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12番焼山寺突撃日帰り遍路

おきらく遍路通算6周目
12番焼山寺突撃日帰り遍路 平成28年7月27日

土曜日に急遽夜中までの仕事が入り、休日がなくなりました。
その代わりに27日の水曜日に休みになったので
躊躇なく焼山寺に行こう!
と考えてしまいました。
我ながらクレイジーだと思います。


6周目は、おきらく歩き遍路をやっている影響で、
巡打ちに穴あきが出来ているので、
その補完をしなくてはいけんのです。
でも、この暑い季節に焼山寺とは・・・


7月26日(火)
「日帰り」と言っても前の晩に徳島入りをしておかねばなりません。
夜中に「阿波観光ホテル」に入り、明日に備えてすぐ寝ました。

7月27日(水)
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「徳島駅前バス停」の「神山線乗り場」から
0705発の神山高校行きに乗りました。
さすがに夏休みに入ってだけあって学生さんが乗っていない。
途中2名乗ったきり、あとは病院に通院のお年寄りのみ。
新童学寺トンネルを越える頃には乗客は神山高校生2人とわし。
鮎喰川沿いのくねくねした道をバスは走る。

バスの車中で
8月の土佐遍路の予定を急に思いつき
スマホとにらめっこして宿の予約や
交通手段を調べていたら酔ってしまいました。
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0815
「寄井中バス停」着 1000円なり。
さあここから焼山寺まで7km歩こう。
標高700mまで登ります。
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11番から登るのと比べると、
山をふたつ越えなくていいんですが
それでも700m
それに暑いしね。

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鮎のいそうな川ですね。でも釣り人はいない。
ここはポイントではないのかな?

寄井の集落には人の影もない。
高齢化が進んでいるのでしょうか。
神山町でよく見かけるのは道沿いに植えられた枝垂桜です。
春にここを通ったときには綺麗でしたね。
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すだち館を過ぎて、いよいよ山道に入ります。
だんだん気温も上がってきました。
一歩一歩歩くたびに汗が噴き出してきます。
すでに手ぬぐいもびっしょりになっていて
絞る事ができます。

だいたいこの季節、
それも平日に焼山寺に歩いて登るような酔狂人は
あまりいないやろうなあ。

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歩き遍路道の表示があると、
そちらの方が険しい山道なのに
ついついそちらを選択するのは性でしょうか。

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さすがに山道は空気がひんやりとしています。
ときおり渡る風が心地よい。
でも汗は容赦なく流れ出ていき、
水分補給が欠かせません。

旧遍路道から自動車道に出ると
勾配は楽になりますが暑さが増します。
杖杉庵手前の無人販売に「すだちジュース」が売ってありました。
買おうか、買おまいか、一瞬悩んだのです。
なぜか?
今日はリュックの中にウエストポーチも全部しまいこんでいたのです。
お金を出すには装備をおろさねばなりません。
そんな気力もないほど暑さで疲れていました。
結局買いませんでした。

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杖杉庵まで来て
衛門三郎さんとお大師様の邂逅像を見ながらドタッと一休み。
水筒の水の残りは僅かですが
全部飲み切らないように気をつけねば。
先ほどの無人販売の所まで戻る気力もなし。

ここまでくればゴールまであと少し。
今日も山歩きのお供である携帯ラジオ
AMはNHKしか入らないので
夏休み子供科学相談を聞いていました。
「なぜツバメは前の年の巣をそのまま使わないの?」
「なぜ人間は冬眠しないの?」
「地球が滅んでもゴキブリは生き残るって本当?」
などなど。
子供の鋭いピュアな質問に偉い学者の先生が答えるのですが
時々ごまかすような答えをしたり、
難しすぎる学術用語を使ったりしています。

わしは歩きながら
「ごまかすな!」
「それじゃ子供はわからんぞ!」
と突っ込みを入れます。
怪しいお遍路さんだと思われるでしょうね。
でも安心してください。誰にも出会わなかったから・・・・

