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身障者西海岸ツアー04

9月28日(月)

 今日はアメリカでの障害者運動の発祥の地となったカリフォルニア大学バークレー校を訪問し、同地における障害者の現状・生活等についての研修を行う予定になっている。
 前夜、スタッフミーテイングの前に、主催者のSさんがわしを呼ぶ。嫌な予感を感じつつ、話を聴いてみると、「ホテルからバークレー校まで市バス、地下鉄を乗り継いで行く行動体験を、数人の障害者と共にしてくれないか。」と相談された。少し(かなり)不安はあったが、でも何か面白そうなので引き受けることにした。車椅子・盲・難聴と介助者併せて8人での大冒険。本当に本当に無事ゴールまで行き着くことができるのだろうかという気持ちは拭いきれなかったが、救いは医療スタッフのK先生(以下「ドクターK」)が同行してくれるということが心強かった。彼は京大の脳外科医です。

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 朝食はホテルのビュッフェでアメリカンスタイルでした。これなら前の人の真似をしたら食べられるので、なんとかみんな朝食をクリアーしたみたいでした。朝9時にホテルを出発していざバス停へ。ここが始発らしい。しぱらくして2両連結のバスがやってきた。まず車椅子を先に乗せてもらい、次に盲人、介助者が乗り込む。皆一様に1ドルの運賃を払ったのだが、後で考えてみると少なくとも車椅子の人は無料らしい。まあ1ドルくらいは授業料と思えば安いかな(?)

 バス車中では見知らぬ人が車椅子の固定をしてくれて、さすがアメリカと実感した。そんな中、車椅子のYさんは早速隣の席の老人となにやら語り合っている。彼はただ者ではない!
 バスに乗ること10分、めざす地下鉄の駅前でバスを降りる。さて地下鉄の駅は・・・と周りを見回すとエスカレーターの入口はあった。しかし身障者用のエレベーター乗り場がない・・。道行く人に「SUBWAY」の身障者用入口を訊ねても理解してくれない。そこではっと気がつき、「BART」と訊ねたらすんなりと教えてくれた。サンフランシスコでは地下鉄は「SUBWAY」でなく「BART」なんだ!

 身障者用のエレベーターは、後で増設されたらしく、道の向かい側、少し判りにくい場所にあった。エレベーターに乗り込み、ボタンを下へ・・と思ったら「C」「P」訳の分からないボタンばかりで、しぱらくエレベーター内で無駄な時間を費やしてしまったようだ。

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 なんとかチケット売場のあるフロアーにたどり着いたら今度は料金表示が判らない。区間料金制のようであるが、どこまでが1区間までか、めざすダウンタウン・バークレー駅までいくらかかるのか結局人に尋ねたら90セントだそうだ。1ドル入れたらカードが出てきておつりがない。何じゃこれは?と色々皆で検討した結果、そのカードは次も使えるカードで、料金不足分は清算機で払うシステムらしい。

 切符を買ったら今度は車椅子用の改札口の使い方が判らない。ドクターKが使い方と場所を訊ねてきてくれた。改札をくぐると、駅構内に降りるエレベーターは改札の外にある。車椅子だけ改札を逆行してエレベーターを降りる。これだと健常者は、このシステムを悪用してキセル乗車できるんではないだろうかと考えてしまった。こんな事を考えるのは日本人だけだろうか?アメリカ人の公徳心はハイレベルなのかなー、と考えてしまった。
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Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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