おきらく歩き遍路 通算7巡目 80番讃岐国分寺、83番一宮寺

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四国以外のお遍路さんが四国に来るために
大鳴門橋、明石海峡大橋の開通により容易になりました。
更にはLCCを使えば関東などから来るお遍路さんには
更に便利になっています。

江戸時代は、お遍路さん達は大阪から船に乗って淡路島に渡り、
鳴門海峡を越えて、鳴門の撫養港に上陸して一番札所に向かいました。

瀬戸内といえど船旅はいつも快適、というわけではなかったでしょう。


ここんところ仕事のない土日は四国に来ています。
自分の性でしょうか、
何をすることもなく土日をダラダラ過ごすことが苦痛になってきました。
難儀な性格やなあ。

お遍路年間計画の中で、2月4・5日が空白になってしまい、
★高野山に行こうか
★金剛山に行こうか
★当麻寺で写佛をしようか
★岐阜の実家に行こうか
★裏京都市の家に帰ろうか
★(四国に行こうか)
紙に書き出して、それぞれの実行の可否を書き出して悩んでいました。

あまりグズグズと悩んでいると宿泊先の確保とか
チケットの確保にも支障が出てきます。

悩みに悩んで
えい!四国に行こう!
結局四国やね。

でも、ただ行くのでは面白くない。
色々な実験を兼ねての四国行き計画を立てました。
前々から海路を辿りたかった。
フェリーで四国に上陸、なんて素敵じゃないですか。

もともと海の男(!)
だったので船乗りの血が騒ぐときがあります。
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2月4日(土)
南海本線に2時間弱乗って0738「和歌山市駅」に到着
和歌山港線に乗り換えて0815に「和歌山港駅」に着くんですが
0830にフェリーが出航するんです。
チケットもまだ買っていないし、フェリー乗り場の地理もわからん。
地理不案内なわしにとって、この時間がギリギリに感じます。

待ち時間の不安に耐え切れず、「和歌山市駅」で降りてタクシーに乗りました。
「フェリー乗り場まで!」
普通の人は、慌てず騒がず0815着の
列車に乗るでしょうね。
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努力(?)の甲斐あって8時前に「和歌山港フェリー乗り場」に着きました。
チケットは自販機があって徳島まで片道2000円、すぐに買えました。
まだまだ時間があるので、ちょっと南海「和歌山港駅」を探検してこよう。

ああ、すぐ近くにあったよ。
「和歌山港駅」出口から専用の通路があり
ぐんぐん進むとフェリー乗り場まで一直線です。
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そこにも乗船チケットの自販機がありました。
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よし!

次は慌てず騒がず行けるぞ。

出航15分前までは乗船できないので
待合室のテレビを眺めて暮らす。
NHKの朝ドラ「べっぴんさん」を観ます。
最近朝ドラを観ているんですよ。
ちょうどさくらが失恋した回でした。
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やがて乗船の時間になり、船上の人となりにけり。
ひとわたり船内を巡視したのち、椅子席に落ち着く。
足元からは細かな振動が伝わってきて心地よいですねえぇぇぇ。
そういえばまだ朝食を食べていなかった。
早速売店で「南海弁当」を買ってきて食べました。
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窓の外には青い海と空が見える。
デッキに上がって心地よい風を楽しんでいると、
海の男だったときの血が身体の芯でワサワサと騒いできました。

視界に入るのは空と海
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南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

海の旅はいいなあぁぁぁ。
心と身体がジャブジャブと洗われます。


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1035
やがてフェリーはすべるように徳島港に入港しました。
両舷微速・・・停止 後進一杯!
もやい取り作業を見ていました。

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桟橋の前には徳島駅行きのバスが待っています。
バス停を探すまでもなかったねえ。
「徳島駅」まで約20分、210円なり。