艱難辛苦の上
1042
12番焼山寺
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山門の階段下に自販機があります。
この設置場所、ベストチョイスだと思います。
無意識にポカリスエットのボタンを押していました。
一気飲みすると
細胞にプチプチ染み渡っていくような感覚がしました。
ああ、おいしい。

頭から爪先まで雨に濡れたようにぐっしょり濡れていました。
これ、ぜんぶ汗かああああああ。ああ~、気持ち悪い。
納経所横の休息所にリュックを「ベチャ」と置いて
本堂に向かいました。

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車遍路さん夫婦がいて、
「おリン」を打ちながら朗々と読経する声が響いていました。
真っ白な地下足袋を履いて、本格的スタイルです。
わしの読経をかぶせて邪魔するのが憚られるので
先に大師堂へ行ってお勤めさせていただきました。

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納経所では大きなアブに出迎えていただきました。
何匹もいるようで、お寺の人がハエ叩きで追っ払っていました。
「おねがいします」
「今日は何名様ですか?」
「わしひとりです」
「何で来ましたか?」
「・・・歩きですが」
「そうですか。お疲れさまです」
駐車場から距離があるのでそこから来るだけでも
汗べったりになるでしょうね。

少し雨が降ってきました。
気温が下がったような気がします。

自販機でペプシストロングを買い、
一気飲みして、さて帰りましょうか。
ああ、ゲップがすごい。

帰りはすだち館近くの「焼山寺バス停」1315発のバスに乗ります。
いま11寺過ぎ。
3km下りなので余裕です。

山道を軽快に下りますが、ここで問題発生

石畳が雨で濡れて
気をつけないと滑るようになったのです。
下りの山道では
今使っている富士登山の五尺の八角金剛杖が役立ちます。
長く持つ事で下り道が安定するのですよ。

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12時近くにすだち館に着きました。
バスの時間までまだ1時間近くあります。
初めてすだち館に入ってみました。

アイスクリームとシソジュースを飲みました。
いずれも100円
今日はダンタイサンも歩きも来ません。
女将さんと1時間くらい世間話をしました。
梅干の漬け方や新ショウガの食べ方、山菜の天ぷらの話などなど。

初めて知ったのですが、ここは善根宿もしているのですね。
廃校の教員住宅をお宿にしているそうです。食事つき。
いいなあ、こういうところ。
今度泊まってみよう。

1315に来たコニュミティバスに乗り、
寄井中まで10分くらい。250円です。

寄井中から徳島行きの便は1430です。
1時間以上あったので先のバス停まで歩く事にします。
幸い向かい風なので気持ちよく歩く事ができました。
途中の工房からお母さんが出てきてお接待に
お茶をいただきました。ありがとう。

神山役場前の道路に何かいる・・・

キャ~ッ

動かない。
死んでいるのかな?
でも首を動かしている。

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どうやら怪我をしているようです。
車に轢かれたのかな?

今年初めて蛇をみましたがな。
山道で見なかったのは幸いなりけり。

結局2kmくらい歩いて、
「青井夫バス停」(なんと読むのかな?)
まで行きました。
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途中に番外の善覚寺大師堂というのがありました。
しかし、気力尽き果てていたわしは
そこまで行く気にはなれず・・・
今度必ず行きます。

バス停で遅い昼食を食べていたら驟雨があり、
その間は気温が下がっていたのですが
雨があがると蒸し暑さが倍増してしまいました。

1438
やってきたバスに乗り徳島駅前まで行ったのですが
冷房の効いたバスの車内で汗で濡れた服が冷えて
何とも気持ちのいいものではありませんでした。

1540に「徳島駅前バス停」に着いたら
8月の土佐遍路のためにJRの切符を買っておきました。
ちょうどお盆の季節なのでバス便が売り切れていたんです・・・
でも新幹線と特急南風の指定席は無事取れましたよ!

次回の段取りも済んで、さてお風呂に入りましょう。
いつもの「びざんの湯」に行き、天然温泉で疲れを癒して
濡れた衣服を全部替え、
食事に行きました。
ビールの美味しい事!

