西国巡礼記 番外花山院、元慶寺

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7月9日(木)
今日は休みです。
さて、どうしようか。

7月海の日の連休を使って西国三十三箇所結願を目指す予定です。
その前に、2箇所残っている番外札所を廻っておかねばならない。

西国札所は、一回廻れば先達さんになれます。
わしの家のある裏京都市には29番松尾寺があり
職場を通して大変お世話になっています。
登山競技というのがあって、麓から一挙に中腹の松尾寺まで駆け上がります。
一息ついたら奥之院のある青葉山山頂まで更に登ります。
この競技の救護員として、月に1度くらい訪れていたのです。
3日連続で奥ノ院まで登ったこともありました。
さすがに歳食ったら若い連中とは一緒に登れませんでしたが・・・

四国遍路を始めてからは本堂・大師堂でお勤めもしっかり行い、朗々と読経していたら
「檀家の方ですか?」と言われました。
そんな関係で、申請は松尾心空住職にお願いしようかと考えています。


それはさておき


西国巡礼中興の祖花山法皇ゆかりの地が番外として二箇所定められています。

今日は梅雨の真っ最中なので、京都は山科の陵にある元慶寺だけに行こうと
思っていたのです。
でもどうしようかなあ、もうひとつの三田市にある花山院は
山の中にあるので山道を歩かねばいかんしなあ・・・
と、途中の南海電車の車内でうじうじ考えていたら

「迷ったら進め」

の言葉が浮かびました。
やらずに後で後悔するよりも、やって失敗する方が価値があるんじゃない?
こう考えたらもう迷うことはない。

大阪駅から福知山線に乗り
三田市まで一直線です。
「三田駅」で降りると、ちょうど「乙原バレー」行のバスが出ていくところでした。
ああっ
次まで2時間あるよ・・・
ではタクシーを使うか、と思い一台停まっているタクシー乗り場に行ったら
ちょうど「予約」に表示が変わり、見つめるわしを横目で見て運転手さんは出て行った。
ああ・・・花山院は、わしに縁がないのやろうか。

いや、ここで挫けることはない。
駅の反対側に行ったら、そっちの方が賑やかです。
タクシーも行列で客待ちしている。な~んだ。
「すいません、『花山院バス停』までいくらでしょうか?」
「ん~、片道2400円くらいかな?」
よし!タクシーで行こう。
バス停から急な山道を歩いて25分と書いてあったんですが、
今日は蒸し暑いし、雨もパラついている。
えい!帰りもタクシーで行こう!

タクシーの運転手さんの実家は曹洞宗だそうで、
法事とかお盆の時には西国の御詠歌をずっと歌っていたそうで
自然と地名と札所が結びつくそうな。
家内の母方の実家が曹洞宗で、御詠歌とか回り灯籠が印象に残っている。
わし、御詠歌って好きなんですよね。
あのゆったりとした節回しに持鈴の音が美しい。
自分でも歌えたらどんなにいいやろう。

タクシーを使っても駅から30分弱かかりました。



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西国番外 東光山花山院(菩提寺)着
西国霊場を再興された花山法皇が出家後41歳で崩御されるまでの
14年間をこの寺で隠棲生活を送られたそうです。

駐車場から山門をくぐる。
天気のいい日に自分の足で登ってきたら
また感慨も別やったやろうなあ。

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森閑とした寺域は清浄な空気が漂う。
秋に来ても美しいんやろうね。


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御詠歌:有馬富士ふもとの霧は海に似て波かときけば小野の松風
藤原家の権力争いの犠牲になり、在位2年にして出家させられた
法皇の、都を懐かしんだ気持ちを詠んだ歌でしょうか。
でも都に海はないか。

納経所には面白そうな法話のプリントがあり、
法話集も販売しているとか。早速帰ったら注文してみよう。

午前中に花山院の参詣が終わった。
よし、次の元慶寺へ行こう!

「三田駅」から福知山線上り急行に乗り、
「尼崎駅」で米原行準急に乗り換え、「京都駅」着
そこから地下鉄東西線に乗り換えて「御陵駅」で降りる。

駅を降りて元慶寺へ行くのは分かりにくい。
どのガイドを見てもそう書いてある。
案の定反対方向に行ってしまい、途中で気がついて引き返した。
登り勾配の道だったので
雨はすでにあがり太陽さえさしてきたので
湿気と相まって暑さがひどくなってきた。
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この喪失感は半端ではない。
セミも鳴き始めたので、梅雨あけたんじゃね?

振出しに戻り、
途中案内板さえない住宅街の細い道を歩くこと15分、ようやく
元慶寺への看板が見えた。
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本当にひっそりとたたずんでいる札所です。


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西国番外 華頂山元慶寺着
花山天皇が、19歳のときに落飾されて花山法皇となったのが、
この元慶寺であるとされているそうです。
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本堂の扉には菊花紋が記されてあります。
清和天皇の勅願寺でもあり、
歴史に翻弄された花山法皇ゆかりの寺であることがわかります。


以前四国遍路記でも書いたのですが
高知県須崎市にも「花山神社」があり、花山法皇の御位牌が安置されていた
とも言われています。

帰りはきわめて順調
京都駅からおけいはん(京急電鉄)に乗って大阪まで帰りました。


さてこれで西国三十三箇所巡礼も
31番長命寺、32番観音正寺、そして結願33番谷汲山華厳寺です。
去年の9月から始めた巡礼もいよいよクライマックスですがな。


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柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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