歩き遍路4巡目(合計5巡) 1番霊山寺~11番藤井寺

歩き遍路4巡目(合計5巡) 1番霊山寺~11番藤井寺


12月11日(金)
毎回ながら、重度のお四国病を治すためにお四国に行く。
緑の納め札も新調して、準備万端
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1820
「南海なんばバスターミナル」を出発して
2130
「徳島駅前バスターミナル」に到着しました。
今夜のお宿は徳島駅前「サンルート徳島」
徳島での定宿になっています。
11階にある「びざんの湯」に浸かり、明日に備えます。
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12月12日(土)
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0552「徳島駅」発
0610「板東駅」着

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まだ暗い板東駅に降り立つと
一緒の列車にいたご婦人も降りてきた。
「おはようございます。今日はどちらまで?」
彼女は74歳(だったっけ?)

名古屋から夜行バスに乗り
独り初めて四国遍路に来たんですが
板東駅に降り立ち、しかし真っ暗なので
どちらにいったらいいのか途方にくれていたそうです。

「ご一緒しましょうか?」

彼女との道中が始まりました。
確かに暗い板東の道を1番霊山寺まで行くのは心細いでしょう。

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灯明の明かりに浮かび上がる山門に到着
7時前ですが、明りのついている本堂でお勤めさせていただきます。
まだ誰もいません。

お線香、蝋燭は持ってきているようです。
「般若心経は大丈夫ですか?」
「禅宗なので、大丈夫です」

種火と蝋燭、線香のお作法を教える。
真言宗と禅宗では異なっていますからね。
天井から吊り下げられた灯篭が神秘的な雰囲気を作り
これからお遍路を始めるという気が引き締まります。

「知っているところから入ってきてください」
わしも気分が高揚してきて
読経の声もやや大きめになっていました。

次は大師堂に移動して同じ事をする。
「大師堂ではご本尊の御真言は唱えないのです」
「・・・?・・はい」
「いっぺんに色々大変でしょう。そのうちに慣れますよ」

お勤めを済ます頃7時になり、
本堂横の納経所兼売店に入り、まず納経帳を買う。
「ここの白衣は背に朱印が押してあるので、ここで買うのがいいでしょう」
「朱印?背中?」
「まあそのうちに・・・それから遍路地図も買いましょう」
背中に御朱印の押された白衣を買う。
菅笠は・・・別のところで買う。
杖は・・・門前外の店で買う。
お数珠は今夜の宿坊の安楽寺売店で買えばええやん。
なぜ?
なぜでしょうね。

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紅葉の霊山寺境内は朝早いので人影もなく
貸しきり状態を楽しんでもらえました。
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大師堂の宝珠に朝日が当たり輝き
お遍路の始まりを祝福してくれるような気がしました。

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れは春に描いた霊山寺多宝塔の絵です。
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門前のお店で杖と杖袋を買う。
般若心経のプリントされている渋いやつです。

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「ここから2番極楽寺まではすぐです。30分くらい」
いい気持ちで歩いていたら、お母さん
急に何かに引っかかって倒れこんでしまいました。
あわてて結んだ靴紐を踏んだみたいです。
道路に倒れたまましばらく動かないのですが
意識はしっかりしているので
わしもかがんで起き上がれるまで待ちました。

霊山寺の納経所で靴を脱いであがり、
出るときに焦ってしっかりと上まで紐を結ばなかったのが
原因です。
これは、わしにも責任がります。
彼女は何もかも初めての経験で
それも年配
動作をシャカシャカ行うわしについていくのが精一杯で
気持ちのゆとりを失くし、焦っていたようです。
わしは努めてゆっくりと動作をしていたつもりですが
それでも相手の余裕を奪っていたのです。

ああ・・・反省

幸いに大きな怪我もなく、
すぐに歩き出したのですが、
わしは後ろから注意深く全身を観察する。
右足首を少し痛めたかな?

