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安部文殊院参詣

安部文殊院参詣
令和2年3月17日

先週の五色台遍路をしたとき、
民宿で出会った善通寺学僧のO丸さん。
種智院大学三回生で、善通寺の専修学院での修行の仕上げに歩き遍路をしていた。

わしは若い僧侶の方々と宿を共にするのは有難いことで、
日頃から疑問に思っていたことを色々なことを教えて頂きました。

彼は奈良の安部文殊院の御子息だそうです。
そこは奈良大和四寺巡礼(長谷寺、岡寺、室生寺、文殊院)のひとつで、
図らずも最近、西国四十九薬師巡礼で近くの室生寺に参拝していました。
長谷寺と岡寺には西国巡礼で詣でていました。

「ぜひ文殊院へも来てください!」
「は、はははい!」
「私の兄がいまそこにいます」
「ぜぜぜひ!」

このご縁を大切にしたい。
翌週の火曜日、仕事が休みなので近鉄に乗って奈良へGO!
「桜井駅」で降りて駅前の「文殊院行き」バスは・・・1時間後に来る。

1kmと少しなので歩いて行きましょう。

本日天気晴朗なれど風冷たし。

歩くには気持ちがいいよ。
目的地までは緩やかな坂道になっています。
30分くらい歩いて

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文殊院に到着!
こちらは駐車場の入り口見たいやね。
門柱には安部清明の五芒星の晴明紋が見えます。

安倍文殊院(あべもんじゅいん)は、奈良県桜井市にある華厳宗の寺院で、
本尊は文殊菩薩(国宝)
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開基は大化元年(645)安倍倉梯麻呂とされ、日本三文殊に数えられる。
安倍氏の氏寺として、塔頭寺院二十八坊を従え大和十五大寺の一つとして栄えたが、
永禄六年(1563)松永弾正の兵火を受けほとんどが火災で焼失、
寛文五年(1665)に現在の本堂(文殊堂)が再建された。

遣唐使の阿倍仲麻呂や陰陽師として有名な安部清明も、お祀りされている。
また、安倍首相が石燈籠を寄進しているんですって。
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境内の古墳は阿倍仲麻呂のものだと言われています。

華厳宗なのに弘法大師を祀っているので(?)と思ったが、
空海が東大寺の別当になったことがある為、作法や行事に真言宗的に近いそうな。
また、華厳宗では葬式や法事などの仏事は行わないため、
繋がりのある真言宗の僧侶が行うそうな。
ここは華厳宗であって真言宗の寺院のようです。

ふ~~~ん、な事も多いが、
拝観料を払って本堂へ。
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納経所で、
「あ、あの~、ここにO丸様というお方はおみえでしょうか?」
「はい、いますよ。いま作業中なので呼んできます」
「ありがとうございます!」
「それまで本堂でお参りしていてください」

靴を脱いで本堂に上がれば国宝のご本尊文殊菩薩さまがおられる。
五体投地礼で丁寧に心を込めてお勤めさせていただく。
最近いささかコツを掴んできたので、五体投地の際に膝が痛くないよ。

お勤めを終えたら若い僧侶の方がみえました。
「あの、O丸さまのお兄様ですか?」
「はい?」
「じじ実は先週香川県のお遍路宿で御舎弟さまとご一緒しました」
「・・・?・・・えっ、そうですか!」
「立派な学僧さまで、いろいろ教えていただけました」
「そうなんですか」

善通寺の専修学院の修行は厳しく、何人もいた同級生は皆脱落して
彼だけが残ってやり通したそうです。
なああるほど、さもありなん。
彼の柔道で潰れた耳を見て、強い意志の持ち主だと思っていました。

