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西国三十三箇所巡礼(6番壷阪寺、7番岡寺)

西国三十三箇所巡礼(6番壷阪寺、7番岡寺)

1月11日(日)

今日も続きの西国巡礼に行こう!

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近鉄阿部野橋駅から特急に乗って飛鳥に向かう。

指定席に座っていたら、たばこの煙が・・・・

ああ、ここは喫煙車両なんやね。指定券買う時に選択できるそうなんですが
初めてなのでわからんかった。2両編成のうち、禁煙と喫煙がそれぞれある。

喫煙車両に乗っている人は日ごろの分煙のストレス解消か、
親の仇のようにチェーンスモーキングしている。
わしの後ろの席のオヤジさんは、
わしが飛鳥で降りるまでの40分間ずっと煙草を吸い続けていた。
ああ、煙草臭くなっちまった。・・・帰りは忘れずに禁煙車両を買おう。


余談ですが
喫煙者は煙草の不完全燃焼によって生じる一酸化炭素中毒を起こしているのです。
一酸化炭素は酸素に比べて200倍以上もヘモグロビンと結びつきやすい性質を持っています。
このためヘモグロビンは酸素と結びつくことができず、
血液の酸素運搬能力が低下してしまい、酸素不足に陥ります。
ですからアスリートは煙草を喫いません。

確かにニコチンは右脳を活性化させるという文献もあります。
しかしニコチンは強い常習性があり、
「吸うと落ち着く」というのは中毒による禁断症状の緩和といえます。
喫煙による肺癌の発生については個人差があり、
喫煙者すべてが肺癌を発症するわけではないのですが
受動喫煙の害もあるのでやはり肺癌発症のリスクは見逃せません。
わしの父親は缶ピース愛好者で、家じゅう煙っていました。何もかもヤニだらけ。
決して自分では掃除をしたり吸殻を片づけたりしませんでした。
ですからわしには喫煙者に対する嫌悪感が強いのです。
ちなみに父親は80を超えてから肺癌を発症しました。


おおっと、つい熱くなってしまいました。

閑話休題


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0753
近鉄飛鳥駅着 さてここから路線バスに乗って岡寺まで行きます。
なぜ7番の岡寺から?と思うでしょうが、単に近鉄路線の駅の関係です。
近い方から行くのです。それに駅からのバス便が多い。
0840に岡寺行のバスが出るので
それまで駅前の喫茶店に入り、モーニングサービスの朝食を食べることにする。
甘いトーストでおなかが一杯になりました。

飛鳥駅始発のバスに乗り込む。
ここで大事なことに気が付きました。
飛鳥は、古代ロマンの宝庫だってこと。
古墳小僧だった自分のあこがれの地なんだ、ここは。
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「高松塚」だと!

降りて行きたい、いやここで時間を食うわけにはいかない!
頭の中がグルグルグルグル回り、気が変になりそうになってしまいました。
続けて「天武・持統天皇陵」・・・・
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「石舞台」バス停でついに理性が飛んでしまった。
もう見に行くしかない!
石舞台バス停で飛び降りて石舞台古墳方向へまっしぐら。
誰でもどこからでも眺められるかと思ったら、塀で囲われていました。
入場料300円を払って入ると、
おお、そこには子供のころから写真で見慣れた石舞台がある。
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しばし見とれていました。
反対側に回ったら、石室内に入れるよ。
もうアドレナリンがジャブジャブ出てきましたがな。
来てよかった。

西国巡礼に来なかったら、ここ飛鳥の地には来なかったでしょう。
花山法皇様、ありがとうございます。

すっかり満足しました。
目指す岡寺は、次のバス停です。歩くこと20分です。
こんな距離遠くもなんともないよ。
すっかりハイになっています。
むか~~~~し、日曜の朝、近鉄提供の「真珠の小箱」というのがあって
近鉄沿線の歴史的遺構の紹介をしていた番組が好きで
まさに今歩いているこの景色、真珠の小箱の雰囲気や!
『トゥルルルルトゥットゥ~ルトゥルル~・・・』
テーマソングを口ずさみながら歩いていました。(中川翔子ではないよ)
ああ、ここは一度きちんと日程を立てて来るべき所やなあ。

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丘陵地を進むと、心惹かれる看板が立っています。

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絶好調で歩いていくと、焦げ臭いにおいがする。
火事の後がありました。焼け焦げた柱が生々しい。
後で岡寺について調べたら、その関連で火災のことも知りました。
ここは門前の茶屋だったところだそうで、1月2日に全焼したそうです。
お寺は無事だったんですけども、正月早々大変な事です。


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7番札所 岡寺(龍蓋寺)着

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岡寺は厄除け観音として有名だそうで、参拝者がたくさんいました。
拝観料300円也
ここの御本尊巨大な如意輪観音座像で、
塑像(土でできた仏像)としては日本最大の仏様で、
寺伝によると弘法大師が
日本・中国・インド三国の土を以って造られた、とあります。
本尊の高さは4.85メートルで、大迫力です。

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ご本尊の撮影は遠慮しなくてはいけないのですが、
本堂の正面からもその大きなお顔が
覗いています。これくらいならば許してもらえるかな?

