歩き遍路通算6周目 8番熊谷寺~10番切幡寺、18番恩山寺、19番立江寺、23番薬王寺

おきらく遍路通算6周目

平成28年7月18日~19日
8番熊谷寺~10番切幡寺、
18番恩山寺、19番立江寺、23番薬王寺

「おきらく歩き遍路ツアー」で取りこぼしたり
すっ飛ばしたりした所の散華を補完する旅です。

土日が仕事だったので海の日の3連休ならず・・・
その代わり18(月)19(火)に休みをいただき徳島方面に出発


7月18日(月)海の日
朝4時半に起きて急いで荷物をつかんで
始発の電車に乗り、なんばへ。
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0630なんば発徳島行きのバスに乗ります。
南海なんばバス停は改修工事のために
なんばパークスの1階に移動しています。
ここは場外馬券売り場の近くという事もあり、
たむろしている人達は雰囲気が違いますね。
それにネタあわせをしている若手芸人もいます。

始発なので乗客もちらほら。
ちょっと寝不足で頭がボ~ッとしていましたが
1時間くらいうたた寝したらすっきりしました。

0930「徳島駅前バス停」に到着
ここから徳島バス「鍛冶屋橋行き」に乗り、
6番安楽寺近くまで行きます。
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バス内は、ショッピングセンターや
博物館の「あすたむらんど」へ行く
学生さんたちが多く乗っていて賑やかでした。

1時間くらいバスに揺られて
「東原バス停」で降ります。
今日、梅雨が明けたそうです。
むっとするような空気に包まれながら、歩くとしましょうかね。
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道の向こうには安楽寺が見えます。
駐車場のトイレを使わせてもらい、顔を洗いました。
三連休の最後の日だけあって車遍路さんが沢山来ていますね。
バス遍路さんはシーズンではないのかな?

うお~、暑い暑い。
頭がボ~ッとしてきますがな。
まず、腹ごしらえをしましょうかね。
7番十楽寺門前のうどん屋さんに入ります。
ここ、いつも通りかかるときには閉まっていたんで
一度入りたかったのです。
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暑いが名物の「たらいうどん」を注文します。
うどんの食感が讃岐のそれとは違うんですね。

熱気のこもるアスファルトの道をヨロヨロ歩いて行くと
真念の石碑が建っています。
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これは「真念」の文字がはっきり見えますね。
拓本をとりたいなああああ。

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ずらりと並ぶ仏さまが迎えてくれます。
地元の人達に大切にされていますね。
夏の昼下がり、道行く人は我独り。


1248
8番 熊谷寺
緑濃い山門が迎えてくれました。
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春と秋の景色も綺麗でしたが、
蝉の鳴き声の聞こえる暑い夏の日の山門もまた
味わい深いですね。

やはり駐車場には自家用車が沢山来ています。
駐車場からは誰でも歩いて登らねばなりません。
真っ白な白衣を着た人達が汗をかきかき石段を登っています。
おきばりください。

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大師堂への石段を、まだ咲いている紫陽花の花が彩っています。
前を行くお年寄りの足には少しきついかもしれませんね。

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今回は山門に目が行きます。
参拝を済ませて帰るときに、山門と向こうの里と山の景色がいいなあ。
これぞ札所の景色、と感じました。

熱気の立ち昇る田圃の道を歩いて行くと、
路傍の草が風にそよいでいます。
しかし涼しくない。なぜか?
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この時間遍路道を巡打ちで歩くと、追い風になっているようです。
時々立ち止まると風がふいているのが体感できるんですが
歩き始めると風速と同じになって風がなくなります。
追い風だと少しは楽なのになあ。

流れる汗とともに歩いて行くと
かなたに法輪寺が見えます。
ほんとうにここは田圃の中のお寺ですね。
昔の札所もこういった風景の所が多かったんじゃないでしょうか。
今回、ここの風景を描きたかったので
念入りに記録を撮りました。
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夏の空と田圃の中の札所です。


1400
9番法輪寺
門前の茶店には「カキ氷」の旗が・・・
まずは参拝をしましょう。
お勤めの間にも、「何食べようかな?」
煩悩の塊です。
煩悩を払うために、地面に座ってお勤めします。
小石が足の甲に食い込み、煩悩を払ってくれます。

ご朱印をいただき、
足は自然に茶店に・・・
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「カキ氷ちょーだい!」
「今日は暑いねえ」
「梅雨があけたそうです」
開け放たれた窓から風が流れ込んでくる。
冷房の風よりも優しく、夏を感じさせてくれます。
田圃から吹いてくる風とカキ氷
昭和の夏ですね。