1800発の便でなんばに帰ったのですが
今日は帰ったらすぐに濡れた衣服の洗濯をせにゃなりません。
眠かったのですが放置しておいたら臭くなるんで
これは省略できないのです。

明後日の土日は
「おきらく歩き遍路ツアー3」
鶴林寺、太龍寺の遍路ころがしですがな。
本当に遍路漬けの日々です。
これもまたよしかな。








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歩き遍路通算6周目 8番熊谷寺~10番切幡寺、18番恩山寺、19番立江寺、23番薬王寺

おきらく遍路通算6周目

平成28年7月18日~19日
8番熊谷寺~10番切幡寺、
18番恩山寺、19番立江寺、23番薬王寺

「おきらく歩き遍路ツアー」で取りこぼしたり
すっ飛ばしたりした所の散華を補完する旅です。

土日が仕事だったので海の日の3連休ならず・・・
その代わり18(月)19(火)に休みをいただき徳島方面に出発


7月18日(月)海の日
朝4時半に起きて急いで荷物をつかんで
始発の電車に乗り、なんばへ。
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0630なんば発徳島行きのバスに乗ります。
南海なんばバス停は改修工事のために
なんばパークスの1階に移動しています。
ここは場外馬券売り場の近くという事もあり、
たむろしている人達は雰囲気が違いますね。
それにネタあわせをしている若手芸人もいます。

始発なので乗客もちらほら。
ちょっと寝不足で頭がボ~ッとしていましたが
1時間くらいうたた寝したらすっきりしました。

0930「徳島駅前バス停」に到着
ここから徳島バス「鍛冶屋橋行き」に乗り、
6番安楽寺近くまで行きます。
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バス内は、ショッピングセンターや
博物館の「あすたむらんど」へ行く
学生さんたちが多く乗っていて賑やかでした。

1時間くらいバスに揺られて
「東原バス停」で降ります。
今日、梅雨が明けたそうです。
むっとするような空気に包まれながら、歩くとしましょうかね。
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道の向こうには安楽寺が見えます。
駐車場のトイレを使わせてもらい、顔を洗いました。
三連休の最後の日だけあって車遍路さんが沢山来ていますね。
バス遍路さんはシーズンではないのかな?

うお~、暑い暑い。
頭がボ~ッとしてきますがな。
まず、腹ごしらえをしましょうかね。
7番十楽寺門前のうどん屋さんに入ります。
ここ、いつも通りかかるときには閉まっていたんで
一度入りたかったのです。
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暑いが名物の「たらいうどん」を注文します。
うどんの食感が讃岐のそれとは違うんですね。

熱気のこもるアスファルトの道をヨロヨロ歩いて行くと
真念の石碑が建っています。
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これは「真念」の文字がはっきり見えますね。
拓本をとりたいなああああ。

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ずらりと並ぶ仏さまが迎えてくれます。
地元の人達に大切にされていますね。
夏の昼下がり、道行く人は我独り。


1248
8番 熊谷寺
緑濃い山門が迎えてくれました。
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春と秋の景色も綺麗でしたが、
蝉の鳴き声の聞こえる暑い夏の日の山門もまた
味わい深いですね。

やはり駐車場には自家用車が沢山来ています。
駐車場からは誰でも歩いて登らねばなりません。
真っ白な白衣を着た人達が汗をかきかき石段を登っています。
おきばりください。

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大師堂への石段を、まだ咲いている紫陽花の花が彩っています。
前を行くお年寄りの足には少しきついかもしれませんね。

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今回は山門に目が行きます。
参拝を済ませて帰るときに、山門と向こうの里と山の景色がいいなあ。
これぞ札所の景色、と感じました。

熱気の立ち昇る田圃の道を歩いて行くと、
路傍の草が風にそよいでいます。
しかし涼しくない。なぜか?
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この時間遍路道を巡打ちで歩くと、追い風になっているようです。
時々立ち止まると風がふいているのが体感できるんですが
歩き始めると風速と同じになって風がなくなります。
追い風だと少しは楽なのになあ。

