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おきらく遍路旅通算12巡目 79番天皇寺~83番根香寺 令和元年6月26日(水)

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6月29日、30日の土日は仕事なので
26日(水)、27日(木)が休みになった。
お遍路に行くしかない!平日お遍路はゆっくりと旅ができる。

しかし

G20が大坂で開催される影響で、
大阪市内発着のバスが軒並み運行しないそうな。
ああ、バスではいけないなあ。
では列車でいける一番近いところ・・・
そう、多度津近辺ですね。

五色台山登りは日帰りコースで何度か行っている。
82白峯寺~83根香寺~81国分寺~79天皇寺と廻って
三豊のKさんの善根宿にお世話になろう。
翌日は三豊から71番~78番をやろうか。



6月26日(水)
早起きして阪急の始発に乗り、梅田から新大阪に行く。
まだこの時点では警備体制は厳重ではないような気がする。
岡山から高松への「快速マリンライナー」は通学通勤時間帯で混むので
自由席ではなく指定席を買い、快適な列車旅を楽しむ。
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瀬戸内海を渡り、いざ四国に。

「坂出駅」で降り、駅前バス停で、ことさんバスの王越線に乗り、
「高屋(たかや)バス停」まで行く。
運賃は・・・去年は250円だったはずが350円になってますよ。
バスもひと回り小型になっている。
ローカルバスは栄枯盛衰が激しいね。
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「高屋バス停」から五色台へのスカイランを登り、
途中から崇徳御陵への参拝道を登る。この道好きなんですよねええええ。
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入り口の鳥居をくぐると紫陽花が咲き誇っています。
一株だけ真っ赤に色づいていますよ。
なぜかな?

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ゆるく続く階段道は脚への負担も少ないし
なによりも御陵へと続く道だけあって清浄な空気に満ちているような気がする。
足元に生えてる三つ葉の若葉をつまんで口に含みながら
いい気分で登る。

白峯寺に着いたら住職が境内の木の手入れをされていて、

「歩きですか。お疲れさまです」
「ありがとうございます。ところで今年は紫陽花の花はいまいちですね」
「わかりますか」
「はい。雨が少ないせいでしょうか・・・」
「そうなんですよ。色も大きさもよくないですね」
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「この先山道では猪に気をつけてください」
「あ、はははい。錫杖の音で逃げていかないでしょうか」
「ウリボウには通用しないかもしれません」
「あ、はははい。気をつけていきます」


山門を出たところに「韋駄天」の新しい看板がある。
看板の先にあったのは・・・
おお、これか。
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前から気になっていました。
門の右側におられた小さな像は韋駄天様やったんやね。

白峯寺から五色台の尾根を進むこの道
いつも湿っていて足元が悪いのですが、今日はそうでもない。
木立は下界よりは気温も低く、湿った風も気持ちがいい。

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ゆるやかなアップダウンの山道を歩くのは気持ちがいい。
いい気分のまま車道に出ると
その先にある茶店
お昼前なのでここでいつもの食事を、と思い

「ごめんください」
「ごめんくださぁ~い!!」
「ごめんくださ~い・・・」

返事がないよ。

仕方がない。このまま前に進もう。

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根香寺の紫陽花も、やはりいつものような鮮やかさはないなあ。
人の居ない境内で独りお勤めをする。

この時点で当初の計画よりも1時間早い。
おお、これならば余裕を持って行動できるなあ。

もと来た道を引き返し、さきほどの茶店を覗いたら
おばさんが店先にいたので、食事はやめておいて
アイスキャンデーを買うに留めました。
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余裕を持って・・・と先ほど考えたのですが、
少しでも先に進みたいという気持ちが優先されてしまいました。
これはわしの性格なんでしょうね。

五色台を降りる道は、車道を「一本松」まで進み
急な階段道を下って讃岐国分寺まで行く。
ああ、膝が笑う。
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標高が下がるに従い、気温も高くなってきました。
それに正午を廻っています。暑いのも仕方がないかね。
汗が滝のように流れ、喉が渇いてくるので自販機が目に付くと
飲み物を求めてしまいます。

