新西国霊場巡拝(その3)

新西国霊場巡拝(その3)
新西国15 19 20

平成二十八年二月二十五日

今日は京都市内にある3つの札所を廻ろうと、
朝早く堺市を出てきました。
電車の中で札所の本を読んでいたら、
滋賀県の石山の方面に二十番札所があるよ。
う~~~ん、行こうか行くまいか
30秒悩んで、行くことにしました。

【滋賀編】
新西国二十番 立木山寺


浄土宗ですが、開基は弘法大師です。
弘法大師42歳のとき諸国を行脚中、
山に光を放つ霊木を見つけられたとき、
白い雄鹿が現れ、
大師を背中に乗せて川を跳び越えられ霊木の前まで導き、
観世音菩薩のお姿になられました。

大師は42歳の大厄の年にあたっていたため、
観音さまに導いていただいたのだと歓喜され、
霊木を立木のままに聖観世音菩薩を刻まれ、
お堂を建てて安置したと伝えられています。

大師はその後、高野山を開基されたので、
立木観音は「元高野山」とも呼ばれています。

JR「石山駅」からバスに乗って
「立木観音バス停」で降ります。290円
20立木山寺01
ここから約700段の石段を登って本堂に至ります。
ひえええ~~~。
でもですな、
霊場と言われるお山には、何かしら霊気が漂い
清浄な空気があたりを包み、
長い長い階段ですらそんなに辛くないような気がします。

20立木山寺02
途中大師像やお堂があり、参詣者の灯した線香の香りが漂い
霊場に入ったという気分が高まります。

20立木山寺03
いつも登っている、という風情の方が多く、
「おはようございます」
「おはようございます」
「手すりを使わず登るのはすごいね~。いつも登っているの?」
「いえ、初めてです」
「え?そうなの。それはすごい」
「四国八十八箇所を歩いて廻っているもんで・・・」
「へえええ~、いつ頃から廻っているの?」
お話が好きな人みたいで、しばらく立ち話をしました。

登ること30分くらいでしょうか。
汗ばんできました。
本堂にたどり着いて上着を脱いだら、冷たい空気が気持ちいい。
珍しい鹿の背に乗ったお大師様の像の前には、
護摩を焚いた跡があります。
20立木山寺04
本堂前には厄落としの護摩木がずらりと並んでいます。
山深いお寺なのに
若いカップルも結構いますね。
縁日や正月には大変な混雑になるそうです。
皆、700段の石段を登ってくるんでしょうね。

あちこちでは、ジャージを着た若者が
境内・参道のあちこちを掃き清めています。
お寺の人なんでしょうかね?

本堂の脇からの道を少し登ると厄除け鐘、
更に登ると、
道了権現大菩薩様が祀られています。
20立木山寺05

清浄な空気に見も心も洗われて山を後にしました。


【京都編】
JRで「京都駅」まで帰ってきて奈良行きに乗り、
ひとつ先の「東福寺駅」で
京阪電鉄に乗換え、「出町柳駅」までいきます。
ここから叡山電鉄に乗換えて、「鞍馬駅」まで行きます。
今年の3月から叡山電鉄もICカードが使えるようになるそうです。

二両編成の小さな電車は山の中を走り、「鞍馬駅」に着きます。
鯖街道キャンプウオークをやっていたときには、
ここを基点として歩いたこともあり、
鞍馬寺界隈は当時の記憶が蘇る懐かしい場所でもあります。
http://okirakudojyo.blog93.fc2.com/blog-entry-8.html

新西国第十九番 鞍馬山 鞍馬寺

19鞍馬寺01

多宝塔へ至る鞍馬山ケーブルカーは整備のため運休だそうです。
ですから、本来の参道を1km登ります。
ここも標高が高いので杉の鬱蒼とした木立は気温が低い。

何故か鞍馬寺は女性の2人連れが多いですね。
義経ファンなのかな?
「修験道の世界やね~」
なんて賑やかに話しながら参道を登っている。

中国人観光客もいる。
こんなところまで来るのやね。
でもダンタイサンではなく、
3家族くらいのお連れのようで、当然子供の数は3人

19鞍馬寺02
鑑真和上の高弟である鑑禎上人がこの地に草庵を造り、
毘沙門天を安置したのが鞍馬寺の創始であると伝えられています。
のち真言宗の寺になったのですが、天台宗になり、
更に昭和22年には鞍馬弘教が立教され総本山となり、現在に至ります。

19鞍馬寺03

歩いてここまで登ってきたのは初めてなので
眼下に見える風景もまたひとしおです。
金堂のきざはしには畳が敷いてあり、
そこにあがってお勤めができました。

境内には新西国の納経帳を持つ男性がひとりいます。
奥之院魔王殿への看板があるところで
わしが行こうか行くまいか迷っていたら
その男性もやって来ました。
「こんにちは。新西国巡礼ですか?」
「ええ」
「奥之院まで800mだそうで、行かれますか?」
「うう~ん、どうしようかなあ」
「わしはここの遥拝所でやめておきます」
彼はどうするのかな?
と見ていたら、奥の院への階段を登っていきました。

