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おきらく遍路旅十巡目 55番南光坊~64番前神寺

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11月23日(金祝)
始発の新幹線に乗っていざ、四国へ。
列車を乗り継ぎ0930に今治に到着
今回企画していた「おきらく歩き遍路ツアー」は
今治出発だったんですが初日は参加者はなし。
皆さんそれぞれの予定があって皆、キャンセルです。
ひとりで楽しんで歩こう。
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今日は天気もいいし、風は少し冷たいが
歩いて行くうちに汗ばんでくるでしょう。
今治駅にはしまなみ街道自転車ツアーの人たちが
ファッショナブルなウエアーに身を包んでたむろしています。

まずは南光坊
さすがに連休初日、駐車場にはクルマヘンロサンたちの様々な車がいますよ。
歩きのお仲間は・・・いない。
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南光坊本堂の立て札
大通智勝如来は、大日如来の化身であるので
おん あびらうんけん ばざらだど ばん
と唱えるのが正しい、
と関西先達会の際に南光坊住職が講話されていました。

「いままで自分は南無大通智勝如佛で教えているんだ!」
「私はオンマカビジャニヤジャニャノウピイプウソワカでやっている!」
と言う人はいるでしょうね。

でもまあ、仏様は寛容なので
人間どもがあ~だ、こ~だと叫んでも、
許していただけるんでしょうね、きっと。

今日は雲ひとつない晴天なので、竜神様の姿はない。
旅のお供のラジオは、今日は祝日なので特番で、
岡林信康特集をやっています。
残念ながら彼の全盛期は、
自分はまだ山奥田舎のガキで知るよしもなかった。
なので、後付けの知識しかない。
フォーク全盛期は、そんな感じですね。

この今治遍路道、あっという間に札所に到着するような気がします。
道を知り尽くしてしまってたからか、
本当に札所間の距離が近いのか。

栄福寺で読経をし終わったら、視線を感じました。
徳島のマイフレさんです。
ずっとわしの姿を見ていてくれていました。
「すぐにわかりましたよ。すごいオーラですもん」
「えっ、そんなんじゃないんやけどもなあ・・・・」
しばらく彼と語り合いました。
夏の暑い徳島遍路の際には支援してくださいました。
お大師様の結んでくださる御縁を大切にしていきたいと考えております。
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秋も深まってきているので紅葉を楽しみにしてきたのですが
綺麗なのは札所に植えられている木々だけのような気がします。
今年はこれで終わるのでしょうか。
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仙遊寺まで登ったら標高も上がるので紅葉も違った風情があるのだろうか。
おお、やはり下界よりは綺麗ですねえ。
東屋で声がかかりました。
「上まで行くのですか?」
「はははい」
「この池の鯉が一匹死んでいるんです。お寺の人に伝えて」
「ここの池はお寺の管轄なんですか?」
「そうです」
結局、最後まで伝えるのを忘れてしまいました・・・すいません。
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さすがに山門の紅葉は美しい。
特に出迎えてくれた一如観音様は紅葉を背負って美しいですね。
参道途中の御加持水をペットボトルに入れ・・・
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今日はここの宿坊に泊まります。2年ぶりですかね。
聞けば今日は満員御礼ですって。さすがに連休ですね。
早速洗濯をして温泉に浸かる。
部屋に帰り、湯上りの身体を横たえてしばしまどろむ。
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夕食の精進料理に麦泡般若湯をいただく。
わしのテーブルは歩き遍路さんばかりです。
それも休日区切りの人達なので話が合いやすい。
目の前の方はかなりのベテランさんのようです。
御詠歌の講に入っておられていて、色々レクチャーしていただけました。
わしも御詠歌やってみたいのです。
楽しく語り合ってたら、いつの間にか般若湯の酔いも醒めていました。

食事を終えて、もういちど温泉に入りに行こうかな。
湯船には先ほどの方々が入っていて
そこでも半身浴をしながら語り合いました。
ちょっとのぼせたかな?
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11月24日(土)
朝はお勤めから。
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読経の際、御本尊様を見ていると、視界の上辺りの空気が揺らいでいるような、
そんな感じがしました。

法話では、小山田住職の世界遺産の話など、
興味深いお話を聞かせて頂きました。
途中、時間を気にするクルマヘンロの二人が退出したため、
住職はご機嫌斜めです。そりゃそうですよね。
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朝食は玄米粥なので、腹持ちが悪いので2杯いただきました。
口の中で「ジャリッ」としたので出してみたら小石です。
昔のお米にはよく小石が入っていたなあ。懐かしい。
ここのお米は住職が自ら作り、脱穀精米をしているからなんでしょう。

宿坊を出て山道を下ります。
冷たい空気が気持ちいい。
眺望絶佳、ここの山道は景色がいいので好きです。
麓まで降りてきたら、道の脇にカメラを持ったおじさんがいて声がかかりました。
「写真を撮らせてもらっていいですか?」
「・・・・あ、いいっすよ」
彼は今治の写真家のようです。
シャッターの音と、巻き上げる仕草から、銀塩カメラですね。
おおっキャノンのF1ですね、懐かしい。
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「目線をください」「心持ち、うつむき加減で」「杖を引いて」
こういった指示で写真を撮られるのは初めてです。
自分がモデルになったような錯覚を覚えました。
名刺を見せてもらうと、
2年前に犬塚付近で写真を撮ってもらった人だと気づきました。

