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おきらく遍路旅 通算8巡目 高野山

おきらく遍路旅 通算8巡目 高野山
平成29年11月21日(火)

8巡目はまだ満願していないんですけども、
高野山の冬が本格化しないうちに行ってこよう。
土日は仕事で身動きできなかったんですが、今日は休みです。
平日なんで空いているか?
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堺に住んでいるときは南海沿線沿いなので割と簡単に高野線に乗ることができたんですが
豊中に住んでみるとそうはいかない。
阪急で梅田まで出て、地下鉄御堂筋線に乗り換えて南海なんば駅まで行き
そこから南海高野線に乗るのです。

「地下鉄御堂筋線梅田駅」のホームに行くと、
菅笠に杖を持ったリュックのオジサンがいます。
朝の通勤時間帯では、いやがうえにも目立つ格好ですね。
「おはようございます。どちらまで?」
「高野山に行きたいんだが、どこで乗り換えたらいいんかいのう?」
「なんばで南海に乗り換えます」

旅は道連れ、ご一緒させてもらいました。
オジサンの言葉のアクセントが懐かしい。
「もしかして岐阜のかたですか?」
「高山出身で、いまは犬山です」
「おおっ、わしは岐阜県関市出身です」
彼につられてわしも少し岐阜弁が蘇ってきます。

オジサンは72歳で、歩いて4巡したそうです。すごいな~。
足かけ10年かけて、通しで歩いたり、区切って歩いたり
逆打ちもしたそうです。
4巡でお遍路は最後にする、と言っていましたが
お大師様に呼ばれてまた来るんではないか、と思いました。

南海なんば駅の窓口で特急のチケットを買うんですが、

「2017年台風21号災害の影響で、本日も高野下~極楽橋駅間の運転を見合わせ、
橋本~高野山駅間でバス代行輸送を行っています」


11月21日現在、
高野線では上古沢駅付近で線路の一部がゆがんでいるそうで、
南海本線でも男里川にかかる橋脚が沈んでいる状況です。
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で、橋本駅から代行バスが高野山駅まで運行しているそうな。
チケット窓口では外国人に説明しているようですが、
土地勘のない日本人観光客(それも年寄り)に説明してもピンと来ないようなのに
外国人観光客に対してもなおさらでしょうね。

なにはともあれ
0735
特急高野に乗って高野山を目指します。
オジサンと指定席が隣り合わせなので色々色々喋りました。
歩きへんろさんは話題が豊富で、退屈しませんね。

特に、根香寺近くにある「禅喝破道場」への参篭体験は面白かった。
座禅とか食作法とか、興味深い。
わしもいちどそこに宿泊してみたいなあ。

0833
「橋本駅」着、駅前には南海バスが待っています。
バスに乗り込むと車内は4割程度です。アナウンスで
「ここから高野山駅まで1時間30分くらいです。トイレのある方は今のうちに・・・」
あわてて老婦人が駅のトイレに走る。
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高野山の山道に入るとクネクネ道になります。
バスに弱い人は酔うでしょうねえええええ。

10時少し前に高野山駅に到着、乗客は一旦駅舎に導かれ、
改札機にチケットを通してから、外に。
高野山内バス周遊券を買っていなかったのでバス乗り場で買います。830円

奥之院行きのバスに乗り、一路高野山の街に。
1010
ここでオジサンとは別れ、わしは女人堂で降ります。
「お気をつけて」
「ありがとうございます」
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山の空気はピンと張り詰めていて冷気が気持ちいい。
ああ、聖地に来たんやなあ、という想いで道を歩く。
時折すれ違うのは外国からの観光客ばかり。それも白人のカップルが多い。
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先日に雪が降ったようです。屋根が白いですね。
青空とのコントラストが美しい。
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平日の午前中なので人影もまばらな道を奥之院まで歩く。
紅葉の盛りは過ぎたようですが、まだまだ美しい。

奥之院入り口の手水舎で身を清めるが、
寒さで手がかじかんでうまくできない。冬だったらもっと寒いやろうなあ。
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前回は6月に来たため、大汗をかいて歩いた参道は
寒さのために歩きやすいよ。
錫杖をシャンシャン鳴らして歩くので、
道を塞いで立ち止まっている観光客への警鐘になります。
振り返る外国人たちは、
白衣に菅笠のわしの姿を見て最初はギョッとしたような顔つきをします。

道の向こうからポクポクと団体が歩いてくる音がします。
専修学院の学生のようです。
修行中の13番大日寺の御子息はいないかな?
と目で追ったがこの集団の中にはおられませんでした。

御廟所の前は、それほど混んでいなかったので、
落ち着いて勤行をすることができました。
女人堂で別れたオジサンもやってきて灯明を灯していますが、
過度に干渉することなく、わしは黙々と自分のお勤めをこなします。