店内に掲げられている御朱印の掛け軸
真ん中にいるのは阿弥陀さまです。
女将さんによると、御宗旨は浄土真宗だそうです。
真言宗のお寺の門前には浄土真宗の有名茶店
お四国の懐の深さ、広さを思うのでした。


カキ氷食べて元気一杯
さて次に行きますかね。
今日は次の切幡寺で終わりです。
ひたすら西へ向かって歩くのみ。
相変わらず追い風です。

途中にあるお接待所に置いてあるポットには
冷たいお茶が入っています。ありがたいなあああ。
2杯いただきました。

今回の旅の目的のもうひとつ。
門前の巡拝用品店で数珠を買う事です。
以前、遍路宿に泊まったとき
般若心経と八十八ヵ所のご本尊が刻まれた黒檀の数珠を
見せてもらい、それが欲しくて欲しくて・・・
しかし、結構値が張るのでお小遣いをためておき
いざ買いに来たのです。
もしかして売り切れていないかな?
との杞憂は無駄でした。

ありましたよおおおおおおお。
買いましたよおおおおおおお。

数珠を見てにっこり。
来年から使わせていただきましょう。


1520
10番切幡寺
333段の石段をひたすら登ります。
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木々に囲まれているせいか、気温が少し低いような気がします。
いつも333段の階段の数を数えながら登るのですが
途中で数がわからなくなってしまうのが悩みの常です。
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今回ここの奥の院を訪ねました。
境内にあるので行きやすいのです。
しかし表示がなく、どこが奥の院かな?
納経所で尋ねようとしたら
姦しい御刀自様3人組が占拠していて
「あら~、法輪寺のご朱印がないわあ」
「え?あなた忘れたの?」
「あっ私のもないわぁ」
「ええ?ちゃんと参拝したよね!」
「わたしも参拝したわぁああ」
「ええ?ここの前は法輪寺よね?」
「ちゃんと参拝したわぁ」
「わたしのもないわ!」
「参拝したはずよね!」
納経所の御刀自様も巻き込んでのエンドレス言い合いが
しばらく続きました。
法輪寺でもこの勢いでお喋りばっかりしていて
納経所に行くのを忘れたんでしょ?

ようやく
「帰りに寄りましょう」
という結論に至るまで待つこと5分

ようやく
「あの~、奥の院へはどう行けば・・」
「塔の奥に行けばありますよ」

本堂の脇、石段を登って不動堂へ行き、
更にその上に行くと多宝塔があり、あれ?どこかな?
もしやもしやと
裏手に廻ると猪よけのフェンスの扉の向こうに
山道があります。
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奥の院の匂いがぷんぷんしてきます。
お遍路さんもほとんど訪れないやろうなああああ、
と思う山道を登ると
白い建物があります。

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切幡寺奥の院「八祖大師堂」
インドから中国を経て日本へと密教を伝えた正統の八人の祖師を祀っています。

第一祖 龍猛菩薩(りゅうみょうぼさつ)
第二祖 龍智菩薩(りゅうちぼさつ)
第三祖 金剛智三蔵(こんごうちさんぞう)
第四祖 不空三蔵(ふくうさんぞう)
第五祖 善無畏三蔵(ぜんむいさんぞう)
第六祖 一行阿闍梨(いちぎょうあじゃり)
第七祖 恵果阿闍梨(けいかあじゃり)
第八祖 弘法大師

七祖、八祖くらいしかわからん・・・
勉強しなくちゃ。

納経所まで降りてきて、
無事に奥の院納経帳にもご朱印をいただきました。

今日はここまで!
山門駐車場まで降りてきてへたり込んだらもう動く気力なし。
民宿「越久田(おくだ)屋」さんに電話を入れる。
「あの~切旗寺駐車場まで迎えに来て・・・」

ここは素泊まりのみですが
結構遠い所までの送り迎えをしてくれるお宿です。
天然温泉「御所湯」まですぐなのでお風呂もそこです。

チェックインして宿泊費4000円を払い、
汗で汚れた服を脱いで出しておくと洗濯してくれます。

早速温泉まで連れて行ってもらいます。
車中、
「あの~ここの地名の『御所』とは、かしこきあたりのお方由来ですか?」
「土御門上皇由来とか・・・」
「ふ~~ん」
あとで調べてみましょう。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
御鳥羽上皇が鎌倉幕府に対して起こした承久の乱に連座し
はじめ土佐に配流されたが、のち阿波に移され、ここに守護が御所を
作って厚遇したためにこの地名が残ったそうな。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

温泉に浸かり、汗を流して体重計に乗ってみたら
出発前より3kg減っている。
やった~!