やはりお腹が空いてきたので
いつものパン屋さんに寄ります。
ここのパンはおいしいんですよ。

今日は、「おきらく歩き遍路ツアー」の参加者が参加してくれます。
国分寺で集合してスタートです。
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本堂前では、宿坊で一緒だった自転車スイス人男性遍路さんが読経をしています。
英語版88ガイドブックには、般若心経がローマ字表記されていて
それを読んでいました。
「カンジザイ ボサ ギョージン ハラミタ・・・」
「この意味分りますか?」
「イエ、ゼンゼン。アナタハ?」
「半分くらいかな?」
「Oh!」
昨夜打ち付けた尾てい骨が痛むが、
湿布とロキソニンでごまかす。
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空を見ると、竜神様が一柱おられます。
頑張って歩け!と言っておられるのでしょうか。

「伊予桜井駅」から「伊予小松駅」まで列車で移動します。
駅にも車内にも休日遍路さんたちがいますよ。

今日の参加者は常連のご夫婦です。
夫婦でお遍路できるなんて、羨ましいなあ。
わしのカーチャンは頑としてお遍路を拒否しているもんね・・・
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ご主人は剣道の高段者で、色々剣の道について深い話を聞かせてくださいます。
わしは彼からしたら屁のような段位なので、
拝聴するだけで非常に為になるのです。
話しながら歩いていると、あっという間に次の札所に着く感じです。

香園寺は、宿坊の建物だった所が更地になっていますよ。
何の建物が建つのでしょうか?
本堂内部では、靴を脱ぐので五体投地礼をしたら
昨夜打った尾てい骨あたりがメリメリと痛みますが、
何事もないような風情でやせ我慢をします。

わしは62番遥拝所にはいかないので、
そのまま歩く。
どこかで昼食を・・・と国道沿いを探しながら歩くがどこも車が一杯

62番宝寿寺境内には「境内撮影禁止」の看板はあるが、
半年前に見たコーンは立っていないよ。
「参拝お疲れさまです!」と納経所の人から元気な声がかかる。
あ、いま12時半ですが納経受け付けていますね。
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わしは最初から62番で御朱印を受けています。
だってだって、ここには昔からのお遍路さんたちの祈りが篭っている場所だから。
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「伊予小松駅」駅前にイタリアンレストランがあり、いい匂いがしてくる。
意見がまとまり、ここに入るとほぼ満席
結構有名店のようですね。
「注文を受けてから30分くらいかかりますが、いいですか」
「いいっすよ」
待つ間も色々な話で盛り上がっていたので、そんなに気にならない。
パスタのコシも味も抜群で、いいお店を見つけました♪

吉祥寺門前にはレモンの木があり、色づいた実がたわわに成っています。
例によって地面に落ちている実を捜すと・・・あった。
ガリリと齧ると、そんなにすっぱく感じない。
うう~む、歩いて汗をかいているとレモンの酸味を欲しがるのか??

だんだんと日が傾いてきて西の空に移動してきている。
空気もひんやりとしてきた頃、
丁度いい時間に前神寺に着きました。
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ここでは、お不動様に1円玉を貼り付ける極意を教わりました。
いつも力んで投げつけていたために、全然成功していなかったのです。
手のひらに載せて、軽い気持ちでアンダースローで投げると、
おお、おお!引っ付いたよ!
カンゲキー
嬉しいなあ。
今回のお遍路の収穫は、これに尽きるであろう。

ここで今日の歩き遍路ツアーは解散
明日はそれぞれの予定に従って、それぞれのお宿に移動します。
お疲れさまでした。

わしは伊予西条駅前のビジネスホテルに転がり込んで
熱い浴槽に浸かり、痛い尻を労わる。
その後は恒例般若湯で精神と身体を労わる。
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11月25日(日)

今日はひとりで60番横峰寺行きです。
最近はダレてきて、バスを乗り継いでの参拝です。
「伊予西条駅前バス停」0747発で約30分
「横峰登山口バス停」で降りる。610円
登山バスに乗り換え、横峰寺へ。往復1750円

頂上駐車場に着いたら、いつものごとく
「0910までに戻ってきたら、帰りのバス時間に間に合うよ!」
「ええっ・・・なんとか頑張ります」
いま0850
毎回毎回せわしない参拝になってしまうね。
でも間に合わなかったら、そのときはそのとき。
近くにある光昌寺に行こうか?
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すすすいません。手水場に行かず、
塗香を身体に塗りたくって大師堂~本堂~納経所と廻る。
そのあと聖天堂にお酒のお供えをしてご挨拶していたので
時間はギリギリ

あせっても仕方がないので、少し急ぎながら参道を上がる。
駐車場に着いたら、ちょうどバスが出発しようとしていました。
滑り込みセーフ

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

参拝は慌ててするものではないんですけども、ね。
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「横峰登山口バス停」0939発のバスに十分間に合いました。
旅は余裕を持って、楽しく行きたいものですね。