お兄様もこのようなご縁で、
文殊院を尋ねてきた人(遍路)には初めてだそうで
感慨深いと言われていました。

他の参詣者も本堂内に来られたので、
案内と解説をしていただく事にしました。
文殊院と阿部氏の関係、御本尊様の由緒などを滑舌よく語ってくれます・・・が
なんか高座で語ってくれているような感じです。
オチのない落語を聴いているような・・・・
あとで聞いてみたら落語もされているそうです。

もひとつ気になったこと。
彼のお話を聴いているとき、御本尊さまに灯されている灯明の炎が片方だけ
ゆらゆら燃え始めたこと。
ご本尊さまとのチャンネルが開いたのでしょうか。

この現象については、四国遍路の際に導師様とか眷属様に実際に
この現象が起きていること見させてもらったことがあります。

なにはともあれ、有難いことであります。

このあと、個人的に話を少々させて頂きました。
僧侶と修行、位階について。
「わしはよく僧侶になれ、といわれるのですが正座ができないので、ならないのです」
「私も正座は苦手ですね」
「わしは1時間と持たないのです」
「それは私も同じです。ただ、我慢しようとおもわず、あきらめることです」
「えっ?・・・・・」
「我慢しようと思うと辛いので、あきらめてしまうと、せいせいするのです」
「・・・うう~む・・・放下著ですか」
「まあ、そうですね」

「何事も極端にすぎると辛くなります」
「そうですね」
「ですから、中道がいいんですが、いちばん難しい」
「わしは四国遍路しているときだけは十善戒をまもろうとしています」
「ははは、それでいのです」

「出家僧と在家の間にいるのが中道かもしれません」
「たしかに、先達は僧と遍路の間に立っている存在ですもんね」
「遍路修行をきちんと積まれれば、また道が見えてくるでしょう」
「そうありたいものです。ありがとうございます」
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納経所にはICカードの読み取り機があります。
「こここれは、もしかしてカード決済機ですか?」
「そうです。もともとお寺というのは、最先端でなくてはならないのです」
「なるほど。いつのまにか形骸化してしまっていたのですね」

彼は自分の息子のような年齢ですが、
きちんと修行を積まれた僧侶の方と話すのは勉強になりました。


放下著(ほうげじゃく):臨済宗の教えで、「放下」とは投げ捨てる、の意味で、
煩悩妄想はいうに及ばず、仏や悟りまでも捨て去る、すべての執着をもたず、一切をさっぱりと
棄て去ること。全くの無一物に徹することは至難の業であります。



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このあとお抹茶と落雁をいただきました。

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次に弁天堂があり、そこで「魔除けおさめ札」7枚つづりをいただき、
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「○○がありませんように」と唱えながらお堂の周りを7回廻ります。
自分にとって、(何がありませんように)かな・・・

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少し寒いながらもよいお天気で
気持ちのいい参拝が出来ました。
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帰り道にはわしの好きな古墳で締めくくりましたがな。
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今日のこのご縁は、とても有難いものでありました。
これぞ、お大師様の繋いでくださったご縁でありましょうか。

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おきらく遍路修行の旅 13巡目 76番金倉寺~83番根香寺

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13巡目も大詰めを迎えていますが、穴埋め遍路っぽくなっています。
ですからいよいよ結願、という気持ちが起きないかもです。

土日が仕事なので水木と休みです。


3月11日(水)

始発の新幹線で新大阪~岡山~坂出と移動します。
岡山からは、やはり学生の姿はなく、車内はサラリーマン達のみです。

「坂出駅前バス停」で、五色台方面のバスに乗ります。
0840発の玉越方面行きに乗る事だけ考えていましたが、
0820に「玉越行き」と表示されたバスが突然目の前に来ました。
2~3秒躊躇しましたが運転手さんに