ゆっくりゆっくり行きましょう。

先のガソリンスタンドでは、
「大丈夫でしたか?」と
車が引き返してきて心配してくれていました。
「大丈夫です。ありがとうございます」
こういった四国の人達の優しさに感激です。

歩くほどに自分から身の上話をしてくれるようになりました。
こういったことは無理に聞き出してはいけない。
自分から話すようになるまで待つべきです。

彼女は愛知県から来たそうです。
ご主人は天国に単身赴任、
娘さんと息子さんは結婚して孫が沢山
ご主人の遺族年金と自分の基礎年金で悠々自適の生活だそうです。

最近わし、自分の年金を貰う頃の生活を考え始めているので
特に注意して彼女の話を聞く。

彼女を最初に見た印象は、履いている靴
年季の入った山登りの人だということ。
ヨーロッパに行ったときに買った革の高級品を履いている。
なんでもキリマンジャロに登ったことがあるそうです。
それに日本百名山にもよく行かれるそうです。

なるほど。すごいね~。
彼女のザックを見て納得
しかし
四国遍路は初めてなので、つい余計な品物を持ってきてしまい、
かなりの重量のようです。
息子さん娘さんたちに出発前に「やめておけ」
と散々言われたらしいです。

区切りで廻る予定で、
今回は焼山寺越えまでしたいそうです。

「四国遍路はご主人のためですね」
「いえ、そうではなく、最近ワンちゃんが亡くなりましてね」
「ほう、それは悲しいですね」
「そうなんですよ。心にぽっかり穴があいて・・」

今日は楽しい思いをしてもらおう。

お遍路初日は緩やかなお遍路道あり、道路あり、
それに札所間も近く
初心者には最良の道程だと思います。

お天気もいいし、寒くない。
お遍路っていいなあ~、と感じて欲しい。
厳しい遍路道のことは、おいおい知ってもらえばええやん。

道中、札所の縁起とか見所を知っている限り話しました。

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「この長命杉を触って縁起をもらってください」

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「黄金井戸を覗いて自分が写れば長生きできますよ」

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「大日寺と紅葉の山のコントラストが綺麗ですね」

「3番奥の院の愛染院へは是非寄りましょう」

「この先のうどん屋さんの若布うどんはおいしいですよ」

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「ここの木造の五百羅漢様を見ていきましょう」

地蔵寺境内に降りてきたら、
見事な銀杏の黄色が目に飛び込んできて、
心奪われてしばらく見とれていました。
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なんとかこの気持ちを絵にできないだろうか・・・・

地蔵寺を出てしばらくしたら
車が止まっておじさんがお接待を手に降りてきました。
お茶と生姜糖をくれました。
「お接待を頂いたら合掌してお礼し、納め札を差し上げてください」
お遍路初日でお接待を頂き、感激してもらいました。

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遍路小屋ではお爺さんが畳を敷いていました。
遍路小屋建設の為に自分の土地を提供した管理人さんです。
「この小屋はな、お遍路さんが野宿するには不向きなんや」
確かに壁から雨風が入りやすく、宿泊はできない。
「この設計者はな、遍路で野宿なんかしたことない人やな」
確かに泊まるには不向きな構造の小屋が多い。
「やからな、わしは畳を敷いて壁を塞いでいるんや」
高邁なへんろ小屋プロジェクトも、
理想と現実とのギャップがあるんやねえ。


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彼女の本日のお宿は、6番安楽寺宿坊
「天然温泉の大浴場が気持ちいいですよ。今日の疲れを癒してください」
「食事の際に『食前の言葉』を唱えます」
「夜のお勤めは華やかでいいですよ」
「ここの売店で自分の気に入ったお数珠を探してみてください」
お遍路初日を終えるのには、
安楽寺宿坊は
いいところなのではないかと考えます。

「ああ~、なんて楽しいんでしょう。あなたがいてくれて本当に助かりました」
「いえいえ、これもお大師様のお引き合わせです」
「わたし、今日の思い出だけを持って今日帰りたいわ」
「いえいえ、明日は独りで歩いてみてください」

短い間でしたが
楽しく歩いた彼女とはここでお別れします。
わしはこの先7番十楽寺まで行き、
その先の民宿「越久田屋」さんに泊まります。

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7番十楽寺の納経所で、自分の描いた札所の絵を
奉納しました。
納経所のお姉さんに差し上げたら、
「・・・あなた、プロですか?」
「・・・いえ、アマです」
「すっご~」
ありがとうございます。