「徳島駅」からはJRで高松まで行きます。
1131発特急うずしお12号の指定席切符を買って・・・
「窓際の席を」
「窓際は売り切れました・・・」
「で、では通路側を」
発車まで20分あるので
駅構内の蕎麦屋「れもん」に行きますかね。
ここの十割蕎麦は美味しいんですよ。
そこに鮎の甘露煮を入れる。これまたおいしい。
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時間より早く特急うずしおは1番ホームに2両編成で入ってきました。
1両は自由席、もう1両は半分指定席、残りは自由席
乗車してみたら、自由席はガラガラですよ。
却って指定席の方が混んでいます。
では自由席に座ろうかね。
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特急の指定席買って、自由席に座ってやったぜぇ~
ワイルドだろぉ~。
と、独りごちる。
検札の時に何か言われないかと怯える小さいわし。

2両編成特急は板野を過ぎ、大阪のトンネルを抜けて北を目指す。
窓からの日差しがポカポカ暖かい。半分寝ていましたが、
志度を過ぎたあたりから五剣山が見えてきました。

1234「高松駅」着
さあああああ、こっからどこ行こうか?
実は特に予定を決めていないんです。
決めてあるのは今夜のお宿、高松駅の近くです。

巡拝用品一式は持って来ているので、何処へとなりと。

ぢゃあ、国分寺へ行こう。
隣のホームの坂出行き普通に乗る。
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見慣れた景色を眺めながら、「国分駅」で降ります。
しっかし、今日は暖かいねえ。それよりも暑いくらいです。
コートを着てきたんですが汗が出る。

1315
80番 讃岐国分寺着
なんだろうか、境内には参詣者の影がない。
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2月の土曜日、完全なるお遍路シーズンオフですね。
リュックから白衣とさんや袋を引っ張り出して着る。

自由なお遍路旅なんで、時間にも余裕があります。
前々から行きたかった国分寺跡の公園に行ってみました。
いつもなら先を急ぐため、見に行く心の余裕がなかったのです。
国分寺の敷地の裏は広い公園になっています。
お寺の模型が見えてきました。
おお、これか!
かなり広大な規模のお寺だったんですね。
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わしとしては礎石が残っている今の様態の方が
昔を偲ぶことができて趣き深いです。

「国分駅」から「高松駅」に戻り、ちょっと歩いて
「高松築港駅」に行き、琴電に乗って「一宮駅」まで行きます。
そこから1kmくらい歩いて

1500
83番 一宮寺着
ここには親父さん遍路がひとり。
軽装なので車かな?
「すいません、写真とってもらえますか?」
「いいですよ」
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一宮寺で何が印象に残るかというと、
手水舎のお大師様
両手の中から湧いてくるお水を頂戴するのは
ありがたくて、もったいなくて・・・
なかなかいいアングルが決まりませんでした。


もと来た道を戻り、「一宮駅」~「高松築港駅」
いま、1540
ここから屋島寺へ行こうか、行くまいか。
たとえ行ったにせよ納経時間には間に合わない可能性大

よし!
今日はここまで。

国分寺と一宮寺を打っておくと、
次回は天皇寺から五色台を経て屋島寺まで一気に行くことができます。

明日の朝、ジャンボフェリー乗り場までのシャトルバスがあるという。
駅前のバス停8番だそうで、そこまで確認に行ってみます。
たしかに、ここが乗り場ですね。
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駅の脇にある食料品店で、今夜の食事をたんと買い込み、ホテルに。
今夜のお宿は
「ビジネスホテル・パレス高松」です。
何のことはないビジネスホテルです。安いです。4300円なり。

お弁当を食べてビールを流し込んだら
もう極楽ですがな。
おやすみなさい。

2月5日(日)
今日は朝から天気予報どおり雨です。
0500に起床して身支度を整えます。
0530にお宿を出て、
雨の降る暗い高松駅前バスターミナル目指して歩く。