「た、高屋に行きますか?」
「行きますよ」

慌ててバスの車内に。
予定どおり「高屋バス停」で降りる。360円ですが、
去年より値上げしているような気がします。
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五色台を望みながらスカイラインを歩く。
朝の空気は寒いが、登り道なので汗ばむ身体に冷たい空気が心地よい。
緩やかな道を登っていくと、眺望絶佳
遥かに瀬戸大橋の橋梁が見えます。
眼下の谷間には溜池を囲んで田園が広がる。
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鶯の声は聞こえないが、名も知らぬ鳥のさえずり
開きかけた桜の蕾、足元には水仙が群がって咲き誇っています。

ああ、この法楽

やがて白峯御陵への参道入口に来ます。
誰もいない。
緩やかな勾配の道を登っていきます。
まだ冬の気配を纏っている参道には草も生えていない。
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国分寺裏から真っ直ぐに登る遍路道の急勾配には泣かされるんですが
こっちの道は疲れない。
むしろ浮き浮きした気持ちになれます。

鼻歌歌いながら登ると、あっというまに白峯御陵に着きました。
ここの玉砂利に足を踏み入れると、いつも烏の鳴き声一声が聞こえます。
毎回毎回そうなので、眷属様のお出迎えなのかしらん。

御陵近くまで行くのは恐れ多いので、階段前で遥拝のみ。

梅雨時に来ると紫陽花が綺麗な参道を進み、
白峯寺へ着きました。

この札所も心地よい気が満ちているような気がします。
散々山を登ってきたのに本堂への階段が苦ではない。

なぜか?
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ご本尊の千手観音様の御利益でしょうか。
わしは子年なので、守り本尊さまなのです。今年は還暦で厄年なんです。
千手観音さんに助けていただいております。
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白峯寺から五色台の上を走る遍路道を根香寺へ歩くんですが
最初はいつもじめじめして滑りやすい。
この道は雰囲気が暗い、と言われる方もいますが
わしは陸上自衛隊演習場を過ぎたあたりからの道は気持ちよくて好きです。
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一瞬演習場からスカイラインへ出てみようかと考えましたが
やはり山道を歩きました。山道の気持ちよさが勝った。

最近雨が降ったのでしょうか、積もった落ち葉がぬかるんで
靴が盛大に汚れてしまいました。
やはりこういった事があるのでハイキングシューズよりも
トレッキングシューズが最適ですね。
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五色台山上の真ん中あたりに茶店があります。
いつもこの辺でお昼時になるので今日も寄っていこうかね。

・・・カツ丼
・・・・・を食べました。

さて、次に進もう。
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坂を下って遍路小屋にあるお接待のハーブティーで喉を潤し、
根香寺の駐車場が見えてきました。
駐車場には大型バスが2台

春はお遍路さんのシーズンやねえ。
ツアー客には本堂への階段はさぞ辛かろうて。
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いま12時半です。
結構早く進んでいる気がします。
ギリギリの予定で行動すると心の余裕がなくなるんで
余裕を持って行動できるようにしているつもりですが、
時々起きるアクシデントにも慌てず対処できるように修行を積みたいです。
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1時間ほど歩いて「一本松」から下界に降ります。
ここの擬似木材で固められた降り道は膝泣かせですねええええ
段差が急すぎるし、歩幅に合っていない。
長いダブルストックが必要ですね。
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道脇のあちこちに石が積み重ねられています。
ケルンのつもりなんでしょうか?
ここはハイキングコースなので、最初に誰かが作ると、後の人も
作るのでしょうか?

ふと後ろから人の気配がする。
脇に寄ったら、クロスカントリー風のランナーが駆け下りてきます。
こんな急な道を走って降りる?
わしにはとてもできん。膝が壊れてしまうよ。
彼は天狗様なんでしょうか。

下界に降りてきたら少し気温が高く、温かく感じます。
国分寺への曲がり道で、賑やかな3人連れ遍路さんがやって来ました。
2人は尼僧さん?深編笠を被っておられます。
ひとりは若い男性で、尼僧さんから盛んに世話を焼かれています。

いま3時過ぎ、これから五色台に登るとすると、どこに泊まるのかな?
禅喝破道場?
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国分寺に到着、ゆったりと参拝できました。
ダンタイサンも二組・・・根香寺にいたバスかな??

