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おきらく遍路旅 通算8周目 12番焼山寺~17番井戸寺

おきらく遍路旅 通算8周目 12番焼山寺~17番井戸寺
平成29年10月27日(金)、28日(土)

旅の醍醐味は、風物もさることながら、人との出会いですね。
毎回毎回素敵な人達との出会いに酔いしれております。
今回は勤務の関係上27(金)、28日(土)のみです。

10月26日(木)
仕事を終えて阪急豊中駅にすっ飛んで行き、梅田で徳島行きの高速バスに乗る。
新しい職場では、いそいそとお遍路に出かけるわしの後姿を見て
「亀仙人」という名前をつけてもらえました。
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台風がまたしてもやってきそうなんですが、
まあ大丈夫でしょう。

今夜のお宿は徳島駅前通の「BH清風荘」
素泊まりのみなので駅前の王将で餃子を食べて英気を養います。
あとは寝るだけ!

10月27日(金)
0620
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まだ暗いフロントの窓は閉まっているが、
中ではニャンコが店番をしています。
ニャンコに鍵を返して、チェックアウト!

今回も12番焼山寺への道は、神山から登る逆打ちコースです。
先週スイス人女医さんに進めたコースで、
果たして彼女は無事に辿りつけたのでしょうか??

「徳島駅前バス停」で、
0705発の神山高校行きのバスに乗ります。
今日は平日なのでガラガラだった車内も、高校生が途中のバス停で
次々に乗ってきて満杯になります。
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谷沿いの道をバスに揺られているせいか、皆眠りこけていますよ。

0820
「寄井中バス停」着1000円なり。
ここで降りたが、次の「神山高校前バス停」で降りればよかったあああああ。
まあいいか。次はそこで降りよう。

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焼山寺へ向かう分かれ道の食料品店には
うわさの瓶コーラの自販機があるよ。
先週鴨島での瓶コーラ自販機は売り切れで残念でしたが、ここは大丈夫。
早速100円投入して買いました。
ガラス瓶が唇にあたる感触が、より美味しく感じますね。

元気百倍、焼山寺への道程を歩みます。
今日のお天気は、台風はどこ?と思うような秋晴れの空が気持ちいい。
紅葉はまだ先なんですが、秋の気配が漂う山の舗装道路です。

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「すだち館」を過ぎて旧遍路道に入ると、もうそこは異世界です。
山の気を分けていただけるような感じの木と山肌と岩が出迎えてくれて、
思わず「ふふふふふふふ」と笑い声が出てきます。

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木漏れ日の道を抜けると眺望絶佳の景色が目の前に広がる。
「分け入っても分け入っても青い山」
の世界です。

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石畳の道は滑りやすいので気をつけながら、
昔の旅人もこの道を踏みしめていたんだろうなあ、と思う。

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半年前は草ボウボウだった道には
砂利が敷き詰められて歩きやすくなってきます。
しかし
この道にまた草が生えてきたらどうなるかな??

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急な坂を登りつめると、杖杉庵が見えてきます。
ここで一息つきましょうかね。
裏から登る焼山寺ですが、それでもここまでの標高を登らなくてはならないので
結構疲れてきます。
無人販売所の「すだちジュース」がいつも気になるのですが
まだ買うには至っていません。

気持ちのいい青空に近づいてきたような気分になった頃

1042
12番 焼山寺着
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今日は平日なので参拝者もちらほらです。
わしが本堂にいるときはだれもいなかったので
大きな声で読経をしました。

大師堂でのお勤めを終えて食堂を見てみたら、開いています。
「うどん200円」

おおっ

さっそくうどんを注文して・・・
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おいしいなあ。
ちょうどいい分量ですよ。
麺の太さはうどんと冷麦の中間くらいですかね。
曼陀羅寺裏のうどん屋さんでお接待に食べた麺の太さと同じくらい。

あっという間に食べて
「ああ~、おいしかったああああ」

元気百倍
納経所で元気よくご朱印をいただきました。
「ゆっくりしていってくださいね」
のお言葉に従い、
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ベンチに座ってしばらく山を見ながらボ~ッとします。
5分間くらいボ~ッとして、出発!