納経所で先達納経帳に2度目の御朱印を頂き、一の橋の方向に行きます。
バスの観光客はほとんどここから来るみたいですね。
「奥の院口バス停」から大門行きに乗るのですが、
お昼近いので、ちょっとラーメンでも食べて行きましょうかね。
熱いラーメンを鼻水すすりながら食べると、身も心も暖まりましたがな。

待機していたバスに乗り、「金剛峯寺前バス停」で降り、金剛峯寺へ行きます。
お灯明を灯そうとゴソゴソしていたら、オジサンもいました。
狭い高野山、たびたび出会うのも必然でしょう。

ご朱印を貰いに建物の中に入ったのですが、
内観はしたことがないので、500円の拝観料を払って奥へと進みます。
「豊臣秀次自刃の間」とかあって興味深いですね。
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蟠龍庭は石と砂の配置が見事です。
この庭を維持する労力は大変でしょうね。

新別殿の方へ行くと「お茶の接待があります」とあるので
フラフラと部屋に入ります。
広い部屋にはストーブが置いてあり、3~4人の観光客が座っています。
オジサンもいましたよ。

柴谷宗叔さんがやってきて、10分くらい、
お大師さまとのご縁についての法話をしてくださいました。


根本大塔のほうへ行ってみましょう。
ここが観光客が一番多いような気がします。
三鈷の松の周囲では婦人たちが「三鈷の松」を一生懸命探しています。
「ないわぁ~」
「あっあった!」
「えぇ~うらやましいわあ」

ブラタモリで放映されていた御影堂周囲の散水装置はどれかな?
おっ、あったあった。
ラスベガスのショーなどではないので、
安易に散水は見られないでしょうね~。

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今日は21日、お大師様の縁日なので駐車場では店が出ていましたよ。
地元の特産品を売っていました。
京都の東寺の弘法市をやっているやろうなあああああ。
ああ、それから四天王寺でも・・・
また行きたいなあ。

天候にも恵まれ、高野山を堪能できたので、
さて帰りましょうかね。

バスに乗って高野山駅に着いたら、オジサンもいました。
今日中に愛知県犬山市の家に帰る予定だそうです。
「あれ?背中のリュックは・・・」
「ああ、お土産と一緒に宅急便で送ったよ」
「なあああるほど、それはいいいですね!」
菅笠、金剛杖は送ってもらえなかったそうです。
で、さんや袋、菅笠、杖の軽装です。

「あの~、この格好で犬山まで帰るんですか?」
「そうじゃよ」

おお~、すごい。
覚悟のないわしには真似が出来ない。
そういえば足摺岬で出会った80歳の老遍路さんも
東京駅構内をお遍路スタイルで歩き回るそうです。

周りからジロジロ見られるのを恥ずかしがっているようでは
わしの修行もまだまだ進んでいないなあ、と反省しきりです。

オジサン、あちこちで「4周廻ったので先達に・・」
と勧められているようです。某納経所でも当然言われたようです。
わしは心底こういう人に先達になってもらいたいなあ、と感じました。

今日は地下鉄御堂筋線~南海なんば、帰りは南海なんば~新大阪までの道程の
先達をさせていただきました。
無事に犬山に帰れるようお祈り申し上げます。

日帰りの高野山行きでもいい出会いはあったんやなあ。
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ひょいと高野山

 ひょいと思いついて高野山お参り旅、拝読いたしました。
 お四国参り結願のあと、慈尊院から町石道を歩いてゴルフ場のある池から矢立茶屋への下り道で、谷底?から「キィ~キィ~」軋む音が聞こえるのでお先達さんに尋ねたら、南海電車が登り下りのレールに軋む音だとのことでしたが、その電車が現在運休中なのですか?
 次回の高野山参りは、徳島からフェリーに乗って九度山駅から極楽橋という縁起のいい名前の駅経由で高野山町をブラタモリもどきと秘かに企んでいるのですが、長期間の運休なのでしょうかね~・・・
 
 あっ! 余談ながら、こちらではデパートだろうがチンチン電車の中だろうが、白衣にお杖、背中に菅笠は天下御免のお遍路さんの正装であって、まったく違和感も無く、お気遣い無用にてござ候。
 長文あしからず・・・ 

No title

土日あったのならば、九度山から歩いて登りたかったのですが
日帰りなので列車を使いました。
町石道を歩いていたら突然人の声が聞こえてビックリしていたら
ゴルフ場があって興ざめ・・・でした。

南海本線のほうは、23日に復旧予定なのですが
高野線の方はまだのようですね・・・
でも復旧要望が高いので、いずれは開通するでしょう。
それまで満を辞して待っていてください。

いちどお遍路装束で梅田の街中を歩いてみようかな?
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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