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ここのご本尊さまは霊験あらたかな千手観音さまで、
以前地元の方から癌平癒のお話を聞かせて頂きました。

残念ながらわしには何も感じられません。

大師堂も、とても霊気が強いお大師さまがおられるのですが
わしには何も見えないし、感じない。
しかし、結縁の綱があるので握って御宝号を唱えたら、
お大師さまとの御縁をいただけました!

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛
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さて今日のお宿は
国分寺門前の「えびす屋」で、ほぼ定宿です。
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新型コロナとやらの影響で宿泊客のキャンセルが相次いでいるのですが
歩き遍路さんにはそういったのはいないと思います。

今日はわしと3名の若いお坊さんだそうです。
ん?
さっきすれ違ったのも3人のお坊さん??
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夕食のときにやって来た彼らに
「あの~、もももしかして、五色台登り口ですれ違いませんでした?」
「ああ、あのときの人ですか」
「えっ?もう降りてきたのですか?」
「サポート車が白峯寺まで来ていて、そこから国分寺まで降りてきたのです」
「ああ~、なるほど」

2人の指導の尼僧様は善通寺の方で、男性は種智院大学3回生で高野山専修学院の学僧さまで
卒業前のお遍路修行に来ているそうです。
どうりで若いわけだああああああ。
それにしても専修学院で1年間の修行をされてきたんですね。すごい。

有難いことに僧侶の方々と食事を共にすることができ、
この機会に疑問に思っていたことを色々教えていただきました。
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尼様は紺の作務衣を着て歩いておられたので、作務衣とお遍路装束について訪ねてみたら
やはり、拘っておられないようです。

「作務衣は作業服なのでお遍路装束ではない!」

と偉い優婆塞(うばそく)が声高に議論していたんですが、
修行を積んだ阿闍梨様は、そんなに拘っておられません。

どの方に聞いても作務衣を着てお遍路することには拘りはありません。
その上に白衣を着ればなおよし、くらいです。

信仰上の疑問点は、きちんと修行を積んだ僧侶の方に聞くのが一番です。
在家の優婆塞や、出家だけした沙弥(しゃみ)の言う事は、あてになりません。

更に興味深かったことは、
本来理趣教は、きちんと修行した者に師僧から伝えられるのですが
現代はネットや訳本の氾濫で修行をしていないものまで理趣教に触れる機会が溢れている。
これもある意味危険なことでしょうね。




優婆塞:男性在家信者、女性は優婆夷(うばい) 
     出家修行者は、在家信者の生活習慣などについて、聞かれれば懇切に教えますが、
     積極的にあれこれ制限・指導することはありません。

沙 弥:僧に属してはいるが、具足戒をまだ授けられず、僧伽の正式な構成員となっていない。
     男性であれば沙弥、女性であれば沙弥尼と呼ばれる。
     また、修行の足りない僧として沙弥、あるいは愚僧と自称する。




若い学僧の耳は潰れていた。
「失礼ながら柔道、レスリング、ラグビーをされていましたか?」
「わかりますか?中高と柔道をやっていました」
彼の耳をみれば、どれだけ一生懸命柔道と向き合っていたかがわかる。
わしは潰れた耳の人を見るのが好きだ。
娘の婿殿もレスリングで潰れた耳をしている。だから婿殿が好きです。

彼は奈良県の有名な寺院の御子息だそうな。
今度訪ねてみよう。



3月12日(木)
6時30分に朝食をいただき、45分にお宿を出発する。
お坊様たちはサポート車が迎えにきて白峯寺から始めるそうです。
道中ご安全に・・・
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「国分駅」~「八十場駅」と移動して天皇寺に行く。
7時を少し回った時間なので境内には誰にもいないよ。
昨日よりも寒い気がする。
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「八十場駅」まで戻って、そこから「金倉寺駅」まで列車移動する。
今日はここから金倉寺~道隆寺~郷照寺まで行く計画です。

