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区切り歩き遍路2周目 第2回 1日目 12番~17番

区切り歩き遍路2周目
第2回 1日目 12番~17番
すっかり四国病にかかってしまいました。
今回はそんな病気の人達と沢山話をすることができました。


今回からは歩けるところは歩き、
列車やバスを利用できるところは遠慮せず使う旅にしました。
そんなに歩きに固執するするつもりはありません。
こんなお遍路旅があってもいいじゃん!

10月11日
仕事を終えて、南海難波から徳島行きのバスに乗る。
この晩は徳島駅前「東横イン」に泊まります。
ふと玄関のポスターを見てみたら「お遍路お接待プラン」があるよ。
早速フロントで聞いてみたら、直接ホテルで予約した人で
お遍路さんを証明する物を持っていればかなり安くなるそうです・・・・
今度使ってみようかね。

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それから、今季ホテルの予約が取りにくかった。
それは、徳島県が開催している「まちあそびフェスタ」の開催中だとか・・・
アニメのイベントだそうで、徳島市内には、わらわらと若者が溢れている。
しかし、なんだか似たような雰囲気の男女が多い。
どこかで見たような・・・
そうだ、秋葉原に集うオタクたちの臭いだ!
わしも若い頃アニメに凝っていたんで、批判的な目で見ることはないが
お宿が取りづらかったのは彼らの影響だったと思うと・・・

10月11日(土)
今朝は徳島駅前から徳島バスの神山線に乗って焼山寺ふもとの寄井中まで行く。
そこから焼山寺までは神山町営バスがあるんですが、
0725、1315、1631発の3便しかない。
う~ん、連絡がない。
当たり前のことなんですが、それくらいは歩こう。
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徳島駅前バス停で
発車のバスを待っていると、お遍路さんがいる。
「どちらまで?」
「焼山寺まで・・・」
30~40台の男性で、
今年の9月に東京から徳島に転勤してきたそうです。
それで、すぐにお遍路に出る気になったらしい。
まさに、お大師さまに呼ばれたな!
先輩ヅラして色々知っていることを教えてあげました。
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0705
バスに乗ること1時間、乗客は遍路の2人と病院通いの老婆が3人
ほとんどの停留所をスルーしてバスは進みました。
わしは運行表を見ながら現在地を確認していたが
隣の彼は眠りこけている・・・・昨夜は寝不足だそうだ。
目的地の寄井中付近に着いたら声をかけようと思っていたら
ご心配なく、ちゃんと起きていました。
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0816
寄井中(『より田舎』と誤変換してしまった)着
神山町営バスの連絡はなく、
ここから7.5kmの山道を歩き遍路さんになって登る。
彼は朝食を買って食べるために道沿いの商店に寄って行くそうです。
そこで別れました。
わし、歩くの遅いから独りで歩くほうが気を使わなくって好きなんですよね。
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透き通った青さがやけに目に付く川の写真を撮ろうと思うのですが
デジカメではいかんせん思い通りには撮れへんなああああ。
いっそ絵に描いたほうが気持ちが表現できるかな?

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やはり焼山寺、裏から登ってもキツいなあああ。
道端の仏様が「がんばれや」と言ってくれているような気がする。

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0902
神山町営バスの終点の「焼山寺バス停」です。
バスに乗ってくる人でもここからの3.4kmは、
嫌でも歩かねばならん。
帰りのバスはここから1315と1631があるんで、その時刻までに
参拝を終わってここまで戻ってこなくてはならない。

さらに登っていくと、焼山寺方面から降りてくる女性遍路さん。
「おはようございます」
「おはようございます!逆打ちですか?今日2人目です」
「い、いや。今回はここだけ逆に登るもんで・・・」
「ここから急になります。頑張ってください」
そうなんですよねええええ。焼山寺は山の上ですもんねえええ。

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車道が旧遍路道を寸断して山を這うように続く。
傾斜は急だが遍路道の方が近道です。
でも辛い。
道端でへばっていると、バスで一緒だった男性が追いついてきた。
「早いですねええええ」
「いえ、それほどでも」
「お先にどうぞ・・・」

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遍路道を逆に歩いていると、景色も逆なので
前回見た景色とは違い、注意していないと道を誤ってしまう。
焼山寺参道と書かれている、ここ。
真っすぐに行くと駐車場に行ってしまう。
ここを左に曲がらなくてはいけない。

1015 12番札所焼山寺着
お勤めの後に納経所で
「車ですか?」
「いえ、歩きです(見りゃわかるやろう)」
駐車場料金徴収のために聞いているんでしょうね。
「ずいぶん早く着きましたねえ」
「は、はあ。経験を積みましたもんで」
ここで神山までバスで来た事は、
あえて言うまでもないやろう・・・・

山門まで降りてきたら、あれ?追い抜いたはずの男性が登ってきた。
彼はやはり間違えて参道から駐車場まで行ってしまったそうでした。
でもそれすらも楽しんで登っているようです。
この心の余裕を見習いたいと切に感じました。

さてここで、
わしはヒッチハイクをやってみようという気になりました。
境内には車遍路さんたちが10組くらいいた。
1台くらいは乗せてくれるやろう。
下りの道路の道幅が広くなっているところに立ち、
親指を立ててヒッチハイクのサインで降りてくる車にサイン!

・・・・停まってくれないよ。

お年寄りなんでヒッチハイクのサインがわからないのかな?
それともヒッチハイクをするお遍路さんはいないのかな?

