金剛山登山

金剛山登山
平成29年4月18日(火)

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南海天下茶屋駅構内には、わしを誘惑する看板が多い。
「高野山」「金剛山」「水間観音」

高野山はお遍路の結願毎に行かせていただいております。
水間観音を訪れた勢いで新西国巡礼が始まりました。
あとは金剛山のみ。

関西ではなじみ深い山だけに、一年を通じて登山者でにぎわい、
その数は富士山についで多いとか。

ええっ

関東にいた頃に、富士登山後の勢いで高尾山に行ってみたら
その人出の多さに辟易したものです。

行ってみたいが、人ごみの中を登る趣味はない。
さて、どうするか。

土日の仕事が入ると翌火曜日は休みになります。
では、平日に行ってみようかね。
前日まで低気圧の関係で風雨が吹き荒れていたんですが
どうやら関西から去って行ってくれたみたいです。

0600に荷物を背負って出かけましょう。
新調したばかりのトレッキングシューズの履き初めです。
ちょっとばっかり奮発したこの靴、防水機能はどうでしょうか。

南海「天下茶屋駅」で高野線に乗換え、「河内長野駅」で降ります。
駅前の南海バスの3番乗り場で「金剛山ロープウェイ駅行き」に乗ります。
乗り場にはリュックを背負った団塊の世代おやじさんたちがいますよ。
金剛山行きなんでしょうね。

新西国巡礼で、観心寺に行った時に乗った路線ですね。
観心寺を横目で見ながら、さらにバスは山の中の道を進む。
30分ばかりか。

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「金剛山登山口バス停」で降りる。
団塊の世代たちは降りないよ。
更に先の「ロープウェイ前バス停」まで行き、
ロープウェイに乗って金剛山山頂まで行くのでしょうね。
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すでにここは標高が高いので、まだ桜の花も満開です。
それに少し寒い。
山登りには、少し寒いくらいが好きですね。
登山口には茶店が数軒あり、ついつい覗いてみたくなるのですが
やめておきます。

たくさんの登山者がいると思いきや、目の前には誰もいない。
鈴の音がして、後ろには2人くらいいました。
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ここからが登山口だ!
という看板もなく、ここでいいんかいなあ?
と思いつつ山道を登っていくと、
「千早城跡」
の分岐案内板があって、階段が続いています。
ちょっと急な階段なんですが、ここを行けばいいんでしょう。
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後ろから来た人はまっすぐ道を歩いていきますね。
持ってきた地図を見ると、ルートは2つあるみたいです。

途中から石段に変わり、それも自分の歩幅に合っていないので
登りづらいなあ。
なんてボヤきながら登っていくと

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神社の境内に出ました。
おお、ここが千早城跡かあああ
生憎天候がいまひとつなので、眼下の眺望は望めません。

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本丸跡に千早神社があり、
八幡大菩薩を祀って鎮守として創建したものであったが、
後に楠木正成、楠木正行を合祀されたそうです。

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喪中の身なれば、鳥居の外で遥拝のみでお許しいただきます。

神社脇の山道を進んでいくと
正成の三男の正儀の墓があり、
1680年建立ながら、菊水の紋章がはっきりと見えます。
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楠公首塚の説もありますが、
わしとしては観心寺にある首塚のほうが納得いくような気がします。

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登山道には江戸時代に作られた十三仏が
町石として登山者を見守っております。
黙って通り過ぎることはできません。
それぞれの御真言を唱えつつ進みます。

有名な登山道は、道が整備されているんですが、
階段になっていると、かえって登りにくいものですね。
前述したように、自分の歩幅に合っていない。
かえって疲れるような気がします。
こんな道が延々と続きます。
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この頃になると軽装の老人たちがすたすたと登ってきたり、
降りてきたりします。
金剛山登山を日課にしているような風情であります。

のそのそと登っているわしは、
道の脇によけて休みながらやり過ごします。

登山道の中間地点の尾根にはトイレと
登山道保全のための杉の材木が置かれています。
それに町石の番外もあるよ・・・
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今日は天候は回復してくるとの予報なんですが
霧が深くなってきて、時折パラパラと雨も降ってきました。
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雨着を着ようか着まいか・・・
本降りになったら着ることにして、そのまま歩きます。

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九合目の立て札が見えてきて、もうすぐでゴール!
「近道」と「楽な道」
どっちを行こうか。
どっちを行ってもゴールだから「楽な道」をいこうかね。

