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区切り歩き遍路2周目 第5回 31番竹林寺~39番延光寺

区切り歩き遍路2周目
第5回 31番竹林寺~39番延光寺

12月13日(土)
0525夜明け前の高知駅に高速バスが到着する。
よく眠れたのか眠れないのかはわからない。
しかし朝の冷気が身を引き締めてくれますがな。

まず、とさでんの路面電車に乗って五台山の麓まで行く。
始発まで1時間あるので、しばらく駅構内で時間を潰す。
思ったよりも寒くないのが救いです。

昨夜コンビニで買っておいた、
「赤飯のおにぎり」「根昆布のおにぎり」
を食べる。不思議といつもこの取り合わせです。

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0625
始発の路面電車に乗る。市街地は200円均一です。
「はりまや橋電停」で後免行きに乗り換える。
東の空が、ほの赤い。
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そこから約10分揺られて「県立美術館電停」で降りる。
ここから竹林寺のある五台山まで一直線の道を南下するんですが、
どうも2つ前の「葛島橋東詰電停」で降りて川沿いに行ったほうが
早く着くようだ。
後でこの時間ロスに泣かされるのです・・・・。

「五台山橋バス停」のある所から、自動車用参道を登る。
ところが、歩き遍路道が途中から現れてきたので、
躊躇なくそちらを登る。
登っていくと展望台に出たよ。
そこからさらに進むと、竹林寺境内の五重塔横に出ました。

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0737
31番札所 竹林寺着
朝早い境内には参詣者の姿もない。
五重塔の修理工事の作業員の人たちがちらほらやってきました。
売店を覗いてみたかったが、まだ閉まっています。

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納経所へ至る階段は紅葉に彩られてとても美しい。
灯篭も設置されている。夜はどんな景色なんやろうかね。

五台山麓の「三ツ石バス停」から、次の札所行きのバスが
0817に出る。今0810
走れ!五台山頂から下りの自動車道を駆け下る!
足がつるか?まだ大丈夫だ!
ドッカドッカドッカドッカお遍路さんが走る。
すれ違う車からは「何事か?」という顔が見える。
汗が背中を伝うのがわかる。

艱難辛苦の上、バス停に到着!まだ2分あるぞ!

「おや?」
バス停には「0814」と書いてある。
ああっ
ここは「三ツ石バス停」ではなく、何個か前の「五台山橋バス停」や!
いまは0815・・・・
あ~あ。

まあいいや。
お遍路さんの基本は歩きです。
たったの9.5km、歩いて行こうぞ。
歩きのお供のラジオを聴きながら・・・

NHKラジオ文芸館
「その日の吉良上野介」
これ面白かった。文句なく。
「すべては行き違いだったのだ」上野介がそう思い当たったのは
12月13日、赤穂浪士が吉良邸への討ち入りを果たす前日であった。
誰も悪くはなかった。
池宮彰一郎描くところの秀逸な短編でした。
この本、帰って速攻注文しました。

時々この番組で良い小説に出会えることがあります。

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ラジオを聞いて歩いていたら、
「下田川へんろ橋」というのがあり、それを超えて県道まで来ました。
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ここから海まで山超えて真っ直ぐ南下する。
この道でヒッチハイクやってみようかね。
道の広くなったところで立ち止まり、
車に向かって親指立ててにっこり。

にっこり。

にっこり・・・・

にっこり・・・・・・

止まってくれないよ。

土佐のドライバーさんはシャイなんかね。
しばらくこの地点で粘ってみたが、やめ!
後ろを振り返ると、
「武市半平太旧宅」がある。
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ここは前回、通り過ぎるだけでしたので
今回はちょっと見に行ってみよう。
ここ、人の家の敷地内みたいです。
「ワンワンワンワン!ワンワンワンワン!」
(そんなに吠えないでよ。ちょっと見るだけ!)
本来は茅葺きの家のようです。

この先に瑞山神社があるようなんですが、そこは次回に・・・

峠を越えてしばらく歩いたら山への上り道に着きました。


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1009
32番札所 禅師峰寺着
相変わらずここからの太平洋の眺めは素晴らしい。
海とお寺と山の組み合わせが絶妙なので素晴らしいと感じるのでしょうね。

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ここの納経所で、24金の開創1200年記念バッチを買った。1.5kです。
「うちのは他のとこより安いんよ!」
「ここに来る前にブログで見て安い!と書かれていたんです」
「そうなんか!」
「わしもブログで宣伝しておきます!」
お接待に1200年記念タオル(土佐バージョン)をもらいました。
去年から記念グッズを各札所で販売している。
いちいち買っていては財布が持たないが、つい買ってしまいますがな!