そういえば今日は1番から6番までは、
お勤めの際には正座をしなかったのです。
わしが正座をすることにより、彼女が混乱するかなと思い
読経の際の立ち位置とか知ってもらうために
あえて立ってやっていたのです。
ですから
久しぶりの石畳の上での正座は足に響きました・・・

冬の日は短く、日が翳ってきました。
同時に風も冷たく感じられるようになり、
のろい歩みも少しは速くなってきました。

道沿いに民宿越久田屋の大きな看板があり、
わかりやすくて有難い。
ちょうど店の前で民宿の軽ワゴンとすれ違う。
宿泊の人を近くの温泉に送迎するそうで、
「店の中に入っていてください!」

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玄関で訪いを告げたら、髭面のおっちゃんが出てきて
「おお、聞いてます。部屋は確か突き当たり」
従業員さんかな?
しばらくしてご主人が帰ってきて
近くの温泉「御所の郷」に連れていってくれました。
ここの民宿は素泊まりのみで、温泉への送迎、食料の買出しなどは
すべて送り迎えつきです。洗濯は200円でやってくれます。
宿泊料は4000円なり。
烏の行水を済ませたら、
フロントから民宿に電話してくれるので、迎えに来た車に乗り
近くのスーパーでお弁当と翌日の朝食・昼食を買い込み
民宿に戻り食べる。

玄関脇には談話室がありますよ、というので
食後に覗いてみたら
先ほどの髭のおっちゃんと奥さんらしい人が一杯やっていました。
髭のオヤジはお客さんだったんですね。
しかし、常連なので半ば従業員化しています。



談話室に集う今夜のメンバーは5人

越久田屋のオヤジ
昨日から体調が悪いそうです。
わしと似たような体型なんで、
生活習慣病のどれかが噴出したのでしょう・・・・


大阪の会社経営の威勢のいいおっちゃんと
美容師の奥さんです。
おっちゃんは中先達で、
先達になった訳は、先達に文句を言うためだそうな。
う~~ん、そういった考え方もあるんやね。

かなりキツい性格の人で、何にでも一言言いたい性格のようです。
奥さんはガチャガチャいわれても黙って従っているが
二人の様子を見ていると、それでも仲良くいっているようです。
大阪から車で来て、ポイントに車を置いて歩き、
交通機関で戻り、車中泊、テント泊で廻っているそうです。

ここでは越久田屋を基点としてポイントまで送迎してもらい
歩いて廻っているそうです。
いいなあ、こういう廻り方もしてみたい。効率よさそうですもんね。


関東の自転車遍路の人
転職を繰り返している人のようです。
かなりマイペース
レスポンスが遅いのでおっちゃんとわしは時々イライラ・・・


それにわし


なんとみんな55歳

「ウチの人は2月生まれやから学年はひとつ上なんやよ!」
「50過ぎて半年上とか学年1こ上のどうのと少年少女かい!」
「ま、たしかにそうや」

同じ年代なんでキーワードが同じで遠慮なく突っ込める。


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「万博は4年のときやったなあ」
「・・・ぼくは5年」
「そうそう、わたしも5年。いちばんお姉さんやね」
「また言い出した!50過ぎてなに言っとんや!」
「あはははは」


「これは水素水で、飲んでいたら手あれが治ったんですよ」
「お腹痛いのも治ったんです」
「へえええ~そりゃ、すごいや」
「それはね、プラセボ効果というやつですよ」
「みんな飲んで飲んで!」
「そんなに無理強いすんなや」
「そんでも、よく効くのよおおおおおおおお」
「う~~ん、うまいっ!効く効く効くううううっ」
「あっわざとらしい」


「種田山頭火いいよね」
「・・・『咳をしてもひとり』がすきだなあ」
「それは尾崎放哉やね」
「・・・ええっそうだったんですか」
「結核を患っていた時の句やよ」
「ちょっと!静かにしてくれんか!自分の作った句を思い出せんやんか!」
「・・・あ、ああ~、はいはい」


