おきらくお遍路旅(通算7巡目)60番横峰寺、65番三角寺

おきらくお遍路旅(通算7巡目)60番横峰寺、65番三角寺

平成29年5月13日(土)、14日(日)

ご縁を沢山いただいた楽しい旅でした。


5月12日(金)
「ハービス大阪高速バスターミナル」を2250発の石鎚ライナーに乗りこみます。
連休あけなのでさほど混雑はしていませんね。
雨雲が西日本を覆っているので
夜半から雨が降り出して、明日午前中は雨の予報です。
ああ、どうなるんかいなあ。

5月13日(土)
0540「伊予西条駅前バスターミナル」着
さほど強くないのですが、雨が降っています。
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晴れていたら妙雲寺方面の横峰登山道入り口までタクシーで移動して
山登りしようと考えていたのですが、雨に濡れた岩場は危ないのでやめ!


横峰寺登山口~石鎚山ロープウエイ方面に行く西之川行き路線バスは
0745発の2番乗り場です。
コーヒーとお握りをコンビニで買ってきてバス乗り場でくつろいでいたら
三々五々お遍路さんや山登り装束の人達が集まってきます。
彼らは掲示された路線図と時刻表とにらめっこしているので
「横峰寺行きは、ここの乗り場、0745発で、610円です」
声をかけさせていただきました。
「『横峰寺登山口バス停』で登山バスに乗り換えるのです」
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北海道から来たおじさんと話が弾み、
バスの時間まで1時間くらい喋っていました。
なんでも奥さんと夫婦喧嘩した勢いで四国までお遍路に来たそうです。
う~~ん、そういうのもありなんですね。
半分くらい廻って一旦家に戻り、
その後再開して来ているそうです。
歩きはバスツアー遍路よりも割高だと言っていました。
そうでしょうね。
通しも区切りも歩きは金がかかる。
贅沢な旅です。

時間になってバスが来ました。
石鎚山登山者、お遍路さんたちがドヤドヤ乗り込む。
30分くらい山道を走り「横峰寺登山口バス停」でお遍路さんたちは降り
登山バスの往復券を買って横峰寺行のマイクロバスは出発!
雨降りの朝早くなので対向車はほとんどいない。
雨はあがったようなんですが霧が濃いねえ。
路面も濡れています。

30分ほどして0940山上駐車場に到着
「帰りの伊予西条行きバスが1037発なんで、
それに合わせるために1010に出発します」
「(全員)ええ~っ、それは無理ですよおおぉぉ」
バスのみんなは、奥之院星ヶ森参拝希望なんです。

北海道のおじさん、バス酔いしたらしく、顔色が悪い。

新緑美しい横峰寺までの道を下っていくと、
どこかで見た顔がいます。
facebook「四国八十八箇所グループ」の知り合いのM先達夫妻です。
奥様に記念撮影をしていただきました。
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0850
60番 横峰寺着
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お目当ては境内に広がるシャクナゲの花
運のいいことに満開です。これから散っていくんでしょうが
花の盛りに参詣できた事は幸せです。
晴天もいいでしょうが、雨上がりの靄がかかっている境内も幻想的です。
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ここは、手水場まで遠いのでチョンボして塗香を使わせていただきました。
去年ここで塗香を分けていただいた人のが、バニラの香りで
わしも甘い香りの塗香を買い求め、早速使ってみました。
全身いい香りで気持ちがいいね。
60番横峰寺


境内の霊気に触れたからでしょうか、
勤行の声の調子がいつもと違う。
腹の底から出ているようないい気分です。
何の鳥かなあ?さえずる声が引っ切りなしに聞こえてきますよ。


いい気持ちで、納経所の前を通り、山門から出て
山道を歩く事500m
60番奥之院星ヶ森遥拝所着
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残念ながら石鎚山は雲のかなたで拝む事は叶いませんでしたが
それでもあたりに漂う靄は、霊場に来たという感じがして、
パワーを分けてもらえるような気がします。

足取りも軽く山道を降りていると
お連れの人達も登ってきます。
北海道のおじさん、
「わし登るの遅いんだけども、バスに間に合うかな?」
「大丈夫です!お山の霊気で元気で登れます!」

納経所脇で、山道を歩きで登ってきた若者に
「山道どうでした?」
「濡れていて危なかったですね~」
「そうですか・・・」
また細かい雨が降り出してきました。
歩いて下山するのはよしておこう・・・・

納経所で
奥之院納経帳と先達納経帳、二冊にご朱印をいただき
元気に山上駐車場まで戻る。

駐車場には、行きに乗ってきたマイクロバスがいました。
1010に出発予定でしたが誰も戻ってこないので、そのままいたようです。
「4人とも星ヶ森まで行ったので、全員戻ってきます」
「では待ちます」
みんな揃うまで待ってくれるようです。
こういうファジーなとことがいいですね。

駐車場売店でアイスクリンを食べて待っていると
名物のヤマガラが来て、机に置かれたひまわりの種をついばみに来ています。
店の人に教えられて、わしも手に種を乗せて待っていましたが
隣の子供の掌には来るのですが
怖そうなオッサンのわしには来ず・・・・

心を空にしてじっと待っていたら、
ヤマガラがそばに来ました・・・
もうすぐや!