立木観音様と鞍馬寺の登山でいいかげん疲れていたので
わしはここまでにして
昼食を食べるために山門まで降りていきました。
途中すれ違った人の半分は日本人以外です。
結構有名な観光スポットなんですね。
19鞍馬寺04

門前の店は冬の平日だけあって閉店の店もありましたが
小さな食堂が開いていました。
古民家の座敷を改装したような食堂に導かれ
ニシン蕎麦をいただきました。
なぜかわしは鞍馬に来るとニシン蕎麦を食べるのです。



新西国第十五番 新京極 誓願寺

浄土宗西山深草派総本山

天智天皇の勅願により奈良に恵陰が開創したと伝えられており、
後に平安遷都に際し伏見深草に移されたといわれてます。
移転は再々行われているようで、
現在の地に落ち着いたのは天正13年だそうな。

15誓願寺01
新京極の賑やかな通りに面しているのですが
山門をくぐると別世界のような静けさです。
本堂正面には大きな阿弥陀如来坐像があり、
脇には「ひとこと観音」の十一面観世音菩薩がお祀りされています。
15誓願寺02

ここは浄土宗なので般若心経はあげるべきかあげざるべきか?
なんていう俗な考えが一瞬浮かびましたが
仏様はそんな事は気にしていません・・・。

明るい畳敷きの本堂でお勤めさせていただきました。



新京極通りを北へ歩き、
本能寺の前を通り、市役所前の通りに出ました。
ここから市内循環51系統のバスに乗って北の天満宮目指して
「上七軒バス停」で降りれば、十六番大報恩寺まで行けるのですが
今15時です。

今日は17時に天下茶屋の美容室に予約を入れているので
時間に間に合わないといけないので
ここで今日は終了にしておきます。

京阪三条駅まで歩き、そこから大阪京橋行きの特急に乗って大阪に帰りました。
今日は立木山寺に行くことが出来たので
大満足であります。
京都から東にある札所はこれで廻ることができました。
これから暖かくなってくるので、西の方の札所巡りも楽しみです。



十二番萩の寺と、十三番満願寺に去年の10月に参拝したのを
UPするのを忘れていました。
のちほど・・・
新西国霊場巡拝(補足)
12萩の寺000

12番萩の寺と13番万願寺をUPするのを忘れていました。
記憶を思い出しながら書いてみました。

平成二十七年十月二十七日


【豊中編】
十二番仏日山東光院 萩の寺

12番萩の寺01
阪急宝塚線の「曽根駅」で降りて歩くこと10分弱
萩の寺は住宅街の中にあります。
12番萩の寺02
大きな看板が立っているので迷うことなく到着できました。

12番萩の寺03
山門をくぐると綺麗な厄除け薬師如来堂があり、
西国三十三か所のお砂踏みもできるそうです。
12番萩の寺04


名のとおり、多くの萩の木が境内に植えられていて
花の季節には、さぞかし綺麗なんでしょうね。
花を見るとしたら9月頃かな?
でもその際には拝観料が必要だそうです。
淀殿もこの萩の花を愛でたそうです。
12番萩の寺05

奥にはホワイトブッダ永代塔があります。
阪神大震災で全壊した本堂復興を記念して
スリランカより贈られたそうな。
12番萩の寺06



【川西編】
13番神秀山 万願寺
阪急宝塚線の「雲雀丘花屋敷駅」で降りる。
何とも気になる駅名ですが、花屋敷があるわけでもなんでもない。
阪急バスに乗って「万願寺バス停」で降りると、
すぐ先に参道が見えます。
13番万願寺01

石段を登って
まず目に入るのは、変わった形の仁王門です。
13番万願寺02
整然と敷き詰められた石畳を踏みしめながら
本堂へと至る。
13番万願寺03
ここは高野山真言宗寺院なのですが、
大師堂がない。
うろうろと探し回りました。
四国八十八か所の真言宗寺院には立派な大師堂があるのですが
西国とか新西国の真言宗寺院には大師堂がなく、
御本尊様の脇の厨子においでになっていたり、
大師堂があっても、参詣者も少なく寂しい感じです。

本堂の奥には、坂田の金時(金太郎さん)の墓があるよ、と
納経所で教えてくれたので早速行ってみる。
13番万願寺04
深い木立の道を歩くと
何かパラパラと落ちてくる。
ドングリですよ。風に吹かれて落ちてきます。
こんなに沢山落ちてくるのを見たのは初めてです。

13番万願寺05
更に奥に行くと、四国八十八か所の写しがあるよ。
行こうか、行くまいか・・・
時間がないので、やめ。

秋の日暮れは早く、寒いですね。
平日の休日を使って2~3箇所の札所めぐりをするパターンは
いい気分転換になっていいですね。



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No title

 おはようございます。
 タフ!
 2月はほぼ毎週のお参りでしたね~ 

 3月の四国はキット山桜が迎えてくれるでしょう。
 

No title

いやなに・・・休みの日にじっとしていられないだけですよ。
マグロのような自分です。

3月は山桜、いいですねええ。
楽しみです。
またお世話になります。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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