「・・・荷物を置き忘れて、次の宿まで送って貰いたいんですが」
「飲んでいて忘れたんやろ?」
「・・・で、どこか宿をしりませんか?」
「へんろ地図に載ってるやんか」
「・・・ええ?それは何ですか?」
「あんた持ってへんのか?」
「そこの棚の上にあるよ。ここのページにな、宿の番号があるやろ」
「・・・へえ~、これは便利だ」
「10番参道の遍路用品店に売ってあるから明日必ず買いなよ」
「・・・かならず買います」


「さっさと電話して住所知らせなさいよ」
「・・・のろいもんで・・・今・・・う~んと」
「スマホが便利やよ。それガラケー?」
「・・・いや、スマホもできるという・・・」
「ああ、ガラホね」
「なにそれ?わしはそんなもん知らん!」


「・・・昔はこれでも・・・」
「昔の自慢話なんて誰もきかんよ!」
「そうそう。50過ぎたら今の自分で勝負やからね」
「・・・いまもサッカー現役ですよ」
「わしは柔道やっててね」
「さっきバドミントンって言ってたやんか!」
「でも耳が普通やね」
「強い奴は潰れません。全部絞めと関節で取っているんです(嘘)」
「へえ~そうなの」


「このリンゴはお客さんが送ってきてくれたんやよ」
「はよ剥け」
「はい」
「・・・あ・・・あ~、そんな剥き方したら身がなくなる」
「ええ~!?これが雑って?」
「・・・こだわりがあるんだ。ぼくに剥かせて」
「好きにしたら?」
「ご主人は小さく刻むなあ」
「それは歯がないからや!」


「わしは1時間に3kmのペースでのそのそ歩くんやよ」
「えっそんなんじゃ無理無理!1時間に5km!」
「速さ自慢をするんじゃないんやけどもね」
「・・・僕は若い頃自転車で1日に200km・・・」
「焼山寺は4時間で登れるな!」
「ショーケン並みやね。わしは凡人なので6時間かかる」
「奥さん、よくついて登れるなあ」
「そうなんよ。小走りになる」
「やから途中で止まってやってるやんか!!」


「境内のベンチにリュックとか荷物を置くのは許せんねん!」
「え?どうして?」
「あそこはな、人が座るところで荷物置き場やない!」
「ふんふん、それも道理やねえええええ」
「でね、前に傘とかベンチ一杯に広げていた人のを、全部落としたのよ」
「持ち主があわてて飛んできよった!」
「ははははは」
「あんたらも、このことについて考えてみてよ」



夜もすがら
果てしない言いたい放題がポンポン続く。
黒霧島のロックがどんどん入る。
「この水素水を飲んだら二日酔いしないから!」
「はい、飲ませていただきます」
「う~~ん、うまいっ!効く効く効くううううっ」

こんな民宿初めてです。
なんか楽しいのか腹立つのかよくわからんが
結局楽しいなあ。

でも10時になったので
「では!明日も早いのでこれで寝させていただきます!」
「・・・そうだな」
「よっしゃ!お開きにするか!みんな片付けや!」
宴会場をみんなで片付けて、部屋に戻る。
喋り足りない人の声がまだ聞こえてきているが
ドッと寝込んでしまいましたがな。



12月13日(日)

朝6時半に出発です。
昨夜の悪党連中が玄関に出て見送ってくれました。
いいなあ。この空気が大好きです。

8番熊谷寺では、かねてから欲しかった
天女散華を買いました。
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これ、今後の飛天図の参考にさせていただきます。
自分の描いた飛天図を持ってきていたのですが、
民宿で宴会の際、手持ちの絵を全部差し上げてしまい、手ぶらだったので
また次の機会に貰ってもらうことにします。

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昨夜の話にもあったので、
ベンチの上にリュックをおくのを躊躇してしまいました。
うう~む。
彼のいう事も道理やなあああああ。
しかし、今この境内にはわし只独り。
この状況でもダメか?
小一時間悩んだ末、ベンチの脇に置きました。

