おきらく遍路旅 通算8巡目 19番奥之院取星寺、おきらく遍路塾、かも道~21番太龍寺

おきらく遍路旅 通算8巡目
19番奥之院取星寺、おきらく遍路塾、かも道~21番太龍寺

平成29年9月23・24日

去年先達になった同期で同窓会&先達の勉強会をしよう!
ということになり、先達同期の民宿「碧」の女将さんと、
あれよあれよという間に計画が決まったのですが、
せっかくやるんならば間口を広げていろんな人に参加してもらって
勉強会をしましょうという事になりました。

講師にはF権大先達が名乗り出てくれまして、
告知も彼女が大々的にやってくれたので多数の参加者が集まりました。
なりゆき上「おきらく遍路塾」になってしまいましたが、
「生意気だ!」「けしからん!」と、色々な方々から
クレームが来るんじゃないかと・・・心配なんです。

まあいいか。


9月22日(金)
夜に徳島まで移動しておき、定宿の「サンルート徳島」に転がり込んで
「びざんの湯」に浸かり、英気を養っておきます。


9月23日(土)
今日は朝から気持ちのいい風が吹く日です。でも暑くなりそう。
「徳島駅」を0647発のローカル線に乗り、0721「羽ノ浦駅」で降りる。
he8-5a-01.jpg

前回行けなかった19番奥之院取星寺に寄って行きます。
地図だとここから2kmくらいか。
駅を降りたら運動帽を被った子供達が沢山歩いています。
赤黄青の鉢巻を巻いています。
「おはよう。今日は運動会?」
「ううん、あした」
「そうか。今日は練習やね」

県道276号線を西へと進む。
前もってGoo地図の画像でイメージトレーニングをしていたので
初めて観る景色には感じません。
he8-5a-03.jpg
道端にはお不動さまがおられます。
最近、お不動さまのお世話になることが多いので、きちんとご挨拶をします。

he8-5a-02.jpg
あちこちに彼岸花が咲いています。
ああ、そういえば秋のお彼岸やなああああ。
田圃にも咲き乱れていますよ。

he8-5a-04.jpg
やがて取星寺への登り口が見えました。
ここは小高い山の上にあり、木々に囲まれた舗装道路を登ります。
朝なんですが気温があがってきたのでしょうか、汗が流れてきました。

he8-5a-05.jpg
登りつめると展望台があり、「岩脇城跡」とあります。
南北朝時代の砦だそうな。さすがに眺望絶佳
桜の名所でもあるそうです。

境内へと向かう道を進むと、鳥居が見えてきました。
福禄寿をお祭りした立派なお堂があります。
まず、そこでお勤めをして・・・裏手には「大師堂」の案内があり
そのまま進むと、不思議な雰囲気の大師堂がありました。

he8-5a-06.jpg
空気感が違う。
いささか修行が進んだ成果か?雰囲気の違う場所がわかるようになりました。
子供の頃はよく感じていたのですが、大人になって感じられなくなり
お遍路をし始めてまたその感覚が戻ってきました。

「本堂・納経所」への案内板に沿って進む。
この場所は神仏混淆ですね。お寺とお宮が入り乱れています。
多分明治まではこんな状況があちこちにあったのでしょうね。
これこそが日本人の宗教観なのでしょう。

he8-5a-07.jpg
本堂には虚空像菩薩さまがおられます。
御真言は、あまり読みなれていなくて長いので
新米先達の身ではスラスラ唱えられず、つっかえてしまいました。
大金剛輪陀羅尼で許していただきましょう。

納経所には誰もおらず、引き出しに御朱印が置かれていて
300円を置いて1枚頂きました。

山を降りて
今日の開催場所である「碧」の女将さんに連絡して
車で迎えに来てもらいました。
途中スーパーに寄り、昼食を仕入れて民宿「碧」に到着

「おきらく遍路塾」は1300開始なので
まだ時間はたっぷりあります。
he8-5a-08.jpg
会場の広間には座布団がたくさん敷かれて準備万端
早めの昼食をいただいて
ボチボチやってくる参加者の対応をしましょうかね。
一応主催者という立場なんですが、しゃしゃり出る趣味もなし。