下り道は好調また好調
しかし景色を楽しみつつ、
あっという間に「すだち館」に着きました。
駐車場には大型バスが一台います。
ダンタイサンは、近くの食堂で昼食のようです。
この食堂は予約のダンタイサンしか食事できないんですよね~。

神山町営バスは1315発なので、
しばらくすだち館で過しましょうかね。
ここ、女将さんの人柄を慕って近所のおぢさんたちの憩いの場になっています。
お接待のコーヒーをいただきながら
いろいろいろいろ話をしました。

善根宿もやっていたのですが、それじゃ大赤字でしょう。
最近有料になりました。そのほうがいいと思います。
しかし、それでも安い。
こんど泊まりたいですね。

「午前中東京からの3人組の楽しいおじさんが来て、今夜大日寺宿坊に泊まるらしいよ」
「おおっそうですか。それは楽しみです」

バスが来る時間になったのでやってきたバスに乗る。
しかし、よく考えたらここで1時間つぶすよりも
歩いて神山町まで行っても同じ時間じゃないか?

でもね、ここの人達とお喋りするのも楽しいんですよ。

1330「神山町役場前バス停」で降りますが、
徳島駅行きのバスは1440までありません。

いつものとおりに川沿いに県道を歩いていきましょうかね。
この一見無駄に見えるプロセスもまた
楽しいんですよ。

1410頃に「青井夫(あおいぶ)」バス停に着き
そこのベンチに座ってボ~ッとしながら1447のバスを待つ。
この待ち時間もまた旅です。

やってきたバスには、やはり高校生がちらほら。
こんな時間にもう授業終わったの??
「一ノ宮バス停」で降りて、

1530頃
13番 大日寺着
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本日のゴール地点です。
境内には参詣者がちらほら・・・やはり平日だからでしょうね。
ゆっくりゆっくりお勤めをして、納経所で本日のお宿のチェックインをします。
勝手知ったる宿坊に案内され、早速お洗濯をしにいきましょう。
厨房裏にある二漕式洗濯機を使わせてもらいながら
目の前の風景を見ていたら
駐車場からやってきた美人さんから声をかけられました。
近くにある舞踊場から稽古を終えて帰ってきたユナさんです。

「オヒサシブリ!」
「い、いや・・・相変わらずお綺麗ですね」

洗濯を終えて部屋に干したら、次はお風呂です。
熱~いお湯に浸かって今日の疲れを癒して
部屋でゴロゴロ・・・しようかと思ったけども
まだまだ早い時間なので境内に出てしばらくボ~ッとしたり、
写真を撮ってみたり、向かいの一宮神社に参拝に行ったりしていました。
先日父親の喪が明けたので鳥居をくぐっても大丈夫です。

宿坊に戻ったら、玄関で賑やかな声がしておじさん遍路さんたちが
ドドッとやって来ました。
ああ、この方達がすだち館で聞いた人達か・・・

廊下を挟んだ向かいの部屋からは賑やかな声が聞こえてきます。
いきなり部屋に乱入しては失礼なので食事時になるまで待ちましょう。

1730
「お食事ですよ~」
「はいはい~!」

今日の宿坊の参篭者はわしを含めて4人です。
見るからに楽しそうな3人組の方達で
金沢美術工芸大学バレー部の先輩後輩チームだそうです。

皆、人柄のいい方々であっという間に話の輪に入れていただき、
話の弾むこと弾むこと!
東京からやって来て今回は阿波一国を廻る予定ですって。
わし、基本的に独りでお遍路をするのが趣味なんですが
楽しい仲間とワイワイお遍路すると楽しさも倍増でしょうね。

「今日のへんろころがし以上に大変な所はないんでしょうか?」
「あそこはアップダウンが激しいので、あそこ以上に大変な所はないっす」
「そうですか!それ聞いて安心しました!」

酒も飲んでいないのに話に酔い、
部屋に帰ったら急速に眠くなり、あっという間に寝てしまいました。


10月28日(土)
窓の外は雨・・・気持ちが萎えてきそうです。
このままバスで帰ろうかなあ、なんて弱気の虫が出てきました。

「参篭の皆様、朝のお勤めの時間です」

のアナウンスで本堂に向かいます。
椅子を4つ並べてちょこんと座り、待っていると
副住職に続いて住職が入ってきました。

お遍路さんにもわかりやすい真言宗勤行次第でのお勤めが始まります。
お勤めの後は金住職による講話がありました。
金住職と息子さんの数奇な物語に、何度聞いてもわしの目に涙が・・
東京からのおじさん3人組も話に聞き入っていました。