このあたりは食べ物を売っている店が少ないなあ。
昼食はどうしようか・・・
お腹がすいてしかたない、ということはないので
このまま進もう。
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「国分駅」から「八十場駅」まで列車で移動して
天皇寺まで行く。
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そういえば八十場のトコロテンを食べたのは過去1回しかない。
食べたいなあ、と思うが無理しても食べたくはない。
なぜって、次の列車の時間が気になるから・・・

今日のお宿は、三豊市で善根宿をしているKさんの「紫雲庵」
「詫間駅」まで迎えに来てくれるので
列車には遅れたくないのです。

「八十場駅」~「詫間駅」に行く。
ホームの椅子で待つことしばし、あと1分で観音寺行きが来るとき
向かい側のホームのベンチに忘れ物を発見!
あれは天皇寺で一緒だった若者が持っていた「善楽寺」の文字が入った袋
あっと思っても、どうしようかと考えていたら列車が来た。
もはやどうしようもない。
あの袋の中には納経帳は入っていないだろうなあ、と念じつつ列車に乗る。

列車内は通学の高校生でいっぱいです。
若い連中は賑やかだろうなあと思いましたが
皆眠りこけていて、いたって静かですがな。

空模様があやしくなってきて
「詫間駅」に降りたときは雨が降り始めてきました。
改札をくぐるとKさんが迎えに来てくれていて
スマホを向けられ、ポーズ。
迎えの車に荷物を載せて、もうひとりの宿泊者を迎えに
弥谷寺ふもとの温泉駐車場に行きます。

彼は無銭歩き遍路のハンドパン奏者で、
乞われて演奏をしながら善根宿などを巡っているそうです。
修行僧のような雰囲気を持っていますね。

Kさんは善根宿「紫雲庵」をしている有名人で
外国人の歩き遍路さんを多数お世話しています。
年金生活者ながら、悠々と人生を送っておられます。


いま、老後の資金が2000万足りない・・・と世間では
騒がしく、果たして善根宿が成り立つのか?
と心配症のわしは気を揉んでしまいますが、
Kさんは実に楽しそうにお遍路さんのお世話をしています。
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食事のあとにはハンドパンの演奏を聴かせていただきました。
アジア風の旋律は癒しの音階ですね。心に気持ちよく響く。

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それからはお酒を頂きながら
様々な話で盛り上がり、気がつくと21時前になりました。
お遍路は早寝早起きが基本なので
話は尽きないがお開きとしました。

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寝る前にスマホで明日の天気予報を調べたら
なんと熱帯低気圧が台風に変化するらしい。
そして四国地方は大雨・・・
この時点で明日は引き上げよう!と決心しました。

少しあけた窓の外からは雨の音がする。


6月27日(木)
雨が断続的に降っています。
やはり今日は帰ろう。
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朝食をいただき、7時にお宿を出て「詫間駅」まで送ってもらう。
Kさんはこれから近くの「妙見宮」に行くそうです。
弘法大師が求聞持法をされたところだそうで、洞窟「胎内めぐり」もあるそうで
誘われて心がグラグラッと動きましたが
帰ると決めたら帰るしかない!
それに台風の影響で列車が運休になったら帰れないしね。

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「詫間駅」~「多度津駅」~「岡山駅」
新幹線で「新大阪駅」まで帰ってきました。

さて

G20の厳戒態勢
怪しげな荷物を抱えたお遍路さん、職務質問はあるか?
ボディーチェックはあるか?
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もしもそれを受けたらブログのネタになるなあ?
と期待半分で新大阪駅や梅田駅構内を動いたが
何もなし・・・
確かに警官の姿は多く見られましたが、
警備の警官にオバサンが道を尋ねていましたよ・・・。

無事帰りつきました。
当初の予定はこなせなかったんですが、まあいいか。
お四国は逃げません。

翌月の7月6日はプチ先達同期会、
よく7日は太龍寺参道お掃除イベントです。
興味のある方はご連絡ください。
2太龍寺清掃


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おきらく遍路旅(通算12周目) 13番大日寺~23番薬王寺 令和元年6月15・16日

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前回、お接待で12番焼山寺まで行くことができたので
予定を組み替えて
初日は18~19~23~22
翌日は17~13
の計画で列車移動も入れた行動にしました。

しかしですな、活発な前線の移動により大雨の予報が出ています。
台風のときも雪のときも歩いてきたんで
このくらいの雨は大丈夫です。
靴に防水スプレーをしこたま吹きかけて、準備はよし。

金曜の晩に徳島に移動し
お宿は「はやし別館」
ここは少し古いが手入れが行き届いていて
気持ちよく泊まることができる宿です。


6月15日(土)
0544の海部行き始発列車に乗る。
その前に駅前の外食チェーンで腹ごしらえ。
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夏至が近いので夜は明けている。
まだ雨は降っていないが、空気が少し重いかな?

「徳島駅」を出て、
「地蔵橋駅」で降りて弁天山に行こうかなと
考えたのですが、雨も降り始めて
あまり乗り気にならなくてやめました。

いつもの「南小松島駅」で降りて歩き始める。
田園地帯を歩いて行くと、田植えの済んだ田の中に
ピンクの物体がある。
ああ、これが今問題になっているジャンボタニシの卵かあ。
稲の苗を食べてしまうのが問題になっていますが、
もともと食用のために台湾から持ち込んだのが大繁殖したそうで
人間の勝手な都合で悪者にされたりする。


この季節、目を楽しませてくれるのはアジサイの花です。
わし、個人的にはガクアジサイが好きですね。
雨露に濡れたアジサイの花の写真を撮りたいのですが
ポンチョを着た状態ではスマホを引っ張り出して撮るのは
結構面倒だし、濡れてしまうのでなかなか撮れない。
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小雨になったときにいいアングルに出会えたとき
なんとか写真を撮ることができます。
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18番恩山寺から牛舎を抜けて弦巻坂の竹林は絶好の
撮影ポイントなんですが、雨で撮影する気力なし・・・。

道の脇に生えているビワの木には実がたわわになっています。
栽培されたものではないので実は小さく果肉も少ないのですが
味はまさしくビワです。
もいでは食べ、もいでは食べ
口の中はビワの甘い味で一杯になり、心も満たされる。

前回、マーチの歩調で歩いたらグングン進む事ができたので
今日もマーチで進む。
しかしレパートリーが少ないので
「抜刀隊」と「軍艦マーチ」の
ヘビーローテーションになってしまう。

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白鷺橋の手前で小糠雨になってきました。
おお、竜神様ありがとうございます。

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立江寺門前で
「雨の中大変ですねえ」
「いえいえ、参詣の時には雨があがるのです。竜神様のお陰で!」
「まあ、どこにおられるのですか?」
「う~~ん、このあたりかな?」
「すばらしいですねえ!」

合掌

「立江駅」に着いて切符を買おうかな・・・
あれ?券売機がない。
踏み切り警報機の音が聞こえてきて阿南行きの列車が来たので慌てて乗り込む。
車掌が車内にいたので「日和佐駅」までの切符を買いました。
「阿南で待ち合わせが1時間以上ありますよ」
「大丈夫です」
ダイヤ改正で、列車の本数が少なくなっているようです・・・
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何もない駅のホームで時間を潰すのも旅の醍醐味です。
文庫本を読んだりスマホをいじったり、ボ~ッとしたりして過ごす。

やってきた海部行きに乗り、
「日和佐駅」に着いたら、雨があがって青空さえ見えています。

おおっ


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それに今日はお大師様の誕生日
薬王寺では誕生日の法要も行われています。
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この晴れ間は
お大師様と竜神様のご利益か!

南無大師遍照金剛

南無八大竜王


次の列車まで1時間くらいあるので
いつもの門前のセルフうどん屋さんに行く。
ここでは自分で麺をゆがくのです。
うどんの大とかき揚げ、アジフライ、卵の天麩羅を食べて540円
安いですね~。

駅前の道の駅には足湯もあるのですが
靴も靴下も雨で濡れているので、脱ぐのが面倒なのでやめにしました。

「日和佐駅」で切符を買おうとしたら、券売機がなくなっているよ・・・
小銭を確認して列車に乗り
「日和佐駅」から「新野駅」に移動
雨脚が強くなってきました。

ああ、竜神様

一緒に降りたお遍路らしいお爺さんが、あさっての方向に行くので
「そっちじゃないですよ!」
「ニホンゴワカリマセン」
あり?日本人じゃないのね。
「Where are you from?」
「タイワン」
ああ、そうなんですね。

先導して歩く。
かなり雨脚が激しくなってきて、靴の中にも浸透してくる。
ああ、防水スプレーが全然効いていないよ。
台湾のおじいさんは傘をさしている。濡れるやろうなああああ。

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靴をグジュグジュ鳴らしながら山門をくぐって
本堂への石段をあがると、
やはりここでも法要がおこなわれている。

南無大師遍照金剛一万遍読誦会

だそうです。
本当は上がって混ぜていただきたいのですが
上から下までずぶ濡れのわしは、本堂の軒下で
南無大師遍照金剛の唱和に混ぜていただく。

濡れたまま御朱印をいただき、
「新野駅」まで戻る。
途中ゴロゴロと雷鳴が聞こえてくるねええええええ
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「新野駅」構内で気づいてのですが、
トイレが閉鎖されています。管理が大変だったからかな?
それから・・・ここも券売機がなくなっています。
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今日は17番井戸寺門前の民宿に泊まる予定なので
「新野駅」~「徳島駅」~「府中駅」と移動するのですが
「徳島駅」で乗換えがある。
整理券での乗換え、面倒くさいなあ。

「徳島駅」で一旦降りよう。
精算所の前には長蛇の列です。
ローカル駅で券売機を廃止した影響なんでしょうね。

改めて「徳島駅」~「府中駅」の切符を買って
阿波池田行きに乗り「府中駅」で降りる。

雨があがっていますよ。
いい気分で歩き、17番井戸寺に到着
いま17時過ぎなので納経所は閉まっています。

閉まっている本堂大師堂に到着の挨拶のみして
門前のお宿「おんやど松本屋」に行く。
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今夜はわし独りなので夕食がないそうな。
濡れた靴を脱ぐのが面倒くさいので、荷物を預かってもらい
近くの食堂に行く。

先達同期のK村さんから教えてもらったとんかつ屋か、焼肉屋か・・・
そういえば焼肉ってここ数年食べていないなあ。
では焼肉を食べよう!
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90分食べ放題なんですが、やっぱり若いときほど食べられないなあ。
それにご飯を食べ過ぎた。
結局40分くらいでギブアップしました。
ああ、お腹が苦しい。

ヨロヨロとお宿に戻り、靴下を脱いだら足がふやけて白くなっていました。
小指の爪が剥がれそうになっていますが、痛くもないよ。

洗濯はお接待でしてくださるので
お風呂にゆっくりと浸かり、
延べてある布団に横たわったら疲れで眠りこけてしまいました。



6月16日(日)
窓の外が白々と明けてきて目が覚めました。
ああ~よく眠れました。
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窓の外は青空が見えています。
いい気分で日課の立禅をする。
朝食は6時、独りで食堂に座ると、目の前の景色は素晴らしい。
宿坊に泊まっているようやね。
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ゆっくりと食事を楽しみ、お宿を出てもまだ7時前なので
境内でのんびり時間を過ごす。
早朝の境内は空気が澄んでいていい気分です。
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本堂の扉はまだ閉じられていますが、お勤めをしましょう。

7時に御朱印をいただき、阿波五箇所巡りを始めましょうかね。
途中コンビニでお供えのお酒とお菓子を買う。
これは、観音寺手前の江之島神社正面の千輻寺にある聖天堂と、
大日寺先にある持正院の聖天様へのお供えです。
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日曜の朝、観音寺にはクルマヘンロさんが数組来ています。
歩き遍路さんもやってきました。
お互い挨拶を交わし、それぞれの方向に進んでいく。

観音寺から国分寺の道は見通しのよい田園地帯で
それに天気もいいし、気持ちのいい風も吹いている。
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歩くには気持ちのいい日です。
空を見ても今日は竜神様は見えないなあ。

