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西国札所巡礼記 第12番正法寺(岩間寺)~14番園城寺(三井寺)

西国札所巡礼記
第12番正法寺(岩間寺)~14番園城寺(三井寺)


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5月6日(水:祝日)
朝も早よから南海電車~地下鉄堺筋線~JR東海道本線を乗り継ぎ
滋賀県は石山駅までやってきました。

駅前バスの路線は複雑で
地元の人は知っていて当たり前の地名も、ビジターにはわかりにくい。
とりあえず、どの路線も通過する「石山寺門前バス停」はわかりやすい。
まずは手近な13番石山寺に行くことにする。

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ここは観光地のお寺で、広大な寺域は草木の手入れも行き届き、
花の季節や紅葉の季節には観光客があふれかえりそう。
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平安貴族の間でも小旅行気分で訪れることができる場所として
大いにはやったそうな。
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紫式部は、この地で源氏物語の着想を得たと伝えられ、
境内にはゆかりの建物もある。

聖武天皇勅願による良弁僧正開基
真言宗東寺派で、お勤めもすんなりできました。
本堂のあと、大師堂を探し出し、そこでもお勤めをする。
西国札所は観音信仰なので弘法大師堂は必ずしも重要視されていない。
しかし四国遍路修行者としては、大師堂でお大師様にご挨拶せにゃ落ち着かない。

さて、次の12番正法寺は標高443mの岩間山にある。
山麓の「中千町バス停」で降り、歩いて50分と書いてある。
バスは本数が少なく、1時間半くらい待たねばならん。
ヒッチハイクは、四国のようにうまくいく可能性は低い。
門前で思案していたら、客待ちのタクシーが目に入った。
「もし、正法寺(もしくは岩間寺)まで、どのくらいですかのう?」
「そうやね、15分くらいやろうか」
「では、そこまでお願いします」
「まいどっ」
2000円以内で収まりそうです。

山麓のバス停を確認しておく。
ハイキング姿の夫婦連れが山道を登っていますよ。
今日は気温が高いので汗をかくやろうなあ・・・

新緑の美しい山道を走ると、
12番札所 岩間山正法寺に到着
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ここは山深い修行の場という雰囲気がする。
わし、華やかなお寺よりもこういった所の方が好きですね。
ここまで来たのはいいが、帰りはどうしようか・・・一瞬御馳走してもらおうという考えが浮かんだが
まだ昼前、降り道なので歩いていくか。
帰り道のことを考える前にお勤めが先やろうが!・・・そのとおりです。
ここも真言宗ですが
やはり大師堂は寂しい感じです。
本堂にある納札入れもないし、線香も蝋燭も立てられていない。

大師堂の正面にはお土産屋さんが一軒だけあり、しきりに買い物を勧める。
そうやねえ、こんな山奥では巡礼者しか参拝には来ないから
売り上げは大したことはないやろうなあ。
そう思いながら、炒り黒豆を買いました。
酒のつまみにいいやろうね。

さて
歩いてバス停まで行こう。
山の上だし、木陰を渡る風が気持ちいい。
ああ、やっぱり来てよかった。
中途半端な外出着ではなくて山歩きの恰好をしてこればよかったかな。
30分くらいあるいたかな?割と早く麓のバス停に着きました。
石山駅行のバスの時間まで30分くらいある。
道路を挟んでコンビニがある。なんて運がいいのでしょうか・・・・
お握りを買ってきてバス停のベンチで食べるが
ここには日影がなく、日差しが容赦なく照りつけてくる。
少し日焼けしたかな?

時間通りやってきたバスに乗ると、
途中の石山寺から西国巡り風の夫婦連れが乗ってきた。
彼らは石山駅前まで行かず、次の京阪電鉄石山寺で降りるようだ。
わしも彼らについて降りてみる。
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ここの駅から、次の札所三井寺駅まで京阪電鉄で直接行けるようだ。
20分くらいローカル線に揺られて京阪三井寺駅に着く。

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ここから琵琶湖疏水に沿った道を10分くらい歩くと
14番札所 園城寺(三井寺)に着く。
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ここの寺域は広大で
札所である観音堂はその一部に過ぎず、別に金堂を始めとした塔頭が数多くある。
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開基は弘法大師の姪の子である智証大師だそうで、
それだけ考えたらここは真言宗寺院だと思ったのですが
天台宗です。
さて西国巡礼も半分を過ぎたので、ここらで天台宗の勤行次第をしっかりやることにします。
幸い納経帳の最初と最後の箇所に勤行次第が示されているので、それを注意深く読む。
さすがに観音経は長いので割愛させていただきました。

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色々と見所のあるお寺で、
「弁慶鐘」というのがあるよ。比叡山の弁慶が、三井寺の鐘を引きずって持って行ってしまったそうだ。
その際にできた傷がついている。竜頭も欠けている。
更に崖から投げ落としてしまったので、ひびが入っている。
弁慶さんよ、ひどいことするねえ。
「あ、あの~、鐘の写真撮ってもいいでしょうか?」
「いいですよ。ここには仏像はありませんから」
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道の途中で3人の御刀自様が木を見ている。
由緒のある木なのかな?
「蛇が木に登っているのよ」
「ええっ!」
シマヘビが4m位の灌木に巻きつきながら登っている。
最初からそこにヘビがいるとわかっていれば、心臓が飛び出す心配はない。
わしも余裕を持ってヘビの木登りを見た。

さてこれで本日の予定は終了しました。
京阪電鉄に乗り、京都市内経由で大阪まで帰る。

西国巡礼は電車バスが主力なので
特に目立ったエピソードに欠けるのが難点と言えば難点です・・・。
歩かないと人との出会いが少ないのは四国も西国も同じなんですね。

次回は翌週の土曜日に琵琶湖竹生島の宝厳寺に行く予定です。


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No title

おやっさん、
 2006年6月、業界の全国大会のため大津市で前泊。
 翌朝早起きして三井寺を参拝したとき歩いた立派な琵琶湖疏水を思い出しました。
 (ちょうどその日、遍路仲間19人は藤井寺~焼山寺コース、私は1年あと焼山寺でした。)
 大会後は比叡山から京都の寺巡りをして帰松しました。
PS)
 竹生島の宝厳寺の紀行記楽しみにしてます。

No title

琵琶湖のほとりは名所旧跡が多く、見所がありますね。
琵琶湖疏水の流れが意外に早いなあと思いながら見ていました。
さて、竹生島では何がおきるのか?(起きないのかもしれない)
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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