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おきらく歩き遍路(通算6巡目)71番弥谷寺~78番郷照寺

おきらく歩き遍路(通算6巡目)71番弥谷寺~78番郷照寺

平成28年10月22日、23日


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今回は丸亀市内を歩きます。

10月21日(金)

仕事を終えてそのまま列車に飛び乗り、
南海本線~地下鉄御堂筋線~新幹線~瀬戸大橋線を乗り継ぎ
「観音寺駅」に着きました。

その日の午後、鳥取県を震源とした強い地震があり
山陽新幹線などに運行の遅れが生じていました。
チケット売り場は変更や払い戻しを受ける乗客でごった返し、
やってくるはずの列車は遅れ、
影響のないだろうと思っていた四国の列車も15分くらい遅れていました。

まあ今夜中に観音寺に着けばいいやと、
あまり焦ることもなく列車の旅を楽しみ
2130頃に「観音寺駅」に到着しました。
その晩のお宿はパークホテル観音寺
素泊りで5980円です。
今夜の夕食はコンビニ弁当ですがな。


10月22日(土)
「観音寺駅」から0518始発の列車に乗って「みの駅」まで行きます。
この季節は夜明け前なので、空は暗い。
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0533「みの駅」に降り立ち、
今日は78番郷照寺まで行きます。
弥谷山を目指してまっすぐに歩いて行けば間違いないのですが
何せ街灯もない道です。
もしかして間違っている道だったらどうしよう?
暗い中で逆打ちなんてわしにはできないよ。

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夜が白々と明けてきました。
「四国第七十一番弥谷寺」の石柱が見えてきました。
目的地は目の前の山かあああ。
「八丁目大師堂」で今回の旅の無事をお大師様にお願いします。
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0630
71番 弥谷寺着
当然のことながら俳句茶屋は閉まっています。
でも中からは明かりが漏れてきているので
お店の人は起きているのでしょう。
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朝早い境内は誰もいない。
長い石段をえっちらおっちら登ると、
やがて心を挫くような108段の階段が現れました。
左足付け根の痛みは、鎮痛剤を飲んで誤魔化しています。
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涼しい朝なのですが、既に汗が流れる。
見晴らしの良い本堂にたどり着いたら先客が2組いました。
歩いている時はそうでもないのですが、
じっと立ってお勤めする時、痛みが気になります。

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もと来た石段を下り、大師堂へ靴を脱いで上がる。
果たして正座は出来るか?
おっかなびっくり正座してみたら、なんとか大丈夫です。
ここは納経所の人に丸見えなので
いい加減なお勤めは出来ません。

次に奥之院である獅子の岩屋へ移動し、
そこでも正座してお勤めします。

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奥之院納経帳にも御朱印をいただきました。
奥之院の御影はなく、そのかわりに紐を結んでくれました。
これ、何ていう名前なのでしょうか。

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石段を下まで降りてきて
まっすぐ行くと歩き遍路道
石仏さんと遍路道の札が出迎えてくれます。
いかにも遍路道といった風情がいいねええええ。
歩むのは、自分ひとり
秋の朝早くの空気は気持ちがいいねえ。
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やがて道は下界に出て、車の多い道路を横切り
我拝師山山麓へと向かう交差点脇に遍路休息所があるのですが、
新たにプレハブの建物があるよ。
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中を覗いてみたら、宿泊も出来そうな内装になっています。
おおお、ここで泊まることができるなあ。
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でも、職業遍路が住み着いたら、
例にもれず閉鎖の憂き目にあうのかなあ・・・

この頃から晴れていた空に雲がかかり始め、
雨がポツポツ落ちてきました。
今日は曇りのはずなんだけどもなあ・・・・

0830
73番 出釈迦寺着
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境内には、見慣れた親子連れ歩き遍路さんがいる。
おや?
もももしや、横峰寺と、岡山からの列車で出会った人ですねええええ。
「こんにちは。また会いましたね!」
「あっ!本当ですね!」
3度目の出会いです。
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岡山は児島の方で、
娘さんの休みに合わせて区切って歩いているそうです。
娘さんは看護師、お父さんは元陸上自衛官だそうです。
何重にもわしと重なる部分のある親子です。
この分だとまたどこかでお会いするでしょうね。
お大師様のお引き合わせに感謝しつつ、
わしは先へ進みます。

丁度この日は地元のお祭りのようで、揃いの衣装を着た人たちが集っています。
歩き遍路にうどんをお接待してくれるお店は、まだ開店していません。

0920
72番 曼荼羅寺着
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境内にもお祭りの幟が立っています。
去年、無人販売ではイチジクが売っていたのですが
今日はミカンが置いてあります。
わし、イチジクの方が好きなんですよ。

納経を終える頃、雨足は益々速くなってきます。
必然的にポンチョのお世話になりますが
今の季節は蒸し暑くならないので有難いですね。
それに今回は平地ばかりなのです。

甲山寺へ至る遍路道では、標識を見失うことが多い。
今回もまた、自動車道から農道へと入る道の標識を見落としてしまいました。
このまま真っ直ぐ行くと善通寺裏の駐車場に出てしまう。
甲山寺の裏山を目指して田圃の中の道を進むと、
やがて遍路道に合流しました。
雨が降って雨着を着て、地図を取り出して見る余裕のない時は
道を失いがちですね。


1030
74番 甲山寺着
境内の休憩所には、先の札所で別れた親子のリュックが置かれている。
どこで追い越されたのだろうか。
わしが少し廻り道をしたせいか?
それとも彼らは順に72番、73番と廻ってきたせいか?