わしは受付&会計担当です。
「お釣りはないように!」という
事前の告知がしっかりしているので今のところ釣り銭は発生しません。


宿泊者はお部屋に案内し・・・

ほぼ参加者は出揃ったので
1300
「おきらく遍路塾」開催です。
講師のF権大先達による

he8-5a-09.jpg
★四国遍路の成り立ちと現代までの変遷
★勤行次第の解説

1520
固い話が続いたのでティータイム
参加者からの差し入れが山ほど集まったので賑やかにお茶をいただき
he8-5a-10.jpg

自由闊達な質疑応答の時間

皆が疑問に思っている点について講師が適切に解説してくれ、
講師も参加者もこの時間を楽しんでいるのがわかります。
he8-5a-11.jpg

1700
あっという間に閉会時間
みんなで記念撮影をして解散です。
名残惜しい、このくらいの時間がちょうどいいのかもしれませんね。

お土産は「碧」で採れた規格外スダチのお接待で、つかみ取り自由です。

日帰り参加者が帰った後は
宿泊者7人が残り、しばらく談笑

1830から囲炉裏をかこんで名物蕎麦汁を戴きながら
お遍路塾二次会の始まり
お接待で戴いた麦泡般若湯で身も心も滑らかになり
ざっくばらんなお話に花が咲き、
更に某国営放送の「ブラタモリ高野山編」が始まったので皆で鑑賞

宴は夜半まで続く勢いなのですが
明日は「かも道」登山があるので2130にお開き。

わしの相部屋は善根宿をされているKさん。
車中泊をしながらお遍路されています。
「すいません、わしのイビキが強烈にうるさいんです・・・」
「こっちも同様ですよ」
「早く寝た者勝負ですね」
「そうそう」

ですが、Kさんはわしのイビキのあまりの煩さに
階下に避難されていたようです。

ごめんなさい!


9月24日(日)
0500起床
0600朝食
囲炉裏を囲んでいただく温かいご飯と味噌汁は格別ですね。
he8-5b-01.jpg
またしても大飯をいただいてしまいます。
今日のお昼として、女将さんが大きなお握りでのお接待です。

0700
女将さんがかも道入り口の一宿寺まで送ってくれます。
2回に分けてのピストン輸送なので
先発したわしは、
境内に居並ぶ西国三十三ヶ所の石仏の由来について説明を・・・
he8-5b-02.jpg

he8-5b-03.jpg
皆揃い、さあ山登り開始です。
最初の道は少し険しいのですが、皆元気一杯です。
he8-5b-04.jpg
それに道の途中には見所が沢山あり、
立ち止まって説明を聞くのがいい休憩になるのですよ。

he8-5b-05.jpg
観音様のいない虚ろな石室を見て何を思う・・・。

he8-5b-06.jpg
「ここから空海様は鶴林寺まで飛んでいったのです」
「へええ~」

he8-5b-07.jpg
「こぶし石には空海様の手の跡が残っています」
「意外と小さいんですね」
「あっ私の手と同じサイズ!」
「おお、お揃いですね」

he8-5b-08.jpg
「にじり岩、通称『にじりん』です(笑)」

he8-5b-10.jpg
このあたりからは勾配も楽になってきて
景色を満喫しながら進む事ができます。
わしはこのあたりから鼻歌が飛び出してくるので
「鼻歌ロード」と名づけています。

「鼻歌歌ってよ!」
「い、いやあぁ~・・・」

he8-5b-09.jpg
先日の台風の影響で倒木があちこちにあり、
地元の保存会の方々が整備してくれた跡があり、
この大きな木も後日チェーンソーで処理してくださったそうです。

尾根道を鼻歌フンフン~ンで進むと・・・

0941
he8-5b-11.jpg
太龍寺へと続く舗装道路に出ました。登り始めて2時間40分
やった~!
かも道楽しいね!
これでみんな「かもラー」です。かも道の楽しさを伝えてください。

he8-5b-12.jpg
自分の足でたどり着いた山の上の札所は、また格別ですね。
石段を登る足取りも満足感で一杯です。

he8-5b-13.jpg
山門前で記念撮影
実はこの写真、金剛杖で作った急造の三脚のセルフ写真なので
ちょっとアングルが変なんです・・・すいません。

「北の捨身、行ってみます?」
参加者は何かわからず「・・・???」
「では行ってみましょう!」
南の捨身よりは小規模ですが、岩の上に登る事ができます。
he8-5b-14.jpg

