FC2ブログ

西国三十三箇所札所巡礼 8番長谷寺~11番上醍醐准胝堂

西国三十三箇所札所巡礼
8番長谷寺~11番上醍醐准胝堂

1月31日(土)
四国と西国を週替わりで巡礼しているこの頃です。
堺市に住んでいると、本当にあちこち行きやすい。
便利な所に住んでいると感謝です。
徳道上人様、花山法皇様、伝教大師様、そして弘法大師様に感謝です。

ちなみに西国は「巡礼」、四国は「遍路」というそうな。
五来重著の「四国遍路の寺」にその意味が書かれていました。
sa-06a-01.jpg

さて思い立ったら出動
まずは南海なんばまで行き、そこから近鉄で「大和八木駅」で乗り換え、
「長谷寺駅」まで行きます。
そこから歩いて約15分
sa-06a-02.jpg


朝早い門前町は、まだ静まり返っていますがな。
ここは都会の喧騒とは縁のない、しかし参詣客で賑わう山里の街
新聞舗の看板がたまらなく味があっていいね。
sa-06a-03.jpg


0837
第八番札所 長谷寺着
sa-06a-04.jpg
いつも思うのだが、西国札所のこの立派さ
これだけの寺域の建物、庭を管理するのは大変でしょうね。
sa-06a-05.jpg
約200mの登廊は、ゆるやかな階段で登りやすい。
ちょうど人の歩幅くらいで、段差も低い。
歴史を感じさせてくれる造りです。

sa-06a-06.jpg
庭には雪囲いをした牡丹の木が立ち並んでいる。
これだけの雪囲い、大変でしょうね。
ここは牡丹の花で有名なお寺でした。でも今は花のシーズンオフ
花の季節は観光客で大変な混雑でしょうね。

sa-06a-07.jpg
登りきったところにある本堂は舞台造りで、
絶景が眺望できる。
sa-06a-08.jpg
ここのご本尊は十一面観世音菩薩です。
参拝者は、やはりわし一人しかいない。
sa-06a-09.jpg
本堂の奥には大師堂があります。
入定1150年を記念し、昭和59年に建てられたそうです。
建物の前には左右2体のお大師さまがおられる。

sa-06a-10.jpg
更に降りると開山堂があり、そこには
西国三十三箇所開基の徳道上人をおまつりしてあります。
西国というと、中興の祖である花山法皇が有名なんですが
案外開基のほうはメジャーではない。

その近くには売店があり、ちょこっと覗いてみると
おや、珍しいものがある。
sa-06a-11.jpg
ご当地キティちゃんの長谷寺バージョンです。
十一面観音キティちゃんですね。
ご当地キティちゃんが好きな女の子がいて、随分お土産に買っていったなあ・・・
よし、これも迷わず買おう。

sa-06a-12.jpg
参拝を終えて門前町に来ると、店を開け始めていた。
門前町の本来の賑やかさが始まったようです。
店先からは、うまそうな香りがしてくる。
「食べてって!」
草餅の試食を差し出された。
うううまい。
焦げたお餅の皮が食欲をそそる。中に入っているあんこも粒あんで食感がいい。
「おばちゃん、店で食べられる?」
「いらっしゃ~い!さ、中へどうぞ!」
sa-06a-13.jpg
ストーブの前でこんがり焼けた草餅とお茶をいただく。
朝食を食べていなかったので、お腹に沁みるなああああ。
どれ、職場にもお土産を買っていくとしようかね。

満足して店を出る頃、雪が降ってきた。
山里に舞う雪、いいねええええ。風情満点

sa-06a-14.jpg
「西国番外札所 長谷寺開山堂 法起院」
という看板があり、吸い寄せられるように中に入る。
ここは先の徳道上人が晩年当院の松の木の上から
法起菩薩と化し去ったといわれた所だそうです。

納経所で御住職から、西国札所の縁起について詳しく説明していただきました。
最初長谷寺が一番だったのですが、
中興の祖花山法皇が那智の西岸渡寺を一番としたため、
長谷寺が八番になったとか、
発起院が札所でなかったのはおかしいというので番外になったとか。

