二上山登山 當麻寺写佛

二上山登山 當麻寺写佛
平成二十八年三月一日


二上山01
わしが二十代の頃、ミステリー作家の黒岩重吾が
壬申の乱前後の古代物の小説を書き始めました。
最初の作品の「天の川の太陽」は衝撃的でした。
次に悲劇の皇子、大津の皇子を描いた
「天翔る白日」もお気に入りです。
二上山02

死に追いやられた大津の皇子が葬られたのは二上山、
西国巡礼の途中に、二上山駅を通るたびに
二上山を仰ぎ見て
(いつか登りにこよう!)
と考えてきました。

平成二十八年も三月に入り、
暖かくなってきた・・・と
感じたので朝も早くから電車に乗って出発しました。

近鉄「大阪阿部野橋駅」から吉野行きに乗り
「古市駅」で乗換えて「二上神社口駅」で降ります。
二上山03

0708
駅から西へ山を見ながら進みます。
今回のルートは二上神社からの道です。
二上山04
朝の空気が冷たい。
晴天なのですが、寒波の影響で気温が低いようです。
霜が降りた跡が残っています。
ゆるやかな登り道を歩くと体が温まってきました。
二上山05

このあたり一帯はハイキングコースになっているようで
時々中高年ハイカーに出会います。
標高517mなので、登りやすい山ですね。
二上山06

とはいえ、一気に登るにはキツい。
時々休みながら眺望絶佳を楽しみます。
二上山07

登ること一時間と少し
0820
「大津の皇子の墓まで一丁」という石塔があり、
見えてきた建物を
「これが大津の皇子の墓か!」
と思い込み、お参りしました。
しかし後で調べてみたらこれは「葛木坐二上神社」でした。
二上山08

二上山09
ああっ

また来なければ。

しかし、ここの横に行場があり、
木に囲まれた結界に足を踏み入れたとき
空気が違うような気がして
しばらくたたずんでいました。

それから、
場の空気が乱れ騒がしく感じたのは
中高年ハイカーの御刀自さまたちの
マシンガントーク
あ~、うるさい。
声高に何をあんなに喋りながら登っているんでしょうね・・・
わしは山は独り静かに登りたいのです。

二上山10
雄岳の山頂が広場になっていて
休憩しようと思いましたが、冷たい風が吹いてきて
汗が冷えて急激に体温を奪われます。

そそくさと
雌岳474.2mに向かいました。
雌岳から雄岳を望みます。
二上山11

さてここから山を降りて、
東の祐山寺の方向に降りていって當麻寺を目指します。
山の麓にある天台宗祐山寺は、ひっそりとある風情の寺です。
道端の石仏にふと目を惹かれる。
二上山12

更に進むと古墳がありました。
「鳥谷口古墳」
二上山13
これが大津皇子の陵墓ではないかという解釈もあるそうです。
天武天皇の皇子を山の上に葬るのは何がなんでも・・・
というのが根拠だそうです。

1000
更に下って當麻寺の黒門に出ました。
二上山14
今日のもうひとつの目的は、中の坊での写佛です。
先日ここで写佛させていただいて、
すっかりお気に入りになりました。
「すいません、写佛をお願いします」
「ああ、この間の方ですね」
「覚えていていただけましたか!筆も持ってきました」

今日は先日よりも寒い。
手の先が冷たい。
ストーブで手を温めてから、いざ。

今日は観音菩薩様の全身図を描きます。
二回目以降は、練習用の用紙は貰えないんですね。
ですから最初の一筆が緊張します。
しかし、
筆を使っての写佛にも慣れてきたのか、
割とスイスイ描けるような気がします。



時々邪念が心に浮かぶと
線が乱れてきます。
そういう時はいったん筆をおいて
手をストーブにかざして暖め、気を落ち着かせます。

一時間半くらい経ったでしょうか。
写佛ができました。
これも四国遍路の際に持って行きましょう。
二上山15

ああ、ここの雰囲気、いいなあ。
また来させていただきます。

昼食は参道の途中にあるラーメン屋さんです。
とんこつラーメンのセットを頼みました。
トンカツ、ご飯、漬物もついて860円はお手ごろです。
二上山16

ここからねぐらに午後二時帰ったのですが
時間に余裕のある行動だったので
洗濯しながら昼寝ができました。

當麻寺写佛は、当分続きそうです。
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No title

 二神神社口からの登り道は、坂本屋から三坂峠への遍路道を思い出すような参道ですね~
 「写佛」、気分が落ち着くのでしょうね・・・

 来週はお四国参りですね! 
 多分、桜がチラホラ、鶯が法~法華経~だと思います。

No title

写佛は・・・神経が集中して、ある意味トランス状態になれるのが魅力ですね。自分には写経よりも写佛のほうがあっているかもしれません。
来週の松山遍路、楽しみです。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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