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阿波国分寺に着いたら、仮本堂前の納札入れの上に
錦札が置かれていました。
後から来た夫婦連れが、
慣れないながらもきちんとお勤めされていたので
錦札の事を教えました。

彼らは錦札の意味を知らなかったようで
「もしよろしければ、お持ちになられては・・・」
「いいんですか?」

阿波国分寺は曹洞宗、道の向かいにある興禅寺は臨済宗です。
それも妙心寺派ですよ。
妙心寺開山の無相大師関山慧玄さまは、
わしの故郷の近くの美濃伊深に大悟後、隠棲されていたのです。
エゲンさファンのわしなので、素通りするのは失礼です。
ご挨拶させていただきました。

すぐに常楽寺に着きます。
境内からは何やら賑やかな声が聞こえてきますよ。
老人会のウオーキングのようですね。
リュックを背負ったお年寄りがたくさんいます。

納経所に入ったら、子猫が一緒について入ってきました。
わしの足にまとわりついてきて可愛らしい。
「どうします?このネコちゃん」
「あ、あとで出しておきます」
「いいっすよ、一緒に出ますよ」
ネコちゃんを抱いてベンチに行き、しばらく遊んでもらう。
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14番常楽寺から13番大日寺へ向かう道は、
新緑のいい香りが漂っています。
それにいつも見ている石版の置かれている家のご主人に
挨拶をさせてもらいました。
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この言葉にいつも元気付けられています。

この道は訳分らんが雰囲気がいい。
どう説明したらいいのか判らんが、空気自体が気持ちがいい。
住んでいる人たちの気持ちが現れているのか。
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13番大日寺境内は、参詣者で賑わっています。
小さい子供連れの家族が2組いて、賑やかです。

ベンチにリュックを置いて、駐車場向こうの持正院に行く。
ここは真言宗醍醐派のお寺で御本尊は歓喜天様なのです。

御神酒をお供えして
鐘を2回撞き3拍手、歓喜天真言、願文、3拍手・・・
だったっけな?

お供えのお下がりを頂戴して大日寺へ戻る。

法事でもあるのかな?喪服の人たちが集まっています。
金住職は今日は不在なので、副住職がされているのでしょう。
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御朱印を頂いたら、ちょうど徳島駅行きのバスが来る時間です。
「一宮札所前バス停」で乗り込み、
「徳島駅前バス停」で降りる。410円です。

梅田行き1200発のバスに乗り、
お下がりのお酒を飲みながら居眠りしていたら
1400に梅田に着きました。なんだか早いなあ?
渋滞がなかったせいかな?

まあいいや。

今回は雨には降られましたが
弘法大師生誕法要の場に居られてご利益の御裾分けを頂きました。

次回は6月26日(水)、27日(木)と変則な休日なんですが
G20が大坂で行われる影響でバスが使えないので
列車で香川県の札所へ行きましょう。
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おきらく遍路旅 通算12巡目 1番霊山寺~12番焼山寺 令和元年6月1日、2日

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11巡目はレンタカー遍路であっけなく、
そして物足りない気持ちを抱えて結願しました。

12巡目は満を持しての歩き遍路です。ワクワク
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5月31日、徳島駅前のステーションホテルにチェックイン
到着したら、フロントマンが
わしの名前が印刷された用紙をサッと出して
「お久しぶりですね!」
おお、
わしの事を覚えてもらっていたのか・・・
ホテルマンの営業テクニックなのでしょうが、
自分の名前と顔を覚えて貰うということは
いい気分になれますね。

いい気分のままホテル隣の居酒屋へ行く。
ここも時々利用している所です。
何がお気に入りかというと、シメサバの握り寿司です。
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いまの季節、多分冷凍品やろうなぁ~。
でもおいしい。
わしもシメサバ作ったら冷凍しておこうかなあ。

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阿波の国でも骨付き鶏が食べられます。
地域最安値という触れ込みなんですって。おいしいよ!

チョーシに乗って注文しすぎて、
会計のとき少し後悔し、反省しました。



6月1日(土)
0548に「徳島駅」を出発して「板東駅」に着きます。
駅にはリュックと金剛杖が数組置かれていて、
おじさんが番をしています。あとから来るのかな??