こういった小さいが趣のある寺院はいいですね。

sa-06a-15.jpg
さて次は、再び近鉄に乗って「近鉄奈良駅」まで行く。
土曜ながら乗客は少ないなあ。
観光も今はシーズンオフなんでしょうね。

sa-06a-16.jpg
静かな山里から打って変わって近鉄奈良駅前から
大層な賑わいです。
興福寺へと向かう道は、英語や中国語が飛び交っています。

1120
第九番札所 興福寺 南円堂着
sa-06a-17.jpg
藤原氏の氏寺だった興福寺の寺域は広大で、
無数にある塔頭のひとつ、南円堂は、藤原冬嗣が建立したそうです。
朱塗りの八角形の建物はひときわ目立つ。
本尊は不空羂索観音です。

ここは観光地なので巡礼者はわずかで、物見遊山の人たちであふれ
お経をあげるわしの存在は浮いています。でも気にしない!
それより気になるのは仏前なのに柏手を打っているいい年のおっさん。
親から教わらなかったんでしょうね。
実際わしも手水の使い方や神前の二礼二拍手一礼の作法を教わらなかったなあ。
いかんなあ、「戦後日本」

sa-06a-18.jpg
そう思いながら帰途につくと、目の前には興福寺五重塔
おお、確かにここは興福寺なんやねええ。
宝物館には阿修羅像があり、見ていこうかと思ったが
学生の時見に来ているから、いいか。
実物は思ったより小さかった。
写真で見たほうが迫力があった印象でした。

さて、奈良といえば鹿
南円堂に来るまでのわずかな道中、
彼らの痛いほどの視線を感じる。
「おい、そこの旅人、鹿せんべいはまだか!」
「せんべいを食わせろ!」
「さっさと買ってこい!ほら、そこに売店があるやろう」
あ~~~、うるさいなあ。

うるさいうるさいと思いつつも、参拝を終えての帰途、
やっぱり鹿せんべいを買っちまったよ。
sa-06a-19.jpg
わしはここ数十年以来鹿が嫌いだ。
特に野生の鹿の獣害には目を覆うものがある。
人間の植えたものはともかく、山野に生える下草や木の皮などを食いつくし、枯れさせてしまう。
鹿が大繁殖したのは天敵がいなくなったことが大きな要因です。
ニホンオオカミの復活を願う・・・・彼らは決して猛獣ではないよ。


閑話休題

今度はJR奈良駅までしばし歩く。
もう雪の姿はなく、青空さえ見えてきた。
JR奈良駅の前の観光会館の建物は、いかにも古都らしい風情ですねえええ。
OH!オリエンタル!
sa-06a-20.jpg

駅構内には、不気味な某童子像がすっかり市民権を得て鎮座ましましている。
わし、これ嫌いじゃないけどもね。
sa-06a-21.jpg
いっときの山手線みたいな列車がやってきました。
ここから宇治まで行きます。
宇治といえば平等院・・・行きたいけど、今日の予定にはないから、やめ。

宇治駅から十番三室戸寺まではほぼ、歩きです。
30分くらい歩くと小高い丘が見えてきて、この中腹に目的地がある。
途中、古墳の発掘調査をやっているのが古都の古都たるゆえんでしょうか。
つくづく羨ましいです。
sa-06a-22.jpg

1356
第十番札所 三室戸寺着
sa-06a-23.jpg
ここも花の寺として有名ですが、今は綺麗に刈り込まれた葉っぱしか見えない。
さぞ、ここの躑躅と紫陽花は綺麗でしょうねええええええええ。

sa-06a-24.jpg
本堂へ至る長い階段がある。
「こんなん話に聞いとらんかった!」と
オバハンが毒づきながら登っているよ。
これ、そんな事言ったらご利益薄いよ。

