2017おきらく歩き遍路ツアーその1(通算7巡目)1番霊山寺~11番藤井寺

2017おきらく歩き遍路ツアーその1(通算7巡目)

1番霊山寺~11番藤井寺

平成29年1月7日(土)、8日(日)

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喪中なので慶賀のご挨拶はできませんが、
本年も旧年同様よろしくお願い申し上げます。

昨年末に先達の資格も頂いたことですし、
新年早速のおきらく歩き遍路ツアーを開催しました。

車やバス遍路をされている方とお話をすると、
「一度は歩いてみたい」
という言葉をしばしば聞きます。
「じゃあ歩けば?」
「そ、それは・・・・」
色々な理由を並べ立てて一歩を踏み出しません。

そんな方々の一歩を手助けするために
当企画を去年から立ち上げました。
ありがたいことに毎回参加者に恵まれ、順調であります。
参加者の中には歩きの楽しさを知ってもらい、
歩き遍路を始めてくれた人もいます。

今回の参加者は5人(リピーター3人、初参加2人)
リピーター3人は
東京からのAさん。皆勤賞で、すっかりわしの右腕です。新宿バスタ勤務
地元徳島のKさん。病院勤務者のOTの方です。
東かがわ市のTさん。地域のイベント関連勤務だそうな。

初参加2人は
京都からのNさん。
奈良からのMさん。
お二人はバスツアーで知り合ったそうです。

Nさんとの御縁は、以前大興寺門前でお接待を受けたのです。その際に
拙ブログのアドレスをお伝えしていて、
歩き遍路ツアーの告知に応じてくれたのです。


1月6日(金)いつものとおり仕事を終えたらバスに飛び乗り
徳島市内に侵入しました。
「サンルート徳島」にチェックインして11階の「びざんの湯」に浸ります。
錆色に濁るお湯に浸かっているとなんだか身体にいいような気がします。

実はいまだに左股関節痛が治らず、
湿布と痛み止めのお世話になっています。
半身浴を集中的に行い、下半身を労わります。
ちょっとはよくなったかな??


1月7日(土)

早朝の徳島駅前コンビニでコーヒーを買っていたら
夜行バスで東京から到着したAさんがやってきました。
「おはようございます!」
「おはようございます!」
「よく眠れましたか?」

「徳島駅」0640発のローカル線に乗り込む。
発車間際にご婦人が2人乗り込んできました。
「あの~、おきらくツアーですか・・・?」
NさんとMさんでした。わしよりちょっとだけ年上かな??

「板東駅」まで列車に揺られ約20分、
駅に降り立つと、まだ暗い。
駅前のお好み焼き屋さんを覗くと、親父さんが出てきました。
板東駅から降りたお遍路さんが初めてお接待を受ける所です。
ゆっくりしていけないけれども、親父さんに挨拶が出来てよかった。

0730
1番霊山寺着
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集合時間は0800なので、必要な物のお買い物をします。
Nさんはお杖を買いたいということで、門前街の遍路用品店へ案内します。
「え?ここにもお遍路用品店があったの?知らなかった!」
バスツアーや車遍路さんたちは
駐車場からいきなり向かいの売店に直行してしまうので
そこで買い込んでしまいます。
それはそれでいいのですが、
杖袋などは自分の好みの物を買いたいじゃありませんか。

0745
駐車場に折りたたみ自転車に乗ったお遍路さんがやって来ました。
「おはようございます!」
「おはようございます!」
地元のKさん到着
6番安楽寺の駐車場に車を置いて、搭載の自転車で12kmを走ってきたそうです。
「いやぁ~、思ったよりしんどかった~!」

0800
最後のTさんがまだ来ていないのですが、
先にお勤めだけしておきましょうかね。
皆さん、お遍路初心者はいないので勤行もいつものとおりサクサクと・・・

じじ実はわし、お先達初心者、
今日が先達デビューなんですよおおぉぉぉぉ
勤行次第や数珠の繰りかたなど、13番大日寺で教えていただき
練習は何度かしてきたんですが
人の前で、それも境内でやるのは全くの初めて

