなっているが、寒い。

0810「徳島駅」~0826「府中駅」
線路を横切り、黙々と北に向かって歩きます。

0851
17番 井戸寺着
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土曜日なので、昨日よりは境内には人が多い。
中国語を話すリュックを背負った遍路さんたちがるよ。台湾かな?

もと来た道を南下して次の札所へ。
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いつも気になるのは大御和神社です。祭神は大国主命だそうな。

1000
16番 観音寺着
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手水を使う手が冷たい。
自分の灯した線香の煙が自分の所に流れてきて、いい気分です。
お線香にはこだわりがあって、多少値が張っても自分のお気に入りのものを
使っているのです。ちなみに、伽羅がベースのお香です。

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ここから国分寺までは、国分寺の遠景を見ながら好きな道程を辿るのが
お気に入りです。
高い建物のなかった昔は、お寺の屋根を目指して歩くことができたのでしょうね。

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畑には菜の花が満開です。
こんなに寒い日なのに菜の花、春はもうすぐといった気分になるのです。

1105
15番 阿波国分寺着
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本堂は修理中で、御本尊は烏瑟沙摩明王堂に移動されています。
その昔兵火で焼かれた際にもここに移動されていましたねえ。

ここで問題発生!
ライターが点かないよ!
寒いからかなあ・・・でも前の札所では点いた。ガス切れか!
あああああ、塗香で誤魔化すか・・・?
幸い灯明台の引き出しにはマッチがあるよ。
ありがたく使わせていただきます。
南無大師遍照金剛

以前飛行機遍路の際に、ライターは1個まで!と言われてから
予備のライターを持っていなかったのです。

それから気温が低すぎるとライターのガス圧が低下して
点火しなくなります。
マッチも用意しておくべきでしょうね。そうしよう。

反省の気持ちを持ちながら遍路道を歩み

1119
14番 常楽寺着
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冬の花といえば水仙で、山門で咲き誇っています。
ここでもマッチのお世話になります。
本堂で大師堂分も点けておいて、火が消えないようにそろそろと
大師堂まで灯明を運ぶ。

寒いのか、境内にいつもいる猫ちゃんたちはいないよ。

さてここで今回は終わりにして近くの「常楽寺前バス停」から徳島に帰るか?
いやいやまだ早い。
大日寺まで行きましょう。

1211
13番 大日寺着
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今日は新奥之院国中寺で節分会が行われていて、
金住職はそちらに行っているんやろうなあ。
本堂、大師堂でも備え付けのライターの火をお借りします。

1318に、徳島駅前行きのバスがあります。
1時間くらい時間があるので
日の当たる縁側に座って
昨日の残りの干し芋を食べながらボ~ッとしながら過す。
お寺の境内でボ~ッとするのもいいですねええ。
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やがてバスの時間が来たので「一ノ宮札所前バス停」からバスに乗って
「徳島駅」に着く。1400
高速バスセンターで1700発の梅田行きチケットを買い、
それまで「びざんの湯」に浸かって疲れを癒しましょうかね。
わし、サウナが好きなんです。
汗を限界まで出して身体の毒を出しつくします。
屋外に冷水泉があり、そこに肩まで浸かったら、心臓が止まるほど冷たい。
外気も1℃くらいなんじゃないかと思うほど寒い。

寒中に水行をされる人達を尊敬します。
わしにはとても真似が出来ません。

風呂のあとはいつものお気に入りの洋食屋さんに行き
まずはビールをぐいっと。
アルコールが細胞に染み渡っていきます。
今日食べたのはミンチカツです。ハンバーグのほうがよかったかな?

酔いが気持ちよく廻り、寒空でも寒くありません。
15分くらい高速バス停で立って待っていました。
やってきたバスに乗り込み、またしても爆睡してしまい、
気がついたら梅田でした。

次回は2月17日、鶴林寺~民宿碧で阿字観~太龍寺のコースです。
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Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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