さて駐車場でヒッチハイクをしてみる。
中年の夫婦連れに・・・
「もし、次の雪渓寺まで行きなさるかのう?」
「竹林寺です」

あきらめない。

婦人の独り遍路さんに・・・
「もし、雪渓寺まで・・・」
「竹林寺!」

あうあう。

赤い錫杖の無愛想な先達さんが一人で車で廻っている。
これには声をかけない。

初老の夫婦連れに・・・
「もし、雪蹊寺まで行きなさるか・・・」
「そうですよ」
(おおっ)
「まことにすまんが、雪渓寺まで乗せていってくださらぬかのう・・・」
「いいですよ」
「ありがとうござります!」

伊予三島から日帰りで区切り遍路しているご夫婦です。
奥さんが詳しい車遍路地図を見てナビゲーターをして
旦那さんがそのとおり運転している。

6.5kmをスイスイと車は進む。
種崎の渡船にも乗りたかったが、そんな贅沢は言わない。
橋を渡って、あっという間に着いたよ。


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1100
32番札所 雪蹊寺着
雪蹊寺境内は、銀杏の落葉の黄色と、
お地蔵様の前掛けのとりどりの色合いが綺麗でした。
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境内の露店には、季節の柑橘類やクジラ肉の加工品が並べられ
団体の婦人たちが賑やかにお買い物に興じていました。
こういった光景も札所というか観光地の雰囲気を盛り上げてくれています。

通夜堂はどこかな?
探したが見つからなかった。単にわしが認識できなかっただけなんでしょう。

さて「雪蹊寺前バス停」から次の札所に、
と思って時刻表をよく見てみたら
「土日は運休」ですって!あう~。
ま、いいでしょ。歩きましょう。たった6.5kmです。
冬の風景を楽しみながら種間寺までの道程を歩く。
黄色い旗をパタパタ風にはためかせながら歩く。
日が照っている間は暖かくて汗ばむくらいですが、雲に隠れてしまうと急に寒くなり
風も吹いてくるような気がする。


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1256
33番札所 種間寺着
ここにも通夜堂があるはずなんですが、どこかな?
やっぱり見つけることができない。
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通夜堂に対する認識が足りないので見つけられないのでしょう、きっと。
門前の店でパンを買って食べる。

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さてここからは春野町役場の先の「ネギ谷口バス停」から
高岡行きのバスに乗ると案内に書いてあったので、
そちらの方向に向かって歩いて行くと、道すがらお婆さんが
「どっちに行くんかいのう?」と聞いてくる。
「ネギ谷口のバス停・・・」
「遠回りやけどのう」
「そうですか?」

また先に行くとおじさんが
「そっちに行ったら遠回りがぜよ!」
「え?そそそうですか?バス停はこの先なんっすけど」
「バスに乗りゆうがなら、仁淀大橋の方へ行った方がバスもこじゃんと走っちゅうし、近道ぜよ!」
「は、はははい。そうします」
地元の人二人から言われたら、それが正しいのでしょう。
元来た道を引き返して種間寺からまっすぐ仁淀川方面へ歩く。

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収穫された大根が干してあります。
これはタクアンになるんでしょうね。
田圃の方からかすかに野焼きの匂いがしてくる。
この匂いは子供の頃を思い出させてくれる懐かしい匂いです。

歩くこと2時間弱、仁淀川のたもとまで来る。
橋近くのバス停で運行本数を見てみたら、そんなに多くないよ!

「高岡高校通バス停」までバスで行き、そこから清滝寺まで歩いて30分
しかし、バスの時間まで30分以上あり、
バス停で待つにも川風が寒いので先へ歩いていくことにする。
仁淀大橋を渡り切り、「中島バス停」でバスに乗ることにした。

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あと1分でバスが来る時間になった時、
突如お大師様が現れた(?)
1台の車が止まり、中のから声がかかりました。
「どこまで行くんですか?」
バス停にいるお遍路さんなんで、お接待で声を掛けてみてくれたそうです。
地元の人だそうです。