「誰か登る?」
「・・・・」
「わたしが!」

艱難辛苦の上、境内に到着!
he8-5b-15.jpg
「ここには龍天井があります」
「あっ本当だ。手拭の図案ですね」
「そうです。みんな、龍手拭を買いましょう」

本堂では副住職様が臨時のご祈祷をされていました。
なので、階下の端っこでお勤めの声が被らないように
鳴り物も控えて静かに読経をする。

he8-5b-16.jpg
終わった頃に出てこられたのでお願いして記念撮影
それ見ていたほかの人も記念撮影をねだり
テーマパークの記念撮影状態になりました。

高野山奥之院を模した大師堂は、また幽玄な雰囲気が漂っていますね。
F先達が適時適切な解説をしてくれるので
とても解りやすく、楽しい。

he8-5b-17.jpg
ロープウエー駅へと下る階段のアングルは
絵になるアングルなんで、いずれここの絵を描きたい。
紅葉の頃がいいかなあ。

1km弱先にある南の捨身に行きます。
道沿いには88体の石仏が並んでいて、
かなり急な坂道もあり、みんなあえぎながら登っています。

お大師様が座っている南の捨身
前回はお膝元まで行くことができなかったので今回は行こう!
綱に縋って岩をえっちらおっちら登っていると
皆も登って来ましたよ。
he8-5b-18.jpg

周りは断崖絶壁、足がすくんでしまい、
思わず大きなお大師さまに縋りつく。
お大師様にハグしたのは初めてやなああああああ。
he8-5b-19.jpg

後から来たみんなも無意識にお大師様に縋りついていました。
いい思い出になってくれるでしょう。
he8-5b-20.jpg

ロープウエーに手を振ると、
乗っている人も手を振ってくれました。

ここから「いわや道」を降ることもできるのですが
まだ台風の影響で荒れているそうなので危険ということなので
参加者の大半はロープウエーで下界に降ります。

F先達だけは歩いて降りるので
手を振ってお別れします。
he8-5b-21.jpg

下界の駅には碧の女将さんが待っていてくれたので
近くの「和喰バス停」まで送ってくれて
5分後にやってきた徳島駅バスに乗り、90分1150円
徳島駅まで帰ってきました。

一緒に乗ってきた善根宿経営Kさんは1番霊山寺に車を置いてあるので
そこまで戻り、車中泊遍路を再開するそうです。

わしは1500発の南海なんば行きのバスチケットを買い、
それまで「びざんの湯」で疲れを癒し、
そのあと麦泡般若湯をいただき、ほろ酔い加減でバスに乗り
眠りこけていたら南海なんばバス停に着いていました。

今回も楽しい旅を満喫できました。

最初は軽い気持ちで先達同期会のノリで計画していたのが
思いもかけず規模の大きいお遍路塾の開催になりました。
わしひとりの力ではこんなことはできません。
お力添えをいただいた皆様に感謝感激です。


参加者の強い要望から、
この後第2回、第3回開催もあるでしょうが
規模が大きくなるに従い、
わし程度の人間が関わる事は無くなるかもしれません。
he8-5b-22.jpg


ところで
今年3回目のおきらく歩き遍路開催告知です!
ちょっと急で申し訳ありません。
わしが独りで歩こうと思っていたんですが、
希望者の声に応え、急遽開催します。
宿泊は6番安楽寺宿坊ですが、各人で宿泊手続きを行ってください。
he8-5b-23.jpg





スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

ご盛会 なによりでございました。

No title

ありがとうございます。
今後はどう関わっていけるかは未定であります。
11月3日に三坂峠降りツアーをやるかもしれません。
その際に当番であれば、よろしくお願いいたします。

No title

 何事も気疲れなさいませぬようお楽しみ下さいませ。

 
 おやっさん、おやっさん!
 11/3は祭日ですが、金曜日ですので原則坂本屋はお休みです・・・
連休ですから誰かが開ければ別ですが。
 小僧も3連休で「当番外」ですから、何処かへ行こうかと・・・
 あしからず。

No title

なるほど。そいつぁ大変
坂本屋の開いていない三坂峠は魅力半減ですもんね。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード