12番焼山寺突撃日帰り遍路

おきらく遍路通算6周目
12番焼山寺突撃日帰り遍路 平成28年7月27日

土曜日に急遽夜中までの仕事が入り、休日がなくなりました。
その代わりに27日の水曜日に休みになったので
躊躇なく焼山寺に行こう!
と考えてしまいました。
我ながらクレイジーだと思います。


6周目は、おきらく歩き遍路をやっている影響で、
巡打ちに穴あきが出来ているので、
その補完をしなくてはいけんのです。
でも、この暑い季節に焼山寺とは・・・


7月26日(火)
「日帰り」と言っても前の晩に徳島入りをしておかねばなりません。
夜中に「阿波観光ホテル」に入り、明日に備えてすぐ寝ました。

7月27日(水)
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「徳島駅前バス停」の「神山線乗り場」から
0705発の神山高校行きに乗りました。
さすがに夏休みに入ってだけあって学生さんが乗っていない。
途中2名乗ったきり、あとは病院に通院のお年寄りのみ。
新童学寺トンネルを越える頃には乗客は神山高校生2人とわし。
鮎喰川沿いのくねくねした道をバスは走る。

バスの車中で
8月の土佐遍路の予定を急に思いつき
スマホとにらめっこして宿の予約や
交通手段を調べていたら酔ってしまいました。
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0815
「寄井中バス停」着 1000円なり。
さあここから焼山寺まで7km歩こう。
標高700mまで登ります。
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11番から登るのと比べると、
山をふたつ越えなくていいんですが
それでも700m
それに暑いしね。

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鮎のいそうな川ですね。でも釣り人はいない。
ここはポイントではないのかな?

寄井の集落には人の影もない。
高齢化が進んでいるのでしょうか。
神山町でよく見かけるのは道沿いに植えられた枝垂桜です。
春にここを通ったときには綺麗でしたね。
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すだち館を過ぎて、いよいよ山道に入ります。
だんだん気温も上がってきました。
一歩一歩歩くたびに汗が噴き出してきます。
すでに手ぬぐいもびっしょりになっていて
絞る事ができます。

だいたいこの季節、
それも平日に焼山寺に歩いて登るような酔狂人は
あまりいないやろうなあ。

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歩き遍路道の表示があると、
そちらの方が険しい山道なのに
ついついそちらを選択するのは性でしょうか。

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さすがに山道は空気がひんやりとしています。
ときおり渡る風が心地よい。
でも汗は容赦なく流れ出ていき、
水分補給が欠かせません。

旧遍路道から自動車道に出ると
勾配は楽になりますが暑さが増します。
杖杉庵手前の無人販売に「すだちジュース」が売ってありました。
買おうか、買おまいか、一瞬悩んだのです。
なぜか?
今日はリュックの中にウエストポーチも全部しまいこんでいたのです。
お金を出すには装備をおろさねばなりません。
そんな気力もないほど暑さで疲れていました。
結局買いませんでした。

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杖杉庵まで来て
衛門三郎さんとお大師様の邂逅像を見ながらドタッと一休み。
水筒の水の残りは僅かですが
全部飲み切らないように気をつけねば。
先ほどの無人販売の所まで戻る気力もなし。

ここまでくればゴールまであと少し。
今日も山歩きのお供である携帯ラジオ
AMはNHKしか入らないので
夏休み子供科学相談を聞いていました。
「なぜツバメは前の年の巣をそのまま使わないの?」
「なぜ人間は冬眠しないの?」
「地球が滅んでもゴキブリは生き残るって本当?」
などなど。
子供の鋭いピュアな質問に偉い学者の先生が答えるのですが
時々ごまかすような答えをしたり、
難しすぎる学術用語を使ったりしています。

わしは歩きながら
「ごまかすな!」
「それじゃ子供はわからんぞ!」
と突っ込みを入れます。
怪しいお遍路さんだと思われるでしょうね。
でも安心してください。誰にも出会わなかったから・・・・

艱難辛苦の上
1042
12番焼山寺
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山門の階段下に自販機があります。
この設置場所、ベストチョイスだと思います。
無意識にポカリスエットのボタンを押していました。
一気飲みすると
細胞にプチプチ染み渡っていくような感覚がしました。
ああ、おいしい。

頭から爪先まで雨に濡れたようにぐっしょり濡れていました。
これ、ぜんぶ汗かああああああ。ああ~、気持ち悪い。
納経所横の休息所にリュックを「ベチャ」と置いて
本堂に向かいました。

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車遍路さん夫婦がいて、
「おリン」を打ちながら朗々と読経する声が響いていました。
真っ白な地下足袋を履いて、本格的スタイルです。
わしの読経をかぶせて邪魔するのが憚られるので
先に大師堂へ行ってお勤めさせていただきました。

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納経所では大きなアブに出迎えていただきました。
何匹もいるようで、お寺の人がハエ叩きで追っ払っていました。
「おねがいします」
「今日は何名様ですか?」
「わしひとりです」
「何で来ましたか?」
「・・・歩きですが」
「そうですか。お疲れさまです」
駐車場から距離があるのでそこから来るだけでも
汗べったりになるでしょうね。

少し雨が降ってきました。
気温が下がったような気がします。

自販機でペプシストロングを買い、
一気飲みして、さて帰りましょうか。
ああ、ゲップがすごい。

帰りはすだち館近くの「焼山寺バス停」1315発のバスに乗ります。
いま11寺過ぎ。
3km下りなので余裕です。

山道を軽快に下りますが、ここで問題発生

石畳が雨で濡れて
気をつけないと滑るようになったのです。
下りの山道では
今使っている富士登山の五尺の八角金剛杖が役立ちます。
長く持つ事で下り道が安定するのですよ。

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12時近くにすだち館に着きました。
バスの時間までまだ1時間近くあります。
初めてすだち館に入ってみました。

アイスクリームとシソジュースを飲みました。
いずれも100円
今日はダンタイサンも歩きも来ません。
女将さんと1時間くらい世間話をしました。
梅干の漬け方や新ショウガの食べ方、山菜の天ぷらの話などなど。

初めて知ったのですが、ここは善根宿もしているのですね。
廃校の教員住宅をお宿にしているそうです。食事つき。
いいなあ、こういうところ。
今度泊まってみよう。

1315に来たコニュミティバスに乗り、
寄井中まで10分くらい。250円です。

寄井中から徳島行きの便は1430です。
1時間以上あったので先のバス停まで歩く事にします。
幸い向かい風なので気持ちよく歩く事ができました。
途中の工房からお母さんが出てきてお接待に
お茶をいただきました。ありがとう。

神山役場前の道路に何かいる・・・

キャ~ッ

動かない。
死んでいるのかな?
でも首を動かしている。

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どうやら怪我をしているようです。
車に轢かれたのかな?

今年初めて蛇をみましたがな。
山道で見なかったのは幸いなりけり。

結局2kmくらい歩いて、
「青井夫バス停」(なんと読むのかな?)
まで行きました。
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途中に番外の善覚寺大師堂というのがありました。
しかし、気力尽き果てていたわしは
そこまで行く気にはなれず・・・
今度必ず行きます。

バス停で遅い昼食を食べていたら驟雨があり、
その間は気温が下がっていたのですが
雨があがると蒸し暑さが倍増してしまいました。

1438
やってきたバスに乗り徳島駅前まで行ったのですが
冷房の効いたバスの車内で汗で濡れた服が冷えて
何とも気持ちのいいものではありませんでした。

1540に「徳島駅前バス停」に着いたら
8月の土佐遍路のためにJRの切符を買っておきました。
ちょうどお盆の季節なのでバス便が売り切れていたんです・・・
でも新幹線と特急南風の指定席は無事取れましたよ!

次回の段取りも済んで、さてお風呂に入りましょう。
いつもの「びざんの湯」に行き、天然温泉で疲れを癒して
濡れた衣服を全部替え、
食事に行きました。
ビールの美味しい事!

1800発の便でなんばに帰ったのですが
今日は帰ったらすぐに濡れた衣服の洗濯をせにゃなりません。
眠かったのですが放置しておいたら臭くなるんで
これは省略できないのです。

明後日の土日は
「おきらく歩き遍路ツアー3」
鶴林寺、太龍寺の遍路ころがしですがな。
本当に遍路漬けの日々です。
これもまたよしかな。








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はじめまして。いろいろ記事を楽しく拝見しておりますが、初めてコメントさせていただきます。

大阪在住でこれまで西国三十三所を回り、新西国めぐりをやっている途中で、今月初めての四国八十八所めぐりに取り組んでいる者です。

できるだけ歩くつもりですが公共交通機関も大いに利用しますし、むしろ四国のローカル列車やローカルバスが遍路で活性化できないかと思っています。公共交通機関利用は四国巡礼で邪道であり、遍路とは見なされていないようですが、こちらは列車バスの記事も豊富なのでこれからも参考にさせていただきます。

焼山寺にもいずれ行くことになりますが、この記事の行程は大いに参考になります。これからも楽しみにしています。

No title

コメントありがとうございます。
西国、新西国の記事もありますので、
併せてお読みいただければ幸甚です。

私も第一回目は歩きに拘っていたのですが、作家の家田荘子さんの
「バス列車コラボ遍路」を見つけて、これに共感して「おきらく遍路」をやっております。
歩くべき所は歩き、バス列車旅も大いに楽しむ。
修行は楽しくなければ長続きしません。
野宿通し歩き遍路が一番偉く、車バス遍路は邪道などという偏狭な考えを持つ事自体間違っていると思います。
大事なのは、いかに真摯にお遍路と向き合うかであり、
してはいけないことは、お互いに干渉しあう事です。

わしのブログが参考になってくれればこれほど嬉しい事はありません。
今後ともご意見等ありましたら書き込みください。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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