新西国巡礼 33番瑠璃寺 満願

瑠璃寺01

平成28年6月28日(火)

昨年、水間観音さまに引かれて始まった
新西国巡礼も、いよいよ満願を迎える事になりました。
33番南光坊瑠璃寺は姫路の向こう、佐用町にあります。
朝0508南海の始発に乗り込み南海なんばを経て新大阪駅に向かいます。
またしても新幹線に飛び乗り一路姫路駅へ。

姫路城を見る余裕もなく
姫路駅前バス停4番乗り場の「山崎行き」0700発に乗り
1時間15分揺られて終点「山崎バス停」まで行きます。
そこで「千種行き」に乗り換えて更に30分

実はここで大失態に気づきました。
納経帳を忘れてきたのに気づきました。

ああっ

ここから戻るのにはもう遅い。
まあいいや、納経所でお願いしてご朱印を紙に書いてもらい
それを貼り付けましょう。
あちこちの納経所でも、納経帳を持っていない人用に
そういったのがあるのを時々見かけます。
ああ~、満願の旅で納経帳を忘れるわし。
こんなのもわしです。自分を受け止めよう。

バスはどんどんどんどん山奥に入っていきます。
最初高校生が沢山居た車内は、わしひとり。
運転手さんが話しかけてきました。
「どちらまで?」
「はあ、船越まで・・・」
「ああ、お寺に行くんですね」
「そうです。新西国巡礼もここで満願なんです」
「へえ~、そうなんですか・・・」
「次はどこに行こうかな?」
「私は小豆島の札所に行っているんですよ。あそこはいいですよ」
「面白そうですね」
「今度はそこに行ったらいいですよ」

誰もいない「船越バス停」に到着

33番 瑠璃寺
瑠璃寺02

あたりは森閑とした雰囲気で、空気がひんやりしています。
カエルの鳴き声も聞こえてきます。
カジカガエルかな?
奥にはモンキーセンターもあるようです。
昆虫館もあるようですが、今は閉まっています。

瑠璃寺03
仁王門が迎えてくれました。
ここから本坊まで約1kmの参道を歩いていきます。
杉並木の山道はこれから聖域に入るという雰囲気満点です。
瑠璃寺04



瑠璃寺05
門前の店が見えてきましたが
なんとなく寂れています。
人の気配がしません。

瑠璃寺06
門では小僧さん人形が出迎えてくれましたが
くもの巣を纏っています。
ここが本堂かと思いきや、大師堂ですと書いてありました。

瑠璃寺07
ではこの上かな?と思い裏に廻って階段を登っていったら
不動堂でした。隣は聖天堂です。

きちんとお参りしてから、引き返して橋を渡り、
川の向かい側の道路を30mくらい登ったら苔むした石段がありました。
瑠璃寺08
ここを登ると金堂があり、「ここだ!」
蝋燭とお線香を立ててお勤めしていたら
本尊のご真言が「おんあみりたていせいからうん」
???
ここは千手観音様だったはず・・・
金堂を出たら更に石段があり、
「本堂はこちら」と表示されています。
そうですか。この奥ですか。

瑠璃寺09
石段を上り詰めた所に大きな建物がありました。
ここが本堂ですね。
改めてお勤めをしました。
瑠璃寺10
ここで新西国巡礼も満願ということで、感無量です。
苔に足をとられないように慎重に石段を降りました。

さて大師堂に戻り、最後のお勤めをします。
ここは高野山真言宗なので、大師堂が立派です。
内に上がれそうなので靴を脱いで、それでも板の間に座って
奥のお大師様に満願の報告をしました。

ここで初めて人に出会いました。
リュックを背負ったおじいさんです。
彼も巡拝者なのかな?
納経所には寄っていかなかった雰囲気です。

さて納経帳を忘れた迂闊なわし。
恐る恐る納経所に行ってみたら人の気配なく、張り紙がしてあります。
瑠璃寺11
おおおおお、今日はお留守ですか。
その代わり三方の上にご朱印が置いてあります。
なるほど。
納経帳持って来ていても忘れても結果は同じ事やったんですね。
お大師様の手のひらでもがいていたわし。

兎にも角にも300円を三方の上に置いて
ご朱印を戴き、これで満願完了!

足取りも軽く参道を戻ります。
その際、2台の車とすれ違いました。
明らかに参詣者のようです。
こんな平日にもやはり参詣者は来るのですね。

大師堂の前にいたおじいさんはゆっくりゆっくり歩いているので
途中で追い越しました。
バス停までたどり着きましたが1時間近くあります。
近くに阿弥陀堂があり、
ここで休ませていただきましょう。
瑠璃寺12

瑠璃寺13
お大師様の額が掲げられ、「十楽寺」と書かれているので
よく見たら「穴栗新四国霊場」の第7番札所のようです。
いいなあ、ここ全部廻ってみたいです。

さきほどのおじいさんは仁王門内に置かれた椅子に座っています。
同じバスを待っているのかな?
わしは本を読む事にします。
今日持ってきているのは森村誠一の「忠臣蔵」
そうです。先週行った赤穂の花岳寺の影響で忠臣蔵に興味が出ているのです。
上下巻の結構ボリュームがある本なのですが、
物語に没頭してしまい、今日は下巻なのです。
読んでいるうちに、
おじいさんはやって来た佐用町コミュニティバスに乗って行きました。

わしは神姫バスに乗り、山崎に戻ります。
行きに乗ってきたバスの折り返し運行なので
運転手さんと世間話しながら山崎まで戻ります。
山崎から高速バスに乗って三宮まで行った方が効率的だよ、
と教えてもらえました。

「山崎バス停」で調べたら1時間おきに三宮行きがあります。
1850円也
1200発の便にはまだ40分くらいあるので
腹ごしらえをと思い、近辺をうろうろしても何もない・・・
目に付いた喫茶店に飛び込みました。
趣味のよさそうな内装です。
まるで横浜にあるような喫茶店の雰囲気ですね。
横浜というよりむしろ神戸かな?

ダンディなマスターがいました。
英語の先生をされていたそうです。
オムライスをお願いしました。
香り高いコーヒーと、スパイスが効いたオムライス、サラダのセットです。
うろうろしていたせいで、30分しか時間がないよ。
しかしながら色々な事を喋る事ができました。
魅力的なマスターともっと喋りたかったのですが、
よほどの事がないと、もうここには来る事はないでしょう。
一期一会の感傷が旅の醍醐味なんでしょうかね。

高速バスに乗って三宮まで帰る途中のバスの中で
赤穂浪士が吉良邸に討ち入りました。


1年に渡って旅をした新西国巡礼もこれで終了
昭和の始めに人気投票で選定された札所ですが
いずれも由緒の正しい見所のある所ばかりでした。
それにパワースポットが多いようで、
元気を分けていただいたような感じがします。
仕事や人間関係で悩む事が多かっただけに、
札所を訪れる事は心の癒しになりました。

さて次は・・・
「西国薬師巡礼」「摂津国八十八ヶ所巡礼」もあります。
「小豆島八十八ヵ所遍路」もしてみたいなあ。
なんにせよ、四国遍路と平行してこれらをやっていきたいです。


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Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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