歩き遍路4巡目(通算5巡目)71番弥谷寺~82番根香寺

歩き遍路4巡目(通算5巡目)71番弥谷寺~82番根香寺

平成28年
6月3日(金)
1825「なんばOCAT」発、2305に「観音寺駅前バス停」に到着
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今夜の宿はBH白梅本館です。
素泊まりで4300円也
夜も遅いので軽く湯船に浸かってさっさと寝ます。

6月4日(土)
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0601「JR観音寺駅」発
そろそろ梅雨に入る予報が出ていて、朝焼けが出ていますね。
今日1日だけでも持ってくれないかなあ。

0610「みの駅」着
ここから弥谷寺まで3km歩くのですが、
どこで遍路道と合流するのかな?
遍路地図の写真を撮っておいて確認しながら歩くことにします。
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0653
弥谷寺麓の八丁目大師堂に着きました。
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気温はそんなに高くないのですが、汗が滲み出てきます。
駐車場まで上がると、すでに数台の自家用車が来ています。

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俳句茶屋は、まだ朝早いので開店していませんね。
この季節は新緑が美しいですね。
秋の紅葉もいいんですが、
生命力に満ち溢れている青葉の方が好きです。

石仏の並ぶ石段をえっちらおっちら登り、
最後の百八段の階段を上ります。
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0710
71番 弥谷寺着
前回は9月で、台風の名残のあった季節に来たっけなあ。
まだ雨は降ってきませんが、
いつ降りだしてもおかしくないですね。
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大師堂では岩窟の正面まで進んで行き、
座ってお勤めができました。


出釈迦寺までの山道には草が茂っていて
杖で道をガサガサつつきながら歩きます。
幸いにまだ今年は蛇には出会っていません。
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このあたりは琵琶を栽培している農家が多いですね。
大好きな果物なので食べたいが、
不偸盗に背くのでできません。
自生の木がありましたので、つまんで食べましたが
実が小さすぎて、あまり味わえないですね。

0850
72番 出釈迦寺着
奥之院まで登って行きたいのですが、
時間の都合上遥拝だけで我慢しておきます。
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この辺に宿泊したら
朝の気持ちのいい時間に登る事ができますが・・・
また、今度

納経所で
「納経帳を見るとだいぶ廻っていますね。
お経をあげる様子を見させてもらったら
しっかりした様子なので、先達になりませんか?」
と声がかかりました。
「ありがとございます。しかし、既に13番大日寺で推薦を頂いているんです」
「ああ、そうですか。そうでしょうね」
ここの札所は先達の枠を多く持っておられ、
納経所では数多くの方が推薦のお声掛けを頂いているそうです。
わしだけに声がかかった訳ではないのですが
お声掛けいただけたことは嬉しいです。

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門前には琵琶の無人販売があり、
躊躇なく買ってしまいました。
さて、どこで食べようかね?

曼荼羅寺裏のうどん屋さんでうどんを振舞って貰おうかなあ~、
と思いましたが時間も早いので遠慮しておきました。

裏から入るのは失礼なので表に廻ります。
門前の駐車場が整備されていますね。


0920
73番 曼荼羅寺着

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手水場に咲くアジサイが綺麗ですね。
西国札所にもアジサイの綺麗な所がたくさんありますねえええ。
今度見に行ってみようか。
本堂前には白人の夫婦(歩きかな?)が
オジサン遍路と話し込んでいます。
今年は歩き、それもギャクウチの外人さんが多いですね。


2.2km歩いて次に向かいます。
門前を左に進む道を選んだのですが、
途中で標識を見失ってしまいました。
しかし川沿いに歩けば自然と到着できます。

0950
74番 甲山寺着
ここでも今日は老若男女のギャクウチ車遍路さんが沢山います。
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心なしか皆読経の声が小さいですね。
大きければいいという訳でもないが・・・
それに極端に短い人もいます。

