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娘の結婚式201808吉日

金襴緞子の帯締めながら
花嫁御料はなぜ泣くのだろう


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平成元年産まれの長女が、平成のうちに嫁ぎました。

娘の結婚式では絶対泣くと思っていましたがな。
一昨年の息子の結婚式では、ずっと笑顔でいたのに、最後の花束贈呈で
涙を一生懸命こらえた思い出があるからです。
周囲もわしの涙を期待しています。
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式場は京都市内の八坂神社の近く。
なぜ京都市内?と思ったんですが
婿殿の恩師と友達の居住地の関係だそうです。
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わしの役割は裏京都市からマイクロバスで出席する娘の友人達を
京都市内まで送る添乗員ですがな。
娘の友達、同僚は皆若い女性で、オヤジは浮き浮き。
娘と家内は着物の着付けがあるので朝早く出かけていきました。

今日も暑いので、控えておけばいいのについつい飲み物を飲んでしまいます。
それに式場ではビールやお茶もグイグイ飲める。
したがっておしっこも近くなる。
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着替えから式のリハーサル、記念撮影などなど、式場の係員にせかされて急がされて
本番前から迷宮のような式場をあっちへ行ったりこっちへ連れていかれ、
ミノタウロスになったような気分です。
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この式場は、画家の邸宅を改装したレストラン&結婚式場で
建物の外に出てからまた建物の中に入ったり、木の生い茂る中庭を歩いたり。
え?いまどこ?わしのジャイロも狂ってきました。
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披露宴の始まりですがな。

おしっこにいきたい。
わしの席は披露宴会場の一番奥の卓で、そのまた奥の席です。
満タン膀胱をかかえ、おしっこに行こうとテーブルかき分け出入り口はどこだ?
おお、あの扉か。

ビッタリ閉まった扉の前には門番が控えていて
モーニング着た新婦の父親に向かって
「あと10分しかないので、トイレには行かないでください」
「ええっ!で、でもいきたい」
「後にしてください」

股間を押さえて席に戻れば、新婦の父親の番人(スタッフ)が
「あと10分もあるので、各テーブルを廻ってきてください」
(え?え?え?)
受け持ちによって時間の観念が違う・・・・
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行って来いとビールを差し出され、テーブルの海に向かって進む。
「今日はありがとうございます・・・(おしっこしたい)
脂汗が出てくる。

ああああうううう
わしの陰部神経叢が下腹神経を通して
「はやく排尿させよ」
と命じてきます。

「今日はありがとうございます。新郎のご学友ですか?(おしっこしたい)

「先生、本日はお忙しいなか、ありがとうございます(おしっこしたい)

「○○ちゃん、いつも娘と一緒にいてくれてありがとう(おしっこしたい)

お色直しを終えた新郎新婦が入場してきたので慌てて席に戻る。

おしっこしたい。
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華やかなセレモニー終わり、待ちに待ったご歓談の時間になる。
「今度は頼むからおしっこに行かせて・・・」
「どうぞ・・・」

出入り口をバ~ンと開けて、門番に
「トイレはどこ?」
「こちらです・・・・」
小さなトイレの前には長蛇の列・・・
わし、後ろに並ばれると出ないのです(泣)
断腸の思いでおしっこを諦めて、自分の席に。

ああ、膀胱炎になるか、おもらしをするか。
モーニング姿の新婦の父親は、式次第上、
常にスタッフ(番人)に見張られていて辛いね。
隣の席の孫娘が退屈してチョロチョロし始めるので手を引いて遊ばせる。
これはこれで楽しい。じじいカンゲキー
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おしっこしたい

そのあと、どのタイミングでおしっこに行ったのか記憶が定かでない。
新郎新婦に悪いが、おしっこの思い出だけが強烈に残った。
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それから、

今日の結婚式のため、お遍路に行った際に、神様のおられる神社に参拝し、
ありがたいお神酒のお下がりを頂戴してきていました。
150mlくらいの小さい瓶。

基本、式場への持込みはダメなんでしょうが、華燭の典なので
これくらいなら見逃してくれるかな?
と思って来賓の先生方にさりげなく注いでいたら、
番人達に見つかっていました。