流れる汗とともに歩いて行くと
かなたに法輪寺が見えます。
ほんとうにここは田圃の中のお寺ですね。
昔の札所もこういった風景の所が多かったんじゃないでしょうか。
今回、ここの風景を描きたかったので
念入りに記録を撮りました。
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夏の空と田圃の中の札所です。


1400
9番法輪寺
門前の茶店には「カキ氷」の旗が・・・
まずは参拝をしましょう。
お勤めの間にも、「何食べようかな?」
煩悩の塊です。
煩悩を払うために、地面に座ってお勤めします。
小石が足の甲に食い込み、煩悩を払ってくれます。

ご朱印をいただき、
足は自然に茶店に・・・
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「カキ氷ちょーだい!」
「今日は暑いねえ」
「梅雨があけたそうです」
開け放たれた窓から風が流れ込んでくる。
冷房の風よりも優しく、夏を感じさせてくれます。
田圃から吹いてくる風とカキ氷
昭和の夏ですね。

店内に掲げられている御朱印の掛け軸
真ん中にいるのは阿弥陀さまです。
女将さんによると、御宗旨は浄土真宗だそうです。
真言宗のお寺の門前には浄土真宗の有名茶店
お四国の懐の深さ、広さを思うのでした。


カキ氷食べて元気一杯
さて次に行きますかね。
今日は次の切幡寺で終わりです。
ひたすら西へ向かって歩くのみ。
相変わらず追い風です。

途中にあるお接待所に置いてあるポットには
冷たいお茶が入っています。ありがたいなあああ。
2杯いただきました。

今回の旅の目的のもうひとつ。
門前の巡拝用品店で数珠を買う事です。
以前、遍路宿に泊まったとき
般若心経と八十八ヵ所のご本尊が刻まれた黒檀の数珠を
見せてもらい、それが欲しくて欲しくて・・・
しかし、結構値が張るのでお小遣いをためておき
いざ買いに来たのです。
もしかして売り切れていないかな?
との杞憂は無駄でした。

ありましたよおおおおおおお。
買いましたよおおおおおおお。

数珠を見てにっこり。
来年から使わせていただきましょう。


1520
10番切幡寺
333段の石段をひたすら登ります。
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木々に囲まれているせいか、気温が少し低いような気がします。
いつも333段の階段の数を数えながら登るのですが
途中で数がわからなくなってしまうのが悩みの常です。
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今回ここの奥の院を訪ねました。
境内にあるので行きやすいのです。
しかし表示がなく、どこが奥の院かな?
納経所で尋ねようとしたら
姦しい御刀自様3人組が占拠していて
「あら~、法輪寺のご朱印がないわあ」
「え?あなた忘れたの?」
「あっ私のもないわぁ」
「ええ?ちゃんと参拝したよね!」
「わたしも参拝したわぁああ」
「ええ?ここの前は法輪寺よね?」
「ちゃんと参拝したわぁ」
「わたしのもないわ!」
「参拝したはずよね!」
納経所の御刀自様も巻き込んでのエンドレス言い合いが
しばらく続きました。
法輪寺でもこの勢いでお喋りばっかりしていて
納経所に行くのを忘れたんでしょ?

ようやく
「帰りに寄りましょう」
という結論に至るまで待つこと5分

ようやく
「あの~、奥の院へはどう行けば・・」
「塔の奥に行けばありますよ」

本堂の脇、石段を登って不動堂へ行き、
更にその上に行くと多宝塔があり、あれ?どこかな?
もしやもしやと
裏手に廻ると猪よけのフェンスの扉の向こうに
山道があります。
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奥の院の匂いがぷんぷんしてきます。
お遍路さんもほとんど訪れないやろうなああああ、
と思う山道を登ると
白い建物があります。

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切幡寺奥の院「八祖大師堂」
インドから中国を経て日本へと密教を伝えた正統の八人の祖師を祀っています。

