新西国巡礼 25番太山寺・26番伽耶院・客番浄土寺

新西国巡礼
太山寺00

4月26日(火)
今日は朝から神戸行きの電車に乗って
「三宮駅」から神戸市営地下鉄に乗って
「伊川谷駅」で降りて
そこから神姫バスに乗り「太山寺バス停」で降ります。
バス停のほかに何もないところです。

第25番 太山寺着

太山寺01
古い山門が出迎えてくれました。
新西国の石柱が立っていますね。昭和の始めに建てられたのでしょう。

藤原鎌足の息子、定恵和尚開山とされます。
元正天皇の勅願寺として皇族を始め一般民衆の信仰を集めたそうです。
南北朝時代には支院四十一坊、末寺八ヶ寺、末社六ヶ社があったのですが
その後衰退しましたが、
なお今も隆象院、成就院、遍照院、安養院、歓喜院が参道に
立ち並んでいます。

太山寺02
本堂はシンプルですが規模が大きく、
神戸市で唯一の国宝なんですね。
広い境内は静寂が包み、厳かな気分にさせられてきます。

太山寺03
奥之院へ行って見ました。
藤の花が美しい。
赤く塗られた閼伽井橋を渡ると、稲荷社、地蔵堂がありました。
ここの空気は明らかに違う。
奥之院とはかくあるのでしょうか。
今は出ていないのですが、霊水が湧き出ていたそうです。
眼病平癒のお礼札が置かれていました。



5月21日(土)

今日は休みの日に四国に行かない日です。
なぜかって?
伸びてきた髪を切る予約を土曜日に入れたのです。
日中は時間が出来たので、
兵庫県三木市にある26番伽耶院と
小野市の客番浄土寺に行く予定を立てました。

実は先週の火曜日に途中まで行ったのですが、
伽耶院行きのバスが土日のみ運行になっていて、
空しく引き返しました。
でもそのかわりに宝塚のFBのマイフレさんのお店に
行くことができましたよ。
これはこちらに行きなさい、というお大師さまのお導きでしょうか。

今回は仕切りなおしなのです
朝早く「南海なんば駅」に着き
地下街を歩いて「阪神なんば駅」で阪神線に乗り
「尼崎駅」~「新開地駅」
神戸電鉄に乗換え「緑が丘駅」で降りて
神姫バスで「伽耶院口」で降ります。
乗り継ぎが楽しいですね。

伽耶院01
神姫バスでおそるおそるPASUMOを通してみたら・・・
使えましたよ!

バスの車内は2人のみ。
三木グリーンピア行きなのですが、閉鎖されたために
「伽耶院口バス停」が終着です。
もう一人の男性乗客もそこで降りました。
リュックを背負っているので
「もしかして、新西国巡りですか?」
「そうです」
おおっ
山門まで500m
色々話しながら歩きました。
父親の死をきっかけに西国、更に新西国巡りを始めたそうです。
自分から語ってくれました。
誰かに喋りたかったのかもしれませんね。
「今日はどこまで行くんですか?」
「客番の浄土寺まで」
「おお、一緒ですね」
お連れができました。

わしは自分の四国遍路の話がメインです。
でも「四国遍路してみません?」
とは言いませんでした。
こればっかりはお大師さまに呼ばれなければ行きませんしね。


今日は暑い。
日差しが夏並みですね。
しかし湿度が低いので木陰になると涼しく、いい風も吹いてきます。


26番 伽耶院
ここは修験宗の寺院です。

伽耶院02
山門が見えてきました。
仁王さまは朽ちていて、上半身は無くなっていました。
伽耶院03
いつの時代のなのでしょうか。
秀吉の中国攻めの際に、焼け残った残片なのだそうです。
堂宇もことごとく焼けてしまい、
現在はその後のものだそうです。

伽耶院04
ここは本坊、納経所の入り口で、もう少し道なりに行くと、
中門が見えました。
伽耶院05
人の通ったような痕跡が見えませんね。
参詣者は本坊の奥から行くのでしょうね。
青芝を踏んで歩くのは贅沢な気がします。

伽耶院06
「黄金水」と呼ばれている小さな池があり、
冬には水面が虹色や金色に輝くといわれています。
これは池にヒカリモが繁殖し、太陽光を反射して
金色や虹色に輝くそうですが、いまはなんの光もありません。
ただカエルが鳴くのみ。

伽耶院07
入山料は看板のごとく
「草引き十本」
2人して十本ずつ抜きました。
伽耶院08

本堂は土足のまま入ることが出来ます。
床に鳥の糞があちこち落ちています。
天井を見ると、ツバメの巣があります。
伽耶院09

御本尊は毘沙門天立像
「真言は、『おんべいしらまんだやそわか』です」
「??」
彼は曹洞宗だそうで、真言には縁がないのでしょう。
般若心経をあげるのも、わしだけ。

糞のない場所を選んで板の間に正座し
てお勤めをしました。
境内には目を引くような石像が並んでいます。
伽耶院10

納経所まで戻り、ふと見ると
「毎月第3土曜日写経・写佛会」
おおお・・・今日は第3土曜日やああああ。
心がグラグラ動きます。
が、次を急ぐ。

「伽耶院口バス停」に戻ったらまだ20分以上あります。
バス停の向こうに酒屋さんがありました。
フラフラと店内に入ると
新酒がある。
試飲もできるようです。
純米と大吟醸の新酒を買ってしまいました。
これはカーチャンに送ろうかね。