「34番清滝寺まで行きたいのです」
「乗っていきます?」
「は、はははい。ありがとうございます!」
ヒッチハイクの合図を出しても全く相手にされないかと思えば、
バス停に立っているだけでも声を掛けてくれる。
これはお大師様のお導きなのでしょう。

「これからお不動様の所に行く」と言い、ついでに清滝寺まで
送ってくれることになりました。
しかし「お不動様」・・・
清滝寺の先に地元の人のみが知っているお不動尊があるのかな?
と思っていました。

清滝寺までスイスイと車は走り、
車遍路の難所の一つ、清滝寺への山の登り道も対向車なく、
あっという間に着きました。


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1508 
34番札所 清滝寺着

こんなに順調に行くとは思いませんでした。
お勤めも無事すみました。
「胎内くぐり、入ったことあります?」
「いえ。では入ってみます」
ここの高さ15mのお薬師様は大好きなんですが、
中に入れるのも最近まで知らなかったんっすよ。

いざ中へ入ってみると

「せまいよ~!くらいよ~!こわいよ~!」

頭や肩をゴチゴチぶつけながら108段の階段を手探りで進む。
本当はご真言を唱えながら進むのだそうですが
そんな余裕はなかった。
厄除けの御利益は、果たして成就しただろうか?

それから本堂右奥に滝があり、そこに連れて行ってもらった。
そこだけ空気が違う。
なんか違う。
霊気というものはこういうものなんでしょうか。
ここで滝行が行われるんでしょうが、
素人は中途半端な気分ではやらないほうがいいんでしょうね。

今日の予定はここで終了!
あとは高岡市内の「白石屋」さんに宿泊の予定です。

ここからお不動様へ会いに行く、というので
お供をしてお不動様を拝ませていただこうと思いました。
車は高岡の街を通り過ぎて南へ向かっている。
塚地トンネルを通り・・・

ん?

青龍寺の方向やねえ。
あれ?ひょっとしたら「波切り不動様」のおられる青龍寺かあああ!
お不動様って、ここの事なんやね。なるほど。
ってえことは、明日予定していた35番青龍寺もクリアってか?
ありがたやあああああ。

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1618
35番札所 青龍寺着
長い長い階段の途中に弁財天様の社があります。
ここの弁財天様と、本堂におわすお不動様に会いに来たそうです。
邪魔しちゃ悪いので、
わしは本堂と大師堂でお勤めして、納経所で自分の用事を済ませてきました。
自分の信じる、お世話になる仏様が居るというのは羨ましいですね。
わしにも自分の仏様と出会えるご縁がそのうち訪れるでしょうか。

帰りの車の中で色々なお話をしました。
神峯寺の上にある神峯神社は、霊気のとても強いところだそうです。
時々その話は聞いて訪れたいと思うのですが、残念ながらまだなのです。
まだお前が来るのは早い、と言われているのかもしれません。

それから金剛福寺の千手観音様からは強い力が出ているということ・・・

石鎚神社にも神様が今もおられるそうですね。

霊感があるようです。
見えないもの、聞こえないものを感じる力があるようです。
わしにはそういう能力がないので羨ましいです。

昔、霊感を持つ人と知り合いになったことがあり、
そうすると芋づる式にその手の人たちと次々に知り合いになったことがありました。
出会いは必然、
しかし出会うための行動は自ら起こす必要はあると思うのです。

この高岡での邂逅はお大師様の引き合わせでしょうか。

結局「白石屋」さんまで送って行ってもらい、
すっかりお世話になってしまいました。
ありがとうございました。
こういった出会いがあるのでお遍路旅はやめられませんね。

白石屋さんは、昨年台風の中ずぶ濡れの中歩いた末にお世話になったお宿です。
2食付き7000円
今夜は宿泊はわし一人だそうです。冬場はお遍路さんは少ないね。
夕食の寄せ鍋が最高においしかったなあああああ。
ここのお料理好きです。
それに2槽式の洗濯機も懐かしくていいですね。
これが使えない人達には不評のようですが・・・・
宿のおばさんによると、
使えないのは若い人達ばかりかと思っていたら、
いい年したオヤジ達も使えなかったそうです。
自分で洗濯していなかった人かな?