「伊予西条駅前バス停」まで戻ってきたら、
1019発の「しおかぜ12号」に乗れそうです。
さすがに3連休の最終日だけあって乗客は多いね。
岡山から新大阪までの新幹線も混んでいました。

車内では、親子連れから
「八十八箇所ですか?」
「はははい」
「ハチジュウハッカショって、なに?」
「おじいちゃんがいつも行っている、あれよ」

今は仕事があるので休日にしかお遍路ができないが、
休日365日の身分になると平日でも行けるが、
その分何か充実しない部分もあるのだろうか。

さて来月12月7日に先達昇補のあと、88番結願を目指します。
なんとか今年中に十巡目をこなすことができそうです。
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おきらく遍路旅十巡目 71番弥谷寺寺~86番志度寺

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今年も残り少なくなってきました。
おきらく乗り継ぎ遍路旅も半年で一周のペースを維持するために
11月、12月は急ぎがちのスケジュールになってしまいます。
忙しくて大変とかいう気持ちは起きません。
むしろ楽しい。


11月16日(金)
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今日も今日とて始発の列車を乗り継ぎ
8時過ぎに三豊市の「みの駅」で降りる。
相変わらずJR四国は遅延で、15分遅れた。

そのくらいは許容範囲なんですが、
タイトな乗り継ぎ計画を立てると大変ですね。

あたりには晩秋の野焼きのかすかな煙の香りが漂い
子供の頃の懐かしい記憶が蘇る。
景色を十二分に楽しみながら青空の下を歩くのは気持ちがいいね。

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途中名も知らぬスポーツドリンクを買い、喉を潤す。
遍路道沿いで100円という値段設定は、
お遍路さん向けなんでしょうかね、ありがたい。

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弥谷寺は山門から長い石段を登りつめて大師堂本堂へ至るが
その途中に石仏が沢山あり、
そのひとつひとつに挨拶をしながら登る。

今日はお天気もいいのでクルマヘンロさんや
ダンタイサンが沢山来ています。
途中まで車で来ることはできても
百八段の階段は登らなくてはいけないんですよ。
みなさん、大変そう。

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大師堂前で会ったオジサン二人としばらく話し込んでしまいました。
「仏さまの前でお経をあげることを『読経』と言うでしょう」
「ふん、ふん」
「ですから必ず経本を見ながらあげなくてはいけないのです」
「そういえば、法事とか葬式では和尚さまは経本を前にしているなあ」
「でしょ?ですからお経を覚えたといって経本なしでお経を
あげないようにしなくてはいけないのです」
「なるほど」
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出釈迦寺の駐車場の大型バスは大坂からです。
僧侶の方が経頭をされていました。
参加者の先達輪袈裟をしている人から声をかけられ、
金の納札をもらいました。
「ひとりで廻って寂しくないの?」
「・・・え?・・・楽しいですよ」
寂しいとかいう気持ちは今まで意識した事がなかったなあ。
強いて言えば寂しさを楽しんでいたような。
もともと独りで行動するのが好きだし、
お遍路って、誰かと行くものなんかなあ?
これはツアー遍路さんの気持ちなのかな?

門前の「すずめ庵」さんには、建物が増えていました。
おお、うどんが食べられるのですね。
「うどんいっちょう!」
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店内には札所の絵が沢山飾られていますよ。
ガイジンサンたちが絵を欲しがるそうです。

ここは天女様に縁の深い札所ということで、
わしも一枚・・・
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すっかり長居してしまいました。でもいいのです。

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曼陀羅寺の本堂前には菊の花が咲き乱れています。
自分も菊の鉢植えをやってみたんですが
なかなかうまくいかないなああああ。
これだけ綺麗に咲かすことができたら楽しいでしょうね。

香りの記憶といえば、子供の頃連れて行かれた菊花展
大河ドラマを題材にした菊人形などなど。
小学生の頃は大河ドラマなんて観ていなかったし、菊の花にも興味なかった。
しかし、歳をくってから菊の香りを嗅ぐと子供の頃の記憶が不意に蘇り、
切ない気持ちになるね。
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善通寺に向かう田園地帯
ふと空を見ると・・・
今日も竜神様が行く手に顕れてくれています。
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無理に龍の形にしていると言われれば、そのとおりかもしれん。
要は、自分がどうとらえているかです。

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善通寺本堂奥にある歓喜天様にご挨拶しに行く。
かねて京都は八坂神社の向かいで買ってきた
「清浄歓喜団」をお供えして願い事をする。
ほんと、いつも聖天様には助けていただき、お世話になっております。
お礼を欠かさないようにしなくてはなりません。

行程の都合上、ここから「善通寺駅」に移動して列車で「高松駅」に行き
「高松築港駅」~「八栗駅」、そこから「八栗ケーブル駅」に行きます。
今日はあちこちで楽しいお喋りや寄り道をしたので
予定が結構押してしまいました。
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17時過ぎのケーブルに乗り、「山上駅」へ。
遅くなったのでお宿に連絡しようと電話番号をプッシュしようとしたら
お宿から電話がきました。
おお、なんとベストタイミング!
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今日のお宿の「岡田屋」さんの女将さんによると、
八栗寺「岡田屋」と、雲辺寺麓の「岡田屋」の
予約間違いをする人がよくあるらしい。
それを心配していたそうです。

最初の歩き遍路の際にここに泊まりました。
収容人員は2名と少ないのですが
料理がおいしいんですよ。
鯖の煮付け、カレイの南蛮漬け、大根の煮付け、どれもおいしい。
天ぷらも揚げたてです。
麦泡般若湯をいただきながら料理を堪能しました。

その途中、もうひとりの宿泊者が到着
二十台の男性です。
色々話していたら、某有名都市銀行の行員さんでした。
まとまった休みが取れるので、区切り遍路をしているそうな。
早慶上理のいずれかの出身で、4年勤めた銀行を辞めて、
次へのステップアップをするんですって。
優秀な人は違うなあ~、と話をしていてつくづく感じました。
明日は結願だそうです。
ハイペースですね。


11月17日(土)
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6時に朝食大飯いただき、
八栗寺境内に行く。
早朝の清浄な空気がピンと張り詰めています。
本堂前にはリュック背負った二人の僧形の尼様かな?が
お勤めされています。
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ゆっくりゆっくりお勤めし、
聖天堂も開いていたので内陣にあがらせてもらいお勤めしました。
前回上がったとき、間違えて護摩堂でお勤めをしてしまった。
本来は納経所の裏を通って聖天堂へ行かねばならんのでした。

五体投地礼をするときに
以前痛めていた右膝がメリメリと痛むが、
我慢我慢

お供えに持ってきた清浄歓喜団のお下がりをいただき
岡田屋さんの女将さんに貰ってもらいました。

今朝は表参道を初めて降ります。
いつもは歩いて登ってくる道、降ると以外に早く降りられました。
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途中にある旧遍路道への入り口が閉鎖されていますが
通れないことはないみたいです。
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出会った地元の人に閉鎖の経緯を訪ねてみたら
遍路道を復旧させた人と、山の持ち主であるお寺との確執だそうな。
喜んで旧遍路道を歩いて登った身としては
このトラブルは浮世の生臭さが満点です。
ああ、残念

今日は志度寺~屋島寺をやって帰るのです。
志度寺への道すがら、以前に泊まった某お宿が閉店していました。
お遍路さんの減少のあおりでしょうか。
この宿ではいいことがなかった。
夕食のご飯を忘れられたり、
蕎麦を鍋に入れる食べ方を教えてもらえなかったり・・・
あと色々あるが、割愛します。
こういった積み重ねも宿泊客の減少に影響しているのでしょうか。

閑話休題

志度寺境内は樹木が生い茂り、秋の雰囲気も深まっています。
樹木の剪定や落ち葉の掃除などは地元のボランティアさんたちがされているそうです。
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屋島寺はいつものシャトルバスであっという間に山上に着きます。
いつも思い出されるのは、中学校の修学旅行で屋島に行った事。
バスの添乗員さんの語る流れるような平家物語那須与一の段
車窓から見える五剣山
懐かしい眺めです。

山上の売店では、カーチャンに送る地酒を買おうか、買うまいか
しばらく悩んで結局やめました。
「ひやおろし」が美味しいんですが・・・
今度買うことにします。今度って、いつ?
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境内には先達のいない小規模のダンタイサンがいました。
手水鉢では柄杓を口につけているオジサンがいたので、
やんわり注意させて頂きました。
手水 のコピー

本堂ではガヤガヤ喋っていて読経したの?
わしより後に来て先に去って行きました。
大師堂では眺めただけでおしまい・・・
やはり、
「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」(徒然草第52段)
ですね。

今回はここでおしまい!
次は勤労感謝の3連休で今治~伊予西条を歩きます。
おきらく歩き遍路ツアーを企画しましたが、
皆さんお忙しいようで、不参加の返事をくれた人や、梨のつぶての人
色々色々ありましたが、これは続けていく覚悟であります。
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おきらく遍路旅 十巡目 五色台日帰り 平成30年11月13日(火)

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さて、今日も平日に1日だけ休み。土日勤務の代休です。
じっとしているわけにはいかん。
身体の動くうちは、動く事のできる環境にいるうちは、歩く!
言い訳を探して安易な方向に逃げることを戒める。

11月13日
朝、阪急の始発に乗って新大阪に行く。
0600新幹線の始発に乗り、岡山を目指す。
朝食は構内で買ったお結び弁当ですが、
蓋を開けると沢庵の香りが立ち昇り、あわててあたりを見渡すがそこは始発
誰もいないので安心して朝食をいただく。

岡山に着くあたりで夜が明けてきました。
高松行き快速マリンライナーの席もガラガラで、快適な旅を楽しむ事ができます。
旅とは日常から非日常への気分転換で
いままでどれだけこの旅に助けられたことでしょう。
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旅情を味わいつつ、「坂出駅」で降りる。
ここから玉越方面行き路線バスに乗り、五色台麓まで行く。
おや?今年に入って時刻表が変わっているようですね。
最近四国に限らずローカルバスは運営上の影響で、廃線・変更が多いね。
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ここで降りる。
「高野(たかや)」という地名は近くに松浦寺遍照院があり、
高野山にちなんだ縁があるんでしょうかね。

高屋神社が目の前に現れました。
すると道の向かいのお爺さんがわしを呼んでいます。
「おはようございます」
「モゴモゴ、モゴモゴ」
「?」
こっちに来い、と言っているんでしょうか。
ついて行ったら、納屋からみかんを持って出てきました。
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南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

「ありがとうございます」
「モゴモゴ、モゴモゴ!」

ここから緩やかなスカイラインを歩く。
道の脇には落ち葉が集まり、
風に吹かれてあっちにいったり、こっちにいったり。
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今日は平日なので誰にも出会わないかな?
山々の紅葉は・・・針葉樹林が多いせいか、ポツポツと赤や黄色が見えるのみです。

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崇徳御陵への参道脇に愛媛ナンバーの軽自動車が停まっています。
お遍路シールが貼られているのでお遍路さんかな?
ここに停めて白峯寺まで行っているのでしょうか。

鳥居をくぐり、赤や黄色の草木を眺めながら長い長い石段を登る。
長いとは言え、この参道はちっとも辛くない。
なぜかな?
ここの参道に流れる、満ちる「気」のせいか。

向こうから御刀自様が降りてきました。
「おはようございます!」
「おはようございます」
「歩きですか?お疲れさま」
「あ、はあ。休日遍路です。麓の車はあなたのですか?」
「そうですよ。もう、お遍路が楽しくって。75歳ですのよ」
「そうですか!ではわしも75歳までは元気で歩けますね」
「いつまでも楽しんでください」
「はい、お互いに」

遍路道、特に山道で出会うベテランのお遍路さんたちは
多少の例外はあれど、皆気持ちのいい人たちばかりです。
何周廻ったとか、何日で廻ったとか自分の自慢なんてしない。
ただ、お遍路が楽しいという話題だけ。

石段を登っていると自然と頬が緩んでいるようだ。
崇徳御陵に出たら楽しさはピークに達して、
エヘエヘとにやついてしまいました。
この場は、ニヤつく場ではないのですが、自然とそうなってしまう。
崇徳上皇もお赦しになってくださっていると勝手に思う。
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カラスや鳥の鳴き声、空気感でそう思う。なぜかは分らない。

足取り軽く、81番白峯寺門前に来たら、
おお、お大師様が見事な紅葉を背に出迎えてくださった。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

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境内に入ると、そこかしこが見事な紅葉です。
お遍路さんだけでなく、老人会の人たちも紅葉見物に来ています。
きっと休日は大層混雑しているでしょうね。

綺麗な紅葉を目で楽しみ、
お気に入りの伽羅香の香りに包まれてお勤めをするのは
いい気持ちですね~。
五感が喜んでいます。来てよかった。

山門を出たら、先ほどの老人会の人たちがお大師様をバックに記念撮影をしている。
「あ、ほら、あの白い服の人に撮ってもらったら」
(わしのこと?)
「すいません、シャッター押してもらえませんか」
「いいっすよ」
「○○さんの入るところを決めなきゃ!」

「ハイ、撮りますよ~。『コウボウダイシ~』と言ってください」
「????」「コウボウダイシ」
「はい、撮れました」

「ありがとうございました~」
「弘法大師って何?」
「最後の『シ』で笑顔になるでしょ?」
「あっそうかあ」

紅葉に包まれて山道に入る。
昨日の雨もあるが、この道はいつもじめじめしていて滑りやすいね。
何度も歩いている道なので、それほどきついとは思わず
景色を楽しみながら歩くことができます。
しかし季節柄、立ち止まると汗が冷えてきて寒い。
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にぎやかな声が聞こえてきました。
若い人たちの声のようです。ジャージを来た団体です。
地元の中学生の校外学習ですかね。
「こんにちは」
「コンニチハ!」
「こんにちは」
「がんばってください!」
「こんにちは」
「・・・・・・」
みんな、若いね~。若さが羨ましい・・・
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ちょっとした降り道で濡れた石と落ち葉に滑って派手に転んだ。
しかし、頭は菅笠に、背はリュックに救われて
手のひらが汚れただけで何ともないよ。
白いズボンにも汚れはない。
菅笠はヘルメットのように衝撃を吸収してくれるんやね。
リュックはプロテクターの代わりになってくれた。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

気を取り直して起き上がったら、また賑やかな声がする。
さっきの別の班かな?
今度は女子ばっかりの集団です。あ、さっきは男子ばかりやったなあ。
「こんにちは」
「こんにちは!」
「こんにちは」
「(こんにちは・・・)」
「こんにちは」
「・・・・・」
男子に比べて少し元気ないね。お年頃?