高松駅の7○レブンでコーヒーを、
と思ったらまだ開いていません。
ここは0630からしか開店せんようです。

0530に8番バス乗り場に行ってみたら
もうシャトルバスが待っていましたよ。
早速乗り込む。これは無料だそうです。ありがたや~。
0600にバスは出発しました。
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フェリーの出航時間は0615
ああっ、バスはちゃんと時間前に到着するやろうか
チケットを買わなければならん・・・そんな時間あるか?
0610にジャンボフェリー乗り場に到着しました。
飛び降りてチケット売り場を探す。
ああ、あったよ。
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1990円なり。急いで買い、乗り場に急ぐ。
やれやれ、船上の人となることが出来ました。
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でもね、他の人達も沢山いたんですが、
わしのようにあたふたしていないような気がします。


そこで思い出しました。

般若心経の一節

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凡人は先々に起こるだろうことを心配して、
余計な取り越し苦労をして恐れる。
心にこだわりがなければ恐れることはない。

わしはいつも時間が気になってハラハラ、ビクビクしています。
ついつい時間よりも早く早くと行動し
時間ギリギリだと気持ちに余裕がなくなり、落ち着きをなくしてしまう。

フェリー会社は、間に合わないような時間設定をするわけないやんけ。
最悪、間に合わなければ、それでもいいやんけ。
どーんと構えていればいいのです。

いつもこういう心境にならねば。
自己改革の道は険しいねえええ。


さてジャンボフェリー
「ジャンボ」と名がついているだけあって
キャビンは広いですねえええ。
4階あるよ。
子供連れにも楽しめるようなキッズスペースもある。
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売店の横に軽食コーナーがあったので
きつねうどんを食べました。
うどん県のうどんと銘打ってあるだけに、なかなかの味です。
七味とうがらしを沢山ブチ込んで食べたので汗が出てきました。

食べ終わってキャビンの椅子に座っても暑い、暑い。
汗を拭き拭き、本でも読んで暮らします。

出航して1時間くらいかな?
「ジャンボフェリーの歌」が流れてきました。
あれ?もう神戸?
と思ったら小豆島でした。
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デッキに出て雨に煙る小豆島の山並みを眺めていたら
そうや、ここは小豆島八十八箇所があるんやあああああ。
小豆島霊場が、おいでおいでと誘っているような気がします。
ここ歩いてみたいなあ。
いつになることか。

ここでも乗客の昇降が結構ありました。

約4時間のクルーズの間中、外は雨なので視界も悪いし、
オープンデッキにも出られません。
本を読んでいたんですが、いつの間にか寝ていました。

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1045神戸港入港
今回の旅の上がりはここです。
ここのフェリー乗り場は大きな規模ですね。
なにやら社会実験をしているようで、ビブスをつけた人達が
あちこちにいました。

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やはり入り口前にはバス停があり、
神戸三宮行きのバスが待っていましたが
フェリーからの乗客で満員になってしまいました。
「神戸三宮バス停」まで約20分で210円なり。
今日は軽装なんですが、
大きなリュックと杖を抱えていたら満員のバスは辛いなあ。

バス停のすぐ傍は、阪神三宮駅への入り口があります。
阪神電鉄に乗ってなんばまで帰りました。

今回の旅はフェリーを楽しむ旅でした。
列車の駅とフェリー乗り場、連絡バスの位置関係などを確認でき、
今後の旅の役に立つと考えられます。
効率を考えると、やはり高速バス、あるいは列車のほうが推奨されます。

でも旅は楽しむもの
退職して時間的余裕ができたら
船旅を楽しみつつお遍路をしていきたいと考えています。
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No title

 千石船に帆をかけて、紀伊国屋文左衛門の江戸上りかと
思える素晴らしい浮世絵ですね!
 紀州から直進、阿波・讃岐へのへんろ旅、たのしく読ませて
いただきました。

 お世話になったお先達さんの土産話しでは小豆島巡拝も
なかなか味わい深いものがあるらしいですね。

No title

今度は関空から松山空港までのLCCを使ってみたいっす。
今度余裕のあるときに実験してみようと思います。

小豆島にも行きたいですねえ。歩くと何日かかるかな?
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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