12月14日(日)
さて今日は、予定だった35番青龍寺が終わっているので、いきなり36番岩本寺の
窪川を目指すことにします。

JR波川駅か、伊野駅まで行ってそこから窪川駅まで一気に行く、という予定
さて高岡から伊野駅行バスがあり、お宿で時刻表を調べたら
0657発の便がある!
今0650、あわてて宿を走り出る。
早朝散歩のお婆さんたちにバス停を聞きながら、なんとかバス停を見つけた。
ひと安心やあああああ。

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0657、まだバスは来ない。
いやいや、大概バスって遅れてくるもんです。
0700、まだ来ない。あれ?もしかしたら早めに来て過ぎ去ったんかな??
0705・・・あれ?
時刻表をよく見たら0657の前に小さい「○」印があるよ。
「○」のある時間は、土日は運休ですと!
ガ~~~ン

近い方の波川駅までも7kmあるよ・・・・どうしよう。
タクシーで行くか?
いやいや、タクシーは歩き電車バスヒッチハイク遍路には含まれていない。
これ今回のわしのルールです。

歩いて駅まで行くぞ、えいえいおー!

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歩いていると、途中面白い物も見ることができました。
「鍾乳洞トンネル」
石灰岩の山を掘って作ったトンネルのようです。
トンネル内部に石筍はないでしょうね・・・

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祠にはマリア像らしきものが居る。
ここは隠れキリシタンの村なのか!
わけないか。

ここでヒッチハイクをやってみたよ。
親指立ててにっこり笑ってみるが・・・・
だめですねえええ。
軽自動車トラックワゴン車RVセダン・・・・20台くらい全部だめ。
ヒッチハイクはひたすら忍耐と根気が大事なんですね。

あきらめて更に進む。
地道に歩いていけば必ず目的地には着くものです。
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波川駅に到着
山間の田圃に中にあるような駅です。
駅前の道には2~3台の車が停まっていて、
リュックを背負ったお年寄りたちが喋っています。
ウオーキングイベントがあるようですね。
やがて一両編成のヂーゼルカーがやってきました。
そこからもウオーキングスタイルのお年寄りがたくさん降りてきましたがな。
彼らはどこまで歩くのかな?

のどかに列車は山間を進み、やがて須崎駅に着く。
窪川駅までの特急はここで乗り継ぎ。
40分くらいの時間があるので途中下車して
「二つ石大師」のある大善寺まで行ってみようかと歩いたが、
往復の時間を考えるとちょっと無理なんで途中で引き返してきました。
ここで見つけたあやしいラーメン屋の看板
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定刻になっても特急はやってこない。
今日は15分くらい遅れているそうです。
ヨーロッパなんかはこのくらいの遅れは日常的らしいんですが
日本では15分の遅れは致命的・・・です。

なんとか窪川駅までたどりつきました。
そこから20分くらい歩き、

1119
36番札所 岩本寺着

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蝋燭が切れたので売店のある宿坊へ入ると、
尼様から
「奥ノ院の矢負地蔵様の御開帳をしていますよ。どうですか?」
導かれるままに奥座敷へ・・・
そこには綺麗に彩色された白い地蔵尊がおわします。
しばしその御姿に見とれ、自然に般若心経を唱えていました。
「どう、きれいな御姿でしょう」
突然横から尼様のお声がかかり、お経が乱れてしまい、後半がうやむやになってしまいました。
ああ、こんなんじゃいかん。修行が足りんぞ!わし・・・

窪川駅まで歩いて戻り、今度は土佐くろしお鉄道で中村駅まで行く。
1249発予定の特急南風1号です。相変わらず遅れている。
ここで問題発生

中村駅から乗り継ぐ足摺岬までのバス便の事です。
「中村駅バス停」を1334発なんです。
このままいくと間に合わない・・・・
次のバス便は1541です。1時間45分かかるんで、納経所が閉まってしまう。

やきもきしながら待つほどに
1300特急列車が遅れて到着する。
とりあえず乗ろう。
検札に来た車掌のおねえちゃんに
「あ、あ、あ、あの何時に中村につくんかいのう?」
「そうですね、信号機の故障で20分くらい遅れています。1340くらいですか」
「あうあう~~~~!」
わしの顔色が変わったのを見て
「あの~、中村駅に電話してバスを5分くらいなら待ってもらいますから・・・」
「えっ?そんなことできるの?でもバスのお客さんに迷惑じゃない?」

train2.jpg
中村に着くまでの車中は、景色を楽しむような心のゆとりなかったよ。
間に合わなかったら、金剛福寺参拝は朝イチで・・・
色々考えていました。
時間が限られている区切り遍路は、予定が少しでも狂うと大変ですね。