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平日なので誰にも出会わないと思いきや、結構出会うね。
平日ならではの人達でしょうか。
それにリタイヤしたような年齢の人にも出会う。

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根香寺も見事な紅葉です。
ここも紅葉狩りの人達が沢山来るのでしょうね。
境内の看板には、「お遍路さんの邪魔にならないように」
と書かれていました。
いったい休日にはどのくらいの観光客が押し寄せるのでしょうかね。

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いま、五色台の札所の絵をまだ描けていません。
綺麗な季節に来なかったからかもしれません。
まさに今がその綺麗な季節です。
絵のネタを、スマホで一生懸命に撮るのですが、カメラの性能の差は否めません。
自分の目に写る光景は切り取ることができません。
あとは、自分のイマジネーションで絵にするしかない。

今日のお遍路は、ここまで。
予定していた時間よりも結構早く終わった・・・が
余分に廻るには時間が足りない。
麓の国分寺はすでに打っているので、今回は行かない。

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鬼無に向かう道路を降りる。
この道路も落ち葉が降り積もっていて秋の風情満点やねえ。
道の両脇に広がる盆栽畠を楽しみつつ、「鬼無駅」に着く。

さて、帰るか・・・
高松から快速マリンライナーに乗り、高松まで。
この間山歩きの疲れで眠りこけていたようです。
あっという間に岡山でした。

7時前に帰ってくることができましたがな。

さて今週末は71番から85番歩きです。
毎週毎週お遍路三昧で、充実しているなああああああ。
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おきらく遍路旅10巡目 12番焼山寺日帰り

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今度の土日は仕事なので木曜日が休みなのです。
なので、夏に残していた12番焼山寺をやろうか!
5日前に65番三角寺と66番雲辺寺の
キツい山登りをやったばかりなのにね・・・

幸い筋肉痛はひいているが、右膝の調子は、いまいち。
まあいいや。

春先は柳水庵近くの小屋へのスズメバチトラップ仕掛けのため
11番から5時間かけて真面目に登る。
秋は神山方面から裏を登って裏から降りる。

11月7日(水)
仕事を終えて徳島行きのバスに乗る。
着いたのは7時過ぎです。
夕食は、何にしようかな・・・・
お宿の「ステーションホテル」の隣の居酒屋の入り口には
「広島産牡蠣」の文字が躍っている。
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「カキのカン蒸し」とシメサバのお寿司を頼んでみようか。
おお、おいしい、おいしいぞ。
特にシメサバがおいしいよ。

自分でシメサバを作ろうと思っても
売り場の人から「野の鯖は鮮度がよくないので作らないほうがいい」といつも言われる。
鯖のあがる漁港近くで買わなくてはいかんのやろうなあ。
いちど新鮮な鯖を買って作ってみたら、ものすごくおいしかったんです。

11月8日(木)
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0705「神山高校行き」バスに乗る。
今日は平日なので高校生が山ほど乗るかと思ったら
徳島駅前から乗ったのは2~3人でした。

途中三々五々高校生が乗ってきて、座席は半分くらい埋まる。
バスは市街地から山間部に入り、約1時間くらいくねくね路を走る。
乗客は皆眠りこけていますね。

「寄居バス停」で降りる。1000円
200m先の「神山高校前バス停」で降りたらよかったなああああ。
高校生達は皆そこで降りています。
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季節は秋
紅葉の様子はどうかなあ?と少しばかり期待しながら山道を歩いたのですが
どうも近年は紅葉が綺麗ではない。
暑い夏から、いきなり冬が来るような感じで
葉の色づく余裕がない。
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それでも時々見られる黄色や赤の葉を楽しみながら登ること1時間
「すだち館」まで来たら、やはり閉店されていて
中はがらんどうです。
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女将さんが身体を壊されて休業になってしまったのです。
ああ、とても残念です。女将さんとのお喋りを楽しみにしていたんですがねえ。

平日ながらも車道をクルマヘンロさんたちの車が行き交う。
徳島ナンバー、他府県ナンバー色々ですね。
車道と遍路道は交わったり離れたりしながら焼山寺を目指す。
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今日もラジオを聴きながら歩くのですが
山道の登り道では、どうも番組が耳に入ってこない。
やはり「登ること」に神経が集中しているからだろうか。
しかし、そこで何かが得られた、感じられたわけではない。
ただ息があがり、足が上がりにくくなっていただけ。
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神山から焼山寺を目指すと頂上はひとつきり。
抜けるような青空が見えてきました。
おお、銀杏の黄色との対比が美しい。
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銀杏の下には自動販売機がベストタイミングで設置されています。
「ベリーマッチ」を買ってみる。これは初めて。
微炭酸のミックスベリー味がおいしいねえ。

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境内では2人の御刀自様が5~6人分の賑やかさを演出しています。
厚く引かれた砂利を踏みしめ、本堂・大師堂にご挨拶する。
風も少なくてお灯明の火も消えない。

さて、ここでの願文は
両家先祖代々菩提と、娘の無事出産です。
これはかなり真剣に長いことお祈りしています。

この季節は、売店は閉店しているのですね。平日だからかな?
ここのうどんは美味しいよね~。
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うどん食べられなかったので、牛様のいるベンチに座って
メロンパンを食べました。
風景をおかずにして食べると倍おいしいっす。

もと来た道を降るが、結構勾配がきついので
膝への負担を気にしつつ、そろりそろりと歩く。
大きい石の転がる遍路路の下りは膝には悪いので、
そこんところは車道を歩く。

今日の旅はこれで終わり?という気持ちと
早く終えたい、と言う気持ちが交互に入れ替わる。
これは旅を楽しんでいるのか楽しめていないのか?

