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区切り歩き遍路2周目 第8回 44番大宝寺~48番西林寺 坂本屋訪問

区切り歩き遍路2周目
第8回 44番大宝寺~48番西林寺 坂本屋訪問

今回の旅は、順序はさかのぼりますが
久万高原~松山までの旅です。
メインは坂本屋訪問

3月6日(金)
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南海の駅構内にはカウントダウンの看板
いよいよ、という感じがします。
2310発の松山行きの夜行バスに乗ります。

3月7日(土)
0600 松山駅前バス停に到着!
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眠れたのか眠れていないのかよくわからないのはいつもどおり。
今朝の朝食は乾パンとお茶

0630発の、久万高原行きの路線バスが来ました。
乗客は、わしともうひとりお遍路さんの男性
松山市内をバスは走り、やがて郊外へと出て
次第に標高があがっていく。
三坂峠の道路に至ると、くねくねカーブです。
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「三坂峠バス停」着
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雨がしとしと降っている。
濡れて行こうか、と考えたんですが意外と雨脚が強くなってきたので
ポンチョを取り出して着る。
前回ここを歩いたときには雪でした。今回は雨
晴れの日に歩いたら気持ちいいでしょうね。

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石畳は、濡れていると滑りやすくて危険です。
わらじを履いていたら摩擦が大きくて安全なんでしょうね。

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はるか下界の松山の町は霧に煙って展望が悪い。
しかしこういった景色もいいか。

三坂峠の下りは、知った路なのでそんなに長いとは感じませんでした。
あっというまに人里に来てしまったような気がします。

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里では梅の花が咲いている。
観光地の梅もいいけども、ひっそりと咲いている梅の方が好きですね。

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坂本屋着
約1時間で着いたことになる。
まだ戸はあいていない。
濡れたポンチョを干していたら、「門前の小僧」さんのベンツがしずしずと山道を
登ってきました。

きょうはここでお接待の体験をさせてもらう予定です。
前回は1月の閉店している時に訪れたので中には入っていません。
ですから今日は楽しみにしていたのです。

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小僧さんと引き戸を開け、囲炉裏の火を起こす。
囲炉裏の火っていいですね。
身も心も温まります。
二階へあがらせてもらう。
おお、ここがいしだあゆみのドラマで三味線を弾いていた部屋か!
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やがて会長さんたちがやってきて、今日の坂本屋当番4人が揃いました。
会長さんが裏から椎茸を採ってきて、囲炉裏で焼き始めました。
わしの生まれ故郷は岐阜県平成(へなり)村の近くで
日照時間4時間の山間の村の主要産業は椎茸栽培で
よく椎茸を焼いたのを食べたもんです。
久々にその光景を思い返しました。
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小僧さんに連れられて、坂本屋周辺の案内をしてもらいました。
この近所には大師堂があり、その階段の跡だそうです。
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そうこうしていると、お遍路さんがチホララとやってきました。
富山県の青年、自転車に乗った東京の人、横浜からのご夫婦
今日は雨で少ないそうですが、それでも囲炉裏の火をとても喜んでいました。
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坂本屋のその日の様子は「門前の小僧さん」のブログで。

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今日は早仕舞いさせてもらい、わしと小僧さんはベンツで札所めぐりに行く。
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第46番札所 浄瑠璃寺着
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今日は車なんで駐車場から雨の中をわざわざリュック背負って境内に
行きます。
本堂には坂本屋に寄ってくれたご夫婦がおられました。
「うしろでお経を聞かせてもらったんですが、聞きほれてしまいました」
(ええっ、そそそんな大したもんではないんですよ・・・・)

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第47番札所 八坂寺着
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車だと確かに早いのですが、歩きのときの情緒、旅情が沸かない。
送ってもらいながらこんな事を考えては、小僧さんには申し訳ない・・・・

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別格9番札所 文殊院着
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ここのご本尊は地蔵菩薩やったんやね。
てっきりお大師様がご本尊と思っていました。失礼しました。

1537 
第48番札所 西林寺着
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ここは川よりも低い土地にあり、伊予の関所寺です。
今日は悪いことをしていないので大丈夫でしょう。

ここのご本尊の十一面観音様は本堂の中で後ろ向きに立っておられる、
と小僧さんの弁
なんでも、力が強すぎるから後ろ向きに立っておられ、
本堂の裏側にも扉がある。
ほとんどのお遍路さんは裏までまわらないんやろうなあああ。

さて、今日はここまで。
今日は小僧様のお宅にご厄介になります。
ここは善根宿ではありませんよ。念のため。
まず、ちかくの温泉に連れて行ってもらい旅の疲れ(?)を癒す。
そして奥さんの手料理を堪能しつつ、ビールをいただきます。
松山の名士である小僧さんは話題豊富で
いつまでもその話を聞きたかったが、お遍路さんは早寝早起き
小僧さんに促されて床につく。

3月8日(日)
今日は順序が前後しますが44~45番を廻ります。
近くのバス停まで送ってもらい、
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久万高原行きバスに乗る。
若い女性のお遍路さんも乗っていました。
昨夜はよく眠れたのでバスの中でも眠くならず、車窓の景色を楽しむことができました。
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「久万営業所前バス停」着
この時期、久万町ではひな祭りのイベントがあるんですね。
お久万大師堂を通り過ぎ・・・

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第44番札所 大宝寺着
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今日は雨も上がって青空です。春の鳥の声も聞こえてきて
気持ちがいいね。
仁王門では、大草履に納められた納め札がこぼれてしまっています。

納経もおわり、さてここからどうしようか?
次の岩屋寺まで11kmある・・・わしの歩みでは4時間近くかかる。
バスは・・・次の便は11時
駐車場でお大師様に声をかける。
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よし、

大成功!
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徳島からの年配のご夫婦で、タクシードライバーをされているそうです。
10回くらい廻っておられるそうですが、
納め札は白のまま。
こだわらない人なんでしょうね。
車は順調に久万高原の山道を進みます。
季節は春、ということで歩きの遍路さんの姿がチラホラ見えます。
(すまんのう・・・お先に)

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第45番札所 岩屋寺着
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今日はいいお天気だし暖かいので車遍路さんたちもたくさんいるよ。
(こおりゃ、帰りもご馳走にあずかれるかな)
ここ岩屋寺は、歩きはもちろん車遍路もバス遍路も
等しく本堂までの長い坂道を自分の足で歩いて登らねばならない。
今日はなんだかお年寄りが多いみたいです。
杖を突きながら、自分たちのペースでゆっくり歩いています。

お勤めを済ませ、納経所で
かねてよりの念願だった「せり割り行場」へ入る鍵を借りました。
前回は膝の調子が悪く、断念したので是非行ってみたかったのです。
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300円を払い、途中の「三十六童子巡り」のお札を渡される。
せり割り行場までの道のりにある童子様と明王様にお参りしながら進む。
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これがけっこうキツい山道になっています。
急な山道、危険な崖道、これから行場に行くんだという気持ちにさせてくれます。

間違えないように各童子像にあるお札入れに名前を確認しながら
進むんですが、あれ?
ないよおおおおお。
14番師子光童子様と15番師子慧童子様、それに馬頭明王様のお札が
余ってしまいました・・・。

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いいかげん汗をかいてきたころ、せり割り行場が見えてきました。
お不動様に「これから行ってきます」と挨拶し、
荷物と杖は入り口に置いておき、いざ鍵を開けたら・・・
おお、ここが岩の裂け目かあああああ。
なるほど行場という雰囲気が漂っています。
足元に気をつけ、慎重に登る。三点支持のロッククライミングの要領です。
昨日の雨で岩が湿っているし、足元は落ち葉が積もっていて余計に滑りやすい。
こおりゃ、降りは大変やなああああ。
普段使わない筋肉を使うし、緊張しているので余計に疲れる。

あとで他の人のせり割り体験を読んだら、最初の岩の裂け目のところには鎖と
ロープがあったらしいです。わしのときはそんなものない!


