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おきらく遍路旅八巡目結願 土佐の旅

おきらく遍路旅八巡目結願 土佐の旅
平成30年1月6・7日
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8巡目は少々乱れ打ちだったので、
結願は年が明けての新春土佐お遍路でした。

土佐遍路は友人のお接待で一気に廻ることができます。
ありがたや、ありがたや。
毎回書くのですが歩きではなく車なので
「それはいかん!けしからん!」
との御批判は肯んじて受けます。

しかしながら土佐遍路は御縁ある導師の方々に導かれ
いささか神仏からのメッセージを受ける事ができるようになりました。
それが修行が進むにつれて多く、強くなってきました。
誠に有難い事です。

これは土佐ではこのような修行をせよ、というお大師様からのお導きでしょうか。


1月5日(金)
いつものように伊丹空港まで自転車で行き、
そこから新大阪行きのリムジンバスに乗り新大阪駅へ。
新幹線ホームはいつもよりも子連れの親子が多いような気がする。

1月なので衣装を多目に着込んできたので
暖房の効いた車内は暑く、上着を脱いでくつろぎましょうかね。

岡山から特急南風号に乗り換えて高知まで行くんですが
混むと思って指定席を買ったが、自由席を覗いてみたらガラガラでしたがな。
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2050に高知駅に着きました。
南国高知といえども、やはり寒いですな。
今夜のお宿は駅前の「高知ホテル」
素泊まりなので朝食をコンビニで買いこんでチェックインする。
明日は早いのでさっさと寝ますかね。


1月6日(土)
高知のお遍路は、知り合いの「蝮酒」さんがお接待してくださいます。
まだ夜も明けない0515
蝮酒さんの車がやって来ました。
「おはようございます」
「おはようございます。よろしくお願いします!」
「おう!まかしときぃ!」

今回は逆に廻ります。
まずは37番岩本寺を目指して高速道路に乗り一路窪川へ。
朝早くは空いているね。
スイスイ車は進み、


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37番 岩本寺着
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まだ松の内なので、注連縄、松飾が掛けられていますね。
う~~ん、この飾りは歳神様をお迎えするためのもので、お寺にはいるのか?
とつい考えてしまいます。
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境内には神様も祀られているので、
この辺が神仏混淆の習慣を表しているのでしょうか。

境内でひときわ目を引く賑やかな幟の立っている聖天堂です。
大根をお供えするのですが、持ってきていません。
それに歓喜天さまはずっと信仰をせねばならないので
今のわしにはちょっと近寄りがたい。

もと来た道を戻り、今度は高岡で降ります。
まずは36番青龍寺さんへ行きます。

0830
36番 青龍寺着
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朝早いので参詣者は2~3人くらいで、それも初詣の人達です。
蝮酒さんは途中のコンビニで卵を買ってきて
本堂への石段途中にある弁天堂に供えていますよ。
卵をお供えするんですかああああ。
弁天さまの御使いは蛇なので、お供えは蛇の好きな卵なんやねえ。

本堂、大師堂でお勤めを済ませて
帰りに弁天さまの御下がりの卵をいただいて帰ります。

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納経所にはネコがいます。
「ここでネコを見るのは初めてです」
「時々入ってくるんですよ」
「ネコちゃんの写真撮っていいですか?」
「はい、どうぞ」
「ニャイ~ン」

さて次は高岡市内を北上して清滝寺へ行こう。
清滝寺への道路案内板をふと見上げたら、
おお、虹色に光っています。
どこかの光が投影されたのでしょうか。ううう美しい。
こんな道路案内板見たのは初めてです。

虹は、遍路指南によるとお不動様の顕現と書かれています。
お不動様がお迎えくださったのか・・・
わしはそう考えます。そう考えたいです。
この喜瑞に見とれて写真を撮るのを忘れてしまいましたがな。

その後利益か、
清滝寺への車道は登りも下りも何の問題もなく通行できました。


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35番 清滝寺着
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境内の駐車場には車はいません。貸切ですがな。
ずいぶんと気持ちよくお勤めをさせていただきました。
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厄除けの輪は、お正月だけの飾りではないのでしょうね。
でもなんだか新春らしい雰囲気です。

車遍路道中は絶好調で進み、


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34番 種間寺着
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前回境内で見た人懐っこいネコちゃんはいないなあ。
逆光で写真はうまく撮れませんでした。

半年後にここを訪れるときにはアジサイの花が綺麗でしょうねえええええ。


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33番 雪蹊寺着
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おや?
ここにはお正月飾りがないなあ。
臨済宗だからやろうか??
確か浄土真宗のお寺は飾りはないそうです。禅宗はどうなんやろうかね?