ああ

間違えずに出来るやろうか。
真言は出てくるやろうか。
足が痛くなってきたらどうしよう・・・

心は千々に乱れます。

でも、本堂脇に塗香があるよ、と教えてもらい
押し頂いて身体に塗ると少し落ち着いてきました。

「では皆さん、よろしくお願いします」
普礼真言から始まり、お鈴を2回鳴らす・・・

香炉から漂う香りが硬くなった身体と心をほぐしてくれます。


なんとか、なんとかできました。
この気持ちをずっとずっと持ち続けていきたいです。

大師堂ではさっきよりは幾分落ち着いてできました。
この日のために用意しておいた
携帯用お鈴と木魚
多人数で勤行をする時に調子をとるために必須品です。
拍子木(音木)でもいいのですが、
わしはお鈴の済んだ音色が好きなんです。

お勤めが済んだ頃、境内に最後の参加者のTさんが駆け込んできました。
集合時間を30分間違えていたそうな。
「おはようございます!遅れちゃった~!」
「おはようございます!Tさんの分までお勤めしておきましたよ」
みんなで納経所へ靴を脱いで行きました。
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参加者全員揃ったところで、門前で記念撮影
境内の整備をされている方にシャッターを押してもらいます。

では歩き遍路を始めましょう。
今日は1番から6番まで歩き、宿泊者は6番宿坊に泊まります。
初めて歩く方は不安一杯なのですが、
みんなで楽しく歩いていきましょう。

最初は国道に沿って1.2km歩きます。
今日の空はあくまで青い。
朝の空気はキリッとしていて深呼吸したくなります。

お互いに自己紹介しながらの歩きです。
途中、映画「バルトの楽園」のロケ村があり、
わしここ大好きなんですが去年閉館されたそうです。
残念!

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山門が見えてきました。
あっという間の到着です。

0846
2番 極楽寺着
「門をくぐるときに合掌するのはご存知かと思いますが、
両脇の仁王さまはご本尊の秘書です。右側の阿仁王さまに
ご本尊さまへのお取次ぎをお願いし、
帰りは左の吽仁王さまにお取次ぎのお礼をするのです」
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これ、須崎の地蔵堂に置いてあったパンフに書かれてあり
自分としてはとても腑に落ちたので、ずっとこうしています。

では仁王門がなかったり、脇から入ってしまう札所は?
そこはそれ、その気持ちがあれば大丈夫だと思います。

境内の知っている限りの案内をしますが、どこか怪しい。
「右手はお大師様のお杖、左手は自分自身でお数珠を持ち」
仏足石は数珠を持った左手で触ります。
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お大師様お手植えの杉は、直接触れないようになっていますね。
幹に廻された紅白紐を触るようになっています。
あまりに沢山の人が念をこめて幹の瘤を撫でるので
古木が影響を受けるのを避けたのでしょうか?
桜師の親方も同じ事を言っていたなあ。

門を出て、歩き遍路は右の小路に入っていきます。
車、ツアー遍路さんたちにとって未体験ゾーンの始まりです。

田圃の中の小路を歩いて行くと林に入り
忽然とお寺の屋根が見えてきます。
遍路道を辿ると寺域の横から山門を通らずに境内に入るのです。
ですからここから、と思う所で立ち止まりご挨拶をするのです。


1020
3番 金泉寺着
奥にある多宝塔の朱が鮮やかで綺麗ですね。
歩きで境内に入るとまずこれが目に入るのです。
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1番門前の遍路用品店で般若心経入りお杖を買ったNさん
気に入った杖袋がなかったので買いませんでした。
そのかわり、手袋を杖袋代わりに・・・・
そのうちどこかで気に入った杖袋と出会えますよ。
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お馴染みの井戸に行き、自分の姿が写るのを確認します。
みなさん、写ったでしょうか。
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「弁慶の力石があるんですよね」
「え?どこどこ?」
「多宝塔のふもと・・・」
「あれ?ここじゃないよ」
「納経所の前にありますよ」
「見てみたい!」
「おお、これですか。何キロあるんかな?」

帰りは山門を通って出ます。
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田圃の道から、山道のような遍路道に入ります。
1番から6番への遍路道は、田圃道あり山道ありの
お遍路気分を味わうことが出来るいいコースだと思います。