わしの席にやってきて
「すいません、持ち込みは禁止なんです」
「あ・・・はあ。そうですか」
テーブルの下に引込めました。
ま、これはわしのほうが悪い。おとなしく引っこめました。

すると別の番人がやってきて、
「この袋に入れて壁の隅に置いてください」
「あ、はあ」

さらにまた別の番人が来て
「会場を後にするともう戻ってこられませんので、この袋は誰かに託してください」
「あ、はあ(託せっていっても、誰に?家内とは別行動やし)」
ああ~、誰にしようか、グルグル考える。

番人たちは
(新婦の親父が勝手なことをしているのでなんとかしろ!)
と話し合っているんでしょうね。

とどめに最初の番人が来て
「どなたかにプレゼント、という形でならいいです」
「・・・いいです。飲みます」
番人の前で日本酒の瓶を一気飲みしました。

娘の華燭の典に水を差すつもりはさらさらないので
つとめて穏便に、穏便に。

若い彼らはマニュアル通り個々に動いているのでしょうね。
しかし連携はよくない、と思う。


おしっことお酒に気をとられていたのか、
それとも一昨年息子のを経験しているからか、娘からの手紙にも、花束贈呈にも
涙というものは出ませんでした。
隣に立つ家内をチラッと見てみたら、ニコニコしていました。


息子も娘も、結婚式の費用では、おもいっきり親の脛を齧ってくれました。
自分の結婚式のときは親の脛を齧らなかったのですが、
齧らせてあげる脛を持っているだけ幸せと考えることにしましょう。
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おきらく遍路旅十巡目 24番最御崎寺~37番岩本寺

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お盆を前にして帰省もせずお四国に来ました。
でもね、ご先祖様たちと一緒にお遍路に来ていると思ったら、
それも立派な先祖供養であると思います。


8月10日(金)

今回は土佐遍路なので、夜行バスに乗って翌朝高知駅に着く、
という予定でバスチケットを買っていました。

今この季節、高知では「よさこい」真っ最中なので、
お宿はどこもほぼ満杯
いつもの地蔵堂に泊まる事にしました。
汗をかく季節だが、まあいいか。

さて
今日は早く仕事が終わったので、今日中に四国に行こうかなあ。
まだ日が高い。お四国に早く行きたい。

迷う暇はなかった。
気がついたら新大阪駅のホームに立っていました。
買っていたバスチケットはもったいないとは思ったが、まあいいや。
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新幹線に乗ったら、乗車率は200%
ああ、お盆休みかぁ
お土産を抱えた家族連れでごった返っていますねえええええええ。
新大阪から岡山までの1時間弱、ずっと立っていました。

岡山から高知へ向かう「南風17号」は幸い岡山始発なので
真っ先に乗る事が出来ましたがな。
自由席の乗車率は80%くらいかな?快適に乗る事ができました。

1日予定を繰り上げて地蔵堂に向かいます。
「御免駅」でJRから土佐黒潮鉄道に乗り換え、1930頃到着
いつもいつも泊めていただきありがとうございます。
エアコン、風呂、洗濯などは我慢しなくてはいけません。
まずお地蔵ざま、お大師さまにご挨拶をして・・・
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おや?部屋の隅に何かいる。
おお、蜘蛛ですよ・・・手足が長いやつ。
土間にもう一匹いて、脱いだ靴の中にいつの間にか入っていました。
靴を履こうとしてちょっとびっくり。
でもお地蔵さまのお使いなんでしょう。丁重に扱いましょうかね。

外に水道があるので半裸になり真っ暗な中、
身体をぬぐってさっぱりしました。
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暑くて眠られないかなと思っていたら
立秋を過ぎた頃から朝晩が凌ぎやすくなってきたので
一杯飲んだら快眠できました。


注:この地蔵堂は、管理する方が好意で特別に使わせてくださっている場所なので
不特定多数に対して安易に場所は特定できません。ご了承ください。



8月11日(土)
窓の外が白む頃、目が覚めたのでコンビにまで歩いていって
朝食を買い、トイレを使わせていただきました。

朝の時間はたっぷりあるので、
お堂の掃除をして朝のお勤めのあと、座禅をしました。
久しぶりの座禅なので呼吸がうまく整わない。
しばらく座っていたら落ち着いてきました。

やがて友人が迎えに来てくれました。
今日は、海部にある「轟の滝」に行く予定です。
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今日の土佐の空は雨雲がたちこめていて、時折雨が落ちてきます。
そのせいで湿気が高いっすね。

数時間走って
海部まで来ました。
あれ?ここって前回訪れた「城満寺」の近くじゃんか。
おお、大屋根も見えるよ。

道はどんどん山の中に入って行き、離合の大変そうな道になってきたとき
到着!
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空気感が変わってきたことに鈍感な自分でも感じられます。
ここは神域なんやね。
参道に置かれている丁石にはお不動さんが刻まれていますよ。
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濡れた岩に滑らないように気をつけて進むと
目の前に神秘的な光景が現れました。
岩の裂け目の向こうに滝壺があります。
滝まで大分あるのですが、自分の立つ場所にまで
水しぶきが飛んできています。
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なんとも厳かで、張り詰めた空気の場所ですねええええええ。
ああ、来てよかった。
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轟神社が上のほうにあって、
急な石段を登り、拝殿まで行きます。

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神域の気をたっぷりと分けて頂き、元気になったような気がします。
これで今日のお遍路も大丈夫でしょう。
供えたお神酒のお下がりも頂きました。

さて
お遍路を始めましょう。
まずは室戸岬方面に行き、

24番 最御崎寺着
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駐車場にはハイビスカスの花が咲き乱れています。
日本海側の自分の住む所と、明らかに植物分布が違いますね。
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湿気が多く、霞がたなびいています。
まだこの時点では暑くありません。
お盆休みに入ったせいでしょうか、子供連れの家族が多いようですね。
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手水場に、生駒聖天さまの手拭がかけられていて「?」だったんですが、
本堂の奥に聖天堂があったんですねえ。
駐車場にある境内案内の看板で気づきました。
次回は是非参拝しよう。

25番 津照寺着
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鐘楼門にブルーシートがかけられていますよ。
工事中の看板が立てられています。
いつもそうなんですけども、札所の長い階段を登るとき、
そんなに辛くないような気がします。
霊場の気に触れて背中を押してもらえるからでしょうか。
大師堂に降りてくるころには、さすがに汗が噴き出してきました。

26番 金剛頂寺着
今日は駐車場にある貨車を利用した茶店が閉まっていますよ。
アイスクリンを食べたかったが、残念。
道中雨が降っているが、札所に来ると雨があがるのでありがたい。

奈半利の街を過ぎて
神峯寺への坂道を進み、山のてっぺんの神峯神社に行く。
ここは訪れる人はほとんどいないが、神様が居る気が満ちています。
御神水をいただき、導師様の祝詞に合わせて額づく。

神様にお祈りする際の祝詞をきちんと勉強しなくてはいけないなあ、
と感じるようになって来ました。
これは機会なのか。

ここでもお供えしたお神酒のお下がりを頂戴しました。
実は今日頂いたお神酒は、今週末に娘の結婚式があるので
そこで皆々様に飲んでいただこうと考えているのです。

下に降りて

27番 神峯寺着
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納経所では、
お母さんに連れられた小学生の男の子が
「高知県でのへんろころがしは、ここですか?」
とたずねていました。
ノートに記入していたので、夏休みの自由研究かな?
四国の子供たちはお遍路さんについて勉強する機会があっていいですね。
自分が四国に住んでいたらお遍路さんを題材にした自由研究をしていたかな?

今日はここまで。
ねぐらの地蔵堂に落ち着きます。
さすがに今日は汗をかきました。
夏場に2日連続で風呂なしは耐えられないので
ちょっと遠出をして、入浴施設のある街に行き汗を流した後
駅前のコインランドリーに洗濯物を放り込み、その間に夕食を食べました。
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「しらす丼」
これ、土佐の名物なんですって。
鎌倉で生しらす丼を食べたが、土佐にも生しらす丼はあるんでしょうか?
あったら食べてみたい。

洗濯と食事の終了時間と、列車の発車時間の関係が非常にタイトで
間に合うか?と少しだけ心配したが

「焦っても仕方がない」

という開き直りが必要ですね。
その気持ちを持つようになってからは、
却って円滑に乗り継ぎとか行動が出来るようになりました。

地蔵堂に戻り、2日目の夜を無事に過ごすことができました。
お地蔵さまありがとうございます。


8月12日(日)
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今日は高知市内の札所廻りです。
空模様はどんよりとしていて、
列車に乗ったとたんに大雨が降ってきましたがな。
「のいち駅」で降りて迎えを待つ。
今日はよさこいの真っ最中なので、
市内の繁華街には入らないように行動します。

28番 大日寺着
まだ朝早いので本堂は閉まっていて中には上がる事ができません。
雨がパラついていますが、気になるほどでもない。
境内には桔梗が咲いています。タカサゴユリとのコントラストがいいね。
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雨があがった。行く手の空には1/4サイズの虹が見えます。
縁起がいいなあ。
そういえば土佐遍路のとき、虹を見る確立が高い。


29番 土佐国分寺着
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手水場の天井には、滑車があるよ。
そうかあ、昔はここの井戸から水を汲んで手水を使っていたんですね。


30番 善楽寺着
納経所では住職様が優しい笑顔で迎えてくださいました。
ここは色々なオリジナル商品があって楽しいですね。


それほど混雑していない市内を五台山に進み


31番 竹林寺着
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豪華客船が入港しているのでしょうか、
外国人観光客が境内に沢山いました。
白人に混じって大陸系の人もいますが、ハイソな人達なんでしょうか、
ワイワイとうるさくありません。

ここの本堂の奥には聖天堂があり、
かねてから用意してきた「清浄歓喜団」をお供えし、
堂内に靴脱いで上がる事が出来るので
五体投地礼でお勤めをすることができました。

お盆の入りなので、法要のための人が沢山来ていて
彼らをお迎えするために住職が傘を差して出ていました。


海の方へ向かって次にいきます。

32番 禅師峰寺着
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駐車場にはタクシーがいて、リュック背負った白人のおじさんが降りてきました。
タクシーはそのまま帰っていくのでおじさんは歩くんでしょうかね。

納経所では、おじさんが種崎渡船のルートと橋のルートの違いを
さかんに訪ねていましたが、納経所の人が困っていましたので
わしがインチキ英語で
パブリックフェリーは只で、便数も多い。
それにブリッジを歩くと遠回りだよ、と教えてあげました。

ここから桂浜を通り、海岸線に沿って宇佐の方に行く。
天気も悪いがお盆休みもあるのでしょう、家族連れの海水浴客が多いねえ。

36番 青龍寺着
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長い石段も苦にならん。
本堂、大師堂にご挨拶したあと、山門近くにある聖天堂にご挨拶しました。
ここでも「清浄歓喜団」をお供えし
お下がりを納経所の感じのいいお母さんに貰ってもらいました。

高岡市内で昼食を買いに、スーパーマーケットに行きました。
ここで食べたかった「土佐巻き」を2種類買います。
食べ比べですね。
漁師町が近いので、味はいいはず。
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早速食べてみます。
ひとつはニンニクが効いていて、知っている土佐巻きで、
もうひとつは生姜と葱が入っています。
ポン酢タレで食べるとどちらも抜群においしいよ。

自分でも作ってみようかなと思うのですが
カツオのたたきの鮮度が大切なんやろうなあ。
土佐で食べるから美味しいのかもしれん。

それから鯖寿司も買ってみます。
京都の古道「鯖街道」の「鯖の棒寿司」とはまた違った味わいがあります。


35番 清滝寺着
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今日は境内には誰もいません。
貸し切りですがな。
納経所では、住職さんでしょうか、
清滝寺の歴史と参道の状況について詳しく説明してくださいました。

ここから一気に四万十市に向かいます。
さすがに高速道路は交通量が多いね。
窪川の街も帰省か観光の車で混雑しているみたいです。

37番 岩本寺着
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門前のお店ではかき氷をやっていて、親子連れが楽しそうに食べています。
わしも食べたいなあああ。

ここの聖天様にお参りがしたかったんです。
そもそも聖天様を意識し始めたのはここだったので、
やっとお参りできた事の感謝と、お参りしなかった事をお詫びしました。
清浄歓喜団のお下がりは、わしがいただくことにします。

元来た道を戻り、
34番 種間寺着
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お参りを済ませたら、門の外で小学生の男の子から声がかかりました。
お遍路さんに関するアンケートですって。
ここでも夏休みの自由研究です。
お父さんも付き合ってくれていて、小さい妹がお接待のお茶をくれました。
いいですね、こういうの。

アンケートをどう纏めて、どんな結果を出すのでしょうか。

今夜のお宿は33番雪蹊寺門前の「高知屋」さんです。
よさこいの期間なのですが、旅に出る前に連絡してみたら宿泊OK!
かねてから泊まってみたかったお宿なのです。

今日の宿泊者は、おへんろ2人、よさこいの鳴子(踊り子)たちです。
キャンピングカーの家族連れもいました。
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通された部屋の窓からは雪蹊寺が見えますよ。
クーラーの効いた部屋で極楽極楽
お風呂を頂いて、洗濯はしてくださるそうで、更に極楽

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1800からの食事は、カツオのたたきが美味しいね。
甘めのポン酢がよく合っています。
添えられたニンニクは角切りにされています。
ミョウガも添えられていて色々な味が混ざりあい美味しいねええええ。

大飯3杯食べて精進落しのビールを頂いていたら
遅れて到着したお遍路さんが食堂にやってきました。
奈良からの区切り遍路さんです。
彼と給仕の女将さんと話が弾み、つい長居をしてしまい、
それに自分が食べようと思っていた清浄歓喜団を女将さんにあげてしまいました。
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食後はいい気持ちで外に出て、
暮れかけている雪蹊寺の境内を散歩しました。
宿坊とか門前のお宿に泊まると
夕方や早朝に境内を散策できるのでいいですね。

明日は帰る予定だけなので、ちょっと夜更かしして2130に寝ました。


8月13日(月)
今日も休みを頂いているのですが、帰るだけの予定です。
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0630に朝食をいただき、
0700に雪蹊寺を参拝して御朱印をいただき、
今回の旅はおしまいです。

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ふと空を見上げると、秋の空か?と思うような雲が浮かんでおります。
まだまだ暑い日が続きますが、確実に秋はやってきているのですね。
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0930「高知駅前高速バス停」から大坂梅田行きバスに乗り
5時間かけて大坂まで戻ってきました。

あと38・39番を廻ると土佐は終わりであります。
今回は神様とのご縁を多く頂く事ができました。
自分は神様よりも仏さまが好きだと思っていたのですが
そんな自分でも神様はちゃあああんと見てくださっていることに気づき
きちんと神様とも向き合って行きたいと考えております。
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おきらく遍路旅十巡目 18番恩山寺~22番平等寺

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平成30年8月3,4日

前回の民宿「碧」で座禅のワークショップ参加の際に
20番鶴林寺と23番薬王寺をやったので、
今回は18番恩山寺、19番立江寺、21番太龍寺、22番平等寺をやる計画です。
12番焼山寺は、涼しくなったら登ることにしよう。

8月2日(木)
阪急宝塚線に乗って「阪急梅田駅」に行く途中、
大きな龍神様が(無事に行けよ)と見送ってくださっている。
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長いことその姿を留めていてくれました。
1640阪急梅田発の高速バスに乗って徳島へ。
バスの中は乗客も少なく、夕方なので冷房がよく効いていて心地よいねえ。

徳島に着き、いつものお宿にチェックインして、さて夕食は何にしようかな?
前回同様にカレーが食べたくなった。暑い日には辛いカレーかな??
駅前の店に入り、辛さ「5」を頼んだら、「普通」の12倍なんですって!
それにライスも倍を頼んだら・・・
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吹き出る汗を拭き拭き、ピッチャーの水を全部飲む勢いで食べました。
満腹感を感じるのは、食物を摂取して血糖値が上がり、8分後に満腹中枢を刺激する。
勝負はそれまでだっ

なんとか食べ終えました。
最近小食になってきているので、無茶は出来んなぁ~。
喉の辺りまでカレーが詰まっているような気がします。
ヨロヨロとホテルに帰り、そのまま寝てしまいました。


8月3日(金)
4時頃目が覚めました。睡眠は充分に取れたような気がします。
朝シャワーで身を清めて装束を改め、いざ出発

朝食は・・・お腹が空いていません。
昨夜の巨大カレーのせいですね。
まだカレーがお腹に残っているような感じです。

今日は湿気もあるような気がして朝から暑い。
0544「徳島駅」発のローカルに乗り込む。
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車窓からは稲穂が風に揺れているのが見えます。
今日は平日なので学生さんたちが乗り込んできます・・・が
夏休みではなかったっけ?
夏期講習か、部活か?

途中ドドッと乗ってきて、ドドッと降りていきます。
大学生らしき集団は阿波赤石で降りていく。何かがあるのかな?

0646「新野駅」着
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ここから平等寺まで歩きます。約2km
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稲穂の写真を撮ろうとしたんですが、列車内の冷房で冷やされたカメラレンズが曇っているよ。
田を渡る風は息苦しいほどです。

0710
22番 平等寺着
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境内にはお遍路さんが2人
車遍路さんと歩きかな?リュック背負った軽装の人です。

本堂までの階段を登ると汗が吹き出してくる。
信心が足りないせいでしょうか、本堂でのお勤めの際には風は渡ってきません。
巡拝順路を降りてきて、開放感溢れる大師堂でお勤めするが風はなし。

ああ、信心がたらん。

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門前にある御加持水の無人販売には、2種類ある。
前ならばお遍路バージョンを買っていたのですが、
今日は値段と量の関連で通常のやつを買う。
水分補充が今日の重要課題だからです。

大根峠を目指して山間の田園地帯を歩くのですが、
今日は何故か身体が重い。おまけに肩も痛い。
今回の荷物には野宿用品が入っていないので軽いはずだが・・・
魔よけの刃物を持ってきていないせいか?

水のお接待がある休憩所で水道水を飲んでみるが
生ぬるいなあ。

やがて山道に入ると少しは空気感が違うよ。
向かい風も時折吹いてきます。

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遍路小屋があるので少し休ませてもらいましょうか。
背の高い小屋と青竹のコントラストがいい風景です。

大根峠の遍路道はよく整備されていて歩きやすい。
でも登り道なので汗が噴き出してきます。
もう衣装は上から下までぐっしょり濡れています。
汗には塩分、ミネラルが含まれているので汗と一緒に失われているんやなあ。

梅干をしゃぶりながら、麦茶を飲みます。

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よよようやく、峠に至りました。
結構疲れたなあ。空気が涼しい気がする。
ここからは下りなので楽・・・と思うが階段を下るのは結構疲れます。
道の脇には小川が流れていて、飲みたいなあと思うが飲める場所がない。

人の住む領域が近づいてくると気温も上がってきます。
棚田には稲が実り、
ふとみると山百合(かな?)が目に入る。
これ見ると夏も深まってきたなあ、と思うのです。
気になってあとで調べてみたら「カノコユリ」というそうな。
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阿瀬比の集落に出ました。
ここから、いわや道遍路道を登ると太龍寺に至ります。
でも今日はロープウエーで登る予定なんですよ。
無理は禁物・・・ってんで。

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近くの「阿瀬比バス停」を見てみたら、
10分後にロープウエー駅方面に行く便があるよ!
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

バス停のベンチに座って待つ。
日陰がなくて暑いが、菅笠があるのでまあ大丈夫でしょう。
木のベンチには汗で尻の跡がつきました。

0940に来たバスに乗り込んだら、平等寺にいた軽装の人が乗っていますよ。
彼は大根峠越えを避け、平等寺からバス停のあるところまで歩いてから
バスに乗ったんでしょうかね。
暑いからね~。

「和喰下バス停」で降りて、彼と一緒にロープウエー駅まで歩く。
なんでもタイ在住(日本人!)で、休暇を取ってお遍路に来ているということです。
今回は徳島のホテルを基点にして徳島の札所を廻っているとか。
彼によると今年の日本の暑さは異常だそうです。

山麓駅に着いたら、あと5分でロープウエーが出るようです。
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

乗客は彼とわしの2人のみ。
ガイドさんもリラックスして要点のみを喋っています。
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車内にはエアコンがなく暑いかなあと思いきや、
開けられた窓から涼しい風が入ってきて気分爽快

10分ほどの空の旅を楽しみ、


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21番 太龍寺着
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本堂の中では法要が行われているようです。
おおっ、ラッキーです。
法要のご利益のおこぼれを頂戴しながらお勤めします。
大師堂では回廊を渡って裏の大師廟でお勤めしました。

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納経所で御朱印を頂いた後、
今日お世話になる「碧」に連絡を入れます。
「もしもし、いま太龍寺の納経所です」
「えっ?早いですね」
「これからカモ道下ります」
「では12時半頃一宿寺ですね」

「そうなりますか」
実はこの日、1330から四国放送の記者の方が
「ラジオ遍路・88の音巡り」
の収録のために碧に来るそうで、
その際お遍路さんの声も聞きたい、というのです。

間に合えば収録に参加させていただけるんですが
焦って慌てて行動しても仕方がない。
淡々と行動していたら、どうやら間に合いそうです。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

さて同行の彼は、太龍寺道を降りて水井橋を渡り鶴林寺へ。
わしはかも道を降りて一宿寺へ。
分岐点でお別れします。

かも道を下るのは初めてですねえええ。
登りの辛さがない分、余計にかも道を楽しむ事ができます。

フンフンフ~ンと鼻歌交じりで稜線を降る、降る。

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道が崩れている場所がある。大雨の影響か?
それに雨で流された葉や枝が道に堆積していますよ。

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途中一箇所だけシダの繁る道もあります。
ここの景色を撮るには・・・
低いアングルでしゃがみ込んで撮ってみました。

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石室が見えてきました。
かも道にひっそりと佇んでいます。
中に誰もいないのも、崩れてしまったものも、痕跡すらないのも
これもまた時代の流れなのでしょうか。

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「白の道」に出る。石灰岩地は足が滑りやすくて注意が必要です。
今回のお杖も、ここに合わせて富士登山の八角棒を持ってきました。
ここは石灰岩の地形なので、地下には鍾乳洞があるのか?

「こぶし石」、「にじり石」を過ぎて
お大師さまの像のある休憩所で休憩
山を渡る風が心地いい。
いやあああ~、かも道はいいねええええええ。

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「青の道」は竹の青が綺麗です。
しかし急な坂道を降るので、
積もった竹の葉で滑らないように注意が必要です。

下界が近づいてきました。
一宿寺の屋根が見えてきましたよ。

1214
やれやれ、早く着いたなあ。
下り坂で足がガクガクしているよ。
水掛け不動さまと、おやすみ大師にご挨拶していると
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ギョッ!幕の奥に人がいる!
おそるおそる覗いてみたら・・・
「ハァ~イ!」
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迎えの車が来てくれたので乗り、民宿「碧」に到着
ずいぶんと早いチェックインになったなあ。
まずは濡れた衣装を脱いでシャワーを楽しむ。
冷房の効いた室内でひっくり返っていました。

1330に階下で、
放送局の人が到着したような声が聞こえてきました。
呼ばれたら行く、という段取りなのでそのまま寝転んで待つ。
最初は民宿の取材をされているようです。

やがて呼ばれたので広間に降りていくと
そこには四国放送局の人が1人います。
ラジオ局なので、当然カメラの人はいない。
レコーダーひとつの軽装です。

挨拶を交わして、早速打ち合わせがはじまりました。
色々な質問が来るのでそれに答えていきます。
本番の際によどみなく会話が出来るための準備なのですね。

「では、お願いします」
「はははい」

以前韓国のテレビ局の人にインタビューされたときは
しどろもどろでしたが、
今回はリハーサルをしているのですらすら話すことが出来ました。

いやあ、
お遍路中、時々ラジオでこの番組を聴いていましたが
まさか自分が出演するとは考えてもいませんでした。
碧さん、呼んでくださってありがとうございます。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

しかし、放送される8月19日は娘の結婚式の関係で家に帰っていて
お遍路どころではなく、聴くことができません。
後でオンデマンドで聴くことができるかな?


8月4日(土)
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0600朝食、0645に車で送ってもらい

0655
19番 立江寺着
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本堂でのお勤めのときにお寺の鐘が響きました。
何回撞いていたのかな?
明け六つなので6回なんかな?

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納経所では、「関所寺の印」を頂きましたがな。
そういえば、昨日の太龍寺では金龍の御朱印を押してもらうのを忘れた!
まあいいや、次回のお楽しみということで。

ここから赤橋を渡って恩山寺まで歩きます。
既に暑い。
しかしながら、この時間は向かい風が吹いて来て心地よいね。
衣装はすでに汗でぐっしょりになっています。

この道を逆に歩くのは初めてです。弦巻坂を通りたい。
遍路案内を見落とさないように注意しながら歩くのですが
暑さで集中できへん・・・。

この辺は大きな案内板が設置してあるので
なんとか旧遍路道に入ることが出来ました。
竹林に覆われた弦巻坂はいい景色ですねええええ。
いちばん竹林の美しい季節ではないかと思うほどです。

畜産場を抜けると、駐車場を経て

0825
18番 恩山寺着
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お大師様が迎えてくださりました。

手水場では、無作法ながら首と顔に水をバシャバシャかけさせていただきました。
ああ~、気持ちがいいなあ。
お大師さま、ありがとう。

本堂でのお勤めを終えて階段を降りていくと、
上下白衣のダンタイサンがやってきました。
「おはようございます」
「おはようございます」
「・・・あれ?」
三和会の方々でした。
そういえば去年もここで会ったよなあ。
ここでのご縁があるのでしょうか。

今回の予定はここで終わりです。

徳島まで移動してから、高速バスで帰る予定です。
さてJR「小松島駅」まで歩くか・・・
「恩山寺バス停」を覗くと、30分後に徳島行きがあるよ・・・

おおっ
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛

でもねえ、日陰の全くないこの停留所で30分じっとしているのは辛い。
どうせ暑い想いをするなら、バス路線に沿って歩くとしますか・・・
だいたい10分くらい歩くと次の停留所があるよ。

3つ目くらいの停留所に来ました。バスが来るまで5~6分
ここでバスを待とうかね。
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田圃にはタニシがたくさんいます。農薬をあまり使っていないんでしょうね。
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農作業をしていたおばあさんからお接待を300円頂きました。
「暑いから、たいへんやねぇ~」
「南無大師遍照金剛 ありがとうございます」
「お気をつけて」

やってきたバスに乗るのですが、ズボンも汗で濡れているので
シートを濡らしてしまうことに罪悪感を感じますがな。

1030頃に「徳島駅前バス停」に着く。
高速バスチケットセンターで、
1200発の阪急梅田行きチケットが買えました。

さて時間があるので温泉に行って汗を流そう。
「びざんの湯」
今日は営業していますよ。
早速入るのですが、今日はもっぱら冷水泉に浸かってばかりいました。
気持ちいいですね~。
冷水泉は屋外にあるので水浴びをしている気分満点ですがな。

実は太龍寺の後、那賀川で水浴びをしたくて仕方がなかったんです。
いつか夏の歩き遍路の際に、川遊びをしたいと考えているのです。
それができるのはいつか・・・

お風呂のあとは精進落しのビールは定番であります。
今回は餃子を頂きながらキンキンに冷えたビールのうまいこと。

余裕を持ってバスに乗り込み、爆睡状態で
目が覚めればそこは阪急梅田バスターミナル

今回も無事に終了しました。

気象庁も警告する生命の危険がある暑さの中で
なぜ歩き遍路なんてするの?
なんででしょうね?
それはお大師様に呼ばれたから!

今回碧に宿泊したお陰でラジオの収録にも呼んでいただきました。
これをご縁という他なにがあるのでしょうか。

次回は土佐遍路であります。
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プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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