そのときスマホが鳴り出し、夢破れる。
着信の主は、先達同期のWさん。

伊予西条駅近くには三和会のH大先達様の治療院があり、
彼から昼食のお招きを受けているのです。
バス乗換え所までWさんが迎えに来てくれるということで、
その連絡です。

お連れが次々と戻ってきて、
4人揃ってマイクロバスに乗り込み、下界へ下ります。
そのうち女性の方が先達さんで、中折れ式の錫杖を使っていました。
わしもこれ、四天王寺門前で見つけて欲しかったんですが
接続部の金属のせいでかなり重く、
それに「お大師様(杖)を折ってはいけない」と言われていたので
列車などの持ち運びには便利やなあと思いつつ、買うのをためらっていたのです。

北海道のおじさん、もともと体調が悪かったのかな?
またも車の中で気分悪そうにしていました。
バス乗換え所にある「京屋」さんで座り込んでしまい
その後そこに宿泊したようです。
そう。無理して身体を壊してはどうしようもないので、
休息が必要なときは休むべきですね。

ちょうどWさんの迎えの車が来たのでわしは乗り込み
マイクロバスの皆さんとはお別れ。

まだ昼食時間まで間があるので
行きたかった61番香園寺奥之院白滝まで連れて行ってもらいました。
車が3台くらい停まっていて、今日はここで何かあるのかな?
という雰囲気でした。
お堂の扉が開けられていてお不動さまを拝む事ができます。
珍しい蝶がわしらの周りを舞っていました。
歓迎されているのでしょうか。
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ご朱印を頂いてから白滝まで行き、滝の上のお不動さまに真言でご挨拶します。
後姿を撮ってもらったのですが
太龍寺の手拭を巻いていた頭髪はペッタリ張り付いていて
お気に入りのモヒカンヘアーも形もなし・・・・
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Wさんの車で伊予西条駅前まで移動して、近くにある
H大先達の治療院まで行き、隣にある料理屋「かんもん」で
お昼をご馳走になりました。
「かんもん」の由来は、横峰寺は伊予の関所寺で、
麓にあるこの地で善根宿をやっていたからだとか・・・
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お遍路の匂いが色濃く漂う店内のカウンターには
地元の常連さんがおられる。
H大先達のお勧め魚料理を美味しくいただき、
それにそれに昼間からキンキンに冷えた麦泡般若湯を頂きました。
すきっ腹にしみわたる美味しさといったら
阿弥陀経に説かれている極楽浄土のようです。

気さくなH大先達の人柄に巻き込まれて
常連の方と一緒に出来上がってしまい、
ついつい、いい気分になってくだらない事ばっかりを
喋ってしまいました。
みなさん、すいません。

酒に弱いわしは普通1杯で出来上がってしまうのですが、
場の雰囲気に酔いしれ、3杯も呑んでしまいました。
こんな事初めてじゃないやろうか。
また伊予西条に来たときには精進潔斎しますので
ここの関所に寄らせてください。

それから、ご縁のあった人にあげるようにと、
H大先達から錦の札を託していただきました。
無駄にしないように大切に使わせていただきます。

真昼間から大酒くらって、
何故かそれでもベロベロにならずに駅まで送ってもらい
伊予三島行きの特急になだれ込む。

座席に座ったとたん意識が途切れ、

「まもなく、伊予三島~」

のアナウンスで目が覚めました。
誰が起こしてくれたのでしょうか。
何かの本で読んだのですが、これは守護霊様が起こしてくれるそうです。
ヨロヨロとホームに降り立つ。
階段を登る足もおぼつかない。あかんオヤジや。

今日は早く予定が終わったので
伊予三島に来たら必ず寄る、関行男中佐のお墓に参詣に行きます。
製紙工場に囲まれて立っている村松大師の隣にお墓はあります。
まだ足元がおぼつかないので、タクシーで行く事にしようかね。
「村松大師まで!」
「あ?ああ、工場の中にあるやつね」

まずお大師様にご挨拶します。
地元で大切にされている大師堂のようですね。

今日は向かいにある小さなお店が開いていたので
お供えのお菓子を買いましょう。
お酒は今朝コンビニで買った生絞り日本酒があります。
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墓前には新しい花が手向けられ、お供えも供えられています。
いつもお墓参りの人がきているのですね。
お菓子の袋を開け、お酒の蓋を開けて供えます。
墓前に座り般若心経をあげさせてもらいました。

神風特別攻撃隊敷島隊散華の10月25日にお参りしたいなあと思うのですが
こればっかりは如意にはいかず。今年は水曜日や・・・。

だいぶ酔いも醒めてきました。
工場の通りまで出てきてバス停を見たら3分後に三島駅までの便がくる。
おおっ

おかげで歩かずにお宿近くまで来たよ。

本日のお宿は「大成荘」
去年宿泊して以来のお気に入りとなりました。
建て替えられたばかりの綺麗な小さなお宿です。
定員3人なので、気配りも行き届いています。
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ここはなにより食事が美味しいんです。
今日は区切りの定年後のおじさん2人とわしの3人です。
宿の女将さんと4人で楽しく食事をしながら語り合う。
女将さんは西国三十三箇所巡礼を満願されたばかりで、
その話でも盛り上がりました。
わしの家の近くには西国29番松尾寺があり、
2月に行ったら雪が深くて大変だった、という話も。
H大先達から託された錦札を女将さんに貰っていただきました。