峠を越えると
お寺の屋根が見えてきました。

1140
4番奥ノ院愛染院着
せっかく来たんですから、門まで廻って入りましょう。
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今日はネコちゃんがいませんね。
小さいながら掃除が行き届いた境内で、
ご本尊の不動明王様とお大師様にご挨拶をします。
「納経されますか?」
ご住職が出て見えて、名物の刷毛で書いてくれました。
わざわざ写真を撮るためにガラス戸を開けてくれました。
ここは納経所の写真撮影は可なんですね。
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お接待のお茶をいただいている間に、
重要なミッションを遂行しておきます。
「もしもし、お遍路さん6人分のわかめうどんをお願いします!」
うどん屋さんに注文の電話をしました。

このあたりは見事な桜の木が多いですね。
今は葉のない木ですが、春には見事な桜の景色を楽しむことができます。
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1210
遍路道沿いにある
うどん屋「萌月(ほうつき)」
歩き遍路でなくては出会えない隠れた名店です。
最近はマスコミで宣伝されているので、
わざわざ車で食べに来る人もいるようです。
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ここは注文を受けてから茹で始めるので少々時間がいります。
なので、事前に電話で注文をしておきます。
うどんのみの店で
きつね、わかめ、釜あげ、かまたまなど500円です。
うどん県のTさんも、
「ここはおいしい!」
と絶賛していました。
店員のネコちゃんがお客さんの足元をすり抜けていく。

お腹ができたところで、後半戦にまいりましょうか。

山道を通る。
竹やぶの山道で「ドタッ」と音がした。
Mさんが竹の根っこにつまづいて転んだ音です。
なぜかみんなで大爆笑、転んだ本人も大笑い。
Mさん大丈夫ですか??
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皆すっかり打ち解けてワイワイ喋りながら
山間の緩い傾斜道を騒がしく歩いていきます。
独りよりも皆で喋りながら歩くとあっという間に到着しますね。

ご一行を追い抜きざまに車が停まり、見慣れた顔が見えます。
昨年の夏にお気らく歩き遍路3で
鶴林寺~太龍寺でお世話になった十八女集落のIさんです。
温泉巡りの途中に足を伸ばして来てくれたのですって。
お接待にあま~いミカンをくださいました。

1330
4番 大日寺着he7-1a-16.jpg
この時間帯になると境内には
車遍路さんたちが結構来ています。
新米先達も、この頃になると大分と慣れてきて
勤行もスムーズに行くようになって来ました。
そんな気の緩みか、携帯用お鈴の握り手に結んでいた紐が緩み
勤行中にボトッと落ちてしまいました。
「あ、落ちた」
独り言を言いながらあわてて拾い・・・・

参列の皆様は、さすがに動じることもなく
黙ってわしの失態を見逃してくれました。

Iさんがわしら一行の写真を色々な角度から撮影してくれていたので
俯瞰した構図の絵が沢山できました。
ありがとうございます。
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納経所は少し混んできました。
バスツアーだと自分でご朱印を頂戴する機会はないので
並んで記帳してもらうのは貴重な経験と思います。
たとえこの先バスツアーを続けていても、
個人遍路さんや歩き遍路さんたちに対する気持ちや態度が
変わるのではないでしょうか。

駐車場にはいつものお土産売りのおばあちゃんがいます。
ここで干し芋を買うのが楽しみなんです。
「250円のをふたつ!」
みんなで食べながら歩くのも楽しいね~。

干し芋を、
クチャクチャ食べながら、
ペチャクチャ喋りながら歩いていたら
あっという間に
5番奥之院 五百羅漢堂に着きました。
奥之院納経帳を持ってきていましたが、今日は予定も押しているので
次回にしましょう。

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階段を下って・・・

1410
5番 地蔵寺着he7-1a-19.jpg
今日初めてダンタイサンを見ました。かなりの人数ですが
白衣を着ているのは半分くらいです。
寒いので上着を着ているのでしょう。
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丁度彼らの勤行が終わったので、おきらくツアーご一行様も
続けてお勤めします。
境内の大銀杏も葉を皆落とし、寒々とした風情ですね。
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今日中に東京に戻るAさんは、ここでお別れです。
1番近くの「鳴門西バス停」まで戻らなくてはいけないのですが
先ほどの十八女集落のIさんが五百羅漢を見たあと地蔵寺に来ていて、
彼を高速バス停まで送っていってくれると言ってくれました。

南無大師遍照金剛

彼女はお大師様のお遣いなのでしょう。
門でAさんとお別れ。
また参加してくださいね!


