西国巡礼 26番一乗寺~27番円教寺

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6月30日(火)
今回は姫路にある札所を二つ巡ります。
姫路市内とはいえ、郊外の山深い所にあるので
それなりの覚悟を持って行かねばなりません。

まず堺から姫路まで移動するのに
0507に出発して、奮発して新幹線に乗る。
やっぱり新幹線は早いね~。
姫路駅前の神姫バス案内所で、
書写山行きバス&ロープウエー往復セットチケットを
買おうと思ったら、
「それなら姫路市内一日周遊パスがお得ですよ!」
と言われ、躊躇なく買う。
これだったら一か所分の費用で済むよ。

0710「姫路駅前バス停」から「社」行きバスに乗る。
40分くらい乗っただろうか、
『一乗寺参詣はここでお降りが便利です』
とアナウンスがあったので
「法華山口バス停」で降りる。
しかし・・・案内板を見ると一乗寺まで3.0kmとあるよ。
ガイドブックには「法華山一乗寺バス停」というのが存在するが・・
この便はそこまで行かないのかなあ??

まあいいや。3kmくらいなんでもないよ。
古い道標が道をさし示してくれる。
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田園地帯を歩くのもつかの間、道路は山に向かって勾配が出てきた。
雨が降らないだけましか。
涼しい風が吹いてくるが湿気は高い。
汗がしたたり落ちてくる。

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峠らしきものを越えたら路がなだらかになってきた。
右手に地味な門らしきものがある。
後で調べたらこれが山門だったのです。
平坦な地形になってきたとき、
寺域が見えてきました。おお、ここかな。

26番札所 法華山一乗寺着
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受付で500円払い、
新緑に囲まれた長い階段を登っていくと、
左手に優美な姿の三重塔が見えてきた。
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国宝に指定されているそうで、
見上げると鶴が羽を広げたような形に見えると言われるが、
確かにそう見える。
この三重塔にすっかり心を奪われました。
下から見ても横から見ても上から見ても、屋根の曲線が美しくて
時間があればスケッチをしたい衝動に襲われ、しばし佇んでいました。

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平日の札所は訪れる人も少なく、
静寂があたりを包んでいました。

次は書写山圓教寺に向かうため、いったん姫路駅まで戻る。
朝早く姫路駅に降り立った時から気になって気になって仕方ない物があった。

それは姫路城

平成の大修理が今年3月に終わり、白く輝く姿は嫌でも目に入る。
子供のころから古墳やお城が大好きなわし、
心がグラグラと揺れる。

そんな気持ちを振り切って、
「書写山ロープウエイ駅行き」に乗る。
乗ること約30分
「書写山ロープウエイ駅バス停」に着く。
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7~8人の乗客と共に降りました。彼らも圓教寺参拝なんでしょうかね。
一乗寺で一緒だったリュックサック背負った老人もいる。
ロープウエイは15分毎に出ているので、そんなに待たなくてもいい。

年寄りもいることだし、
車内に我先に乗り込み椅子を占拠するのは見苦しいので
発車間際までプラットホームで待つ。

5分くらいで山頂駅に着きました。
ここから更に800mくらい歩いて本堂です。
料金所で500円払って入山する。更に500円払えばマイクロバスで
本堂まで行けるのですが、せっかくの山道、楽しんで行こう。

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道の両脇には西国三十三箇所の観音像が立ち並んでいます。
普段着、普段靴で来たので汗だくになり、汗臭くなるのが気になる。
やはり巡礼スタイルの方が汚れなどを気にしなくていいんですけど、ね。

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登り勾配の道を15分ほど汗をかいて歩くと
更に長い階段が現れました。
門前に茶店もある。喉が渇いたので何か飲みたかったが
お参りが先です。


27番札所 書写山圓教寺着

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ここも掛け造りで、下から見上げるとなかなかの迫力です。
使われている木のひとつひとつが立派な木材で
建築には大変な労力と費用がいったんでしょうね。