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朝まだ早い1番霊山寺境内にはちらほらお遍路さんや
地元の人達が来ています。
本堂の扉は閉まっていますが、扉の前で12巡目のお勤めをします。
大師堂では旅の安全をお願いして、
しばらく境内で佇む。

1番さんは、ここからお遍路を始める人が大半で
装束やさんや袋、金剛杖も真新しい。
初心を思い出さねばいかんなあ。

先週高野山奥之院で教えていただいたとおり
周りの邪魔にならないように、そっと勤行しました。
そっと唱えると、腹まで吸い込んだ息を長く吐き出すことができて
息継ぎの間隔が長くなり、
滑らかに唱えることができるようになりました。

足取りも軽く歩き始めましょう。
今日のお天気は、まずまずですがな。
ちょっと暑いが、爽やかな風も渡ってきます。
追い風なのが玉に瑕ですが、立ち止まれば背中で風を受けられる。

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いつもの事なんですが、歩き遍路中に空を見上げると
今日も龍神さまがおられる。
吉野川が流れているからでしょうか。
「こんなの龍神じゃないけど」
と言われる方もいるでしょうが、わしには龍神さまに見えるのです。
人に押し付けることはしません。

行く手の安全と煩悩の消滅を祈願し、祝詞をあげる。
基本、祝詞をあげてから写真を撮るので
お姿が多少崩れてしまうのは仕方がない。

今日は札所の駐車場にはクルマヘンロさんたちが多いね。
ほとんどが夫婦連れです。
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元旦に産まれた孫の世話に明け暮れているうち、
いつの間にか春は過ぎ、
初夏といっていいほどの季節になっている。
ありあまる日光と適度な降雨のおかげで
草木の生長は目を見張るものがありますがな。

「旧遍路道」と銘打ってある道は、地元の方々の努力によって
整備されてはいるでしょうが、
やはり草の伸びる速度は速い。
ともすれば膝丈くらいにまで伸びている。

旧遍路道を気分よく歩く


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錫杖の「錫錫!」という魔よけの音が空しく響く。

ああ~、これが夏真っ盛りだとどうなるか。
水田でオタマジャクシからカエルに成長し、
そのカエルを餌にするヘビも
うようよ存在する。

わしの育った岐阜県の濃尾平野は昭和40年代当時は一面水田で
カエルを捕って遊んでいると、それを狙うヘビが必ず顔を出したもんです。
水田=カエル=ヘビ
これは切っても切れない深い繋がりがあるのです。

ああ、でも里山付近を歩く歩き遍路はやめられない。
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いまわしが持っている
へんろみち保存協会の遍路地図、2013年版なんですが
道筋にあるお宿やお店も6年間の間に栄枯盛衰が激しい。
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「萌月」はご主人が亡くなられて閉店されたそうです。
ご冥福をお祈りします。

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遍路地図には当然載っていない地元のおいしい店
これは口コミや自分で発見したものもあるが
前回まであった店がなくなっているとがっかり。
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人気パン店などは
日によって売り切れていたり、沢山あったり。
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いろいろですな。

朝7時から絶好調で歩き続けていると、
以外にハイペースで歩いている事に気づく。
どうも2時間くらい早い。
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立禅の効果なのか、たまたま調子が良かったのか。
このままでいくとお宿に早く着きすぎてしまう。
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7番十楽寺を過ぎて今日のお宿の
「越久田屋(おくだや)」さん前に来たのは1430

荷物を預かってもらってもう少し歩こうかと考えていたら
作務衣を来た女性が歩いてきた。
越久田屋さんの新・女将さんのようです。

快く荷物を預かってくださったので
身も心も軽く、更に歩き続ける。

「御所の湯」から先に行った所にある運動場から、
ドリルの音が聞こえてきました。
小学生達が練習しているようです。

太鼓のリズムを聴いていると、身体が自然と反応してきますよ。
約70cmの歩幅の早足行進になってくる。
坂道でもグイグイ進む事ができます。
おお、疲れて歩き方がダレてきたらこれをやろう。