おきらくご一行さまは最後の札所目指して歩きます。
「ここからはですね、ひたすら街の中を歩くんです」
「ええ~っ?もっと楽しい山道かと思ってました」
「はははは、山道なら焼山寺道を嫌というほど歩きますか?」

途中遍路小屋がありました。
壁と床を畳で覆っている所で、野宿遍路さんが寝ることができるようにと
地権者の人(畳屋さん)がたくさんの畳を持ち込んでくれています。
畳に座ると、感触が心地よい。


歩き遍路ツアーも朝8時から歩き続けて7時間弱
初めての人の疲れが見え始めてきました。
単調な道ですので
喋っていなくては疲れが出てきます。

「ああ~、まだぁ?」
なんてセリフも飛び出してきます。
道の向こうに山門が見えてきました。
歩いて歩いて、はるかかなたに目的の札所が見えてくる
これが歩き遍路の醍醐味です。
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1610
6番 安楽寺着
「やった~!」
「ゴールです。お疲れさま!」
「楽しかったわぁ~」
「あ~、疲れたぁぁぁ」
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みんな充実した顔をしています。
最後の勤行もきっちりやりましょうかね。
大師堂では今回のツアーの無事をお大師様にお礼をします。

安楽寺前の駐車場に車を置いていた徳島のKさん、
車から自分の錫杖を持ってきました。
実はKさん、去年12月の善通寺先達講習会で一緒だった先達同期なんです・・・
交互に新米先達の練習をするつもりでしたのになあ。
次回はよろしくお願いします。

地元徳島のKさんと東かがわ市のTさんはここで終わりで、帰ります。
Kさんは1番に置いて来た自転車を取りに1番まで戻るので
1番駐車場に車を置いてあるTさんを乗せて戻ります。

お疲れさまでした。
また参加してください。


初参加のNさん、Mさんとわしは
6番安楽寺宿坊に向かいます。
「入り口の水でお杖の先を洗います。お杖を水の中に漬けないように」
「え?どうして?」
「後の人のために水を汚さないためです」
「なるほど」

チェックインしたら
お風呂に入れるとの事、早速浴衣に着替えてGO!
天然温泉「弘法大師の湯」に浸かると
今日の疲れがとれるような心地よさです。

心配していた足関節の痛みも
痛み止め、それと札所や遍路道を覆う霊気のお陰で
さほど気にもならず、元気で歩くことが出来ました。
本当にお四国は病を癒す霊気に溢れた場所なんですね。

今日の宿坊の宿泊者は16人
これでも多いそうです。
完全なるシーズンオフですね。

1800夕食
お遍路安楽寺宿坊をお勧めするわけは
食事の際に、
食前の言葉を唱えさせてくれるからです。
何もお遍路中に限ったことではありません。
日常生活の中でも食事に対する感謝の言葉を思い起こさせてくれる大切な言葉だと
思うのですよ。
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1900から
夜のお勤めが始まります。
いつも宿泊するときは、多くの宿泊者が居て
華やかなお勤めだったので、今夜もそうかな?と思っていたら
勤行の後、いつもの本堂の奥へ導かれ
そこにある曼陀羅とか壁に刻まれたお大師様の書についての
説明を受けました。
いつもなら見落としている所だったのですが
あらためてひとつひとつの持つ意味について
詳しく説明されて、
蝋燭を立てた舟を流す華やかなイベントもいいんですが
これもまたとても意義深いものでした。

今日は皆さんお疲れさまでした。
ぐっすりお休みください。



1月8日(日)
窓をたたく雨の音がします。
ああ、今日は予報どおり雨なんですね。
今日は独りで11番まで歩く予定です。


0600
朝食のお時間です。
おきらくツアーご一行さま3人で食卓を囲み
食前のお言葉を唱えます。

今日はNさんMさんの婦人2人はバスに乗って鳴門の
「大塚美術館」見学に行かれるそうです。
あすこは、世界の名画を実物大陶版で展示してある所だそうで
わし、行った事がないのですよ。
是非時間を作って行ってみたいっす。

0700
雨具を着込んで出発です。
寒いかな?と思いきや
案外雨が温かい。手袋も必要ありません。

ではトボトボ独りで歩きましょうかね。

1kmちょっと歩き
7番 十楽寺着
雨が降っているので軒下に居るときにしか写真を撮れません。
安楽寺宿坊で一緒だった車センダツサン夫婦も境内に居ました。
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13期海軍予備学生の慰霊碑に寄り、
今の日本の平和を感謝します。

雨が降っていると気分が落ち込みがちですね~。
景気づけにラジオを聴く事にしましたが
生憎この朝は各党党首へのインタビュー特集を延々やっています。
NHK以外受信状況もよくない。
楽しく聴きながら歩く気分にもなれませんねえ。

8番 熊谷寺
山門の下から参道を登ります。
駐車場には車が3~4台
1月の雨の日曜の朝、まあこんなもんかね。
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雨に濡れた靴の中が気持ち悪くなってきました。
身体は暑いくらいなんですが、足元が冷えると身体も冷えてくる。
身体が冷えると心も冷えてくる。

ああ、いかんいかん。
こんなんじゃいかん。

9番法輪寺までも1kmちょいと。
田圃の中の道をひたすら南下します。
平野の向かいに遥か見えるのは焼山寺のある山でしょうか。

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この札所の景色の特徴は、田圃の中にぽつんと見えるお寺と森
昔の札所は皆こんな風景だったのでしょうかね。

9番法輪寺着
境内には木の香も新しい休息所が出来ていて、
そこで雨着とリュックを置いて本堂に向かいます。
歩きの人も2人いて、やはり濡れながらお勤めをしています。
今日はどこまで歩くのかな?

門前の茶店で、名物草もちをいただきます。
ストーブで暖められた店内は心地よいね。
お接待のコーヒーをいただきながら店内を見ると、
焼き芋もあるよ。
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石焼き芋だそうで、さっそくいただきます。うん、甘い。
今日は店を覗くお客さんもいないそうで、
暇なお母さんとしばらく四方山話をして身体を温めました。

さて次まで約5km
雨の中を歩きます。雨は強くなったり、弱くなったり・・・
気分のせいか、気圧が下がっているせいか、
足の関節がジクジクと痛み始めました。
痛み止めを飲んでいるのですが
一旦気になり始めたら、とことん気になります。

ああ~、この先最後まで歩いて行けられるやろうか・・・
ヒッチハイクしようか、どうしようか・・・
10番門前のタクシーの看板が気になって仕方がない。

門前の道を登って行きました。
相変わらずこの道は狭いなあ。
車の離合が難しい道なのに、大型の自家用車が多い。
年配の車遍路さんは高い確立で白の3ナンバー車が多いですね。

333段の石段は、無事に登ることができるでしょうか。
錫杖と手摺の力を借りて、ゆっくりゆっくりと確実に登る。


ああ、やっと着いた・・・
10番切幡寺着そういえばまだここの絵は描いていないなあ。
描くのならば、はたきり観音様を描こうか。
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さて
弱気になった心は千々に乱れ
さっきからタクシーの看板ばかり目に入る。
それにしても気にしているからかタクシーの看板多いなあ。

仕方ない!呼ぶか。
タクシー呼んで遍路用品店の前のベンチに座り
雨具を脱いで待つこと数分、やってきました。
「藤井寺まで」

約10km、料金は3000円弱でした。
まあいいか。


11番 藤井寺着
少し雨が弱まってきたので
雨具をつけずにそのまま境内に歩きます。
ここの藤の花の満開のときにまた来よう。
今回はここで打ち止めなのです。
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ここは臨済宗の寺院です。
納経所におられる住職も、
心なしか真言宗の僧侶とは違う雰囲気を纏っておられるような気がします。
わし、お遍路をしていますが心は禅宗のほうに惹かれているんですよ。