ここは「西の比叡山」とも呼ばれる所で
山の上に数々の堂宇、塔頭が立ち並び
駆け足で廻るには惜しい所です。ですからなるべく多く見学していこう。

摩尼殿で、下足してから如意輪観音様の前に座り、
天台宗勤行次第に従いお経をあげる。
でも観音経は少し長いので省略させていただきます。

納経帳に御朱印を貰って出ようとしたら、
先ほどのリュックサックの老人が格子の隙間にカメラを突っ込んで
御本尊の写真を撮ろうとしている。
「もし、御本尊の写真は普通は撮影禁止なんですよ」
と、そっと注意したら
(いつも撮っているんじゃがのう・・)
という態度でした。



御本尊(仏像)の撮影について
前から気になっていたのでここでわしの意見を述べます。

本尊とは、「本当に尊いもの」でしょうから、
普段から容易に見えたり近づけなくなっているし、
本来は礼拝の対象なのですから、
仏像の写真を撮るという行為は、それを美術品、
つまりモノとして見ることに繋がるのだと思います。
触れたり写真撮影したりしないのは敬意の表れなのだと思います。

ですから

納経帳を持って西国巡礼をしているのならば
観光気分で撮影されるのはいかが?
観光と巡礼は心根では並立しない部分があると思います。

お寺に着いたら納経所にまっしぐら、それではスタンプラリーです。
納経帳の本来の意味を知らないとしか言えません。
ろくにお参りもせず、そのあげく御本尊の写真を記念に撮り、
さっさと次に行く。
こんなのは心根からして間違っていると思います。

西国巡礼をしていると、こういった思いにとらわれる機会が多い。

融通の利かない硬すぎる考えなんでしょうか?

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この表現方法について、プロのカメラマンからクレームがつき
表現方法については細心の注意を払う必要があることを痛感しました。
自分の考えを表現する際には、「いいね、いいね!」の御用コメントのみでは
ぬるま湯の同好会になってしまいます。
批判も受け入れて明日の糧にしたいと考えております。




摩尼殿を出ると脇に細い道がある。
この先は「常行堂、食堂(じきどう)、大講堂」へ行く道らしいが、何でしょうか?
なんでも「軍師官兵衛」や「ラストサムライ」のロケ地になった場所だそうですが
それらしき建物が見当たらない。

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5分くらい山道を進むと、いきなり広い場所に出たよ。
そうか、ここが食堂かあ。
ここで修行僧たちが寝起きしたところだそうです。
それにしても大きい建物ですねえ。
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建物の中に入ることができる。
写経体験や、仏像展示などをしている。
急な階段を上がって二階に上がると、また違った景色が見えました。
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確かに、ラストサムライで観たような建物ですね。
家に帰ったらDVDを観てみよう。

参拝を終えて
門前の茶屋に寄ってみようかと思ったが、
先ほどの観光気分の年寄たちが食事をしていたので寄るのをやめて
山道を下って行きました。
登りの時は気づかなかったんですが
姫路の街が眺望絶佳です。
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ロープウエー駅で缶ジュースを買って飲みました。
汗をかいていたので喉に沁みるなあ。

姫路の街に帰り着いたのは午後2時過ぎ。
これから堺市までの帰りの時間を考えたら
姫路城をゆっくりと見物する時間がない!
と、いうわけで心を残して帰ることにしました。
「新・西国三十三箇所」の札所も姫路はあるので
またその機会にしよう。

姫路駅構内には初めて見る山陽電鉄があり、
梅田行き特急があるというのでそれに乗って帰りました。
なんばウオークで串カツ屋に寄ってビールを飲んだら美味しいこと!
ジョッキを一気飲みしてしまいました。

さて、
次回は7月の海の日を絡めて3連休です。
久しぶりに裏京都市の実家に帰り、
家内を誘って一挙に結願までいきたいと考えております。





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Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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