境内では名物の売店が賑やかに開いています。
思わず買いそうになりましたが荷物が増えるので、やめ。

桂浜から陸橋を渡って次を目指します。
37番から同じ車遍路さんが2組くらい一緒ですねえ。
彼らも逆に廻っているのでしょうか。
同じ人に間違いないと思うのは、車のナンバーが「88」だし、
お賽銭を投げ銭しているからです。

黒潮ラインを走っていくと、
「土佐たたき道場」のある「カツオ館」が見えてきました。
カツオのたたき体験ができるとか。
いちど行ってみたいなあああああああああ。

この話を蝮酒さんにしたら、土佐の名物「土佐巻き」という巻き寿司があるよ、
と教えてくれました。
たたきとニンニクスライスを巻いたお寿司だそうです。
どこのスーパーにも売っているそうな。
よし、夕食はこれに決まりだ!


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32番 禅師峰寺着
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駐車場には子猫がいて、ニャーニャーと餌をねだっています。
車遍路の婦人が買ってきたポン菓子をやっていました。
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境内から冬の太平洋を見たら、なんだか懐かしい香りがしてきました。
どこだったっけな?
と考えたら、三浦半島の冬の風景が蘇ってきました。
単身赴任の2年間しか住んでいなかったんですが
思い出深い場所です。


ここから、蝮酒さんの行きたい神社に寄ります。
南国市里改田琴平山の山頂にある琴平神社です。
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入り口には馬頭観音様がおられます。まだ新しい。
ここは交通事故が多いので建てられたとか・・・なぜに馬頭観音様?

ここの琴平神社は別名「猫神社」
やたらとネコが多いんですよ。
多く訪れる参詣者が餌をやるので数が増えるようです。
駐車場も境内もニャーニャーと賑やか。

本殿脇にはお神酒がある!
運転手の蝮酒さんには悪いが一口いただきましょう。

ああ、お正月から神社でお神酒をいただいて幸せ。

お遍路に戻り、五台山へ向かいましょう。
車中では昼食のパンをかじりながら・・・・


1300
31番 竹林寺着
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ここは観光地だし、学問の神様なので参詣者も多い。
お遍路姿はわしくらいかなあ。

蝮酒さんが本堂右奥の聖天堂に行くので一緒に行きましたが
なぜかわしはお堂の中には入ることができませんでした。
お堂の前には鳥居があるのはなぜか?
やはり神であって仏でもあるからか?

そうそう、ここの境内には奥之院の船岡堂があるんでしたっけ。
五重の塔の正面あたりで、お不動様がおられます。
まだここには行っていないので、次回にします。


車遍路旅は高知市内に進出し、一宮(いっく)を目指して進みます。
さすがに一宮神社には初詣の人達がたくさん来ていて駐車場は一杯です。


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30番 善楽寺着
善楽寺境内には車も人もいませんね。
おちついて参拝できます。
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入り口に立っている十一面観音様が日の光を浴びて
キラキラと光っています。
ふと見上げたら、今度結婚する娘の彼氏の顔に見えてきましたがな。
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ここの売店には色々と楽しい品物が多いね。
わしのお気に入りの三鈷杵輪袈裟留めもここで買いましたよ。


高知市内を逆に打ったことがないので次への地理がよくわからんが
蝮酒さんは却ってよく判るようで
サクサク運転していきます。


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29番 土佐国分寺着
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山門には門松はない・・・と思ったら片付けられた跡があります。
ここは早く片付けたのですね。

さすがにこの時間になると日陰は寒い。
門をくぐって本堂までの道が寒く感じます。

さあ、今日はあと1ヶ寺を残すのみです。

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28番 大日寺着
ここは山門の幕が新春飾りなのでしょうか。
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本堂に上がる事が出来るので、靴を脱いで・・・
読経している最中から、なぜか自分の周りが静寂になったような気がしました。
耳鳴りではないのですが、静かな静寂が耳を通して伝わってきます。
自分の鼓動がはっきりと聞こえてきました。

毎回ここの本堂では不思議な体験をします。
仏さまからのメッセージを受け取ることができたのでしょうか・・・
いささか修行が進んできたのでしょうか。

今日はここまで。
これからの予定は、蝮酒さんのお師匠さまの開催している地蔵講に参加させていただきます。
今夜はその地蔵堂に泊めていただく予定であります。

「のいち駅」近くのスーパーで今夜の食事と
お供え物を買いましょう。
お寿司のコーナーを見たら、おお、あったあった。
「土佐巻き」を買います。醤油、わさび、生姜のパックも忘れずに・・・