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脇には稚児大師像がある大師堂が建っています。
西国の札所では太いお線香を1本、寝かせて置くところが多いみたいです。

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さてバス停まで降りて10時20分の飛鳥駅行きのバスを待つ間に
「あすか大師」と書かれている岡本寺に行ってみる。
このお寺、いろいろなイベントを企画しているお寺のようで、
機関誌も発行しています。
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大きな修行大師像の足元には、八十八か所お砂踏みがあり、
早速修行させていただきました。

思い出が多く残った飛鳥を後にして、
今度は飛鳥駅から普通列車で壺阪山駅に移動する。
わずかひと駅
歩き遍路ならばこのくらい歩くんですけど・・・ね。


駅前のバス停を見てみたら、目的地である壺阪寺行きは、
1030と1430発しかない。運行表を睨んでいたら、
「お兄さん、タクシー相乗りしない?」と声がかかった。
ん?わしお兄さん?
どうでもいいけど、望むところです。
東京から来たという西国巡礼のあんちゃんの二人組です。

壺阪タクシーは小規模ながら巡礼の人たちの足になり、
結構需要が多いみたいです。


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6番札所 壺阪寺(正式には南法華寺)着
1440円で目的地の壺阪寺に着く。結構高い山の中腹にある。
おお、広い境内ですねえ。
拝観料600円也・・・・

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仏教のテーマパークのような境内
あちこちにある巨大仏像は、インドから運ばれた石で造られたものだそうです。

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文楽の演目にもある「お里と沢市」の壷坂霊験記
この縁起で、ここの御本尊の十一面観音様は眼病に関して霊験あらたかだそうです。
目薬も売っている。
実はこの物語、ここで初めて知ったのです。

靴を脱いであがる本堂内では
御本尊様に、間近で参拝ができる。
圧倒されそうな雰囲気を持った仏様です。

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とにかくここは色々あって興味深い。
「まよけばし」
ここで記念撮影をするとよい、と書かれてありましたが、わしは一人なんで
橋の写真だけ・・・
その奥にはお釈迦様の生涯がレリーフで描かれていました。
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更にその奥には、観音様の立像が見える。
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「横須賀生活」のカテゴリでも書いたんですが、
観音立像はよく動き出す設定で怪獣映画などで出演しており、
いまだその記憶が残っていて
ちょっと怖いんです。

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観音様に背を向けるような感じで釈迦涅槃像が横たわっている。
頭は北向きでしょうね。


またまた余談

「北枕」は縁起悪いと言われるんですが、
たまたまお釈迦様がこの姿勢で入滅されたので、
死者は北枕にする習慣ができたと思うんです。
頭を北向きにして寝ることによって、地球の磁北線に沿うことになり
脳と体の調子が良くなる健康睡眠法だと思う。
古代インドの人たちが常に北枕で寝ていたんじゃないかな?
子供の頃それに気がつき、
母親にいくら説明しても「理屈を言うな!」と言われ
理解してもらえませんでした。
「北枕は縁起悪い」と思う人たちの思念が積み重なり、
北枕が不吉になってしまったのは残念なことです。



遊歩道を辿って山を登って行った先には、奥ノ院の五百羅漢像があるそうです。
歩いて25分くらいということで、行ってみる。
最初はアスファルト道路だったんですが、峠から山道に入る。
いかん、普段着の普段靴だ・・・まあ行けるとこまでいってみよう。
山道を登っていくと暑くなってきた。汗がダラダラでてきましたがな。
すれ違う人は山歩きのスタイルをしている。

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艱難辛苦(?)の果てに、岩肌に刻まれた羅漢さんたちのお姿が見えてきた。
ここに羅漢さんを刻んだ人のエネルギーを感じます。
まだこの先にも磨崖仏があるらしいんですが、今回は街歩きの恰好なんでここまでが限界です。
次回は・・・あるかなあ?

お手間の駐車場に戻り、帰りのバスを見てみたら・・・1440分
この場所で2時間近くを過ごすのは無理っぽい。
ヒッチハイクでもするか?
スマホで「壷坂 タクシー」で検索したら、あったよ。
壷坂駅前のタクシーみたいです。
電話をかけて早速来てもらいました。
乗り込もうとすると、婦人が近づいてきて
「どうやってタクシー呼んだんですか?」
「ん?スマホで探したんですよ。相乗りします?」
年配夫婦とその娘さんの3人連れと相乗りしましたがな。
「へえ~、スマホで探せるのですか・・・・」
三人組は西国巡礼者ではなく、
この先の橿原神宮に行くそうで、ちょうど来た普通列車に乗っていきました。

わしは阿部野橋行の特急(もちろん禁煙)に乗って大阪に帰りました。
今日もよく歩いた。汗をかいた。
車内ではいつの間にか眠ってしまっていました。
周囲の人、鼾うるさくてごめんなさいね。

西国札所はどこも規模の大きな、華やかな場所が多いのですが
霊気の漂う場所も多く、その影響を受けて気分的にハイな状態になることができました。

次の24、25日は予定通り四国遍路に行きます。
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おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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