甲山寺を出ると、善通寺までの道路標識と遍路標識は別々の方角を示しています。
どちらを歩いても善通寺に着きますが
道路標識通りに行くと、駐車場の方に行ってしまいます。
前に大雨が降っていて判断力が低下し、道路標識の方に行ってしまいました。
今回は、しっかりと遍路標識通り進みます。

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いつも看板だけ見ていて気になっていた「犬塚」
ちょっと行ってみましょうかね。
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鎌倉時代の作で、四方に大日如来を表す梵字が刻まれています。
この塚には、弘法大師の義犬伝説があり、唐に留学していた弘法大師が天竺の国
に行った時、薬草を持ち出されないように、番犬を使って畑を管理していました。
弘法大師は、なかなか手に入らない薬草を何とか手に入れたいと、3粒の種を足
の股の肉を裂いてその中に隠して持ち帰ろうとしました。
ところが1匹の番犬がひどく吠え、問いつめられた弘法大師は盗んでないといい
通し、犬は番人に叩かれて死んでしまいます。かわいそうに思った弘法大師は犬
の死骸を持ち帰り、長安で真言の秘法を施して生き返らせます。薬草とともに犬
も一緒に帰国し、その後、死んだ犬を祀ったという話です。
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お大師様と犬の伝説も多いですよね。


かたパンやさんの前には多くの人が群れています。
空いていたら、かたパンを買おうかなと思っていましたが
混んでいたのでやめ。
匂いだけを嗅いで我慢しましょう。

1100
75番 善通寺着
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まずは左の建物の方に行き、ポンチョを脱いで本堂でお勤めをします。
さすがに観光地だけあって遍路ではないダンタイサンが
賑々しく歩いてきます。
参拝のお作法はなっちゃいないけれども
お寺に来て御本尊様とのご縁を結んだだけで
それはそれでいいことなんじゃないかな、
と思うようになりました。


納経を終えて善通寺の街に出ると幟が建っています。
ここでもお祭りか。
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第19回善通寺空海まつり
平成28年11月3日(祝)
空海の父の命日に行われる奉賛行事と伝統芸能を合わせた祭り。
色鮮やかな幟や五色の緞帳(どんちょう)で飾られた境内で佐伯家先祖への
法要が行われ、のど自慢大会、演歌歌手の競演をはじめ、各地区の獅子舞など
郷土芸能が奉納される。
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前回金倉寺への遍路標識を見落としてしまい、
余計に歩いてしまったので
ここでは見落とさないようにしっかり遍路シールを見ながら歩きます。
そろそろお腹が空いてきたので、
金倉寺門前のお気に入りのうどん屋で昼食にしましょう。

そう決めたら
うどんのことで頭が一杯になり、お腹の虫も鳴りはじめました。
ああ、うどん、うどん。

1200
76番 金倉寺着
参拝の前に、うどん、うどん!

あれ?閉まっています。

ああっ

今日は「臨時休業」の案内が・・・

ああっ

すきっ腹を抱えてお勤めを済ませ、

では裏のうどん屋に行きましょうかね。
駐車場には車がいっぱい。
入口には並んでいるよ。

ああっ

ここも駄目だ。

どこかないかな?と周りを見渡したら
コンビニの看板がある。
そこで温かい肉まんとコーヒーでも


「店舗募集中」

でした。

ああっ

食べられないとなると、余計お腹がすいてきます。
えい、仕方がない。非常食で凌ぐか。
リュックから乾パンを取り出してポリポリ齧りながら歩きます。
水を飲まなくては乾パンは口が渇いて仕方がない。

一袋を食べ終える頃にはお腹が落着いてきましたがな。
更にお茶を飲めば更に膨張してお腹いっぱいになります。
おそるべし、乾パン。
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傘をさした若者遍路に追い越されました。
杖は突いていません。菅笠も被っていない。
菅笠って結構便利なんですけどもね。

家田荘子さんの著書でも、1周目の歩き遍路さんは老いも若きも
「ダラッ」とした装束で、普段着やジャージに袖なし白衣が多く、
それが回数を重ねていくと上下白の衣装で、それも薄汚れている。
頭には手ぬぐいを巻いています。
と書かれていました。
確かにそのとおりですね。

さて道隆寺手前の民家で、
殊更に杖に着けた鈴をリンリンと鳴らしながら歩きます。
「おへんろさぁ~ん!」

声がかかりました!
今日もお地蔵様を頂きました。
もうすぐ六地蔵ができますね。

1350
77番 道隆寺着
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休憩所には先程の傘をさした歩き遍路さんがいました。

「お地蔵さん貰いました?」
「・・・いえ?」

彼は杖を持っていないので気づかれなかったかな?
一日中お遍路さんの通るのを待っている訳にはいかないねえ。
杖の鈴とか錫杖の音が、気づいてもらえる確率を高めてくれるのでしょう。

ここから「多度津駅」まで1km戻り、
高松行きに乗り「宇多津駅」で降ります。
明日帰る列車の切符を買っておきましょうかね。
郷照寺へ向かう途中にお気に入りのうどん屋さんがあるのですが、
ここも長蛇の列・・・
今日はうどん屋さんには縁がないなあ。
何か街中が浮足立っているような気がします。
どうやらお祭りみたいですね。

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産直市場で今夜の夕食を買い込み
郷照寺へと向かう途中、人出が急に増えてきました。
出店が賑々しく立ち並んでいます。
おお、やっぱりお祭りかあ。
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小雨の降りしきる中、山車が出ています。
人ごみの中を縫うように歩き、


1530
79番 郷照寺着
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雨は霧雨のような感じなので
雨着を着ることなくお勤めができます。
納経所には・・・綺麗なお姉さんはいない。
わしが納経を終わり、リュックをゴソゴソ整理していたら
彼女は奥から出てきましたがな。

ああっ

それはさておき

今日のお宿は善根宿「うたんぐら」
1600きっかりにお宿に着きました。
今夜はわしともう一人。
洗濯用洗剤の差し入れをしました。
外の通りではお囃子や掛け声が賑やかです。
町内の山車が通るたびに奉納を受け取りに来ます。
で、家にはたくさんの祝儀袋が用意されていました。

1730頃、もう一人の宿泊者が到着
早く着きすぎたので、荷物をお宿に預けて
天皇寺まで行ってきたそうです。

63歳の定年遍路さん。
彼は基本野宿、通夜堂、善根宿を利用していると言っていました。
野宿では疲れが溜まると言っていました。
若い野宿遍路さんと比べて年配の人は
たまには畳の上の布団で寝ることが必要なんでしょうな。

その晩は相部屋で眠りましたが
わしのイビキの威力が遺憾なく発揮されたかどうかは
定かではない。


10月23日(日)
0530に朝食をいただきます。
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1000円の代金でこれだけの食事をいただけるのは有難し。
大飯をいただきました。

今日は「宇多津駅」から「国分駅」まで移動して
国分寺、天皇寺を打ってから帰る予定です。

同宿のオヤジさんも「国分駅」まで列車で行くので
2人で朝の宇多津の街を歩いて「宇多津駅」まで歩きます。
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駅のホームで列車を待っていたら携帯電話が鳴りはじめました。
何かな?一抹の不安を感じつつ取ると・・

聞こえてきたのは妹の声

「あ、お兄ちゃん・・・お父さんがさっき亡くなった」

ええっ

岐阜県関市の父が8月に入院していたので、ある程度心構えしていたのですが
いざ現実になると、ちょっとうろたえてしまいます。
享年90歳



さて、どうしようか。
ここから予定通り国分寺まで行ってから帰るか、
すぐに帰るか・・・
5分悩んだ末、帰ることにしました。
せっかくのお連れができたのに残念ですが
ここでお別れです。

高松方面の列車に乗り、坂出から岡山行きに乗り換え
3時間かけて堺市まで戻り、部屋に荷物を放り投げ、

あらかじめ用意してあった葬儀用衣装一式を持ち
3時間かけて岐阜県関市の実家に帰りました。

そこからは
兄貴は喪主、わしは葬儀委員長
お通夜に葬儀、香典の整理などなど
怒涛の数日間でした。
葬儀と前後のレポートは書くべきか、書かないべきか・・・

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おきらく歩き遍路(通算6巡目)68神恵院・69観音寺~70番本山寺

おきらく歩き遍路(通算6巡目)68神恵院・69観音寺~70番本山寺

日帰りお遍路観音寺編

平成28年10月19日(水)

いやいや、自分でもクレイジーだとは思います。
こんなにしてまで四国遍路をすているのは・・・

でもでも

11月中に6周目の結願を迎えるために、
休みの日はすべてお遍路に当てているのです。

前回の三角寺日帰りがうまくいったので
観音寺日帰りも充分に可能なんです。
考えてみたら西国、新西国巡礼も結構遠くまで行っていたもんなあ。

さて、今日も今日とて
0508始発の列車に乗り
新大阪~岡山~観音寺へと列車の旅です。
今日の食事は昨夜作っておいた炊き込みご飯のお握りです。

0826
「観音寺駅」着
10月も半ばだというのに少し暑い。
上着を脱いでリュックに詰め込む。

1.5km歩いて
0850
68神恵院・69観音寺着
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今日も平日なので定年後の車遍路さんたちがたくさんいますよ。
コンクリート造りの神恵院本堂前からいい香りがしてきます。
ああ、キンモクセイかあ・・・
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我が家の庭のキンモクセイは咲いているだろうか。
8月に息子の結婚式で帰ってからご無沙汰しているなあ。
本堂内は自分の声がよく響いて気持ちよくお勤めできます。

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観音寺の方へ移動し、聖観音さまにご挨拶します。
本堂前では2組のご夫婦が記念撮影しています。
わしもこんなことできる日が来るのでしょうか。

「観音寺駅」まで歩いて戻る途中、
目に入ってきたのは呉服屋さんの龍の手ぬぐいです。
わしのお気に入りの太龍寺の龍の手ぬぐいが
製造を終了してしまったので
なんとか龍の手ぬぐいを確保せねば・・・。
意匠は違いますが、龍神様の御加護を受けるために2本買いました。

1015
高松行きのローカル線に乗り、「本山駅」に。
1.2km歩きます。
駅前の一本道を進み、お寺の森が見えてきたら右折する。
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ああ、今は五重の塔が修理中なのでいつもの景色は見えません。
今日見えてきたのは駐車場の3台の大型バス
ああっ
ダンタイサンだ・・・
よけて通る。
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境内はそれはそれは賑やかであります。
杖につけた鈴の音が賑やかです。ギャクウチツアーかな?
杖もまだまっさらだし、持鈴を着けている人もいない。
88番から始めて2回目くらいかなあ。
ツアーでは、一人がつけはじめると皆つける。
30人以上が皆つけると、それはそれはすごい音です。
伊予の某札所で怒られたツアーがいたそうな。

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大師堂で、某ツアーのお勤めが始まりました。
声がかぶるので、彼らが終わるのを待っていたら、
御刀自権中先達さんの勤行次第が実に小気味いい。
携帯用お鈴&木魚を使ってリズムよく勤行次第が進む。
聞き入ってしまいました。
彼らの勤行が終わり、先達さんと目が合ったので
「勉強させていただきました。ありがとうございます」
と挨拶させていただきました。
彼女もにっこり。
この先達さんは、自分のためではなく
お遍路とお四国のために先達をされている人ですね。

納経所はさぞ混んでいると覚悟して行ったら
個人の車遍路さんが2~3組並んでいるのみ。
ストレスなくご朱印をいただきました。
ふと脇を見ると気になるものが・・・
「六文銭」
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本物の寛永通宝です。
もともとコイン好きやし、そのうち使う機会があるので
購入しておきました。1000円なり。

さて「本山駅」に戻ろうかね。
もと来た道を歩きますが、暑いので汗が流れてきます。
ちょうどお昼どきなので駅のうどんを食べようと思っていたら
ん?
閉まっています。
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定休日は火曜日、開店は1030~・・・
今11時過ぎですが、
ああ、閉店してしまっているのですね。

栄枯盛衰

利用者がないとこうなってしまうんですね。
もっと早くから食べておけばよかった!