1730
地蔵堂に着いたら、ちょうどお師匠さまも到着した所です。
講の方々も三々五々集まってきて
お地蔵さま、お不動さま、お大師さまの前で皆で読経をします。
狭い堂内でお線香を焚いているので少し目が痛い。
読経が終わったらひとりずつお祓いを受けます。

そのあと高野山のお神酒もいただくことができました。
ありがたや。

講は19時過ぎに終わり、参加の人達は皆帰り支度
わしは寝る支度

水道、トイレ、電気、暖房もある有難いお堂で、冬の宿泊も寒くないよ。
でもここは、地元の人達が大切に守っている場所で
誰でも勝手に泊まっていい場所ではなく、
申し訳ありませんが、場所を示す事ができません。
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独りになって
買ってきた土佐巻きを食べようか・・・あっしまった!
醤油がない!
わさびを間違って2つ持ってきていたんやああああ。
まあいいや。
醤油なしでも充分においしいよ。

野宿、通夜堂宿泊の時に持ってくるウ井スキーをグッといくと
ほろ酔い加減になります。
では寝るか。
寝袋の下にはホットカーペットが敷いてあるので温かい。
エアコンをつけるまでもないね。
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昔はお堂やお寺で寝るのが怖かったが、お遍路を始めてからは
お大師様やお地蔵さまに見守られて寝るのは心強いです。

途中2度ほど目覚め、懐中電灯を頭につけてお堂の外のトイレに行きましたが
それほど寒くもなく、安眠できました。
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛


1月7日(日)
0630
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地蔵堂に朝がやってきました。
おもわず朝寝坊してしまいました。

身支度をして堂内の掃除をし、朝食のパンをボソボソ食べていたら
蝮酒さんが迎えに来てくれました。

今日はお土産に、蝮酒を持ってきてくれました。
前々から蝮酒を飲まんか、と言われていたのです。
最近衰えを感じ始めてきていたので
蝮酒で元気を取り戻そう!というわけです。

今日はお師匠さまも一緒に来てくれるそうです。ありがたや。
とても力の強い方で、その力を多少なりとも分けていただけます。


0850
24番 最御崎寺着
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ここの大師堂には結縁の綱があり、
ここを握るといつも上に引いていただけます。
また、鐘石は自分の年齢の数だけ叩くのだよ、と教えていただきました。

山を降りて港町に入ります。


0924
25番 津照寺着
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高齢のお師匠さまは上まで行かず、下から遥拝をします。
わしらはその代わりに本堂まで登り、お勤めをしましょう。


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26番 金剛頂寺着
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ここの境内は新春の色が濃い。
山門には国旗と仏旗がぶっ違いで掲げられていましたよ。
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宿坊へ向かう途中には弁天さまがおられ、そこにも参拝します。

さあ、今回の旅の終わりである27番神峰寺へ。
併せて8巡目の満願でもあります。

27番 神峰寺着
あっいかん、神峰寺の写真を撮るのを忘れた!
結構忙しかったのですよ・・・
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実は山のてっぺんの神峰神社へ上がっていったのです。
ここの神様はとても力の強い方で、めったやたらに行ってはいけないそうな。
でもお師匠さまは、ここでお勤めをしなくてはならんそうで、
従者のわしらはそのおこぼれをいただけるのです。

持参のペットボトルに御神水をしこたま汲んでそれを抱えて
急な階段をえっちらおっちらよじ登り
本殿の前で水とお神酒の蓋を開けてお供えし
お師匠さまから祝詞をあげていただきました。

実はここの境内でも、先日の大日寺本堂内で感じた
「静寂の気」を感じました。でも今日のはもう少し鋭い気です。
神様だからかな??

御下がりの水とお神酒は、蝮酒さんがあちこちにお配りするそうです。
わしにもお神酒を一本いただけました。
ありがたやああああああ。

そのあと、神峰寺まで降りて本堂、お不動さま、大師堂にお参りして
予定を終了しましたがな。

凡俗のわしでも、お遍路を重ねるごとに
神仏からのメッセージを僅かながらでも感じられるようになり、
心が豊かになれるような気がします。
そういえば娘からも雰囲気が変わったと言われることがありました。

土佐の遍路はそういった意味で
わしにとってはとても大切な修行の地であります。

高知駅まで送ってもらい、お土産でずっしりと重くなったリュックを背負い、
1613発の南風号に乗り
2100に大阪は豊中の住処に無事に帰ってくることができましたがな。

さて、次は9巡目が始まります。
次はどんな出会いがあるか、楽しみですがな。
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Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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