善通寺まで1.6km、
前回は雨の中、遍路道に沿わずに駐車場の方向に歩いてしまいましたが
今回はちゃんと歩きの道順を歩きました。
すると、かたパン屋の通りに出る事ができました。
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さすがに店先には行列ができていますね。
東院と西院の間に出ました。


1030
75番 善通寺着
左側に廻って本堂のある東院に行く。
ここは観光地なので観光客のダンタイサンが多くいます。

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善通寺本堂の線香立ては寝かせて置くというのは
初めて知りました。いままで気にしていませんでしたがな。
何故か?
多数の参詣者による、香炉の混雑を避けるためなのかな?

わしの宗旨の浄土真宗では、線香は2つに折って寝かせます。
本来お香は粉末状なので立てるのは間違い、という意味からです。


閑話休題


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大師堂のある西院に行きます。
ここは観光ではなく、参詣の人が多いので
本堂の賑わいとはまた違った雰囲気ですね。

善通寺から金倉寺へ向かう道の重要な分岐点で
遍路シールが欠落していて逆の方向に行ってしまいました。
シールを持っている方、貼ってください。
わしも作って貼りたいのですが
いろいろ法令とかの問題もありますんで、
やめておきます。

そろそろお昼時ですな。
わしのお気に入り、金倉寺門前のうどん屋さんに行きます。
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衣が黄色く着色された天ぷら、わしは筍が好きです。
これだけで440円です。
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あとで聞いた話では、ここって行列ができる店らしいですね。
運よくいつも空いている時に来ているみたいです。


1200
76番 金倉寺着
空を見ると・・・小雨がパラついてきましたかな?
でもまだまだいけそうです。
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本堂ではパチパチパチパチという大きな数珠を回す音が聞こえてきます。

つぎの札所まで3.9km
田園地帯を横切っていくと、田圃の端に古い石碑が建っています。
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古い道標にはこんぴらさん、善通寺、金倉寺への道筋が記されています。
このあたりはこういった名所がたくさんあるんですね。
四国外のものにとっては羨ましい土地柄です。

道隆寺の近くで楽しみにしていたのは
手作りのお地蔵さん
前回は気づいてもらえなかったので
杖の鈴の音を殊更高らかに鳴らしながら遍路道を歩きます。
その甲斐(?)あってか
家の前にたまたまお爺さんが出てきました。
「こんにちは!」
「あ、お遍路さんちょっと待っててください!」
「はい!」
家の中に入っていってお地蔵さんを持ってきました。
「今回も会えて嬉しいです」
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これで三個目です。
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持参の道隆寺の絵を貰っていただきました。
「いつまでもお元気で!」


1315
77番 道隆寺着
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本堂、大師堂で気持ちよくお勤めをし、納経所に向かうとき、
駐車場から不吉な音が聞こえてきました。
そう、ギャクウチのダンタイサンです。
ああっ、急がねば。
タッチの差で納経を終えたら、
テンジョウインさんが2人、大荷物を抱えて駆け込んできました。
ああ、よかったあああ。

次は「多度津駅」から列車に乗って「宇多津駅」に移動します。
自分の計画では、
ここは1420に終わる予定でしたが1時間ほど早い。
どうしようかな?
「八十場駅」まで行ってみよう。
「八十場駅では、ICカード使えますか?」
「使えますよ」

「坂出駅」で乗換え、「八十場駅」に着いたのは1430
ここから5分歩いて天皇寺です。


1435
79番 天皇寺着
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朱の鳥居が緑に映えて綺麗ですねえ。
ここの絵も描かなくちゃなあ。
雨が降り始めてきたので、早めにお勤めを済ませます。
大師堂と紅葉の新緑のコントラストが綺麗ですね。
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「八十場駅」から「宇多津駅」まで戻り、そこから郷照寺方面に歩きます。
途中にある「おか泉」でうどんを食べましょうかね。
ここも県外車の多い有名店みたいですが
この時間は割と空いていて、生醤油うどんを堪能しました。
「お遍路一人で歩いているんですか?」
「は、はははい」
「よかったら店のHPに写真を載せたいのですが・・・」
「いえいえ、前回載せていただきました」


1550
78番 郷照寺着
門前にあるお菓子屋さんは、残念ながら売り切れていました。
また今度買いに来ます。
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境内にはお爺ちゃんお婆ちゃんが孫2人連れて巡拝中でした。
全部孫連れで廻っているのかな?