そう考えていたら、すだち館の場所まで降りてきました。
神山町営バス乗り場で時間を見てみたら、まだ1時間以上ある。
いつもはすだち館で女将さんと四方山話をしながらバスを待っていたが
それもならないので、神山まで歩いて降りることにしますかね。

下界近くなってくると、気温もあがってきて暑くなる。
従って汗も出てくる。

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「神山高校前バス停」についたら、徳島行きバスが2分後にやってくる。
おお、間に合った。
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

徳島駅前まで眠りこけていました。
途中急カーブや道路の振動、急ブレーキなどで何度か目が覚める。

さて、帰りのバスチケットを確保して
目の前の「びざんの湯」で疲れた脚を労わる。
けっこう疲労していたようです。湯がプチプチと筋肉に染み渡る。
自分ではそうは思わないんですが、
やはり歳をとっているんですかね~。

サウナを何度も出入りして、水分と毒素を出して・・・
カラカラの身体になり温泉を出て、隣の王将へ。
餃子三人前と生ビールでリカバリーをする。
おお、うまい。
何杯でも飲めるような気がするが、一杯でやめておこうかね。

真っ赤な顔でバスに乗り込み、「阪急梅田バス停」まで眠りこけていました。

翌土日は仕事、週明けて火曜日は休みなので五色山日帰りをやろうかな?
それとも身体は持つのか?
知る由もない。
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おきらく遍路旅十巡目 65番三角寺~70番本山寺

おきらく遍路旅十巡目 65番三角寺~70番本山寺
平成30年11月3,4日
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11月3日(土祝)

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今日は三角寺、雲辺寺をやるので朝5時に
三島川之江高速バス停で降りる。

さすがに11月ですね。寒いし、暗い。
朝食と用足しは三角寺に行ってからするか。
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ひたすら、暗闇を進む。
初めての路ならば迷ってしまいそうです。
どこかで鹿の鳴き声がする。
ここで獣が出てきたらどうしようか・・・
金剛杖で素振りをしてみる。

おっかなびっくり山道を登ると、
おお、明りが見えてきました。三角寺に着いた。
でもまだ6時過ぎなので境内は静まり返っています。
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誰もいない本堂、大師堂でお勤めをするとき
自分の灯した線香の香りに包まれる。
いまお気に入りの伽羅の香り。
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お勤めを済ませ、真新しいトイレを気持ちよく使わせていただきます。
昨夜作ってきたお握りで朝食を摂っていると
三々五々クルマヘンロさんたちがやってきました。

歩き遍路さんもやってきて、
東屋に座っているわしのところにやってきて
「すいません、ここから椿堂への路は、どういけばいいのですか?」
「ああ、これはですね、駐車場奥に行くのです」
「?」
「ご一緒しませんか?」
「お願いします」
お遍路黄色本では、ここ三角寺から椿堂への路は判り難いのです。

60歳で定年退職し、通し遍路をしているオジサンです。
ディバックの荷物が小さい。
本当に必要最小限の荷物しかないんですね。
最初のリュックと余分な荷物を送り返したそうな。
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わしも荷物の多さに悩んでいます。
荷物の多さは欲の多さともいわれるが
わしはまだまだ欲多き人間なんやなああああ。

今回、雲辺寺の通夜堂のお世話になるつもりで
必要なもの、必要でないものを吟味したはずなんですが
結局荷物が重くなってしまいました。
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彼は結構歩くのが早く、それに休憩を取りたくないらしい。
椿堂を過ぎた先のお遍路休息所の「しんきん庵」では
信金の従業員さんたちが休日返上でお接待をしています。
温かいコーヒーをいただき、
記念撮影をして頂きました。
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彼は長居を良しとせず、さっさと出発したそうなので
さっさと出発します。
この坂は登り勾配が長く続く国道の路で
彼の早い足取りに合わせて歩く事になりました。
これがいけなかった。

やはり歩きは自分のペースで・・・が大事ですね。
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「境目峠」と「曼陀峠」の分岐点に出ました。
「わしは曼陀峠を行きますが、どうします?」
「私は境目峠を行ってみます」
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曼陀峠への路は、前回は途中から草が生い茂り路がなくなっていました。
今回もそれを覚悟していたのですが、
きちんと草が刈ってあり、気持ちよく歩くことができました。
どなたが整備してくださったのでしょうか。
感謝感激であります。

今日の空はあくまで青く、流れる雲には竜神様の姿も見えます。
そうやって気持ちよく歩いていると・・・
あれ?
足の筋肉がおかしい。
大腿や下腿が左右交互につってきた。
こんなことは久しぶりです。

これだけなまってきているのか?
いやいや、
多分これは自分にとってのオーバーペースなんやろうなあ。
いつもはゆっくりと歩いているのですが、
人のペースにあわせると自分のペースが乱れて筋肉への負荷がかかる。

それから10月にコケて打った右膝もおかしくなってくる。
コケた原因は、いつもお世話になっている「原田大明神」
先日前を通ったとき挨拶をしなかったら
自転車で派手にこけて右膝を打ってしまった。

よく考えたら10月は神無月で、神様は出雲に行っている。
留守を守っていたのは眷族だったんだ!
だから挨拶せずに通り過ぎたら、あんな目にあったんやなあ。
眷属よ、ちょっと手厳しいんでない??