第一祖 龍猛菩薩(りゅうみょうぼさつ)
第二祖 龍智菩薩(りゅうちぼさつ)
第三祖 金剛智三蔵(こんごうちさんぞう)
第四祖 不空三蔵(ふくうさんぞう)
第五祖 善無畏三蔵(ぜんむいさんぞう)
第六祖 一行阿闍梨(いちぎょうあじゃり)
第七祖 恵果阿闍梨(けいかあじゃり)
第八祖 弘法大師

七祖、八祖くらいしかわからん・・・
勉強しなくちゃ。

納経所まで降りてきて、
無事に奥の院納経帳にもご朱印をいただきました。

今日はここまで!
山門駐車場まで降りてきてへたり込んだらもう動く気力なし。
民宿「越久田(おくだ)屋」さんに電話を入れる。
「あの~切旗寺駐車場まで迎えに来て・・・」

ここは素泊まりのみですが
結構遠い所までの送り迎えをしてくれるお宿です。
天然温泉「御所湯」まですぐなのでお風呂もそこです。

チェックインして宿泊費4000円を払い、
汗で汚れた服を脱いで出しておくと洗濯してくれます。

早速温泉まで連れて行ってもらいます。
車中、
「あの~ここの地名の『御所』とは、かしこきあたりのお方由来ですか?」
「土御門上皇由来とか・・・」
「ふ~~ん」
あとで調べてみましょう。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
御鳥羽上皇が鎌倉幕府に対して起こした承久の乱に連座し
はじめ土佐に配流されたが、のち阿波に移され、ここに守護が御所を
作って厚遇したためにこの地名が残ったそうな。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

温泉に浸かり、汗を流して体重計に乗ってみたら
出発前より3kg減っている。
やった~!



思うのはぬか喜び。
これは単に脱水状態なのです。

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館内のレストランで失われた水分の補充を行いました。
うぅ~~ん、夏はやはりこれやね。
過剰に水分の補充を行い、お宿に帰りました。
今日の宿泊者は、わしと自転車遍路さんの2人

遅く到着した自転車遍路さんがお風呂から帰ってきてから
談話室で語ろうかなと思って待っていましたが
眠くて眠くてたまらなくなり、
部屋に帰って寝てしまいました。

昼間に暑さにやられて少し熱中症気味だったんかなあ。
死んだように寝てしまいました。



7月19日(火)
本日は列車&バス遍路で、薬王寺~立江寺~恩山寺の逆周りです。
暑い日は無理しない。
0645にお宿の車で「鴨島駅」まで送ってもらいました。

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「鴨島駅」~「徳島駅」~「阿南駅」~「日和佐駅」
通勤通学の人達にもまれながらの列車旅です。
お遍路装束はわしひとりなんですが、
徳島の人達は、日頃からお遍路さんの姿を見慣れているので
ジロジロ見られる事もなく、空気みたいな存在でした。

1045に「日和佐駅」に着き、
華やかな幟が立ち並ぶ道の駅の中を歩いて薬王寺へ。
ついつい立ち寄りたくなるのですが、ぐっとこらえます。

1053
23番薬王寺
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瑜祇塔に足場が組まれています。
修理中かな?レアな光景です。
本当はここの桜満開の写真を撮りたいなあと思っています。
来年こそは!

上から下から蝉の声が降ってくる境内にはわしひとり。
蝉の声に負けぬように
大きな声でお勤めさせてもらいました。

さて昼食を、先ほどの道の駅でしようかと道路を歩いていたら
つい、目に入ったうどん屋さんに入ってしまいました。
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冷やしうどん大とコロッケ、アジフライ合計550円
フライは揚げたてでないので食感が悪かった・・・

「日和佐駅」構内には風が吹き抜けて
日陰は気持ちがいいね。
夏の日もこんな日ばっかりだと過しやすい。
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やってきたワンマンローカル線に乗って「立江駅」まで。
ローカル路線は鉄道系のカードが使えないのが難点です。

「立江駅」から200m歩くと

1324
19番立江寺
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親孝行な息子が老婦人を連れてお遍路をしていました。
でも暑さでお婆さんの足がよろけがちでしたね。
お気をつけて