9番法輪寺では参拝の後
門前の茶店に寄り、名物草餅をいただきましたがな。
コーヒーのお接待つきで、
お礼に手作りの納め札を渡したら大層喜んでくれました。
「このお札は値打ちあるわあ」
作った甲斐があるもんです。
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10番切幡寺門前のお遍路用品屋さんに寄り、
昨夜宿で話題になり、
見せてもらった般若心経入り黒檀のお数珠を見学してきました。
なあるほどおおおおお
いいなあああああ。わしも欲しいなあああ。
お値段も結構なものです。
来年買おうかね。

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333段の石段を、数えながら登ってみたら
途中で間違えたかな?330段しかなかったよ。
12月だというのに汗が流れてきました。

元来た道を戻り、11番藤井寺に向かって南へ歩く。
先日の大雨で吉野川が氾濫し、
川にかかる沈下橋が通行止めになっていたという話を
宿で聞いていたので、今日はどうかなと心配していたら
大丈夫、ちゃんと渡れました。
ただし川の水は濁り、いまだ水量は多く、早い。
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2つ目の橋を渡っていたら車が停まり、
みかんのお接待を頂きました。
橋の反対側からもお遍路さんが歩いてきました。
「こんにちは」
「こんにちは」
「お接待で貰ったんですが、おひとつどうぞ」
「ありがとうございます」
「お気をつけて」
「お気をつけて」

道すがら、畑仕事をしているお婆さんから声がかかった。
「お接待の品が置いてあるので、どうぞ」
「ありがとうございます」
「私の喜寿のお祝いなんです」
「それはおめでとうございます。いつまでもお元気で」
「ありがとうございます」
ここでもわしの納め札を喜んでいただきました。

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藤井寺まであと3kmの所にある自販機コーナーでひと休み。
ここには昔懐かしいガラス瓶のコーラが売ってあります。
喜寿のお祝いと、瓶コーラですがな。

11番藤井寺の駐車場に着くと、
同宿だった自転車遍路さんがいました。
車遍路さんがさかんに世話を焼いている。
「お疲れ様です。あれ?遍路地図は買わなかったの?」
「・・・ああ、忘れた。どこで売ってたっけ?」
「これからあの本がなければ不便やよ」
「いや、あんな本は参考にならん!」
車遍路が言い出した。
「載っている遍路宿の評判が載っていないやろう?
だから、泊まった宿で次の宿を紹介してもらうのがいいんや」

ええ~?
そんなこと言っていたら、紹介してもらえなかったらどうするの?
それに、遍路道はどうやって知ることができるの?
車だとナビがあるし、時間が遅くなっても
簡単にホテルまで移動できる。

歩き遍路・自転車遍路は車遍路とは気持ちが交わることがないよ。
ですから無責任なアドバイスは混乱させるだけです。

旅の終わりで我々と車遍路の気持ちの乖離を再認識させられました。
何度も言うんですが、
別にどちらが偉いかというレベルではなく
個人の信仰の問題です。
無責任に干渉しないようにすればいいんです。

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藤井寺は藤の季節にもう一度来てみたいです。

今回はここで終わり。
「鴨島駅」まで戻り、そこから「徳島駅」に移動して
徳島駅前のサンルート徳島11階「びざんの湯」で汗を流し
近くの「餃子の王将」でホイコーローと餃子、ライスをいただき
1545発の高速バスに乗り
難波に帰ってきました。

次回は焼山寺、冬のへんろころがしは初めてですが
暑い時期よりは登りやすい・・・でしょう。


なお、今回の日記で記載された内容については
記憶違い、解釈の違い等々あるかとは思います。
また、脚色を強くした部分もあり
細部については異論のある方もおられるかとは思いますが
その点につきましては
なにとぞご容赦をお願い申し上げます。
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五順目のスタート

 記憶に残る素晴らしいお先達(ご案内)を果たされましたね~、
 そのお母さんに何処かで又会えるといいですね。
 自分は殆どが日帰り遍路だったもので、いつもお宿での交流を楽しく読ませてもらっています。
 冬の焼山寺、大雪でないことを願っています。
 新春の続編期待!!!

No title

毎回こうした出会いが増えているような気がします。
これもお大師様のお導きか・・・
もしかしたら今年中に焼山寺をやるかも?
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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