中村駅到着直前、車掌のおねえちゃんが来て
「中村駅前でバスに待ってもらっています」
「ありがとう・・・間に合うといいね」

1340
中村駅に到着
半信半疑で改札から出たら、本当にバスが待っててくれたよ!
カンゲキー
土佐くろしお鉄道のみなさん、ありがとう。
つれない態度とってしまって、ごめんなさいね。
急いでいてお礼もきちんとしていなかった。

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バスに飛び乗り、運転手さんと一人乗っていたおじいさんに「ごめんなさい!」
「足摺岬バス停」まで1時間45分、1900円です。
路線バスは海岸線に沿って走るので景色に退屈しない。
時々狭すぎる道もあるが、
運転手さんは巧みに走り抜けていく。

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1527
38晩札所 金剛福寺着
「よう来たな」
お大師さまが出迎えてくれました。
今日無事にここまでたどり着けたのは、
四国の人たちとお大師さまのお導きです。

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ご本尊の千手観音菩薩様からは、
強い力が出ていると色々なところで言われています。
凡俗のワシには残念ながらその力を感じることができませんでした。

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門前にはコロコロした猫が寝そべっている。
「触ってもいいかな?」
「ニャイ~ン」
撫で回してやると、コロンコロンとひっくり返って
ゴロゴロゴロゴロ言っている。
しばらく猫に遊んでもらいました。
「あ、猫がいる。車に轢かれたのかしら」
団体のおばはん達が見当違いの事を言いながら通り過ぎる。

門前の土産屋さんで、土佐の銘酒「司牡丹」を2本買って家に送る。
これは年賀用のやつです。

he2-5b-11.jpg
金剛福寺を出て右の方向に「万次郎の足湯」がある。
前回は足の裏のマメがひどい状態で
足湯を楽しむ余裕も時間もなかった。
今回は大丈夫だし、時間もたっぷりある。
ここの足湯は無料ですが、立派な施設です。
足湯に浸りながら太平洋を眺めることができます。
夕焼けを見ながら入ると綺麗でしょうね。

本日のお宿は「みさきホテル」
突撃車遍路の時に婆ちゃんと泊まったところです。
10000円と、ちょっと高めですが源泉温泉の大浴場があるので
ま、いいかな。
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部屋からはちょうど夕日が真正面に見えます。
コンパクトカメラでは、やはりこの程度の写真しか撮れないのが残念です。



12月15日(月)
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今朝の日の出は0702
朝食後に屋上に出て朝日を眺めていました。

今日は0850発の中村行きのバスに乗って39番延光寺と、途中の真念庵に行く。
しばらく時間があったので、足摺岬展望台まで行ってみようかね。
団体の婦人たちの「きれい~」「わああ~!」という声が
聞こえてくる。
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確かに展望台からの大パノラマは見飽きない雄大な風景です。
補陀落渡海してみたくなる。

he2-5c-03.jpg
アメリカの方角を見つめるジョン万次郎さんの頭には鳥が止まり、
どちらの方角を見つめているのだろうか。

バスに乗る前に気がついた。
真念庵のある市野瀬バス停で降りて真念庵に行き、
1時間後の次の便に乗れば効率いいんじゃない?
そして、次の便は中村駅から宿毛まで行く便だそうです。
ずっと乗っていれば39番延光寺まで行けるよ。
これしかない!

bus2.jpg
バスは昨日と逆の道のりを進む。
岬中央の山の上を走るスカイラインは広いが起伏があり、
くねくね曲がっていて車酔いしそうな道です。
he2-5c-04.jpg
海岸沿いの道は狭いが起伏も少なく、景色もいいよ。
絶対こっちのほうがお勧めと思う。

he2-5c-05.jpg
1010「市野瀬バス停」着
ここから真念庵まで遍路道を歩いて20分くらい。次の便は1105なので
往復して参拝しても十分に間に合うよ。

he2-5c-06.jpg
ここの雰囲気も静かで好きですね。
he2-5c-08.jpg
賑やかな札所もいいんですが、
こういった小庵の、静寂があたりを払う雰囲気がたまらなく好きです。
お遍路さんがこうして無事に四国を巡拝できるのも真念様のおかげです。
そのことを感謝しつつ、お勤めさせていただきました。
he2-5c-07.jpg

he2-5c-09.jpg
納経所の大塚様のところで、珍しいものを見せていただきました。
昭和の初めころは真念庵は大きな建物があり、住職さんもいらしたそうです。
その頃の納経帳が発見されたそうで、その写真を見せていただきました。