明日の朝食は0630だそうで、
さっさと部屋に引っ込んでお供え物の御下がりのお酒をいただき、
2000に寝ました。



5月14日(日)
0430に目が覚めました。ゴソゴソ身づくろいしていたら
0600頃に「朝食ができましたよ」
おおっ!30分早いなあ、ありがたい。
おじさんの1人は今日は雲辺寺を越えて、「民宿青空屋」泊だそうで
かなり早く朝食抜きで出発していました。
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わしはお宿の正面にある「三島口バス停」から0700発に乗るので
余裕で朝食を楽しみます。
ここは朝食も美味しい。
何よりもお味噌汁が美味しいよ。
それに厚焼きの卵焼きも絶品です。
朝から3杯お替りしてしまいました。
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0703にやってきたバスに乗り込みます。
女将さんが手を振って見送ってくれました。
ありがとうございます。また今度泊まらせてください。

「三島口バス停」~「三角寺口バス停」400円なり。
バスの中はチリンチリンと鈴の音がします。
お遍路さんが乗っているのですね。
0820「三角寺口バス停」で降りたのは登山姿の婦人2人
お遍路さんは降りません。椿堂方面に行くのかね?

さてここで、帰りの便を見る。
伊予三島駅行きは、0955ですって。
ここから三角寺まで2.6kmの登り道
どのくらいかかるんやったっけ??
まあいいや。間に合わないと思ったら、伊予三島駅まで歩いて降りよう。

歌を歌いながら三角寺までの道路を上がっていきます。
さすがに今年は筍が見られないなあ。
今年は不作か?

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道路にはモリアオガエルが二匹、
ひっついたまま。
「写真とっていいですか?」
撮影を許可していただきました。
やがてひっついたまま飛び跳ねて去って行きました。

途中イタドリを荷台一杯に括りつけたおじさんとすれ違いました。
イタドリって高知県でしか食べられないと聞いていたんですが
ここは土佐北街道なんで土佐文化の影響があるのかな?

三角寺参拝の車に、ひっきりなしに追い越されます。
今日は少し蒸し暑い。汗がダラダラ流れてきます。

0805
65番 三角寺着
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ここの階段は急ですね。
気をつけて上り下りしなくては足を滑らせてしまいます。
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トイレが新築されていますね。新しいトイレは気持ちいいね。
東屋に荷物を置いて本堂へ。

いい気持ちでお勤めを終えた頃、ダンタイサンもやって来ました。
僧侶の方が導師のようで、お勤めを聞かせていただこうと
全身を耳にしていましたが真言宗のお坊様ではないようで
静かな勤行次第でした。

納経所ではダンタイサンの納経の真っ最中で
しばらく待ちました。
納経を終えて東屋に戻ったら、
お宿で一緒で早立ちしたおじさんがいました。
わしはバスでショートカットしたんで、その分早く着いたのです。

今、この時点で0830
0855のバスに間に合うか??
下り道なのでやってみるか?
リュックのベルトをしっかり身体に固定して
駆け足開始!
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わっせわっせ、ジャランジャランと錫杖を揺らしながら走る。
駆け足したのは何年ぶりか。
無理したら足に悪いので途中で立ち止まりを繰り返しつつ
0850に「三角寺口バス停」に着きました!時間にして20分

行きは登りながら40分かかったので、単純にいうと半分の時間で駆け降りたのですね。
おお~、まだ5分あるよ。
バス停近くのタバコ屋前に自販機がある。
現代の御霊水、コーラで喉を潤す。
ああ~、甘露、甘露
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ローカルバスは、たいがい遅れてやってくるもんですが
0855時間通りにバスは来ました。乗客はわしひとり。
汗に濡れた身体で座席にへたり込む。

終点「伊予三島駅前」まで420円なり。
駅に着いたら、
ちょうど岡山行きの特急があったので切符を買って乗り込み
多度津で四国とお別れ!
四国よまた来月!

新幹線へのトランジットで岡山駅で降り、
かねてより食べたかった「ドミグラ丼」を食べに行きました。
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20年位前に食べたっきりで、懐かしい味ですねえ。
隣の人が「エビカツ丼」を食べていました。
気になるなあ~。今度食べよう。
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今日は三角寺までなので、無理せずに帰りました。
次回は三島川之江まで夜行バスで来て雲辺寺に登る予定です。

今回は歩きの時間が僅かだったのですが
多くの方とのご縁をいただき、楽しく有意義な旅ができました。
四国巡拝回数が増すごとに、有縁の皆様との出会いがあり、
益々お四国に来るのが楽しくなってきています。
今後もどんな出会いがあるか。
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柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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