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立江寺から200m歩いて
白鷺橋ほとりにある「立江小学校前バス停」から
恩山寺を目指します。
8分ほどバスに揺られて
「恩山寺前バス停」で降ります。

坂道を歩いて登っていくと、
道の脇に遍路シールと石段があります。
もしかしてこれは旧遍路道?
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一瞬登ってみたかったけれども
藪が深く、長い生き物が出そうなのでやめておきました。

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今日も糜爛樹の幹は鮮やかです。
つい、樹皮を掻きとりたくなりますが、やめておきます。
旧遍路道は地元の人達が整備しているのでしょうか
きちんと草刈されていて歩きやすい。


1420
18番恩山寺
平日はお年寄りの車遍路が多いですね。
休みの日はダンタイサンや高速車遍路さんたちが多く
お年寄りにとっては平日がゆっくりと参拝できるのでしょうね。

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お大師様に今回の旅の無事を感謝して
帰路に着きます。
「恩山寺前バス停」~「小松島高校前バス停」
そこから500m歩いて「南小松島駅」に行きます。
駅構内売店で、
駅前にある名水の泉を教えくれたので
早速行って見ました。
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地元の人がポリタンク持って汲みに来ていました。
水筒に汲んで飲んでみたら冷たくて寒露寒露

1539「南小松駅」~1603「徳島駅」
1800のバスに乗るのでまだ時間があります。
「びざんの湯」に浸かり、汗を流して
駅前王将で夕食を食べました。
本当は骨付き鶏の店に行きたかったのですが
開店時間までまだまだあったので諦めたのです。

1800発の難波行きバスに乗ったら
知らぬ間に寝てしまっていました。
暑い中の移動は体力が奪われていたんでしょうね。

来週は焼山寺に行こうと思います。
我ながらクレイジーな計画やなあ、と思いますが
止められません。
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西国四十九薬師巡拝 三十番多禰寺

西国四十九薬師巡礼

30多禰寺00

平成28年6月20日
息子の結婚式の準備で、双方の家族の顔合わせのため
裏京都市の実家に帰省してきました。
無事それも終了し、さて何をするでもなし・・・暇をもてあましてしまいました。
それなら地元のお寺に行こうかな。
西国29番松尾寺もいいけども、近くに有名なお寺もあります。
醫王山多禰寺(たねじ)です。そうか、ここは西国薬師霊場なんやね。

では行くか!
ただでさえ田舎の裏京都市の、更に山の中に向かって車を走らせます。
途中、有名なアジサイ園があり、車が次々と吸い込まれていきますが
横目でそれを眺めて・・・
「多禰寺」の看板に沿って更に山奥に入ります。
梅雨の晴れ間、蒸し暑さが際立つ山の中
訪れるのはわしひとり、と思ったらタクシーが一台やってきて、
カメラを携えたオジサンが一人降りてきました。
確かガイドブックには、「駅からタクシーで12分」
料金はどのくらいなんでしょうね?
松尾寺といい多禰寺といい、交通の便は必ずしもよくない。


西国薬師第三十番札所である多禰寺は、
多禰山の中腹に位置し、裏京都市内最古の寺で、
御開基は聖徳太子の異母弟・麻呂子親王、
用明天皇勅願所の格調高いお寺です。
30多禰寺01

仁王門には仁王さまの写真のみがいます。
東大寺の次に大きいと言われる実物は重要文化財なので、
宝物館におられるそうです。

30多禰寺02
アジサイの綺麗な参道を歩いて行くと本堂が見えます。
30年くらい昔、ここまで職場の遠足で歩いてきた事があるんですが
残念ながらそのときの記憶がありません。
初めてここを訪れたような印象です。

30多禰寺03
屋根の形は独特の形状で、積雪から守る形状だそうで
松尾寺も同じような形をしています。

ここは真言宗東寺派の寺院で、
いつもの真言宗勤行次第で朗々とお勤めができます。
ご本尊のお薬師様へのお勤めを終えて、
さてお大師さまはどこかな?
う~~ん、見当たらないなあ。