閑話休題
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まだまだ上り坂は続く。
足の筋肉は痙攣を収縮を繰り返している。
なんとか雲辺寺まで持ってくれないかなあ。

これも修行なんかなあと、だましだまし歩いて行くと
ようやく大きな杉の木に囲まれた参道に着きました。
あああああ、やっと着いたあああああ。
いつもながら雲辺寺を歩いて登ると
到着の際の感激はひとしおです。
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靴を脱いで大師堂の奥に進み、そこで座ってお勤めしようとしたら
膝が痛くて座れない!
ああ、情けなや・・・・

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忸怩たる思いで御朱印をいただき、
御加持水をいただき、
固いフランスパンを水で流し込む。
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隣にはおじいちゃんおばあちゃんに連れられた孫娘がふたり
楽しそうにお握りを食べていました。
ああ、わしもあんなふうに孫を連れて楽しい山登りができるでしょうか。

ロープウエーで登ってくる人たちの持鈴がひっきりなしに聞こえてきます。
あれは、本来山道でこそ禽獣に対して効果を発揮するのもなんですけどもね。

山門の外にあるトイレが新しくなっていますよ。
通夜堂はどこに・・・
裏に廻ってみると扉がある。
開けてみたら、6畳くらいの板の間のみある。
結構狭いなあ。
今夜はここに泊まるつもりだったのですが、まだ午後1時です。
なので、通夜堂で寝るのはやめて、
電話で「青空屋」さんに予約しました。
標高900mの夜を過ごしてみたかったけども、それはまたいずれ。

いま気温は9℃
汗が冷えてきて寒くなってきたので長袖のヒートテックを着ました。

ここから長い長い下り坂の山道です。
膝の調子が気になりますが、
ひたすら降りるしかない。
今回は山道の下りを考えて錫杖は持ってきていません。
富士登山の八角棒です。
こちらの方が安全で、使いやすい。
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急な階段が続くと思えば緩やかな坂道になったり
石が露出していて危ない箇所もあり
ここを逆打ちで登るのは大変やなあ、とつくづく感じます。

いつまで続くこの坂道
いい加減うんざりしてきた頃、眼下に舗装道路が見えてきました。
やれやれ。
ここから「青空屋」まではすぐです。
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これ以上は前に進めましぇ~ん。
弱気の虫に支配されてお宿に転がり込みました。

早速お風呂をいただいて、足の筋肉をいたわる。
自分には珍しく結構長湯をしてしまいました。
洗濯も忘れてはいけない。
屋外の洗濯場には有線でジャズが流れていますよ。
心の余裕があったらここでしばらく音楽を楽しむのだが・・・・
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布団を重ねたところに脚をのせて
通夜堂泊に備えて持ってきたウイスキーを舐めていたら
うとうとしてしまいました。

6時に夕食に起こされて、
大飯をいただき、部屋に帰ったら布団に倒れこんでしまいました。
これだけ疲れたのは久しぶりやなああああ。
そのまま寝てしまいました。



11月4日(日)

朝5時に目が醒めました。
うう~む、10時間くらい寝ていたのか。
そのおかげで脚はリカバーされていました。
しっかり睡眠は大切なんですねええええ。

朝から大飯をいただいて、6時半にお宿を立ちます。
このあたりは畜産農家が多いのか、
堆肥の匂いがかすかに漂っています。
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今日も大興寺門前のお地蔵さまが迎えてくださいます。
朝も早いのですが
クルマヘンロさんたちが沢山来ています。
丁度本堂、大師堂では朝の勤行の最中で、
そっと小さな声でお勤めさせていただきます。
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ここから本山寺まで国道を北へ歩きます。
いつも聴いている携帯ラジオ、どうも音がブツブツと途切れ
そのうちに聴こえなくなる。
ええい!安物を買うとこうなる!
などと憤っていたが、ふと思いついて電池を入れ替えたら
クリアーな音声が蘇りました。
ああ、電池切れだってんですね。ごめんなさい。
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南海放送の「ラジオ遍路・88の音巡り」を聞きながら車の行き交う国道を歩くと
目の前にいつもの五重の塔が見えてきました。
なんかほっとする光景です。
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平成の大修理は、まだ完全には終わっていないようですが
覆いが取り払われて見事なお姿を遠くからでも拝む事ができます。

なんだか本山寺に向かう車が多い・・・
橋のたもとに臨時駐車場ができていますよ。
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きょうは「ひだまり市」の日でした。
今回で6回目だそうで、お天気にも恵まれて
穏やかな賑わいの中に身を置くと、ほっこりとしますね。
さすがに天王寺や東寺の殷賑さとは比ぶべきもないが
これはこれで素敵なイベントですね。
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神恵院、観音寺は納経所新築工事のために更地になっていて
プレハブの建物が神恵院大師堂の脇に建っています。

さて、これで今回の旅は終了!
観音寺駅まで移動して、列車に乗って帰ります。
予定よりも1時間早い列車で帰ることができたので
ねぐらには余裕を持って帰りつくことができましたがな。

今月は
8日(木)に焼山寺日帰り、
13日(火)に五色台日帰り、
などと突撃日帰りお遍路をやります。
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おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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