1105
再びバスに乗り、中村を通って平田まで行く。
「寺山口バス停」で降りて歩くこと10分、
he2-5c-10.jpg

he2-5c-11.jpg
1232
39番札所 延光寺着
冬の昼下がり、暖かい日差しがさしている。

大師堂で車遍路の初老の夫婦から声を掛けられた。
「歩きで廻っておられるんですか?」
「あ、はあ、一応・・・」
「1300kmを歩くんですね。すごいことですね!」
「あ、はあ、はあ。でも今回は3回目なんで気楽に電車バスも取り入れていますが・・・」
「すごい!3回目なんですか!是非ご利益をください」
一緒に記念撮影を頼まれてしまいました。
ああ、こんな大層な事をしている自分じゃないんですが・・・冷や汗

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今日は時間がたっぷりあったので境内を見物して回っていると
「新四国霊場」と記されている案内があった。
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裏の小山に八十八か所の写しが作られているようです。よし行ってみよう!
なだらかな山道には各札所の本尊様の石仏が間隔を置いて安置されており、
その風景はわしが毎朝登っていた裏京都市の八十八か所の写しと同じ雰囲気があり
懐かしい。
山を歩いていると汗ばんでくる。

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釣鐘を背負ったカメさんに見送られて山門を出る。

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歩き遍路の最初からお世話になっている杖
わしの大切なお守りです。
磨り減って使いづらくなるのが嫌で、
先っぽにテーブルの脚用キャップをホームセンターで買ってきて付けているが
磨り減って穴があいてきた。
付け替え時期ですね。

train2.jpg
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土佐くろしお鉄道の「平田駅」から「中村駅」まで戻る。
今回の帰りの高速バスは、中村駅前を2115に出る予定です。
それまでかなり時間がある。
道の駅に行って、家内のためのお土産を買いますかね。

三原村産のどぶろくがあったよ!
それに、司牡丹の新酒もあった。これも買おう。
くじらハム、くじらジャーキーもある・・・
おっと、塩けんぴも忘れちゃいけない。
なんやかや買ったら10000円近くなっちまったよ。
足摺岬で買ったのを合わせると、酒ばっかりのような気がする。

he2-5c-17.jpg
中村駅から15分くらい歩いたところにある
「平和な湯」に行く。
ここはスパリゾートみたいな施設で
露天風呂やジャグジー、サウナ、それに休息所もあり
低料金で楽しむことが出来るいい施設だと思います。

バスの時間ギリギリまでここで粘って
高速バスで無事に帰りましたがな。

これで土佐区切り打ち完了!


he2-5d.jpg
今回、リュックの背に人工芝を取り付けて蒸れ防止&汗の浸透防止を試みた。
陸上自衛隊のレンジャー部隊の隊員もこのようにしているそうです。

お遍路コミュで、エアーメッシュパネルというのを紹介してもらい
それも買ってみたんですが、これは汗が浸透してしまう構造です。
これではリュックの背に汗臭さが染み付いてしまい、白衣にも臭いが移り、
悪臭のもとになる。
これが防水ならばいいんやけどもなあ・・・・

結局、今回の実験では
人工芝の装着は、蒸れは完全に防止できないが、汗を全く通さなかったので
汗臭さの防止は完璧でした。

今後の課題は、リュックに装着する方法をもう少し検討してみようと思います。
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31番から39へ

 バス・電車・ヒッチハイクお遍路、
 次ぎの乗り継ぎに苦労されたり、
 まさに「地獄に仏さま」とのお出会いがあったり、
 苦楽とも同行されたお遍路日記、じっくりと拝読いたしました、
 羨ましい限りです。
 
 三原村のどぶろくの味はいかがでしたか?

 いよいよ新春は伊予伊予ですね!
 関所開放して、お待ち申し上げております。 
 
 

No title

旅って楽しいですね。思いもよらない出来事が次々と起きる。
まるで自分を試されているかのように・・・
お四国の旅はまた格別です。

どぶろくは、人気商品らしくって大きな冷蔵庫に2本しか残っていなかったのです。買った酒全部家内に送ってしまったのでまだ飲んでいないのです。もしかしたら空瓶だけが転がっているかもしれませんて。

来年1月に岩屋寺まで足を伸ばそうと予定しています。
雪の中、寒さに震えながらもまた一興です。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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