登りきったら、まだ先に登るところがあった!
湿った鎖を握り締め、足元を確認しながら岩場を登ると、
はしごがある。
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長いはしごが目の前にそびえ、これまた少し湿っているので
おっかなびっくり登る。
そういえばわし、高所恐怖症やったんや!
ここで引き返したい気持ちでいっぱいになった頭を振り払い
先へと進む。
一歩踏み外せば、下は断崖絶壁

確かにここは観光気分で来るところではない。
「南無大師遍照金剛大師」
が自然と口から出てくる。

階段を登りきったら、
目指す白山台権現様までは更に鎖場がある。
もう少しです。

決して気を抜いたわけではないのですが
足を滑らせてしまった。
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命の綱の鎖はしっかりと握っていたのですが
半回転したので肘と腰を岩にぶつけてしまいましたがな。
でも痛いと思う暇はなかった。
ひたすら真剣

南無大師遍照金剛

艱難辛苦の上白山大権現様にお参りしました。
でも狭い頂上、眺望絶佳とは言え足元がおぼつかない。
さっさと降りよう。
つくづく行者さんは偉いなあ、と感じました。

登るときよりも降りるときのほうが怖かった。
鎖場は鎖にすがって降りればいいんですが
せり割りでは、なぜか前向きに降りてしまいました。
足を滑らせたらこのまま下まで落ちていく気がして
最高に神経を使いました。
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ああ、行者さんはつくづく偉い・・・・

そんなこんなで下まで降りてきたら
ドッと疲れがでてきました。

あう~、今日はここまでにしようかのう?
駐車場まで降りてきて、善根宿でいただいた昼食を食べつつ
お大師様を探す。
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ありがとうございます。
和歌山から来ている夫婦連れにお世話になりました。
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久万の町までお世話になり、そこからバスで松山まで帰ります。
バスは1332発なので、まだ時間はたっぷりある。

今回スケッチブックを持ってきているので
お久万大師堂の前でお絵かきしていました。
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今日は久万町のひな祭りイベントがあるらしく、
子連れの人たちが沢山通りかかり、
絵を描いている怪しいオジサンを見つめている。
そのなかで、
「絵を描いているんですか?」
と話しかけられました。
絵描きの方らしく、わしのスケッチ姿の写真を撮ってくれました。
こんなの初めて、照れますねええええ。
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松山駅までバスで降り、駅前の「キスケの湯」で汗を流して
1730発の高速バスで難波まで帰りました。

次回もスケッチブックをもってこようかな?


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Re: 始めまして

さっそくの訪問ありがとうございます。
思いつきと勢いだけで書いているおきらくブログです。
明石寺の近くにお住まいですか。
卯之町は古きよき風情のある町ですね。
絵の具を持っていくといいのですが、かさばるので鉛筆画だけで我慢し、
帰ってからパソコンで彩色しています。
今後とも色々とご指導ください。

No title

お接待宿、話には聞いたことあったのですが・・・
ちゃんと今もそういうとこがあるのですね。なんか、貴重な体験ですね。

スケッチブックぜひ持っていってくださいよ。
いろんなご縁をぜひ絵に残していってほしいです!

No title

お接待は四国の文化として心に根付いていますよ。
それがどういった形で現れるか、それぞれです。
リュックを大型にしたので小型のスケッチブックくらいは持っていけるかな?

No title

おやっさん、
 貴重なお遍路日程の半日を坂本屋のお手伝いのために・・・ありがとうございました。
 昨日、運営委員会会長がお見えになり、「京都の奇特なお遍路さんにくれぐれもおよろしく」との伝言をあずかりました。

 せり割り行場の名誉の負傷、お大事に!

No title

こちらこそ大変貴重な経験をさせていただき、感謝です。

肘の痛みよりも筋肉痛の方が辛いっす・・・・・・
そういえば「穴禅定」も行っていないなあ。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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