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ゴールはいきなりやってきました。
平坦な場所に建物の屋根が見えてきました。
転法輪寺、葛城神社社務所、売店などがあります。
雨が降っているので広場の屋根の下でパンを出して食べていたら
ハトが2羽やってきて足元をうろうろし始めました。
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ああ、多分登山客が餌付けをしているんやろうなあ、
と思いながらパンをちぎって投げてやったら
取り合いしながらつついています。
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★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
転法輪寺は
葛城修験道の根本道場でもあり、
修験道の開祖役小角が祖神一言主大神を鎮守とし、
法起大菩薩を祀る金剛山寺(転法輪寺)を建立して
神仏習合の霊山としたのが開創と伝承される。
明治の神仏分離により一言主大神を祭神とする葛木神社のみが残され、
金剛山寺(転法輪寺)は廃寺となったが、地元の金剛山講によって
転法輪寺の復興が強力に要望され、真言宗醍醐派に属する葛城修験道
大本山として昭和36年に転法輪寺が再興された。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

いつも思うのですが、
明治の廃仏毀釈令は古来の日本人の神仏混淆を切り捨ててしまい、
それによって途絶えてしまった日本人の祈りの文化も多いと思います。
明治維新とか大東亜戦争のような時代の変わり目を境に
古いものを悪、新しいものを善と
極端に考えを変えようとする日本人の悪い所があると思うのです。

閑話休題

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社務所では、登山回数を証明するところがあり
百回以上登山する人はざらにいるようですね。
登りに出会った老人たちはそういった人達なのでしょうか。
そして売店においてある八角の金剛杖、
触手が伸びて仕方なかったのですが、これ以上金剛杖が増えてもなあ・・・
買うのをやめました。

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少し上にある葛城神社が金剛山の最高点(1125m)だそうで
喪中のわしは鳥居の外から遥拝させていただきました。

ここから下り坂です。
「ロープウェイ金剛山駅」まで行って、
気分が乗れば乗って降りようかな、と思ってたのですが、
「本日強風のため運休」
だそうです。
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あっそうなの。

そんなに強い風が吹いているとは思わんけどもね。
安全規定に従って運休しているんでしょう。
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山のかなたを見れば青空が見えてきています。
多分昼過ぎには運行できるでしょう。

金剛山キャンプ場を横切り、かなり急な道を降ります。
今朝バスで一緒だった団塊のおやじさんたちは
ロープウェイが運休なのでどうしたんやろうか?
こんな急な坂道を登ってきたんやろうかねえ。
途中すれ違いもしなかったので、登ってこなかったんでしょうか。

「念仏坂」というらしいです。
なにか出るのかな?
この坂を登るには、かなり大変なことと思います。
爪先に負荷を感じながらストックを長めに持って降りていくと
ちらほら登山の人達とすれ違うようになってきました。

平日だけあって団塊の世代が多い。
御刀自様の団体が道一杯になってえっちらおちら登ってきます。
多分ロープウェイを当てにしてきたんでしょうね。
頑張って最後まで登ってチョーダイね。

急な下りって、登りよりも体力を使いますよね。
30分くらいでしょうか。結構疲れました。

1050
「ロープウェイ前バス停」到着
広いロータリーには
富田林行きの金剛バスと
河内長野行きの南海バスがあります。
南海バスは1044にタッチの差で出ました。
次の便は1144です。
でも急ぐ必要もない。いいお天気になってきて、日差しが暑いくらい。

トイレの外には靴を洗う場所があり、たわしも置いてあります。
わしも靴の泥を洗わせていただきました。
新品の靴は見事に水をはじいてくれました。
これならば雨の中のお遍路でも大丈夫です。

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汗に濡れた手拭を洗って干しながら昼食をいただいて
ボ~ッと春の山里を楽しみます。

1140にやってきた南海バス、何かガラガラと音がする。
運転手さんが降りてきて、
「すいません、故障したようです。代わりの便を呼んだんで少し待ってください・・・」

ええっ!

でもまあいいや。
急ぐ旅でもなし。

ゆっくりトイレに行って着替えていたら運転手さんが走ってきて
「すいません、行ける所まで行って乗り換えてもらいます・・」
「はいはい」

故障の警報音が鳴り響くバスに揺られて山道を降ります。
ゆっくりゆっくり走っていたら警報音も収まり
このまま終点の河内長野駅まで行くことになりました。

無事に南海なんば行きに乗り、
座席に座って疲れでうとうとしていたら、
列車が停まりました。
「この先の踏み切りで人が入り込み、危険物を置いた恐れがあるので警察の検証を受けています・・・」

ええっ!

列車はゆっくり動いたり停止したり
延々と続くかと思いきや、事件は解決したようで順調に動き始めました。
ロープウェイ運休、バスの故障、列車の事件といい
今日は何かあるんかいね?

と思わずにはおられませんでしたがな。

でも金剛山登山自体は極めて快調絶好調でした。
感想としては、登りやすい山ですね。
レジャーとしては最適の山だと思います。ですから登山者も多いのでしょうね。
有意義な休日を過ごすことができて金剛山に感謝です。



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Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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