金倉寺門前のうどん屋さん・・・は
まだ開いていない。そりゃ~そうやね。

朝早いがダンタイサンが二組境内にやってきました。
納経所はさぞかし混むでしょう・・・でも気にしません。
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ここは天台宗の札所なんですね。
大師堂には弘法大師、智証大師、縁行者さまたちがおられます。

更に更に
訶梨帝母尊堂への参拝は欠かせません。
娘と孫娘たちが大変お世話になっています。
おかるてんさんのお香を身体になすりつけ、
ザクロはないのでザクロジュースをお供えして皆の無事のお礼を言上しました。
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お下がりのザクロジュースを有難くいただいてから納経所に行くと、
まだまだダンタイサンの納経帳がフルヘッヘンドでしたが
個人の受付もしていただきました。

本堂ではダンタイサン達が大きな数珠玉をバチバチバチバチいわせています。
先達さんが
「あまり一人がずっと鳴らしていないように、あとの人が待っていますよ!」
しかして鳴らす御刀自様は何処吹く風、延々と鳴らしています。
やれやれ。
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国道をはさんだ向かい側にあるうどんやさんは・・・
やはりまだ開いていない。

田園地帯、住宅地を足元も軽く歩くと
道隆寺手前の民家の前に来ました。

殊更に錫杖をジャラジャラ鳴らしながらゆっくりゆっくり歩く



玄関には人の気配はない。
あきらめて通り過ぎようとしたら、近所の人がわしを見つけて
「○○さぁ~ん、お遍路さんですよ!」
とわざわざ家の奥に行ってお母さんを呼んでくれました。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

今日もお地蔵さまを頂く事ができました。
歩き遍路しか貰えない手作り地蔵さまです。
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道隆寺門前にも大型バスが・・・・
しかし納経所混雑のピークは過ぎています。やれやれ。
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ここから「多度津駅」まで歩き、列車で「宇多津駅」に移動する。
駅のパン屋さんで甘いパンやらカレーパンを買って
ホームでの待ち時間に昼食を摂る。

「宇多津駅」で降りて郷照寺に歩く途中の有名うどん屋は列が出来ています。
お昼近くなんで仕方がないでしょうね。

郷照寺に着いたら、先達同期のK村さんからメールが来ました。
「いま五色台です!」
彼も今日は休みなんですね。
こっちに来るそうで、郷照寺でお勤めをしていたら、
K村さんがやってきました。ほんと、御縁がよく繋がります。
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わしはここで予定終了、「宇多津駅」から引き上げる予定です。
その前に一緒に昼食でも、というんですが生憎いま正午

どこも一杯やろうなあああああ、と思いきや
例の有名店前の駐車場が一台分空いていますよ!
それに行列が途切れています。
ダッシュで店内に入れば、2人分の座るところがあった!

ぶっかけ天麩羅うどんをいただきました。
麺が太くてシコシコしておいしい。
時節柄、子供連れの人が多いような気がします。
店を出ると、また列ができていました。

パンとうどんで腹が満ちて、さて帰ろうかね。
「宇多津駅」まで送ってもらい、サンポートリレー号とマリンライナーを
乗り継ぎ、ひかり号で新大阪に帰ってきました。
今回も無事終わりました。

次回は翌週に焼山寺登りです。なぜいま?
それは、春になる前に柳水庵東屋にスズメバチトラプを仕掛けるためです。
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おきらく遍路修行の旅 13巡目 65番三角寺~67番大興寺 令和2年3月7・8日

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半年で一周する遍路予定計画は、昨年余分に多く廻った影響で、
2か月ほど前倒しで進んでいます。
ここに至ってはガツガツと廻らず、余裕をもってお遍路をするように心掛けることにします。
しかし、そうはいっても従来どおりガツガツとやってしまうのかなあ。