すきっ腹に意地汚く飲んだので酔っ払っちまったよ。

1026
やってきたバスに乗って
「緑が丘駅」に戻ると、次の客番浄土寺のある
「小野駅」行きは1115
40分くらいありました。
ここは田舎町の駅前なので寂れていますねえええええ。
弁当屋さんを覗いてみたら
地味な色合いの弁当ばかり・・・
ミンチカツ弁当を買って駅のホームで食べたら、
これが美味しかった。いい味付けで美味しいねえ。
またここに来る事があるやろうか・・・。
縁があったらまた来てここのお弁当を食べましょう。


今日は本当に暑いが、湿度が低いので木陰は涼しい。
駅のホームにたたずみ、旅情を味わいます。
今日は春美ママの書いた「女へんろ元気旅」を持ってきているので
列車内とか待ち時間に読む。
hon-onna-henro.jpg
いつも笑顔を絶やさず、人との縁を大切にする彼女の人生遍路物語は
少なからずわしの心に染み渡ってきます。
些細な人間関係に
意固地になっている自分の心の狭さを思い知らせてくれます。

1200
「小野駅」着
「ここから1時間歩くのですね」
「そうなんですよ。あっ、バス停がありますよ」
「どれどれ、本当だ。1215分っていうのがある。ラッキー!」
「・・・・これ、日曜日のみ運行ですねえ」
「ああ~」
結局歩くことになりました。
でも2人で話をしながら歩くと道程も苦にならない。

もうすぐ新西国巡礼も終わりが見えてきました。
さて、次の目標は・・・という話になり
「神仏霊場150箇所巡拝」の話を聞きました。
http://shinbutsureijou.net/
興味深々です。
ここでの出会いは
神仏のお導きでしょうか。

1240
客番 浄土寺
ここは真言宗高野山派の寺院です。
かなり広い寺域です。
浄土寺01

土曜日というのに人っ子一人いませんねえ。
石段をあがるとき、
「参拝の方は歓喜院まで」
と書いてあったのが目に入ります・・・
本堂に行ったら閉められいていて、13時まで昼休みのようで、
時間になるまで境内を見物して歩きました。
裏山には四国八十八箇所の写しがあります。
全部廻るのには30分かかるらしいので、やめておきましょうかね。
浄土寺02

浄土寺03

時間が来ても誰も来ないので、
参道の脇にある歓喜院まで降りてみます。
どうやらお寺の人はここに住んでおられるようです。

ピンポ~ン ピンポ~ン
「ごめんくださ~~い」「すいませ~~~ん」

2人で待っていたら、歓喜院の建物を工事中の人が
副住職さんを呼んできてくださいました。

「すぐに行きますので本堂に行っていてください」
「は、はははい」
本堂まで戻り、待っている間に
浄土寺04
ふと見ると、縁が修理してあります。
ずいぶんと細かい修繕がしてありますね。宮大工の仕事でしょうか。
住職らしき方がやってきました。

靴を脱いで本堂内に入り、
拝観料500円と納経料300円を払い
ご本尊の前に座り、真言宗勤行次第を朗々と唱える。
お連れもわしの後ろに座っているようです。

本堂は天井のない造りで、
見上げると東大寺の大仏殿のような雰囲気がします。
阿弥陀三尊立像は快慶作だそうです。
5.3mの阿弥陀如来は見上げるとその荘厳さに心をうばわれ、
しばらく見とれていました。
浄土寺05

心洗われて本堂を後にし、
さて、引き上げるとしましょうかね。
彼は裏山の四国八十八箇所に興味を持ったようで
「ここをお参りしてきますわ」
「おお、いいですね。ではお気をつけて」
お互いのご縁に感謝しつつ、握手して別れました。
四国八十八箇所にも来てくれるかな?
浄土寺06

帰りの道程は独り暑い中を汗かいて歩きました。
独りで歩くと途端に歩みが遅くなり、
列車の時間ギリギリになりそうだったので走ってしまいました。
ああ~、暑い暑い。
飛び乗った列車の中で汗を拭き拭き・・・

今日はここまで。
1700に天下茶屋の美容室に予約を入れていたので
その時間に振り回されていました。
なんとか時間前にたどり着いたのですが、
忙しい一日でした。
おっと、このあと1900から人と会う約束をしていました。
今日は予定を入れすぎたかなあ。
忙しくしてしまうのが自分の性でしょうか。

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No title

 昨晩、じっくり読ませてもらいました。
 
 「新西国」と「西国」の違いがよくわかりませんが、お寺の好きな私には参拝してみたい、と思うお寺さんばかりです。
 第26番さんの入山料は誠に適切な料金だと感服しました。
 「客番」と言うのは、四国で云う「番外」とか「別格」のような意味ですか?
 常々、「別格」とは自画自賛、「「番外」とは除け者みたいで、「客番」には意味判らずながら優しい響きがあっていいですね。

No title

新西国巡礼は、最近知ったものなんです。

昭和7年に大阪時々新報、京都日日新聞、神戸新聞が中心となり、
近畿二府四県の寺院の中から、聖徳太子の「和の道」と、
平和な世界建設を基調に、
信仰と健全な探勝行楽を兼ねる巡拝コースとして、
一般読者の意見を中心に三十三箇所が選定されたものです。
その後、戦争により一時荒廃しましたが、
戦後霊場から辞退された寺院に変わって新たにニヵ寺を加え、
さらに五ヵ寺を客番として迎え、
新西国三十八霊場として、再出発しました。
(新西国霊場HPより)
http://www.shin-saigoku.jp/reijo/index.html

確かに「客番」の名前は、お迎えしたという感じがいいですね。
新西国は、西国ほど豪華絢爛ではなく、
それでいて貧相でもなく、周囲の自然とのほどよい調和と
寺院としての格式をたたえた味わい深い札所ばかりです。
自分だけのパワースポットを見つけたようないい気分です。

お時間がありましたら、是非お越しください。


西国巡礼は周知の通りであります。
http://www.saikoku33.gr.jp/
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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