残念ながら納経所には美人の女将さんはいませんでしたが、
日本遺産認定記念散華の台紙を買いました。3000円です。
「8」のつく札所で販売していますが、次は大窪寺しかないし、
あすこで買うのもなあ・・・というのでここで買っておきました。

今日のお宿は郷照寺先にある
善根宿「うたんぐら」です。
ここは有名な善根宿で、海外の人も多く泊まるようです。
わしが着いたとき、先客は1人、37歳の韓国人Sさんでした。
早速お洗濯とシャワーを浴びさせてもらい、
夕食を買いにSさんと宇多津の町に傘をさして出かけました。

15分くらい歩いた先にショッピングセンターがあり
色々話しながら歩きました。
Sさんは貿易の仕事をしていて、日本滞在が長く
流暢な日本語を喋ってくれるので会話が弾みます。

宿に帰ったらもう1人到着していました。
57歳のバックパッカー(日本人)で、
仕事をしてお金をためて
世界中を旅している羨ましい人です。
四国も4周目の野宿主体の通し遍路です。
こういう人生もあるんですね。
昨日はSさんとお宿が一緒だったそうです。

お弁当を食べながら色々喋りました。
お互いに顔を見ながら話し合うのが大切ですね。
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これから韓国に帰って出版の仕事をすると言っていました。
自身の歩き遍路記を書いてもらいたいですね。

今夜の宿泊者は合計10人、
わしら3人以外は
うたんぐら常連の方の率いる日本人2人アメリカ人5人
特別に夕食のおもてなしを受けて賑やかに会食していました。

夕食後はご主人を交えて四方山話に花が咲きました。
女性陣が早々と就寝したので
男衆も寝る事にしますかね。
2段ベッドがある広い部屋に男3人
「ほんっとにすいません、わしのイビキはうるさいのです・・・」

「ボクのもうるさいですよ」

「では、早く寝た人の勝ちやね」

夜半に雨が激しくなってきました。
明日は雨の中を歩くのか・・・


6月5日(日)
7人様は、本山寺五重塔平成大修理現場見学会に行くため、
朝早く車で出て行きました。
6時に朝食を頂いて1000円払って
わしは0615に出発!
出発前に記念撮影
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今日はですね、
国分寺バスターミナルから1400発の便を予約しています。
雨で歩きの速度が鈍るので、
どこをどうショートカットしようかなあ・・・

と、考えながら「宇多津駅」まで戻り、
0653発の列車に乗り、「八十場駅」に来ました。
天皇寺は昨日来たので、五台山にはどう登ろうか・・・
降りしきる雨をホームで眺めて
0.5秒逡巡してからタクシーを呼びました。
「白峯寺まで!」
「あいよっ」
わしの足で歩くと2時間かかるところを15分くらいで到着
これで大分時間を稼ぐ事ができました。

0700
81番 白峯寺着
早朝なのに駐車場にはかなりの車が来ていましたね。
ポンチョを着て石段を上がり、本堂に。
雨降りの日は灯明、線香に火が点けにくいよね。
香炉は屋根があるのが多いが、灯明立てはそれがない。
オバハンがもたもたしていると
後ろで濡れながら待つ事になる。