3月7日(金)
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新大阪始発の新幹線に乗って岡山駅に着くと、
四国方面のホームに夜行列車が居座っていて「遅延」の文字が電光掲示板に見える。

おや?またしても四国行きが遅れているのかなあ?
通勤通学の足である「快速マリンライナー」の発車ホームが変更されている。
いかん、「特急しおかぜ1号」も遅延するのか?
不安を抱えたわしは、とりあえず発車するマリンライナーに乗り込んだ。
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車内はいつもは通勤通学客でごったがえしているのに、座席に座れるよ。
なぜか?
それは学生がいないから。
新型コロナウイルスの影響で軒並み休校になっているせいです。
卒業式も無観客状態で実施されるし、入学式の開催も危ぶまれています。

それはさておき、
このままマリンライナーで「坂出駅」まで行って松山方面行に乗り換えるか悩んでいたら
車内乗り換え案内で、
「松山方面に行きたい人は『児島駅』で特急しおかぜに乗り換えです!」
とアナウンスがあった。
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おおっ遅延はないようだ。
「児島駅」で降りてしばらく待ち、やってきた「特急しおかぜ1号」に乗り
瀬戸内海を渡り、無事に「観音寺駅」に着きました。
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駅前の「観音寺市コミュニティバス停」から0852発の五郷高室線マイクロバスに乗る。
あらかじめ運転手さんにお遍路さんということを告げておくと
「谷上教育センター」手前の遍路道で降ろしてくれます。

ここから雲辺寺ロープウエイ駅まで約4kmの山道を歩いて登る。
のどかな山の集落を歩いていくと、
もう春なのかなあ?鶯の声も聞こえてきます。
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しかし気温が冷たい。手がかじかんでくる。
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寒いながらも登り路だと身体が温まってきて、さらにうっすらと汗ばんできます。
汗で濡れた服のまま雲辺寺山頂にいくと汗が冷えて寒いやろうなあああああ。
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ロープウエイに乗ったら、目の前に座っている女性から声がかかった。
「歩き遍路ですか?」
「あ、はあ」
「もう何周も廻っているんですよね?」
「あ、はあ・・いささか」

輪袈裟の「権中先達」の印を見たら少なくとも6周は廻っているのが分かるはず。。。

皆が分るという訳ではない。

始めたばかりのお遍路さんはよほど勉強していなければ
「先達」の存在とか、何周廻ると資格を得るのか、
そんなことは知ったこっちゃない。

現に昨年弥谷寺で、お遍路ビギナーのおじさんから
「もう般若心経覚えたか?」なんて言われました。

知らぬとは恐ろしいことで
彼らもお遍路の経験を積んだら初心の頃の失礼と思われる発言について気づくでしょうね。

ついでだから、歩き遍路の印である赤バッチについても気づく人はほとんどいない。
ツアー、車遍路さんは当然赤バッチについて知らない。
50周100周廻っても知らないだろう。
「そんなこと知っているけど」
とむきになって言う人もたまにはいるでしょうね。

また、アドベンチャー歩き遍路のおじさんたちは一周廻ってそれでおしまいなので
赤バッチをもらってもそれで四国には来ないし、
更に歩きを何回もする人は少ない。

ですからごくまれに「あ、赤バッチの先達さんですね」といわれると嬉しい。

まあ、歩きでも車でもツアーでも、
どれが偉くて偉くないかを論ずるのはナンセンスです。
大切なのは、いかに真摯にお遍路に向き合うか、です。

顔つき、姿かたちが違って見えます。
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閑話休題


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やはり雲辺寺境内の日陰になる部分は白い。
気温0℃ですって!
おお、寒い寒い。
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本堂の扉も閉まっています。石造りの千手観音様を拝めないのは残念至極であります。