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そのあと階段で恒例の記念撮影
みんないい笑顔です。
わしはお弟子のユナさんにおねだりしてツーショット
エロオヤジ全開ですいません。

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朝食を食べ終わる頃には元気一杯、
朝方の弱気の虫はどこかに行ってしまいました。
元気よく雨着を着込んで出発しましょうかね。
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ポンチョを着込んできたのですが、雨は霧雨になっています。
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛
足取りも軽く14番への道を歩みます。

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この柿は干し柿用の柿なんですよねええええええええ

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途中の石材店の家先の言葉にいつも元気を分けていただきます。

0820
14番 常楽寺着
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雨がパラパラ降り始めてきました。
足元に気をつけながら岩の上を上り下りします。
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納経所前には子猫が数匹いますよ。
この子猫たちは皆ここで大きくなって、また子供を産むのでしょうか。
そうしたらすごい数になるんやないか。



思いましたがな。


0905
15番 阿波国分寺着
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ここの本堂は改修中で、御本尊は烏枢沙摩明王堂に移動しています。
わしのあとからダンタイサンがやって来て
チリンチリンと賑やかであります。
納経所にはセンダツさんが納経帳やお軸をどっさり積み上げていて
濡れながらしばらく待ちます。
ここは曹洞宗のお寺なので、禅の勉強会のポスターが掲示してありますね。

雨の中
北に向かって遍路道を歩んで行きます。
それほどひどい雨でもないので
雨の中を歩くのも悪くないなあ、と思いながら歩く。

雨も小降りになってきたなか、
0945
16番 観音寺着
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ここでも別のダンタイサンがいました。
どこかのお寺のツアーでしょう、お坊様が導師を務めていました。
どうも禅寺の講のようです。

ガイジンサンの夫婦連れもいました。ニホンゴが堪能のようです。

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雨があがったのでポンチョを小脇に抱え
次に向かいます。
ここ最近、この遍路道は17番から13番まで逆に廻ってくるので
順に廻るのは久しぶりなんです。
また違った風景が見えてきます。

線路を渡り、しばらく歩いて
1039
17番 井戸寺着
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今回はここで終わりです。
今日ここでは法要が営まれているようで、
喪服を着た人達が多く見られます。

また、面影の井戸の水を汲みに来る人もいます。

お大師様に今回の旅の無事のお礼をしてから
井戸寺を後にしました。

「国府(こう)駅」まで歩き、
1116に着いたら丁度徳島行きの列車が出て行ったところです。

ああ~、

でも別に急ぐ旅でもなし、
次は1209
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待合室のベンチで、大日寺宿坊でそっと渡されたお握りを食べながら
ボ~ッとしていたら、お遍路らしきおじさんがやってきました。
「お疲れさまです」
「あの~、12番焼山寺へ行ってこられたんですか?」
「そうです。でも裏からです」
「うらから?」
彼は東京方面から来た区切り遍路さんで、一旦高松から飛行機で帰り、
次回焼山寺へ行く予定だそうな。
11番藤井寺からへんろころがしを登るのに
かなり慎重になっているようです。
昨夜のおじさん3人組みも「へんろころがし」という言葉を
重く捉えているようですね。
ガイドブックも大げさに書きすぎなのかもしれません。
楽しく行きましょうよ。

神山から登って降りるわし推奨のコースをお勧めしておきました。

「徳島駅」まで戻ってきて
高速バスチケットセンターで1400発のチケットを買い
それまで、「びざんの湯」に浸かって疲れ癒した後
王将でビールをくらって
ほろ酔い加減でバスに乗って帰ってきました。
なんとか台風の影響はありませんでした。

次回は初、飛行機で松山入りします。
松山と今治の札所を廻る予定であります。
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No title

私はもう焼山寺への歩き遍路はムリやと思います、
本人はやってみたいのですが、足がヘタレになって
イヤイヤしています(笑)。 
PS)
 いつも「道中御守」を連れて歩いてもらって
ありがとうございます。
 

No title

お遍路道中はいつも坂本屋に守られておりますがな。
杖杉庵に車を置いてそこからボチボチ登ればそれで焼山寺完了ですがな!
今度一緒におきらくに登りませんか?
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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