ここの境内には色々面白いものがある。
まず、「宇賀神」さま。
耳をさわれば福がくる、髭を撫でると健康長寿、しっぽをさすれば金運がつく
だそうです。
sa-06a-25.jpg
そも、宇賀神さまとは?シュールな御姿・・・
日本で昔から信仰されてきた神で、龍神や蛇神の化身ともされるそうな。
深く考えるのはよして、耳と髭としっぽをさすりましたがな。

sa-06a-26.jpg
次は福徳ウサギさんが玉を抱えているよ。
玉の中は空洞になっていて、その中に石でできた卵が入っていて
これが立つと足腰健全になるそうです。
わしもやってみました。なかなか難しいよ。
やっと立ちました。
足腰健全おめでとう。

さてこの時点でまだ1400です。
なので、次の上醍醐寺・准胝堂まで行ってみようかね。
近鉄「三室戸駅」から「六地蔵駅」まで行き、そこから地下鉄東西線に乗り
「醍醐駅」で降りる。


1523
第十一番札所 醍醐寺(准胝堂)着
sa-06a-27.jpg
醍醐寺というのは広大な寺域を持っていて
国宝や重要文化財がたくさんある。
維持管理にお金と人手がいるんでしょうね。
参観料が発生するのは仕方ないな、とも思う。
sa-06a-28.jpg

実はここ、醍醐山上にある准胝堂まで登り、そこで参拝するのですが
平成20年の落雷でそこが焼けてしまい、
現在は麓の観音堂で納経を行っているそうです。
本来は山上まで石段を1時間登らなくてはいけない。

醍醐寺の広大な寺域は迷いそうなほどだ。
1530に山門の受付に付いたが、どうも時間ぎりぎりらしい。
受付の人たちが「今行けば納経に間に合うよ!」と
教えてくれたので観音堂に急ぐ。
sa-06a-29.jpg

観音堂に着いたら・・・・
観音堂の中に納経所があり、店じまいを始めていた。
「あ、あの~・・・受付でまだ間に合うと言われたのですが・・・
よろしければ納経を先にさせてはいただけませんか?」
「・・・・・」無言でやってくれた。
蝋燭もお線香も火を落としてしまっているのでそのまま立てるだけにする。
わしがお勤めをしている最中、
納経所の人が電話で
「時間を考えて案内しろ!わかっているのか!」
な~んてどこかに怒鳴っていました。
そのせいで気が散ってしかたないよ。
早々に観音堂を退散しました。
お~、怖
受付の人、怒られていなかったかなあ。

時間があれば山上の准胝堂のあったところまで登ってみたかったが
寒くなってきたし
靴が普段履いている靴なんでやめにしました。

sa-06a-30.jpg
祖師堂には弘法大師様と醍醐寺開基の理源大師様が祀られています。
こういったところでは
「南無大師遍照金剛」と「南無理源大師」と唱えるのがいいんでしょうか?

醍醐寺駐車場からバスが何系統か出ている。
「京都駅八条口」行きのがあったんで飛び乗る。
地理不案内の所で行き先だけ見てバスに乗ったとき、
果たして目的地まで無事に行けるかどうか、とても気になる。
まあいいや、京都駅行きなんで。
「あの~、京都駅まで何分くらいかかるんでしょうか?」
「渋滞していなければ30分くらいかな」
そうですか。
でも料金はどのくらいかなあ。
常に小銭または両替用の千円札は常備しておかねばならない。

走り続けても、料金表に表示が出ない。
こうなると不安が先に立って車窓の景色も楽しむことができん。
半分くらいの道のりで、やっと表示が出た。

sa-06a-31.jpg
ほほ~、安いんでない?
このままの料金で京都駅の南側にある終点に着きましたがな。
安い!

今日は奈良から京都まで、四ヶ寺を巡礼することができました。


スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

西国お参り

おやっさん、
 堺から地の利を生かした西国参り、いいですね~

 ずいぶん昔、参拝した長谷寺の登廊の写真、懐かしかったです。
 ほかのお寺は参拝したことがないので、興味津々読ませてもらいました。

No title

徳道上人様、花山法王様、それに弘法大師様の御縁で楽しく西国を廻らせていただいています。
四国と西国、交互に廻っているので結構忙しいが楽しいです。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード