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おきらく遍路旅 通算九巡目 1番霊山寺~11番藤井寺

おきらく遍路旅 通算九巡目 1番霊山寺~11番藤井寺
平成30年1月27日、28日

お気楽なお遍路旅も9巡目を迎えました。
歩き・列車・バスを使ったお遍路の旅も絶好調であります。

今年は権中先達申請をする予定でありまして、
益々精進していかねばなりません。
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さて

1月26日(金)
1600にJR大阪駅バスターミナルから出発です。
大阪駅界隈には、JR・阪急・阪神・南海・海部などなど各社のバス乗り場が点在していて
間違いやすいと思います。
その点、なんばOCATは各社が乗り合わせているので便利であります。

バスに乗り込むと本でも読もうと用意しているのですが
数行読むと眠りこけてしまいます。

19時前に徳島駅に到着
駅前の「徳島ステーションホテル」にチェックイン
素泊まりなので、夕食を食べに行きます。
最近お気に入りなのは、ホテル近くにあるレストラン
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以前「手作りハンバーグ」の看板に惹かれてフラッと入ったら
肉汁ジュワッとしたハンバーグが美味しい。
今夜もそこに行きましょう。

おいしい、やっぱりおいしいぞ!
ハイネケンをいただき、ほろ酔い加減でホテルに戻って寝ます。


1月27日(土)
駅前の松屋で朝定食をいただいて、
0522「徳島駅」発の高松行きに乗り、
0607「池谷駅」で降ります。

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今日は1番奥之院東林寺から始まりの予定です。
この駅は高徳線と鳴門線の分岐点なので、歩道橋も三つ又なんですね。
どこから降りればいいんでしょう、ちょっと迷いました。
まだ真っ暗な中、手探りで進みます。

暗い道を鳴門方面に歩くと、神社が見えてきます。
阿波神社のようで、土御門天皇火葬塚があるそうです。
まだ暗いので先を急ぎ、

0638
1番奥之院 東林院着
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ここは別名「種蒔大師」で、この種蒔大師に発心の種を蒔いてもらい、
談義所十輪寺(前札所)を経て1番札所霊山寺に向かうという。
お遍路さんが最初に立ち寄る霊場として1番奥之院とも呼ばれているそうな。

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東の空が白々と明けてきましたが、気温は氷点下かな?寒い寒い。
かじかんだ手で灯明を点けようとしたが
ライターのガスが低温すぎて灯らないよ・・・・
こおりゃいかん。冬場はマッチかなあ。

鼻水たらして納経所へ。
「ご苦労さんです。車ですか?」
「い、いえ。歩きです。今日はここから初めます」
梵字で書かれた般若心経を頂きました。

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気になっていた阿波神社の鳥居の前で遥拝します。
鳥居横に土御門天皇火葬塚があり、ここは宮内庁管轄になっており
臣民は中に入れないようになっております。

国道12号線を板東方面に歩くのですが、ここを歩くと
1番前札所の十輪寺には行けません。まあいいか。

あたりはすっかり明るくなっていますが、寒い。
風が吹いてくると余計に寒い。
ふと見ると自販機があります。

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徳島阿波踊りブレンドコーヒー
それに100円ですと。
おお、これは買わねば。
温かい飲み物を身体に入れてほっこり。

0800
1番 霊山寺着
予定通りです。
facebookで、一緒に歩いてくれる奇特な人を募ったのですが
真冬の朝早く、そんな人はいやしませんよね。
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境内ではエンジンブロアーの音が響き、落ち葉の掃除をしています。
朝早くからお疲れさまです。
わしのほかには誰も参拝者はいません。
完全なるシーズンオフですね。

気ままな冬の日、一人歩き遍路を楽しみますか!
手袋をしていても指先が寒いよおおおお。

0845
2番 極楽寺着
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相変わらず境内には誰もいません。
ここでも職員さんがお掃除をしています。
「おはようございます」
「おはようございます」
灯明立てには、わしの蝋燭のみ。
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願掛け地蔵さんの足元に置かれた湯飲みの水が凍っています。
寒いはずです。

田圃の中の道を通り、横から境内に入ります。

1004
3番 金泉寺着
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手水を使っているとおばあさんがやってきて

「すいません。5分お時間いただけますか?」
(お?妙な宗教勧誘かな?)
「お参りした後でいいかな?」
「はい・・・」

本堂前で灯明、線香を灯していると、またやってきて

「わたし、お財布落として帰れないんです」
(おおっ?寸借サギかあ・・・)
「どこに住んでいるの?」
「わたし、今日の食べるご飯のお金ないんです。タバコとか」
「え?帰るお金じゃなかったの?どこに住んでいるの?」
「100円か、200円ください」
「タバコはあなたが吸うの?」
「他の人です」

(言っている事が無茶苦茶やなあ・・・100円くらいならいいか)

「ここの御本尊はお釈迦さまです。嘘偽りはないですね」
「はい、はい。嘘申しません」

本堂のお釈迦さまに拍手叩いて誓いました。

「100円でいいんやね」
「はい」
100円あげると
「200円ください」
「えっ?100円でいいと言ったやん」
「200円と言った」

不毛な言い合いはつまらんので、もう100円やったら
さっさと去って行きました。

納経所で
「さっき本堂前でおかしなお婆さんにお布施をたかられました」
「えっ、またですか?すいません・・・」
どうやら金泉寺境内で参詣者に寸借している人だそうな。

見かけた人はお気をつけください。
しかし、本尊釈迦如来の前での事なので、喜捨と思えば腹も立たない。

鎌倉でも同じようなお婆さんに喜捨したっけなあ。

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遍路道を歩いて行くと、俳句が書かれた新しい立て札が目に入った。
向かいのお堂にも新しい札が。
「金龍山蓮華寺」「赤澤城主菩提寺」
ほほ~。
地元の有志が管理しているようです。大師堂もあるよ。

南無大師遍照金剛

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更に道を歩むと、目の前にはたわわに実をつけた木が茂ります。
この実はどんな種類なんでしょうかね?
食べられるのかな?甘いのかな?
あまり手をつけられていないので、それなりの味かな?

愛染院を過ぎて、歩き遍路御用達うどん屋の「萌月」でうどん食べようかと思ったら
ああ、今日は休みやああああああああ。
それともまだ開いていないのかな?

ヨロヨロと先へと進む。おなかすいたなあ。

1125
4番 大日寺着
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なにやら無粋なブルーシートが見えるよ。工事中かなあ。
山門の解体修理をやっています。
なので、参拝者は本坊の脇から迂回して入ります。

納経所横ではお接待の幟が立っていますよ。
去年10月にここに来た時にもお接待やっていたなあ。
「88トイレの会」の方々のようです。
he9-1a-15 のコピー

本堂、大師堂で参拝のあと寄らせていただきました。
お接待の甘酒が冷えた身体に沁みるねえええええ。
大先達のSさんと、Nさんから、錦札を頂戴しました。
そのあと、88トイレの会に入れていただきました。

今日はこの出会いのためにお遍路に来たのかもしれん。

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5番地蔵寺への道の途中にある
「フジムラベーカリー」が有名だそうなんですが
わしが立ち寄った時には閉店していました。残念

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気を取り直して、5番奥之院の五百羅漢堂に行きましょう。
拝観料300円を払って堂内へ。
誰か知った顔があるかな?

1230
5番 地蔵寺着
ダンタイサンのバスが来ていて、本堂前がごった返していますよ。
テンジョウインさんは既に納経所に詰めているので
わしの納経の時には混んでいないでしょうね。
奥之院納経帳にもご朱印をいただく。

今日は一日寒々としています。
そりゃそうやろうね。今が1年で一番寒い時期やから・・・
大銀杏や修行大師さまも寒そうです。
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門前のお土産やさんを覗き、
「いらっしゃい!」
「おなかすいたあ~」
「じゃ、草餅やね」
350円で草餅を買って食べながら歩く。

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遍路道途中の遍路小屋、
もうすっかり野宿可能な小屋になっていますよ。
遍路小屋プロジェクトの高邁な精神はいいんですが
歩き遍路にとっては泊まることのできる場所がいいなあああ。

昼を過ぎても寒い。
寒い寒いと歩いていると

1414
6番 安楽寺着
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歩き遍路の計画としては順調です。暑い日だともう少し速度は遅くなるかな?
それにしても、おなかすいたあああ。
門前の休息所で何か食べようかな?と思ったが
ここにはあまり食べ物は置いていないんですよね。
我慢しましょうか。

眞念の標識のある遍路道をクネクネ歩き、
十楽寺門前にある
名物たらいうどんの店で遅い昼食を食べようと思ったら・・・
「本日閉店」
ああっ
仕方がないなあ。草餅の残りで我慢するか。


1511
7番 十楽寺着
相変わらず境内にはわしひとり
本堂、大師堂、13期予備学生慰霊碑の前でお勤めをします。
おや?大師堂石段脇の「治眼疾目救歳地蔵」が気になる。
眼病にご利益があるそうな。お地蔵さまの形をした石ですね。
熱心に祈る参詣者が多いそうで、人の祈りが神仏の力を増すのでしょう。

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さて今夜のお宿はここの宿坊です。
いつもは6番安楽寺宿坊に泊まるのですが、一度ここの雰囲気を味わってみたい。
経験しなくては語る事ができませんもんね。

納経所横でチェックインを済ませて、館内へ
おお、まさに「十楽寺ホテル」やねえええええええ。
部屋にはユニットバスもある。
大浴場は1630からなので、部屋のバスに湯を張り、浸かる。
「あ゛あ゛~」
生き返るなあああああ。

汗はかいていないが、今日着た衣服をランドリーで洗う。
今日は20km以上歩いたので、ベッドに横たわったら眠りこけてしまいました。
ふと目が覚めると1640です。

大浴場の時間になっていたので、早速行ってみたら、
湯がぬるいよ・・・・・
長めに浸かっていたんですが、あまり温まりませんでした。
脱衣所で身体を拭いていたら職員の人が来て

「すいません・・・風呂加減は・・・」
「ぬるかったああああ」
「すいません、沸かすのが足りなかったのに気づいたのです」
「そうですか」
「食後にまた入りに来てください」
「はあ」

今日は賑々しいダンタイサンが宿泊されます。
山口からの御刀自さん25名です。
食堂はそれはそれは賑やか。
歩きはわしとオジサンの二人
給仕はダンタイサンの相手で忙しく、わしらは後回しですがな。
でも大飯いただきましたがな。
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今日は般若湯はいただかず、部屋に帰ってさっさと寝ました。


1月28日(日)
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朝は0630から本堂でお勤めです。
ちょっと早めに行ったら誰もいないので、御本尊様の前で
覚えたての五体投地礼でご挨拶しました。

やがてガヤガヤと賑やかにダンタイサンが入堂してきて
寒い中、朝のお勤めが始まりました。

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0700、お勤めの後朝食
隣のおじさんとは昨日は会話できなかったので、
「今日はどちらまで行かれますか?」
「・・・・・」
(?)
「ワタシハ、カンコクカラキマシタ」
ああ、韓国の方か。
神戸の領事館勤務経験があるそうで、日本語がうまい。
サンチャゴ巡礼にも行ったらしい。
それに陸軍大尉だったそうで、わしは海軍大尉
「大尉」の英語表記は
海軍は「Lt.S」陸軍では「Captain」でしたっけねえ、という話に花が咲きました。
「この先、お気をつけて」
「アリガトゴザイマス」

今朝は昨日ほど寒くないような気がするが、それでも寒い。
氷も張っていますね。
今日は午後から雨または雪の予報です。
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途中、新しくできた民泊宿がありました。
機会があれば泊まってみたいですね。

0814
8番 熊谷寺着
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国道ではなく、遍路道を通っていくと山門前に出ることができます。
桜の木が植わっているので春は綺麗でしょうね。

参道を、やっこらやっこら本堂まで登り、大師堂でお勤めをして
もと来た参道を降りていくと・・・
ダンタイサンがヨロヨロと賑やかに上がってきましたよ!
ああ、宿坊で一緒だった人達
すすすると納経所は大変だ!

の心配は杞憂に終わり、何事もなく御朱印を頂けました。

では次行こう。
途中でダンタイサンのバスに追い越されるやろうなあ。

ですが、バスの影もなく、

0910
9番 法輪寺着
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境内にはクルマヘンロさんが二組くらい。
あとはハイキング姿の女性が二人
どうもダンタイサンはコースが違うようです。
この先出会いませんでしたがな。

余裕を持ってお勤めし、ご朱印を貰ってから門前の茶店にGO!
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「こんにちは~、焼き芋あります?」
「あるよ!」
おおっ南無大師遍照金剛

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ここのお店で朝早くから焼き芋にありつける確率はどれくらいかな?
とにかく今日はありつけました。
お接待のコーヒーをいただきながら食べていたら
先ほどのハイキングお遍路さんが店頭を覗いていますよ。

わしがうまそうに食べているのに釣られて店内へ。
彼女らも焼き芋を頼みました。
「どこからですか?」
「私達、徳島在住なんですよ」
ほ~、札所が身近にあるのが羨ましいねえ。

外はだんだん寒くなってきました。
冷たい風も吹いてくる。雪も降るかな?

切幡寺への坂道では汗ばんでくるが、手先は冷たい。

1026
10番 切幡寺着
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駐車場にはマイクロバスが停まっていますが
お遍路っぽくない年寄りの団体さんが降りてきていて、
333段の石段に難儀しているようです。

孫でしょうか、女の子2人が
「おばあちゃん、まだこの先あるの~!」
と叫びながら石段をズンズン登っていきます。

境内はお年寄りで一杯になり、賑やかですが
納経はしないようで納経所は空いていますよ。
どこかの講の参拝なんでしょうかね。

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ここから吉野川を横切って11番藤井寺に向かいます。
西の空を見てみると、何やら雪の雲が広がってきています。

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人待ち風情のお遍路さんも寒そうです。
特に足元が冷たそう・・・・。

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梅の香りがしました。
早咲きの黄梅が咲いています。
ああ、春はいずこ

寒いとおしっこが近くて困る。
早く札所に着かないかなあああああああ。
気分的に道程が長く感じます。

1305
11番 藤井寺着
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おお、前回はここに1400着でした。
やはり寒いと早く歩くことができるのかもしれん。
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納経所で
「すいません、藤棚に落ちている藤の種を貰ってもかまいませんか?」
「ああ、いいですよ」
「ありがとうございます」
「結構皆さん拾っていきますが、うまく育たないようです」
大丈夫です。わしの家の庭には自分で植えた藤棚があります。
お大師さまお手植えの藤、うまく育ってくれるといいなあ。
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今回の旅はここで終わりです。
「鴨島駅」から「徳島駅」まで行き、
駅前の天然温泉「びざんの湯」に入り、
またまたレストラン「ルーブル」に行って、今度はチキンカツを食べました。
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サウナで汗を出し切り、カラカラになった身体にビールを一気飲みしたので
一挙に酔いが廻り、
帰りのバスの中では爆睡していたような気がします。

今回はここでおしまい。
来週には阿波の国遍路第2段です。
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チュンダよ、自分を責めるな

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身近な人の死に接する時、
自分の責任について考えてしまいます。
あのときもっとああしてやれば、
無理に呼ばなければ、
手術を勧めなければ、
抗がん剤治療を勧めなければ
色々と考えてしまいます。

遅れ先立つは世の習い、とは言いますが、大切な人を亡くすと、
私達は時に自分を責めてしまいます。

俯瞰的に考えれば、人の生死は結果は同じなのですが
凡夫であるわしは、
ついつい悔恨の念を抱いてしまいます。
自分を責めてしまいます。

自分の結婚式に母方の祖父を呼んだ後、体調が悪くなり亡くなった。
葬儀のときに兄に

「結婚式に呼んだのが死期を早めたのかもな・・・」

「うん、そうだろう」

(なんだこいつ、相変わらず空気読めないやつやな!)
即座に肯定されたのがショックでした。
否定して慰めてもらいたかったのか。

父親が原発性肺がんと診断されたとき
本人より先にわしは
「では、切除手術をお願いします!」
と医師に言ってしまった。
手術後、父親がボケはじめた。
あのとき手術をさせなければ
10年間ボケたまま生き、そして死ななかったかもしれん。
でもガンで苦しみながら生きるのがよかったのか。

心に痛みを抱えながら生きてきた。




先日テレビで
純陀(チュンダ)についての話を聴きました。
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-チュンダよ、自分を責めるでない-

涅槃会に掲げられる涅槃図の物語に欠かせないのは、お釈迦様に
「最期の食事」を捧げた鍛冶屋のチュンダです。

チュンダは、憧れのお釈迦様に食事を供養できることを誇りに思って
最高の食材で食事を作りましたが、その中に毒キノコがあったらしい。
お釈迦さまは激しい腹痛に襲われ、体調は悪化してしまいました。

チュンダは、自分の食事のせいでお釈迦様の死期が早まったことを嘆き、
人々にも非難され、
そして自分がお釈迦様を死なせてしまうと我が身を責めます。

このチュンダの心情と周囲の動揺を察したお釈迦様は、
チュンダに向け、
そして周囲の弟子らにも聞こえるように殊更きっぱりとこうお説きになります。

「チュンダよ、私が死んでいくのはお前のせいではない。
私が死んでいくのは、私がこの世に生まれたからである」

お釈迦様は、未来のすべてのチュンダに向かって語りかけているのでしょう。

「あの時に私がこうしていれば、あの人は死なずに済んだのではないか」
「いや、ああしていれば...」と、自分を責め、ひとり苦しむ多くのチュンダ。

そんなチュンダである私達に向かって、お釈迦様は、
「あなたのせいじゃない、心の重荷を降ろしていいのだよ」
と語りかけているのです。


長いこと気に病んでいたチュンダのわしは、
少しだけ救われたような気がしました。
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西国四十九薬師霊場巡礼 第29番温泉寺

西国四十九薬師霊場巡礼第29番温泉寺
平成30年1月12、13日

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1月12日(金)
温泉寺は養老4年に城崎温泉を開いた道智上人により天平10年に開創された古刹です。
道智上人は衆生済度の大願を発し諸国をめぐり、
養老元年に城崎の地に来て、当所鎮守・四所明神の神託により、
千日修行をされた功徳により温泉が湧出し、城崎温泉が開かれたそうです。

温泉寺は源泉の湧出している場所にあり
お湯を飲めるのですが、一口飲んで・・・やめました。

さて今回城之崎の温泉寺に来たのは、家族サービスです。
大阪での単身赴任も4年目
休日はろくに家にも帰らずお遍路三昧の身を省みますと、
裏京都市に残した家族の心境はいかばかりか。
娘もこの1月に入籍し、家を離れます。

さぞや家内は寂しいだろう、と忖度しましたが
案に相違し、一人暮らしを十二分に楽しんでいるようです。
「亭主元気で留守がいい」
これは至言であろうと考えます。

居るとうるさい亭主は、たまに帰ってきてサービスをしてくれたほうが
いいのかもしれんね。

いちおう年末年始も帰省したのですが
12・13・14日と3連休をいただいたので、
温泉旅行を思い立ったのです。
平日なので旅館の予約もうまくいきました。



さて西国四十九薬師霊場巡礼第29番温泉寺
29温泉寺00

大阪から日帰りで行くには、ちょっと離れすぎています。
ホイホイ行くのには遠すぎる。
何か理由がなければ・・・です。

ですから城之崎温泉!
我が家では子供が小さい頃から毎年年末に家族旅行で城之崎温泉に行っていたのです。
子供が大きくなってからは家族で行かなくなってしまいました。

では久々に家内と行こうかね。
無理やりコラボさせました!

折りしも日本列島には寒波が到来
九州でも雪が降っているらしい。
城之崎は丹後半島の北の端にあり、さぞ雪が盛大に降っているやろうなあ。
雪国では冬はスタッドレスタイヤは標準装備
それにスコップと長靴などを用意して出発しましたが
道中どこにも雪の影はない。
今期、丹後半島は雪の雲に覆われていないようです。

南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛
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なんら問題なく城之崎の町に到着しました。
道の脇や山には彩りよく雪が程々に積もっています。
風情満点

29温泉寺03
今夜のお宿は、温泉寺の近くにあります。
赤橋も見えるよ。
早速参拝に行きましょう。
小雨がパラついてきて寒い。やがて雪になる。
薬師堂前で震えながらお勤めをします。
納経所は薬師堂の脇にあるのですが、中も寒そう。

御朱印を頂いてホクホク、山門前で待つ家内のところに行き、
「あ、あそこで温泉肉まん売っているよ。カニまんだって」
「そんなん今食べたら夕食のカニを美味しく食べられんやん」
「はははい」
29温泉寺04

旅館に荷物を置いて、さて城之崎名物外湯めぐりに行こう。
旅館や温泉にはまだ松飾が飾られています。
15日のどんどまで飾られているのでしょうか。
今日は平日なので、土日ほど混雑していないよ。
若者の団体の姿が目立ちます。大学生でしょうか。
会話が歯切れがいいのは体育会系なのでしょうね。

気になるのは着物の着こなし。
グダグダになってしまっています。
これが柔道部や剣道部ならば。もう少し上手に着こなし、着崩しができるのでしょう。

夕食までに駅前の「さとの湯」、真ん中あたりの「御所の湯」に入り
途中地ビールを売っているところでたまらず買って飲みました。
黒ビールなんですがあっさりしていて飲みやすい。
うまいなああああああ。
29温泉寺05

旅館に帰ると、部屋に夕食が来ました。
冬の城之崎といえばカニです。
冷えたビールをグイッといただき、カニを堪能します。

わしは、カニ鍋のおつゆを飯にかけて食べるのが好きです。
カニの美味しいところがおつゆに全部出ていますからね。
おいしい、やっぱりおいしいぞ!
カニの身は家内にまかせて、
おひつのご飯のお替りを頼んでしまいました。

ビールをいただき、お腹も一杯
もう動きたくないけども、家内は無類の温泉好きです。
「まだ行っていない外湯があるでしょ!」
「はははい」

浴衣に下駄を引っ掛けて
日の暮れた温泉街にヨロヨロ繰り出す。
やはり平日なのでそれほど混雑していません。

「柳湯」「一の湯」「まんだら湯」「鴻の湯」を巡ると
さすがに湯あたりしたような気がします。

さて城之崎温泉の効能を見てみると・・
「軽度の高血圧」「軽度の耐糖能障害」「軽度の高脂血症」
「筋肉痛」・・・などなど
おお、これはすべてわしに当てはまるなあ。
お肌もすべすべ。
ここに谷崎潤一郎のように長期滞在すると病も癒えるかなあ。

温泉に浸かって元気一杯の家内とお宿に戻ります。

部屋に戻ると床が延べてあります。
ドタッと横たわると意識が飛びました。
おやすみなさい。


1月13日(土)

窓の外が白々と明るくなってきました。
もう朝か・・・
「おい、朝や。朝風呂に行くのか?」
「う~ん、ムニャムニャ・・・行く」

ここの旅館の内風呂は朝は開いていないそうだ。
家族経営のこじんまりした宿なので人手不足のようです。
29温泉寺06

洗面を済ませた頃に朝食がやってきました。
さすがにお櫃のご飯はお替りしませんでしたが
朝食を堪能した後、外湯に行きますかね。

先日は「地蔵湯」が休館日で行けなかったので
七湯制覇できなかったのが心残りという家内に連れられ、
朝の温泉街をカラコロ歩く。

地蔵湯前にはその名のごとく地蔵尊があります。
「おん かかかび さんまえい そわか」
お参りしてから入ります。

朝湯で気分も爽快
旅館をチェックアウトして、城之崎を後にします。
ただこのまま家に帰るのはもったいないので
途中の豊岡の先の出石(いずし)に寄ります。
ここは城下町の雰囲気がそのまま残る観光地で「皿そば」が名物です。
街中に無数の蕎麦屋さんがあり、観光客で賑わっています。
ちょうど中国人観光客の団体がご到着され、それはそれは騒々しい。
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さてわしは、新たな蕎麦屋さんの開拓のために横道に入る。
店によって味は千差万別で
毎年行きつけの蕎麦屋さんのほかに新しい店を探したいのです。

人通りの途絶えた裏道にある蕎麦屋さん
ふらりと入ったら、囲炉裏に火が熾きていますよ。
なかなかいい雰囲気
薬味の山葵は鮫皮おろしで細かくおろすことができ、
ひとくち舐めてみたらツーンと鼻に来る。

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お味は・・・いつもの店と比べて少しだけ出汁が薄いかな?

でも店の雰囲気はいい。
わしらが入ったときは他に誰もいなかったが
次々と入ってきました。

皿蕎麦を堪能して、駐車場広場の物産市で沢庵と白菜漬けを買い込み
家に帰りました。
その晩は息子の嫁の実家からの頂きものの「鴨鍋セット」を楽しみ
毎日ごっつぉーです。

翌日は町内の「どんど焼き」が近くの笠水神社で行われていて
門松リースを持っていって焼いてきましたがな。
最近のきちんとした門松は、プラ製品を使っていないので安心して燃やす事ができます。
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笠水神社は、我が町の起源にもなった古い古い神社で
ここからの湧き水が名水となって地域の地下を流れています。
明治に新しい町の名前をつけるときの候補にもなった由来があるそうな。

今年のお正月は久々に濃い家庭サービスができました。
次回は・・・春かな?

おきらく遍路旅八巡目結願 土佐の旅

おきらく遍路旅八巡目結願 土佐の旅
平成30年1月6・7日
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8巡目は少々乱れ打ちだったので、
結願は年が明けての新春土佐お遍路でした。

土佐遍路は友人のお接待で一気に廻ることができます。
ありがたや、ありがたや。
毎回書くのですが歩きではなく車なので
「それはいかん!けしからん!」
との御批判は肯んじて受けます。

しかしながら土佐遍路は御縁ある導師の方々に導かれ
いささか神仏からのメッセージを受ける事ができるようになりました。
それが修行が進むにつれて多く、強くなってきました。
誠に有難い事です。

これは土佐ではこのような修行をせよ、というお大師様からのお導きでしょうか。


1月5日(金)
いつものように伊丹空港まで自転車で行き、
そこから新大阪行きのリムジンバスに乗り新大阪駅へ。
新幹線ホームはいつもよりも子連れの親子が多いような気がする。

1月なので衣装を多目に着込んできたので
暖房の効いた車内は暑く、上着を脱いでくつろぎましょうかね。

岡山から特急南風号に乗り換えて高知まで行くんですが
混むと思って指定席を買ったが、自由席を覗いてみたらガラガラでしたがな。
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2050に高知駅に着きました。
南国高知といえども、やはり寒いですな。
今夜のお宿は駅前の「高知ホテル」
素泊まりなので朝食をコンビニで買いこんでチェックインする。
明日は早いのでさっさと寝ますかね。


1月6日(土)
高知のお遍路は、知り合いの「蝮酒」さんがお接待してくださいます。
まだ夜も明けない0515
蝮酒さんの車がやって来ました。
「おはようございます」
「おはようございます。よろしくお願いします!」
「おう!まかしときぃ!」

今回は逆に廻ります。
まずは37番岩本寺を目指して高速道路に乗り一路窪川へ。
朝早くは空いているね。
スイスイ車は進み、


0653
37番 岩本寺着
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まだ松の内なので、注連縄、松飾が掛けられていますね。
う~~ん、この飾りは歳神様をお迎えするためのもので、お寺にはいるのか?
とつい考えてしまいます。
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境内には神様も祀られているので、
この辺が神仏混淆の習慣を表しているのでしょうか。

境内でひときわ目を引く賑やかな幟の立っている聖天堂です。
大根をお供えするのですが、持ってきていません。
それに歓喜天さまはずっと信仰をせねばならないので
今のわしにはちょっと近寄りがたい。

もと来た道を戻り、今度は高岡で降ります。
まずは36番青龍寺さんへ行きます。

0830
36番 青龍寺着
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朝早いので参詣者は2~3人くらいで、それも初詣の人達です。
蝮酒さんは途中のコンビニで卵を買ってきて
本堂への石段途中にある弁天堂に供えていますよ。
卵をお供えするんですかああああ。
弁天さまの御使いは蛇なので、お供えは蛇の好きな卵なんやねえ。

本堂、大師堂でお勤めを済ませて
帰りに弁天さまの御下がりの卵をいただいて帰ります。

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納経所にはネコがいます。
「ここでネコを見るのは初めてです」
「時々入ってくるんですよ」
「ネコちゃんの写真撮っていいですか?」
「はい、どうぞ」
「ニャイ~ン」

さて次は高岡市内を北上して清滝寺へ行こう。
清滝寺への道路案内板をふと見上げたら、
おお、虹色に光っています。
どこかの光が投影されたのでしょうか。ううう美しい。
こんな道路案内板見たのは初めてです。

虹は、遍路指南によるとお不動様の顕現と書かれています。
お不動様がお迎えくださったのか・・・
わしはそう考えます。そう考えたいです。
この喜瑞に見とれて写真を撮るのを忘れてしまいましたがな。

その後利益か、
清滝寺への車道は登りも下りも何の問題もなく通行できました。


0930
35番 清滝寺着
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境内の駐車場には車はいません。貸切ですがな。
ずいぶんと気持ちよくお勤めをさせていただきました。
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厄除けの輪は、お正月だけの飾りではないのでしょうね。
でもなんだか新春らしい雰囲気です。

車遍路道中は絶好調で進み、


1030
34番 種間寺着
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前回境内で見た人懐っこいネコちゃんはいないなあ。
逆光で写真はうまく撮れませんでした。

半年後にここを訪れるときにはアジサイの花が綺麗でしょうねえええええ。


1105
33番 雪蹊寺着
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おや?
ここにはお正月飾りがないなあ。
臨済宗だからやろうか??
確か浄土真宗のお寺は飾りはないそうです。禅宗はどうなんやろうかね?

境内では名物の売店が賑やかに開いています。
思わず買いそうになりましたが荷物が増えるので、やめ。

桂浜から陸橋を渡って次を目指します。
37番から同じ車遍路さんが2組くらい一緒ですねえ。
彼らも逆に廻っているのでしょうか。
同じ人に間違いないと思うのは、車のナンバーが「88」だし、
お賽銭を投げ銭しているからです。

黒潮ラインを走っていくと、
「土佐たたき道場」のある「カツオ館」が見えてきました。
カツオのたたき体験ができるとか。
いちど行ってみたいなあああああああああ。

この話を蝮酒さんにしたら、土佐の名物「土佐巻き」という巻き寿司があるよ、
と教えてくれました。
たたきとニンニクスライスを巻いたお寿司だそうです。
どこのスーパーにも売っているそうな。
よし、夕食はこれに決まりだ!


1138
32番 禅師峰寺着
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駐車場には子猫がいて、ニャーニャーと餌をねだっています。
車遍路の婦人が買ってきたポン菓子をやっていました。
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境内から冬の太平洋を見たら、なんだか懐かしい香りがしてきました。
どこだったっけな?
と考えたら、三浦半島の冬の風景が蘇ってきました。
単身赴任の2年間しか住んでいなかったんですが
思い出深い場所です。


ここから、蝮酒さんの行きたい神社に寄ります。
南国市里改田琴平山の山頂にある琴平神社です。
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入り口には馬頭観音様がおられます。まだ新しい。
ここは交通事故が多いので建てられたとか・・・なぜに馬頭観音様?

ここの琴平神社は別名「猫神社」
やたらとネコが多いんですよ。
多く訪れる参詣者が餌をやるので数が増えるようです。
駐車場も境内もニャーニャーと賑やか。

本殿脇にはお神酒がある!
運転手の蝮酒さんには悪いが一口いただきましょう。

ああ、お正月から神社でお神酒をいただいて幸せ。

お遍路に戻り、五台山へ向かいましょう。
車中では昼食のパンをかじりながら・・・・


1300
31番 竹林寺着
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ここは観光地だし、学問の神様なので参詣者も多い。
お遍路姿はわしくらいかなあ。

蝮酒さんが本堂右奥の聖天堂に行くので一緒に行きましたが
なぜかわしはお堂の中には入ることができませんでした。
お堂の前には鳥居があるのはなぜか?
やはり神であって仏でもあるからか?

そうそう、ここの境内には奥之院の船岡堂があるんでしたっけ。
五重の塔の正面あたりで、お不動様がおられます。
まだここには行っていないので、次回にします。


車遍路旅は高知市内に進出し、一宮(いっく)を目指して進みます。
さすがに一宮神社には初詣の人達がたくさん来ていて駐車場は一杯です。


1400
30番 善楽寺着
善楽寺境内には車も人もいませんね。
おちついて参拝できます。
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入り口に立っている十一面観音様が日の光を浴びて
キラキラと光っています。
ふと見上げたら、今度結婚する娘の彼氏の顔に見えてきましたがな。
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ここの売店には色々と楽しい品物が多いね。
わしのお気に入りの三鈷杵輪袈裟留めもここで買いましたよ。


高知市内を逆に打ったことがないので次への地理がよくわからんが
蝮酒さんは却ってよく判るようで
サクサク運転していきます。


1510
29番 土佐国分寺着
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山門には門松はない・・・と思ったら片付けられた跡があります。
ここは早く片付けたのですね。

さすがにこの時間になると日陰は寒い。
門をくぐって本堂までの道が寒く感じます。

さあ、今日はあと1ヶ寺を残すのみです。

1547
28番 大日寺着
ここは山門の幕が新春飾りなのでしょうか。
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本堂に上がる事が出来るので、靴を脱いで・・・
読経している最中から、なぜか自分の周りが静寂になったような気がしました。
耳鳴りではないのですが、静かな静寂が耳を通して伝わってきます。
自分の鼓動がはっきりと聞こえてきました。

毎回ここの本堂では不思議な体験をします。
仏さまからのメッセージを受け取ることができたのでしょうか・・・
いささか修行が進んできたのでしょうか。

今日はここまで。
これからの予定は、蝮酒さんのお師匠さまの開催している地蔵講に参加させていただきます。
今夜はその地蔵堂に泊めていただく予定であります。

「のいち駅」近くのスーパーで今夜の食事と
お供え物を買いましょう。
お寿司のコーナーを見たら、おお、あったあった。
「土佐巻き」を買います。醤油、わさび、生姜のパックも忘れずに・・・

1730
地蔵堂に着いたら、ちょうどお師匠さまも到着した所です。
講の方々も三々五々集まってきて
お地蔵さま、お不動さま、お大師さまの前で皆で読経をします。
狭い堂内でお線香を焚いているので少し目が痛い。
読経が終わったらひとりずつお祓いを受けます。

そのあと高野山のお神酒もいただくことができました。
ありがたや。

講は19時過ぎに終わり、参加の人達は皆帰り支度
わしは寝る支度

水道、トイレ、電気、暖房もある有難いお堂で、冬の宿泊も寒くないよ。
でもここは、地元の人達が大切に守っている場所で
誰でも勝手に泊まっていい場所ではなく、
申し訳ありませんが、場所を示す事ができません。
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独りになって
買ってきた土佐巻きを食べようか・・・あっしまった!
醤油がない!
わさびを間違って2つ持ってきていたんやああああ。
まあいいや。
醤油なしでも充分においしいよ。

野宿、通夜堂宿泊の時に持ってくるウ井スキーをグッといくと
ほろ酔い加減になります。
では寝るか。
寝袋の下にはホットカーペットが敷いてあるので温かい。
エアコンをつけるまでもないね。
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昔はお堂やお寺で寝るのが怖かったが、お遍路を始めてからは
お大師様やお地蔵さまに見守られて寝るのは心強いです。

途中2度ほど目覚め、懐中電灯を頭につけてお堂の外のトイレに行きましたが
それほど寒くもなく、安眠できました。
南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛 南無大師遍照金剛


1月7日(日)
0630
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地蔵堂に朝がやってきました。
おもわず朝寝坊してしまいました。

身支度をして堂内の掃除をし、朝食のパンをボソボソ食べていたら
蝮酒さんが迎えに来てくれました。

今日はお土産に、蝮酒を持ってきてくれました。
前々から蝮酒を飲まんか、と言われていたのです。
最近衰えを感じ始めてきていたので
蝮酒で元気を取り戻そう!というわけです。

今日はお師匠さまも一緒に来てくれるそうです。ありがたや。
とても力の強い方で、その力を多少なりとも分けていただけます。


0850
24番 最御崎寺着
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ここの大師堂には結縁の綱があり、
ここを握るといつも上に引いていただけます。
また、鐘石は自分の年齢の数だけ叩くのだよ、と教えていただきました。

山を降りて港町に入ります。


0924
25番 津照寺着
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高齢のお師匠さまは上まで行かず、下から遥拝をします。
わしらはその代わりに本堂まで登り、お勤めをしましょう。


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26番 金剛頂寺着
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ここの境内は新春の色が濃い。
山門には国旗と仏旗がぶっ違いで掲げられていましたよ。
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宿坊へ向かう途中には弁天さまがおられ、そこにも参拝します。

さあ、今回の旅の終わりである27番神峰寺へ。
併せて8巡目の満願でもあります。

27番 神峰寺着
あっいかん、神峰寺の写真を撮るのを忘れた!
結構忙しかったのですよ・・・
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実は山のてっぺんの神峰神社へ上がっていったのです。
ここの神様はとても力の強い方で、めったやたらに行ってはいけないそうな。
でもお師匠さまは、ここでお勤めをしなくてはならんそうで、
従者のわしらはそのおこぼれをいただけるのです。

持参のペットボトルに御神水をしこたま汲んでそれを抱えて
急な階段をえっちらおっちらよじ登り
本殿の前で水とお神酒の蓋を開けてお供えし
お師匠さまから祝詞をあげていただきました。

実はここの境内でも、先日の大日寺本堂内で感じた
「静寂の気」を感じました。でも今日のはもう少し鋭い気です。
神様だからかな??

御下がりの水とお神酒は、蝮酒さんがあちこちにお配りするそうです。
わしにもお神酒を一本いただけました。
ありがたやああああああ。

そのあと、神峰寺まで降りて本堂、お不動さま、大師堂にお参りして
予定を終了しましたがな。

凡俗のわしでも、お遍路を重ねるごとに
神仏からのメッセージを僅かながらでも感じられるようになり、
心が豊かになれるような気がします。
そういえば娘からも雰囲気が変わったと言われることがありました。

土佐の遍路はそういった意味で
わしにとってはとても大切な修行の地であります。

高知駅まで送ってもらい、お土産でずっしりと重くなったリュックを背負い、
1613発の南風号に乗り
2100に大阪は豊中の住処に無事に帰ってくることができましたがな。

さて、次は9巡目が始まります。
次はどんな出会いがあるか、楽しみですがな。
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プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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