下界に降りてきたら、少しは暖かいですね。
ここから67番大興寺まで約10km、歩いて降ります。
昼食の時間を省略するため、乾パンをポケットに入れて齧りながら歩く。
時々喉が詰まるので水が必要です。
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住宅街の道路をひたすら歩くのはつまらないですねええええええ。
こんな時は携帯ラジオがお供です。
電波の伝搬状況とかで聴くことのできる局は限られますが、
それでも思いがけず興味深い番組で出会えるので楽しい。
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いい加減疲れてきたころに67番大興寺に着く。
駐車場には大型バスが到着し、大きなカバンを抱えた人が小走りに駆けていく。

さてさて、混雑を避けて大師堂からお勤めをしようかね。
本堂のお勤めも済んだころ、もう一組ダンタイサンがやってきました。
その様子を境内のベンチに腰掛けて眺める。
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なぜ眺めていたか?

それは時間が余ってしまったから・・・・
計画ではここから500m離れた「大興寺口バス停」からコミュニテイバスに乗って「豊浜駅」
まで行く予定なんですが、まだ2時間余りある。
時間がないよりもあったほうがいい。

さてどうしようかな?
じゃあ少し歩くか!
先へ先へ、バス停を眺めながら国道を歩くが、コミュニテイバスは住民の多い路線を走るために
時々路線が脇道にそれてしまう。
(あれ?バス停がなくなった・・・)
時々心配になってスマホの地図アプリとにらめっこしながら歩く。

足が疲れてきた。
バス停を国道上に再び発見してひと安心

もうこの辺でバスを待つか・・・あと30分
バス停わきにしゃがんでぼ~っとしていたら、
向かいのお店の人から有難いお接待をいただきました。
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南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

時刻どおりやってきたバスに乗ってJR「豊浜駅」に行き
そこから「伊予三島」まで移動する。

今夜のお宿は伊予三島の民宿「大成」です。
ここは3部屋しかないのですが、女将さんと料理がとてもいいところです。
わしは、なるべくここに泊まれるように予定を組んでいるのです。

今夜の宿泊は、歩きのわしともう一人、素泊まりの車遍路さんです。
しかし、夕食の時間になっても、歩き遍路さんは来ません。
せっかく用意した食事が無駄になってしまいました。
人に迷惑をかけては遍路の意味がありません。
また、社会人としても常識外れの所業であります。
予約をすっぽかす人は満願してもご利益はない、と断言します。

今日は真面目に歩いたので美味しい夕食と僅かの麦泡般若湯を頂いたら
猛烈に眠くなってきて、8時前に寝てしまいました。
途中おしっこに一度起きたのみで翌朝5時まで眠りこけ・・・・



3月8日(土)

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6時半に朝食を頂きました。
車遍路さんは既に出発したようであります。

ここの卵焼きが美味しいんですよ!

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また次回の宿泊を約して、
お宿向かいの「三島口バス停」0747発のバスに乗って
「三角寺口」バス停で降りる。
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ここから山道を歩いて1時間です。
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山里に咲く梅の花の香りを楽しみつつ、
心地よい冷気の中を歩いて登ると汗ばんできます。
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さて帰りのバスは1252なので、3時間ほどある。
三角寺でゆっくりゆっくり過ごそうかね。
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ここの弁天様はとても強い力、と聞きますが
凡人のわしには何も感じられない。悲しきかな、悲しきかな。

日陰だと寒いので、日の当たる大師堂脇の濡れ縁に座り込み、
じっとしていると眠気がやってきてうつらうつら・・・・
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なんとも心地よい時間を過ごすことができました。

あとは予定どおり「寺山口バス停」まで降りて「伊予三島駅」へ行き、
列車に乗って岡山~新大阪と無事に帰ってきました。
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いつもは外国人観光客でごった返す新大阪駅も、土曜日というのに閑散としていました。
この状況はいつまで続くのでしょうか?

次回は五色台、善通寺市内遍路です。
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プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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