子供の頃、岐阜県美濃地方に住んでいたので
臨済宗妙心寺派開祖の関山慧玄さまの伝説をよく聞いて好きだったのです。
あと大徳寺派の一休宗純のファンですしね。
最近は山本玄峰さまが好きです。

大分今日の予定が早く終わりました。
今日のお宿は、門前の吉野屋さんです。
「あ、あの~、ちょっと早いんですが、今から行っていいですか?」
「はい、いいですよ」
「よろしくお願いします」

濡れた身体でお宿に着き、
脱いだ靴に新聞紙を入れて乾かします。
錫杖は洗って部屋にもって行きます。
わずか2日でこれだけ磨り減りました。
錫杖自体軽いと感じたので、軟らかい材質の木を使っているのでしょうか。
杖カバーをつけなくてはいけないなあああああ。
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しばらくしたらお風呂を入れるようにしてくれたので
ありがたく入らせていただきます。
あ゛~、冷えた身体に熱いお湯が心地よい~。

お洗濯や濡れた荷物の手入れなどをして
あとはテレビを眺めて暮らしていました。

1800に夕食
今夜は7人
車の老夫婦、
歩きはギャクウチらしき若い夫婦
わしを含めたおっさん3人
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おっさん3人でわいわいやっていました。
わしもいいかげん大飯喰らいなんですが、
向かいの人はわしよりも大飯なので安心(?)しましたよ。

最近わしはラストの日、お宿でビールを飲むようになり、
それでご飯のお代わりが少なくなったのかなあ?

食べて飲んで語って、
酔っ払って部屋に戻って早々に寝ました。


1月9日(月祝)
今日はどうやら晴れのようです。
でも今日は帰らねばなりません。
足がよくなったら焼山寺をやりに戻ってきます。
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0600に朝食をいただき、身づくろいをしてから
お宿の人が「鴨島駅」まで送ってくださいました。
ありがとうございます。

0705発の阿南行きに乗る事が出来ました。
「鴨島駅」から「徳島駅」までの車窓は
抜けるような青空
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ああ~、いいなあ。もう一日歩けたらいいなあと思うのですが
あまりギチギチの計画だと身も心も磨り減ってしまうので
最近はゆったりした予定を心がけています。

「徳島駅前バス停」から、0845発のなんば行きのバスチケットを買い
しばらくの待ち時間は
近くのコーヒーショップで朝のコーヒーを頂きました。
あとは予定通りバスでなんばに無事帰り着きました。

今回はここまで!


次回の「2017おきらく歩き遍路ツアー2」
は、11番藤井寺の藤の花を見ることができる日を選びます。
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なかなか難しいんですが
4月の連休前の土日あたりがいいんではないか?
と、地元の方もいわれていたので、そのあたりにしようかな?
また早いうちに告知させていただきます。


自分の歩き遍路は、次の土日です。
ちょっと乱れ打ちですが18・19、22・23を
歩きと列車で1日で行こうと考えております。

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お先達デビュー旅

 お先達デビュー旅 拝読、
お疲れさまでした。
 
 自分達(素人遍路グループ)の発心10周年記念コースでしたので、
思い出しながら楽しく読ませてもらいました。

 余談ながら、「大塚美術館」お奨めです!!!

No title

早速の書き込み、ありがとうございます。
このコースは本当に楽しみがいっぱいでお勧めですね。

いつか時間を作って大塚美術館に行きたいです。

ありがとうございました😊

先達デビューのおきがるツアーに参加させていただきありがとうございました💕
お天気にも恵まれ楽しく歩けました。
同行の皆さんにもお礼を伝えたいのですが
Facebookは始めたばかりで不慣れな為、この場をお借りし、お礼申しあげます。
またご一緒できる日を楽しみにしています😊

No title

ノンコさん、書き込みありがとうございます。
"おきらく"歩き遍路ツアーに
"おきがる"に御参加くださり、楽しんでいただけたようで
こちらもやりがいを感じております。
ツアーの告知は主にfacebookなので、今後ともよろしくお願いいたします❗
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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