堂々歩調を取って進むと、
8番熊谷寺が見えてきました。
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本堂で今日時々見かけていた母子連れの御刀自様から
「納札をいただけないでしょうか・・・?」
「え?あ、はははい。こんなのでよければ」

まだまだ時間はある。
ここから2km先に次の札所があるよ。

迷わず行くことにする。
緩やかな下り勾配なので疲れることはない。
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やがて遠景に9番法輪寺が見えてくる。
この景色、好きですねえええええええ。

いま1630
門前のお店は店仕舞いしているので
草餅は、ない。

参拝を終えてお宿に電話したら、まもなく迎えの車がきました。
ありがたや、ありがたや。
車内で女将さんの話を聞いていたら、
昨年亡くなった先代越久田屋さんの跡を継いだのは
なんと愛染院の住職夫婦なんですって。
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途中のスーパーマーケットに寄ってもらい
今夜の夕食と明日の朝食を買い込む。

ここのお宿は素泊まりのみなのです。
4000円

お宿に転がり込んで、早速汗を流して洗濯をする。
「御所の湯」までの送迎があるのですが、今日はお宿のシャワーで済ます。
同宿者は3名なんですが、一緒になる機会もない。
サロンを覗いてみると、先代の残した色々な物は
綺麗に片付けられていて、ガランとしています。
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独り夕食を黙々食べる。
ビールは・・・まだ早い。夜に飲もう。

しばらく部屋で寝転がっていたら日が暮れたので
ビール持ってサロンに行ったら愛染院住職がおられたので
しばらく付き合って頂きました。

住職はストイックに修行に打ち込んでこられた方で
虚空蔵求聞持法を三度されたそうです。
「悟られたとお伺いしましたが、どういうものなんでしょう?」
「・・・・言葉では、なかなか」
「そうでしょうね・・・すいません」

話題を変えて、お遍路をやっていると時々疑問に感じる
お作法や、勤行次第などについてあれこれ質問し、
具体的、あるいは抽象的な教えをいただきました。

結局、こうだと思い込んで相手にもそれを求めるのは野暮、
ということに落ち着きました。

わしが得た結論は、
宗教に関する疑問点は、先輩信者にではなく、
僧侶の方から教えていただくのがよい。
真言宗ならば四度加行を納めた方で、
得度だけして加行をしていない人のは、お勧めできません。

充実した夜を過ごすことができて、よく眠れました。



6月2日(日)
相変わらず夜明け前に目が覚めました。
荷物の整理をしていたら窓の外が明るくなってきたので
庭に出て立禅をする。
朝の空気と鳥のさえずりが心地よい。

昨日買っておいた食料をモソモソ食べ、
7時に車で10番切幡寺の駐車場まで送っていただきました。
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今日は11番藤井寺まで行って帰ろうかと考えていましたが、
徳島在住の先達同期のK村さんから連絡があり
藤井寺から車で12番焼山寺まで送ってくださるとのこと!
ありがたや、ありがたや。
焼山寺山登りは、
再来週に5時間汗かいて登ろうと計画していたのです。

足取りも軽く吉野川方面に向かう。
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お接待のビワに癒され・・・
潜水橋を対向車に気をつけながら渡る。

11時前には藤井寺に到着しました。
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空は、曇り空で
時々雨が落ちてくるなあ。もう梅雨か??

境内で頂いた藤の種は順調に育っていて
いずれ鉢植えで花を咲かせたいと企んでいます。

車でやってきたK村さんと合流して
神山方面から焼山寺へと進む。
雨が降り始めました。
このくらいの雨ならば雨着は必要ないでしょう。
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思いがけず12番まで廻ることができました。
お遍路を続けていくと色々な人と知り合いになることができ、
その御縁を大切にしていると
思いがけず、いい事があるもんです。

自分がしてもらって嬉しかった事は
ほかの人にもしてあげられる自分になりたいものです。

徳島駅まで送っていただき、帰りのバスチケットを買い、
近くのラーメン屋で遅い昼食をいただきました。
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次回は13番大日寺から23番薬王寺です。
多分梅雨に入っているでしょうが
雨着を着て歩くことにします。
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プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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