1121
やって来た高松行きに乗り込む。ギリギリセーフ。
「多度津駅」まで行き、岡山行き特急に乗り換えて帰りました。
乗換えの岡山駅前の郵便局で
先達補任礼録五万円なりを振り込んでおきました。
ところでわしの住民票は京都府なので
関西先達会入会の案内も来ていました。
これ、どうなんでしょうね?
入るべきか、否か
先輩諸氏のご意見を賜りたいと考えています。


この週の週末には71番弥谷寺~78番郷照寺まで行きます。
忙しいが充実した休日です。
休日のために働いているような日々であります。
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おきらく歩き遍路(通算6巡目)66番雲辺寺~67番大興寺

おきらく歩き遍路(通算6巡目)66番雲辺寺~67番大興寺
平成28年10月15日(土)、16日(日)

10月14日(金)
2250
「ハービス大阪バス停」発
今回は夜行バスです・・・眠れたか眠れなかったかは不明です。
目が覚めたら翌朝でした。

10月15日(土)
0450
「三島川之江バス停」着
まだ夜は明けておらず、寒い。
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もう上着の要る季節になってきました。
しかし、寒い方が身が引き締まっていいね。

別格の椿堂の方角に向かい、明かりのない道路をトボトボ歩きます。
そんな中、コンビニの明かりを見るとほっとしますね。
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早速肉まんと熱いコーヒーを買って
外で食べます。ほっとしますねえええええ。
わしがあんまりうまそうに食べていたので
一度店を出たおっちゃんが肉まん買って出てきました。

独りで歩くので語る相手もいない。
でもそのほうが気が楽です。
相変わらずラジオがお供、
夜明け前で電離層が活発なせいか、海外の放送もよく入ってきます。

0650
椿堂着

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夜が明けたばかりの堂内は誰もいない。
ご本尊のお地蔵さまに道中の安全を祈願しました。
ベンチに座って本格的に朝食を食べます・・・
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今日は雲辺寺への遍路道は、曼陀峠を通って行こうと計画しています。
民宿岡田屋さんへの看板のあるポイントを左へ。
岡田屋さんの麓から登る道よりは勾配が急ではないが
その分すこし距離が長い。

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好きな里山の道をふんふんふ~んと歩いていたら
うっかりして最初の標識を見落としてしまい、
もと来た道を少し戻る。

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山道、といった風情の遍路道を登る気分はワクワク

だったのですが

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やがて草がボウボウになってきて、道が見えないよ~!
おまけに草がしっとりと濡れていて
長い生き物が潜んではいないか!
金剛杖とストックでやたらめったらつつきながら
多分ここが道であろう山道を進む。
遭難しそう・・・

艱難辛苦の上
道らしきものがありました。それに遍路道の札が!
ああ、ありがたい。
山道でこの札を見つけたときの有難さは尋常ではない。
それにしても曼陀峠越えルートは通る人が少ないのですね。

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整備された農道に出てズボンを見たら
ひっつき虫がいっぱいついていましたがな。
子供の頃、一杯服にくっつけて山で遊んでいたなあ。

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急な勾配も時々あるが、それほどでもなく稜線に出ました。
ここは境目峠です。
馬の背を歩いて行くのは気分がいいですね。
わけのわからん歌を歌いながら歩いてしまいます。

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舗装道路に出てきたらなんか足が痛くなってきました。
やはり山道の方が足に優しいですね。
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昔柔道で痛めた左の股関節が最近調子悪くって
鎮痛剤を飲みながら、だましだまし歩いております。

見慣れた道に出ました。
去年はここまで青息吐息で登ってきたなあ・・・
と考えていたら、修験の装束の人が登ってきました。
「おはようございます!」
「・・・・・・」
すたすた先を行ってしまいにけり。

山道は急に賑やかになっていました。
参拝の車が通る、通る。
ハイキングらしき人もちらほら。
自転車もいるよ。

お寺までこんなに距離があったっけ??
いいかげん疲れてきた頃、道の脇の杉の木が大きくなってきました。

1220
66番雲辺寺着
7時間近く歩いたのかああ。高速バス停から25kmあまり。
久々に歩いたなあ。
足の付け根にガタがきはじめました。これはやばい。
鎮痛剤を飲みながら歩くのは危険と隣り合わせです。

境内にはロープウエイで登ってきた人達が溢れていて、
大層賑やかであります。
お天気もいいので大師堂と山門の間の広場で
賑やかにお弁当を食べている御刀自様たちがいます。

納経所の脇の東屋に装備を降ろして
ご本尊の千手観音様に安全到着のお礼をします。
大師堂へ向かう階段の勾配は相変わらず歩幅にあっていなく
歩きづらいですねええ。
おじさんもつまづいていて、
「ほら、お父さんこんなとこでつまづいて・・歳やね」
「お、おお・・・」
いやいや、おじさん。ここでつまづくのは歳のせいではないよ。

東屋に戻ったら茶色の作務衣の僧形の方がいて、
「すいません、お寺の方ですか?」
と尋ねられました。
またお坊さんに間違えられてしまったよ。
彼は得度だけされた僧侶の方で、
逆打ち5日目だそうです。わしのお遍路装備に興味津々で
あれこれ聞いてきます。
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千手観音の真言について
自分の僧侶用勤行次第を開いて
「ほら、真言宗では『オンバサラタラマキリク』で、『ソワカ』はないでしょ?」
確かにわしも疑問を持っていたことです。


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あとで調べてみたところ、
「オンバサラタラマキリク」
「オンバサラタラマキリクソワカ」
「ソワカ」を唱えるかは宗派によって違うようです。
唱えても唱えなくてもどちらも正しい。
「ソワカ」とはサンスクリット語で「功徳あれ、成就あれ」という意味です。
願い事の呪文の最後に発することで成就が信じられています。

マントラ(真言)とは、祈りや瞑想の際に唱えます。
マントラの長時間の読呪は、日常言語としての言葉を司る
左脳・言語野の働きを封じる働きがあり、
左脳による言語認識世界から、
右脳による感覚の世界へと研ぎ澄まされた結果でしょうか。

真言は言葉であって言葉ではなくなるのです。

最終的に虚空に入り自我を喪失させ、
神仏の声を聴く所までいくとされます。

これは脳の発達と言ってもいいのではないかと思います。
忘我、三昧、テオファニー(神の顕現)といった高位の精神の世界です。

池口恵観さんが護摩行のあと、感覚が極限まで研ぎ澄まされる、
と言っていたのはこのことなんでしょうね。
また、ご存知の通りお大師さまが虚空蔵求聞持法を行い、
理解力・記憶力を高めました。



勉強させていただきました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


さて、ここから67番大興寺まで山道の下りを10km弱
ズキズキし始めた足の付け根と相談した結果・・・
索道(ロープウエイ)で降りるか!

その前に羅漢さんたちに会いに行きましょう。
どのアングルから撮影したらいいか・・・
悩みながらシャッターを押す。
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雲辺寺ロープウエイ駅から
一気に下界まで降ります。
密かな楽しみは、ここのガイドさんが超絶美人なこと・・・
もちろんわしの好みの話なんですけどもね。

しかし

ああっ

今日は兄ちゃんです。

ああっ
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料金返せ!
とは言いませんよ、別に。

下界の駅に着き、まだ昼食を食べていないことに気づいて
うどん屋さんに入りました。
うどん定食とおでん、1000円です。

そして躊躇なくタクシーを呼んでしまいました。
もう痛いところに神経が集中すると余計に痛いっす。
11月末までに結願をするために、
ほぼ毎週お遍路しなくてはいけないので
リスクは避けなくてはいけない。
でも財布がその都度軽くなっていく。

タクシーを待つ間、駐車場の車をボ~ッと見つめて
ああ、あのどれかに乗せていってもらえたらタクシー代浮くなあ
と思っていました。
今年はギャクウチの年だそうで、順打ちのわしには
ヒッチハイクもうまくいかない年です。

待つこと10分、やってきたタクシーに乗り込む。
運ちゃんによると
今地元ではお祭りの真っ最中であり
街中はあちこち混雑いていると言っていました。


1420
67番大興寺着

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門前のお地蔵さまと彼岸花の取り合わせが好きです。
今は彼岸花の季節からちょっと離れたのですが
そのかわり、なんの花かな?
赤い綺麗な花に囲まれていました。
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急な石段を手すりにしがみついてえっちらおっちら登る・・・
境内には沢山の人達がいます。
法事もあるのでしょうか、黒服の人達もいます。

本堂脇の納経所には長蛇の列です。
まだ時間が早いので人波が引いてから納経しよかな、
と思いましたが、
後から後から参詣者が来るので
列の最後尾に並びました。
じっと立っていると足が痛い・・・ちょっとした苦行ですね。

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境内のベンチで、しばらくボ~ッと境内と人を眺めていました。
ダンタイサンはこの時間には来ないのでしょうか。
車遍路9割に歩きが1割
さてお宿に行こうかと腰を上げたら雲辺寺山道で見た
修験の方が石段を登ってきました。
ああ、彼は山道を下ってきたんですねえええ。

わしが石段を下っているとき、法螺貝の音が聞こえてきました。
次いで大師堂のほうからも・・・
あれ?勤行はしないのかな?
わしには修験の方の作法はようわかりません。

1530
本日のお宿「民宿おおひら」着
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ここはおばあさんが1人でやっているところみたいです。
後継者はいるのかなあ?
この辺のお宿はここしかないので
いつまでもやっていてほしいんですけども・・・

先客は髭を生やしたお父さん。野宿をやっているそうです。
洗濯をして風呂にさっさと入って部屋で足をいたわります。
ロキソニン軟膏を痛むところにごっそり塗って
ひっくり返ってテレビを眺めながら食事まで待ちます。

1800
夕食は、広い食堂の真ん中にテーブルがあります。
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定年おじさん遍路さん2人、車の御刀自さま1人、コミュ苦手そうな女性1人
わしの5人
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福岡ナンバーの車の御刀自さまは
区切りで逆打ちで歩いていたのですが
途中入院してしまい、残りは車で廻っていると言っていましたがな。
山登りが趣味のようで、では雲辺寺を歩いて登れないのは
心残りでしょうねええええええ。

毎回思うのですが今年のギャクウチブーム、
旅行会社に乗せられているように思えて仕方ありません。
御利益3倍なんて誰が言い出したの??
衛門三郎の時代には閏年なんてないっすよ。
あるのは閏月、それも江戸時代の話です。

60年に1度の「丙申」を持ち出したら有難みはありそうですが
それを前面に出していない。

食事を終えて2000に寝ました。


10月16日(日)
今日は帰る日です。
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0600に朝食を食べたら、出かけましょうかね。
まっすぐに観音寺駅を目指して北上
神恵院、観音寺廻ったらいいじゃん、と思うのですが
実は実は
そこは日帰り列車で行ってみようと計画しているのです。

7km歩いて観音寺市内に入る。
今日はお祭りの最終日らしく
なんとなく街中が浮かれている雰囲気です。

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遍路小屋「銭形」隣は善根宿の表示があります。
おお、ここに泊まってみたいなあ。

0830
観音寺駅に着いて、特急しおかぜの指定席を買おうとしたら
満席だそうな。
やっぱりお祭りのせいかなあ。
これ以上ここに留まると、帰る列車は混雑するなあ。
大きな荷物を抱えて混んだ列車は辛い。
自由席が空いている事を祈りつつ、列車を待ちました。
やってきた特急しおかぜ8号自由席になんとか空き席を見つけて
車中の人となりました。
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次回
観音寺日帰りの旅です。
我ながらクレイジーと思うのですが、
下記の私事を考えると、頑張って結願したいっす。




私事ですが
四国八十八箇所霊場会から先達補任通知を頂き
12月7日の善通寺研修会に参加させていただきます。
推薦をいただきました寺院の住職、ありがとうございました。

某SNSでは通知を頂いた方たちが
嬉しそうに、あるいは自慢気に、また御教授をたれたり
それはそれは賑やかでありました。
別に茶化すつもりはありません。
歩きでも車でもバスでも
嬉しい気持ちは真実であるからです。

でもわしの仲間に通知がまだ来ていませんでした。
地域的な関係で郵送の差があるのに加え
申請提出・受理の際にトラブルがあったため、
果たして受理されているのか
心配の種は尽きなかったのです。
彼と一緒になって悩んだために
彼の胸中を察すると、
わしは浮かれているわけにはいかなかったのです。

後日談
少し遅れて、無事仲間にも通知が届いてほっと一安心
善通寺で会えるのを楽しみにしております。



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11月5日(土)
おきらく歩き遍路第4回をやります!
参加者がおひとりでもやります。
一度は歩いてみたい、と思われるかた、おきらくにご連絡ください。
連絡先は
mint0790★yahoo.co.jp(★を@に)

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おきらく歩き遍路(通算6巡目)65番三角寺

おきらく歩き遍路(通算6巡目)65番三角寺

平成28年10月11日(火)

10月の3連休は仕事で身動きできませんでした。
連休明けに1日だけ休みがあったので、
迷うことなくお遍路に行きましょう!
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クレイジーやね。
重度のお四国病やな。
もともとこういった休日には日帰りで西国、新西国巡礼に行っていましたんで
四国に行ってもなんら不思議はない。

朝0508始発に乗って出発!
外はまだ暗く、寒い。
上着を羽織る季節になりましたね。
0625新大阪で新幹線さくら鹿児島行きに乗ります。
もっちろん駅弁も買い込み、旅情満点
秋の彩のお弁当は見た目も綺麗で楽しいね。
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さくら541号は快調に西へと進み、0715岡山に着きました。
0723発特急しおかぜに乗り換えて瀬戸内海を越えれば
そこはお四国

途中「児島駅」から乗ってきた
おじさんと、30台くらいの女性の親子2人連れ・・・
おや?先日「伊予西条駅前バス停」で横峰寺まで一緒に行った2人じゃない?
声をかけたら、向こうも覚えていました。
親子でお遍路、いいなあ。倉敷の人かな?
「今回はどこからですか?」
「雲辺寺からです」
「わしは今日は日帰りで三角寺です」
彼らは観音寺で降りていきました。
どういうコースなのかな?

途中の宇多津、観音寺で下車したい気持ちを抑えつつ
0841伊予三島駅に到着!

さてここで問題
「三角寺口バス停」行きの便は1101しかないよ。
それまで待つか、6km歩いて行くか・・・
これが土曜日ならば歩いて行くのですが、今日は平日の日帰り。
えい!
タクシーを使おう。
駅前のタクシー運ちゃんに
「あの~、三角寺までいくらかかるかのう?」
「2500円くらいかな?」
よし!
それくらいの出費なら大丈夫だ!

タクシーの運ちゃんが言うには、
四国の人は車遍路するときは日帰りが普通らしい。
ここ伊予三島からでも室戸岬は楽勝で日帰りだそうです。
なんと羨ましい事か。

0900
65番三角寺着
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今日は平日なのでお年寄りの車遍路が多いね。
急な階段をえっちらおっちら登っております。

トイレ工事も順調に進んでいるようで、
完工が待ち遠しいっす。
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本堂の脇に
「奥ノ院まで五十八丁」の案内があります。
三角寺奥ノ院・・・奥ノ院?
ああ、仙龍寺かあああああ。
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ふと本堂から少し歩いたらそこに奥ノ院があるような錯覚になっていました。
そう、五十八丁歩かにゃならんのですね。
でも2時間くらいかな?
今度行って奥ノ院納経帳に御朱印貰おう。

護摩壇の近くの桜の花が咲いています。
「狂い咲きだ」
という声が聞こえてきました。
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「狂い咲き」といいますが、
決して狂って咲いたわけではないのです。

以前読んだ桜守さんの話によると、
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
サクラの花芽は夏の間にでき、
葉から花芽に成長抑制物質(休眠ホルモン)が出て、
花芽を硬くして翌年の春まで咲かないようにしているのです。

それが
台風などによって落葉してしまった場合や、
害虫などに葉が食べられてしまい、成長抑制物質が花芽に送られない場合があり、
そこへ小春日和(秋から初冬にかけての、暖かく穏やかな晴天)
などの暖かい気候が訪れると、
眠りについていない花芽が春が来たと思い込んでしまい、
咲いてしまうのです。これが狂い咲きのメカニズムです。

秋に花開いた所には翌年の春に花はつきませんが、
全部の花芽が狂い咲きするわけではないので、
狂い咲きしたサクラでも翌春に花を楽しめるそうです。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

御朱印をいただき、さあこれからどうするか。
まだまだ時間があるので次行くか??


やめておきましょう。
今日のうちに帰らなくてはならん。

駐車場には車遍路さんがたくさんいます。
ご馳走してもらおうか??
いや、やめておきましょう。
歩き遍路の自分がうずうずしています。
せめて帰り道くらいは歩こうよ。

そうと決めたらまず「三角寺口バス停」まで歩く。
バスの時間はないけど、とりあえず目安ね。
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山道を歩くと、いい気持ちの風もふいて来ます。
歩き遍路にはいい季節になってきましたねえ。
できたら登りも歩いてきたかった。

椿堂に行く方面ではなく、伊予三島駅方面です。
いわゆる逆打ち。
道路の分岐点では
どっちへ行ったらいいのかな?
とりあえず降りの北方向に行けば問題なかろう。

道なりに歩いていったら、西へ西へと道は進んでいく。
スマホの地図アプリで見てみたら、
椿堂方面に流れて行ってしまっている。
あわてて軌道修正
細い農道を踏み分け国道方面に。
やっぱりわしにはギャクウチはまだまだ無理ですね。
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三島川之江IC付近まで来ました。
ふと見ると
ミニ四国八十八箇所の石仏があります。
今度行く予定の天皇寺ですね。
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大分迂回してしまいました。
三島をうろうろ歩きます。
できれば村松大師に行って関大尉の墓参をしたいと考えていたのですが
そんな余裕がない。余裕がないのは自分の心なんですけどもね。
日帰りという縛りが自分の心を縛っています。
ああ・・・開放されたいなあ。

でも途中、真言宗のお寺に出会えましたよ。
高野山真言宗 三皇山定蓮寺
とってもいい表情のお大師様が出迎えてくれました。
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結局10kmくらい歩いてしまいました。
でも無駄ではない回り道だと思います。
道が賑やかになってきたと思ったら
三島神社が目の前に現れました。来週は三島神社のお祭だそうな。

「伊予三島駅」に着いたら
1151発の特急しおかぜ14号岡山行きが1番ホームで待っていました。
間に合わないかな?と思って
窓口で切符を買ってホームに駆け込んだら、
間に合いましたよ。

南無大師遍照金剛

汗かいたあああああ
座席にドカッと座ってお茶を一気飲みしたら
なくなってしまった。
車内販売もない。
あ~、喉渇いたなあ。

1310「岡山駅」着
駅弁を買って新幹線に乗り込む。
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岡山から東行きの車両はいくらでもあるので、
自由席が空いていそうな「ひかり」に乗ります。

今日のお供の本は
「お遍路ガールズ」
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自分探しの旅をするガールズの物語で
夢中になって読んでいたら新大阪にあっという間に着いてしまいました。
まだ読みかけなので、続きはまた今度・・・



最初にも書いたように
西国、新西国巡礼の際にも1日かけて遠方まで行っていました。
四国の東予、香川も日帰りをしようと思えば出来ます。
それが確認できました。
徳島や高知、南予は少し無理がありますが、それは土日で行けばいい。
予算的にはバスのほうが安いのですが
時間的には列車のほうが早い。

これからは日程と相談して
日帰り列車遍路も取り入れてみようかと考えています。
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定蓮寺のお大師さま

おきらく歩き遍路(通算6巡目)52番太山寺~53番円明寺

おきらく歩き遍路(通算6巡目)52番太山寺~53番円明寺

平成28年10月1日(土)、2日(日)


今回は実験を兼ねた旅になりました。
1:大阪から列車で愛媛、香川に入ること。
2:現地でレンタカーを借りること。

それに奥ノ院にも行ってきました。

10月1日(土)
0508南海の始発に乗り、地下鉄を乗り継ぎ「新大阪」へ。
0625の新幹線に乗り「岡山駅」で在来線のしおかぜに乗り換えて
瀬戸内海を越えます。
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バスもいいけども、列車の旅って好きですね。
列車旅といえば、駅弁を忘れることは出来ないのです。
ああ、旅情満点
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「宇多津駅」に着き、徳島行きの列車を切り離し
松山まで行きますが、途中
伊予三島、新居浜、伊予西条、今治など
心に響く駅名が続きます。
右には穏やかな瀬戸内の海が開け、
ああ、旅情満点

1005
「JR松山駅」着
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駅前の1番バス乗り場「運転免許センター」行き1020に
乗ります。
車内は途中の病院に行くお年寄りが沢山いますね。
40分ほど乗ったら「片廻バス停」で降りる。460円なり。

500mほど歩くと一の門が見えてきます。
今日は晴れているけれども蒸し暑い。
更に行くと山門が見えてきて、
更に更に坂道を登り、見事な本堂までたどり着きました。

本堂前には般若心経が書かれた摩尼車があり、
一度回すと一回お経をあげたと同じ功徳があるとか。
でもそれ回したからといって、
本堂・大師堂でのお勤めを省略しないでね!
そこの車遍路のお父さん・・・

さて
奥ノ院案内によると52番太山寺奥ノ院は、
裏山にあると記されています。
しかし、どこをどうやって行ったらいいか・・・
お寺の人はいないかなあ
境内を物色していると、ちょうど地元の人がいました。

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「あ、あの~、奥ノ院にはどう行ったらいいんじゃろう」
「ああ、ほら、大師堂のほうに上がって、右に行ったら登り道があるよ」
「おおっありがとうございます。あそこですね」
「ちょっと遠いよ」

のぞむところですがな!

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本堂の裏手に登り口がある。
丸太の階段が延々と続いているが、人通りはない。
暑いし、湿気もあります。
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ニョロニョロとしたものが出てこないように・・・
ストックをガサガサさせておっかなびっくり登り道を進みます。
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道の途中、西国三十三ヶ所の写しがありました。
でもよく探さないと石仏が見えないよ。

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峠に着いたら、松山観光港行きの道があります。
ここを下っていったら63番円明寺奥ノ院方面なんですが
一旦太山寺の納経所に戻って御朱印を頂かねばなりません。

かろうじて「奥ノ院」の表示があります。
更に行くとまた分岐があり「経ヶ森」に矢印があるのですが
こっちの方向でいいんでしょうね?
奥ノ院って、経ヶ森にあるんでしたっけ?

心の迷いを抱きつつ、急な山道を歩んでいると
目の前に小さな蝶が顕れ、道を示してくれるように前を飛んでいきます。
「おおっありがたや。この道で正しいのですね」
そう言うと、蝶は草むらに消えていきました。


1145
太山寺奥ノ院着

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経ヶ森山の山頂に着くと、そこは岩がゴロゴロしている場所で
瀬戸内海が一望に出来ます。
やはり海のよく見える所が奥ノ院ですね。
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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
豊後の国の眞野長者が船で高浜沖を通っているときに
難破しそうになったが、
日頃より篤く信仰していた十一面観音様に皆の無事を祈ると、
不思議なことに暗天の山頂より一筋の光明が輝き、
闇夜の海を照らし出し、
おかげで無事危難を逃れ船団を高浜の岸に寄せることが出来た。
後に山に上がって見ると、そこに小さな草堂があり、
一寸八分の十一面観音様が祀られていたのです。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

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観音さまの前でお勤めをしていたら、
黄色や紫色のアゲハ蝶が数匹わしの周りをひらひらと
舞っており、そよそよと風もふいてきました。

観音さまに「ようきたな」と迎えられたのでしょうか。
ありがたやああああああ。
以前はそういったことがあったかもしれないんですが
最近意識し始めたら幸せな気分になれます。

いい気持ちで、所によって急な坂道を注意しながら降りました。
幸い長い爬虫類も出現せず
無事に太山寺境内に戻り、
納経所で2冊の納経帳を出して御朱印を貰いました。

さあ次行こう!
下界の国道まで戻り、運転免許センターへの道を北進します。
この界隈には「100円自販機」が沢山あり、
思わず買いすぎてしまいます。
だって暑いんですもの。汗だらだらですがな。
500mlのコーラが100円で買えるんで
ガブガブ飲むとお腹がチャプチャプしてきます。

目標となる愛媛県運転免許センターに着きましたが
奥ノ院に至る道しるべがないですね。
前もってGoogleMAPで調べておいたので
he6-9a-12.jpg
ここから入るのかな?
he6-9a-13.jpg
そしてここで曲がる・・・
he6-9a-14.jpg
まっすぐに進んでいったら
ありましたよ。
こじんまりとした建物がありました。


1318
円明寺奥ノ院着

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◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
聖武天皇の勅願を受け、当初この地に圓明密寺が建立されたが、
戦国時代に戦火で焼失し、
元和10年(1624年)今の場所に円明寺が再建され、元の跡に
本尊として十一面観世音菩薩を祀る小堂が建てられたそうです。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

ここでもお勤めの際に紫色のアゲハチョウがひらひらと舞っていました。
なんとありがたいことか。
he6-9a-16.jpg

ここから円明寺まで約2km
田圃の中の道を歩いていると、
五穀豊穣を祈る円明寺のお札が建てられていました。
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円明寺付近に行くと、地元の人達が
そろいのTシャツを着て賑やかに秋祭りの準備をしていましたよ。

1409
53番円明寺着

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境内は何かの工事中でした。
わしの好きな手水場脇のススキも縛られていて風情がないなあ・・・
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「伊予和気駅」に移動し、1449発の列車に乗り、
1457「松山駅」に着きました。

そういえばまだ昼食を食べていなかったなあ。
駅前にあるカレーショップに行こう。
ここのトルコライスが好きなんですが・・・あれ?ない。
では焼き豚卵カレーを食べましょう。
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店の人に聞いてみたらトルコライスは期間限定なんですって。
だったら、また行けば食べられる機会もあるはず。

お腹もくちくなったので
今夜のお宿に行くことにしましょう。
駅前の某ビジネスホテルなんですが、
チェックインしようとフロントまで行ったら高校生の集団がいて
引率の先生がチェックインしていました。

長々と手続きしているのをじっと後ろに立って待っていたのですが
足が疲れていたので傍のソファーに座って待っていたのですが
引率の先生が去っても
フロントからは声がかからない。

ん?どうしたのかな?

しばらく待っていても何の声もかからないので
「もし、チェックインなんだけども!」
「え?さっきのダンタイサンだと思いました」
「姿格好を見たら違うのわかりません?」
このあとオバハンのフロント係は言い訳ばかり。
やっぱり安宿に泊まるのは問題ありかな?

ランドリーサービスもなく
近所のコインランドリーに汚れ物を抱えて
お洗濯をしてきました。

やはりお遍路さんはお遍路宿に泊まらなければ
いけませんね。


10月2日(日)
今日は久万高原の44番・45番に行くのですが
レンタカーを使ってみる実験をしました。
駅前にはレンタカーの店が3件ほどあります。
わしはあらかじめオ○ックスレンタカーをネット予約しておきました。
これですと、たとえば松山で借りて徳島で返すことも出来ます。
あまり趣味ではないのですが
高速遍路をやるならばレンタカーで出来るわけです。

まず、0730開店の駅のうどんやさんへ朝食を食べに行き、
肉つけうどんを食べましょう。
冷たいうどんに熱いおつゆをつけてすすりこむ。
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0800
レンタカーGO!
久万高原への道を順調に進みます。
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高度が高いので涼しいのかなと思いきや、
窓を開けると蒸し暑い空気が入ってきて、あわてて閉める。

0908
45番岩屋寺着
ああ、なんか、あっという間に着いてしまいました。
車で移動すると札所から札所までの移動でしか過ぎないので
遍路道の物語がない。
味気ないことこの上ありませんね。

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駐車場で300円払って
本堂までの坂道階段を登るんですが、
この瞬間だけはお遍路しているなあと感じます。

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ここの参道ばかりは
歩きもバスも車もお遍路さんは歩かねばなりません。
汗をかきかき本堂に至ります。
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汗をタラタラ流しながらお勤めしていたら
大師堂の脇から涼しい風が吹いてきました。
お大師様、ありがとうございます。

汗をかいた後は門前のお店でラムネをいただきましょう。
あぁ~おいしいなあ。
店内には錦の納札が沢山沢山飾られていました。


44番大宝寺着
本堂脇の駐車場は狭く、それに日曜なので満杯
わしの脇ではタクシー先達さんが老夫婦を連れてお勤めをしていました。

納経所の女性は、
相変わらずスマホをいじくりながらお仕事をされていました。

さああああ、これで今回の予定は終わり!
松山駅前まで戻りましょうかね。
カーナビによると、松山市内は渋滞と言っていますが
大した渋滞ではないので、順調に戻ることが出来ました。

1220発の特急しおかぜに乗って岡山まで行き
そこから新幹線に乗って1618新大阪に帰りました。
もっちろん旅のお供の駅弁を松山駅で買い、
旅情満点ですがな。
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今回の実験は
今住んでいる堺市から始発で四国に午前中に進出する際には、
愛媛(東予)と香川が丁度の位置かなあと思います。
確かに高速バスの方が安いけれども
列車のほうが早く着く。

今までは高速バス(夜行)ばかりを使ってきたが
仕事の都合で、列車を使ったほうが便利なときもあります。

また、列車を使っての日帰り遍路も可能で、
今度やってみようと思います。

また、レンタカーもありかな?と思うのですが
車遍路の違和感もぬぐいきれないので
これまたケースバイケースですね。
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プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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