思うのはぬか喜び。
これは単に脱水状態なのです。

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館内のレストランで失われた水分の補充を行いました。
うぅ~~ん、夏はやはりこれやね。
過剰に水分の補充を行い、お宿に帰りました。
今日の宿泊者は、わしと自転車遍路さんの2人

遅く到着した自転車遍路さんがお風呂から帰ってきてから
談話室で語ろうかなと思って待っていましたが
眠くて眠くてたまらなくなり、
部屋に帰って寝てしまいました。

昼間に暑さにやられて少し熱中症気味だったんかなあ。
死んだように寝てしまいました。



7月19日(火)
本日は列車&バス遍路で、薬王寺~立江寺~恩山寺の逆周りです。
暑い日は無理しない。
0645にお宿の車で「鴨島駅」まで送ってもらいました。

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「鴨島駅」~「徳島駅」~「阿南駅」~「日和佐駅」
通勤通学の人達にもまれながらの列車旅です。
お遍路装束はわしひとりなんですが、
徳島の人達は、日頃からお遍路さんの姿を見慣れているので
ジロジロ見られる事もなく、空気みたいな存在でした。

1045に「日和佐駅」に着き、
華やかな幟が立ち並ぶ道の駅の中を歩いて薬王寺へ。
ついつい立ち寄りたくなるのですが、ぐっとこらえます。

1053
23番薬王寺
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瑜祇塔に足場が組まれています。
修理中かな?レアな光景です。
本当はここの桜満開の写真を撮りたいなあと思っています。
来年こそは!

上から下から蝉の声が降ってくる境内にはわしひとり。
蝉の声に負けぬように
大きな声でお勤めさせてもらいました。

さて昼食を、先ほどの道の駅でしようかと道路を歩いていたら
つい、目に入ったうどん屋さんに入ってしまいました。
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冷やしうどん大とコロッケ、アジフライ合計550円
フライは揚げたてでないので食感が悪かった・・・

「日和佐駅」構内には風が吹き抜けて
日陰は気持ちがいいね。
夏の日もこんな日ばっかりだと過しやすい。
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やってきたワンマンローカル線に乗って「立江駅」まで。
ローカル路線は鉄道系のカードが使えないのが難点です。

「立江駅」から200m歩くと

1324
19番立江寺
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親孝行な息子が老婦人を連れてお遍路をしていました。
でも暑さでお婆さんの足がよろけがちでしたね。
お気をつけて

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立江寺から200m歩いて
白鷺橋ほとりにある「立江小学校前バス停」から
恩山寺を目指します。
8分ほどバスに揺られて
「恩山寺前バス停」で降ります。

坂道を歩いて登っていくと、
道の脇に遍路シールと石段があります。
もしかしてこれは旧遍路道?
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一瞬登ってみたかったけれども
藪が深く、長い生き物が出そうなのでやめておきました。

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今日も糜爛樹の幹は鮮やかです。
つい、樹皮を掻きとりたくなりますが、やめておきます。
旧遍路道は地元の人達が整備しているのでしょうか
きちんと草刈されていて歩きやすい。


1420
18番恩山寺
平日はお年寄りの車遍路が多いですね。
休みの日はダンタイサンや高速車遍路さんたちが多く
お年寄りにとっては平日がゆっくりと参拝できるのでしょうね。

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お大師様に今回の旅の無事を感謝して
帰路に着きます。
「恩山寺前バス停」~「小松島高校前バス停」
そこから500m歩いて「南小松島駅」に行きます。
駅構内売店で、
駅前にある名水の泉を教えくれたので
早速行って見ました。
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地元の人がポリタンク持って汲みに来ていました。
水筒に汲んで飲んでみたら冷たくて寒露寒露

1539「南小松駅」~1603「徳島駅」
1800のバスに乗るのでまだ時間があります。
「びざんの湯」に浸かり、汗を流して
駅前王将で夕食を食べました。
本当は骨付き鶏の店に行きたかったのですが
開店時間までまだまだあったので諦めたのです。

1800発の難波行きバスに乗ったら
知らぬ間に寝てしまっていました。
暑い中の移動は体力が奪われていたんでしょうね。

来週は焼山寺に行こうと思います。
我ながらクレイジーな計画やなあ、と思いますが
止められません。
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No title

 お気楽遍路は快調ですね!

   ・3キロの減量(脱水?)対策のため   
     >レストランで失われた水分の補充を行いました。
      過剰に水分の補充を行い、お宿に帰りました。
   ・小僧、笑ってしまいました。 

No title

楽しくなければ修行苦行は長続きしませんもんね!
些細な事にも幸せを感じてお遍路修行していきたいです。

あうっ( ̄[] ̄;)
いつもながらご指摘ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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