ここから五台山の峰沿いに暗い山道を歩く事にします。
雨は少し弱まってきましたが
足元が濡れてぬかるんで歩きにくい。
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歩きの途中、NHKラジオ討論を聴いていたのですが
参議院各党代表者による消費税引き上げ再度延期について
野党はアベノミクス失敗を喜んでいるような感じがしていて、
消費税をこの先どうすればいいのか理解に苦しみます。
野党は無責任な事ばかり叫んでいますが
責任与党になってみたらどうか?と考えます。
民主党は与党になって政治がヨレヨレになってしまったでしょう?
その反省もない。

閑話休題
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根香寺手前の遍路小屋を覗いてみたら
白人の若者が2人いましたよ。雨を避けて滞在しているようです
「おはようございます」
「コメイン?」
「??」
「Come In?」
「ああ、、、No Through」
トイレも水もロフトもあるのでここは野宿にはいいよね

0925
82番 根香寺着
駐車場に不吉なバスが停まっているなああああああ。
石段が雨で濡れていて滑りやすい。
杖を突きながら慎重に上り下りします。
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ここは本堂と大師堂が離れているために
ポンチョを脱いだり着たりを繰り返さなければいけません。
足元がすっかり濡れてしまい、
二重に履いている靴下がグチョグチョですね。

ダンタイサンの姿が見えませんねえ。
納経所にも山ほどの納経帳もありませんね。
どこにいるのかな?
余計な心配ばっかりしています。

もと来た道を戻り、国分寺まで降ります。
途中、歩きのダンタイサンとすれ違いました。
ああ、歩き遍路ツアーかあ。
さきほどのバスは彼らのサポートバスですね。
「おはようございます!」
「おはようございます」
「おはようございまず!」
「おはようございます!がんばって!」
「おはようございます!」
忙しく挨拶を交わしました。

一本松から急な階段道を降ります。
雨は霧雨になってきました。
あたりは靄が立ち込めています。
滑らないように・・・滑らないように注意しつつ
木の丸太の階段を降りる・・・

ズルッ

あ~あ、ズボンが汚れちまったい。
白いズボンを拘って履いているので多少の汚れは
覚悟の上です!


1208
80番 讃岐国分寺着
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傘の花の咲く境内を進みます。
ポンチョを着て歩く歩き遍路はわしだけ。
本堂でお勤めを終えたら
ほとんど雨は降っていないので、脱いだまま大師堂に行く。
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大師堂内の納経所では個人の車遍路さんたちが
長蛇の列を作っていますよ。
一人で何冊もの納経帳や判衣を持っている人もいて
時間がかかりそうでしたが
今回はここで終わりなので特に気にもなりません。

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大き目の溜池の向こうにFOOT BUSの高速バス乗り場があり
そこまで歩いて行くと、
1225でした。
かなり早く着いたなあ。
「あの~、1400発の便を予約しているんですが、早めのに変更可能ですか?」
「あ、できますよ」
「お願いします!」
1300発の便に変更して、
待合室で衣装を替えます。
靴についた土が床にこぼれてしまい、汚してしまいました。
すすすみませんでした。
うたんぐらでいただいたお握りを食べながらバスを待ちました。

この便は、国分寺バスターミナル発なんですね。
1250に車中の人となり、南海なんばバスターミナルに帰りました。

ここまでは予定どおり。
次回は7月頭に結願の旅です。
頑張って行きましょう。




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弥谷寺から白峯寺

 いつも、自分の歩き遍路を思い出しながら楽しく読ませてもらっています、特に自分は体験できなかったお宿の様子、いいですね~

 「うたんぐら」のご夫妻、いいお方でしょう!
一度、坂本屋でおあいしたことがあります。お宿も評判で!

 >ここの札所は先達の枠を多く持っておられ
   「枠」があるのですね^.^

No title

うたんぐらさんのお接待の精神には本当に頭が下がります。常連さんになれるように訪れたいものです。

各札所の枠についての話、色々な人と接しているうちに自然と耳に入ってきました。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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