色んな事考えながら
更に数台をやり過ごした後、停まってくれました!
坊主頭の男性です。41歳と言っていました。
焼山寺でわしの後ろでお勤めしていた人だったなあ。
彼がお大師さまに見えました。

彼は出雲の人で、出雲三十三箇所、中国三十三箇所を廻った後に
岡山に引越したのをきっかけに四国巡礼に来たそうです。
彼も、お大師さまに呼ばれたんでしょうね。
先日高円宮家の次女典子さまと結婚した出雲大社権宮司の千家国麿さんとは
高校の同級生とか。確かに41歳ですね。
「あ、あの~、その傘とか、杖は揃えたほうがいいんでしょうか?」
「いやあ、必要になったら買いますよ」
「そんなもんですか」
「参拝に必要なのは輪袈裟と数珠で十分と思います」
「はあ」
「大事なのはお寺に参拝する気持ちですよ」
(なんか偉そうなことを言ってしまったなあああ)

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1145 13番札所大日寺着
いやああああああ、彼のおかげで予定より2時間くらい早く着いたあああ。
ありがとう!
17番まで乗っていきませんかと言ってくれましたが、
好意に甘える訳にはいきません。
ここから(真面目)に歩いて行きます。

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遍路道は秋真っ盛りです。田圃は稲刈りも終わり、
籾ガラを焼く香ばしい香りが漂っている。
わし、この香り大好きです。子供の頃の郷愁が蘇ってくるからです。
香りの思い出って、いいですよね。
お腹がすいてきたので、持ち主のいない(だろう)柿を頂戴して食べる。
たまに渋柿にあたるが、大体普通の柿で、
ほのかな甘さが秋を感じさせてくれますね。
5~6個食べたでしょうか。
食べ過ぎるとお腹を冷やしてしまうんですよね。

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農道のお地蔵さまが道を指し示してくれます。
地元の人達に大切にされている野仏はいいですね。

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1234 14番常楽寺着
門の前にある民宿の看板の群れも四国遍路の風物か。

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アララギ大師
本堂右側の樹周8メートル、高さ10メートルの巨木で、
木の股にお大師さまがおられる。
糖尿病に効果があるとか!あやかりたいいいいい。

そのあとちょっと調べてみました。
イチイの枝葉に含まれる含有アルカロイドのタキシンが、
アドレナリン過血糖に対して血糖降下作用があるそうです。
漢方にもあるようです。
でもアルカロイドは毒なので処方には注意が必要です。

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お寺の裏に駐車場発見!
そうか、裏にこんな広い駐車場があったのか。車遍路の時
表の狭い駐車場しかなくて駐車に難儀したっけ。

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お寺を出てしばらく行くと
「十四番奥ノ院」の看板があるよ。
どうしようかと一瞬迷ったが、行くことにした。
狭い道で少しわかりにくかったが
意外と早く奥ノ院「滋眼寺」にたどり着いた。
十一面観音が安置され、安産祈願に女性が多く訪れるそうです。

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1307 15番札所阿波国分寺着
ここは二重の本堂だけが昔の雰囲気を残しているような、
少し寂しい感じがする。
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七重の塔の礎石あとが往時の隆盛を忍ばせてくれます。
しかし大師堂は木の香りがまだするような新しさです。

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1400 16番札所観音寺着
街の中に忽然と存在している、誰でも気軽に立ち寄る事が
できそうな札所です。近所の人達が羨ましいですね。
ここの納経所では、唯一白衣の襟に光明真言の印を押してもらうことが
できます。わし車遍路の際に押してもらい、ご満悦でした。
お軸とか納経帳を持った車遍路さんたちが沢山納経所に並んでいましたが
多分知らないのでしょうか。
納経所のお婆さんがわしの白衣見て
「あ、その襟の光明真言、うちだけでしか押せないのよ」
と宣伝していましたが、誰も希望していませんでした・・・・

1503 17番札所井戸寺着
予定よりも2時間も早く着いた。
またヒッチハイクがうまくいけば18番、19番も廻れるか・・・
あさましい考えが頭を支配する。
面影の井戸にも自分の顔は映る。日切り地蔵様にお願いしようか・・・
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本堂前に新しい大師像が建立されている。
「雀大師」と名づけられていて、鉢に雀が乗っているよ。
縁起は残念ながら忘れてしまいました。

駐車場でヒッチハイクできそうな夫婦連れに合図したが
気がついてもらえず。
ショボ~ン
まあいいや。明日は明日の予定で行こう!
2kmくらい来た道を戻り、
「国府(こう)」駅から徳島まで戻りました。
この日のお宿は以前使った「はやしや別館」です。
古いところですが別に気になりません。
安いし、風呂が大きいんです。
ここは洗濯ができないのでコインランドリーに出かけて
そのついでに串カツ食べてきました。
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逆打ち1日目

 お四国参り3巡目の経験でしょうか、随分「ゆとり」を感じる道中記楽しく読ませていただきました。
 さっそく親指も立ててみられたようで、親切なお遍路さんとのお出会いなによりでした。
 この調子だと今回の旅はかなり楽しく歩き・乗り継がれることと思います。
\(^o^)/です。
PS)
 寄井中(『より田舎』と誤変換してしまった)。
 41番の山奥に「土居仲」というバス停があり、
 次は<ど田舎>と聞こえるそうです(笑)

No title

まだまだ遍路修行の道は長く、険しいのですが
楽しんでやっていきたいと考えます。
「より田舎」「ど田舎」・・・・
高齢化が加速する四国ではシャレにならない話でしょうかね・・・
すすすいません。
プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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