本堂の向かい側に納経所兼寺務所があり、
「あの~、西国薬師のお納経帳はないでしょうか・・・」
「ありますよ」
「おおっ、く・ください」
西国薬師の納経帳は、バインダー式なのです。
西国薬師納経帳
この形式は、納経帳を忘れてきても安心ですね。
この瞬間から、「西国薬師霊場」巡拝が始まりました。
30多禰寺04

さきほどのタクシーのおじさんは写真を撮るのが主みたいで
お参りはしているのか、していないのか・・・

納経帳も買ったし、さて帰ろうか。
道の分岐点に気になる看板がある。
「八十八ヵ所地蔵巡り」
すごく気になりますが、
入り口まで行ってみたら草深き山道でした。

またの機会に・・・です。

西国薬師
西国薬師巡礼は、平成元年に結成された比較的新しい霊場で、
札所が近畿一円に分布していています。
訪れるのには結構手間がかかりそうですが
ボチボチ行ってみましょうかね。

歩き遍路4巡目(通算5巡目)結願 83番一宮寺~88番大窪寺

歩き遍路4巡目(通算5巡目)結願
83番一宮寺~88番大窪寺

通算5巡目の結願です。今回は休みを申請したら通ったので
金土日3日間の旅になります。
いつも慌しい日程なのですが、
せめて結願の日は余裕を持っていきたいですね。

6月30日(木)
仕事を終えたらダッシュで南海なんば高速バス停に行き、
1800発の高松行きに乗り込みます。
日中暑かったので疲れもあり、
うとうとしていたら高松市内に入っていました。

2146
高松駅前バスターミナル着
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今夜のお宿は高松駅前のホテルエリアワン高松です。
ロビーには外国人がわやわやいて、観光地を熱心に調べていました。


7月1日(金)
今日から7月です。まだ梅雨は明けていませんが、
少なくとも3日間は晴れです。
ありがたいのですが、気温が高く蒸し暑いですね。

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琴電「高松築港駅」0600発の始発に乗って
「一宮駅」を目指します。
朝早いのですが学生さんがちらほら見え、
駅から降りて一宮寺までの1kmくらい歩くなか、
時々挨拶をしてくれます。

0634
83番一宮寺着
ここの門は駐車場からの入り口ですね。
いったんここをくぐり、山門のほうに行って入りなおします。
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納経所が開くまでには時間があるので
ゆっくり丁寧にお勤めしましょうかね。
手水場ではお大師様の手から水をいただきましょう。
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地元の人でしょうか、お参りの人がちらほらやってきます。
それに3人連れの車遍路さんもやってきて
朝の境内にお勤めの声と線香の香りが漂います。

7時に納経所が開くと同時にご朱印を戴き、
「一宮駅」に戻ります。
ここでも通学途中の学生さんたちから
挨拶を貰いました。いいですね~。

「一宮駅」から「瓦町駅」まで、
そこから長尾線に乗換え「花園駅」で降ります。

今回、高松市にお住まいの川東さんを訪問するのが目的です。
「四国霊場奥の院納経帳」を作成された方です。
四国遍路をしていると、時折奥の院に出会う事があります。
最初は八十八箇所霊場を廻る事で精一杯だったのですが
やがて別格、そして奥の院の事に
思いを廻らせる余裕がでてきました。

民俗学者である五来重さんの「四国遍路の寺上・下」には
奥の院の成立と変遷についてとても興味深く書かれてあり
巡拝回数を重ねる毎に
奥の院に対する興味が増してきていたのです。

事前に連絡して訪問を伝えておいたので、
朝早くにもかかわらず、気持ちよく対応していただき感謝です。
「四国霊場奥の院納経帳」2500円
「奥の院道指南」1000円
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お茶を出していただき、
色々な興味深いお話を聞くことが出来ました。

写真撮影と掲載を許可していただきました。
奥の院にとどまらず、四国遍路の研究をされている方で
豊富な知識はもちろん、実際に現地調査などをされて
その幅広い学識には深みと説得力があり、
知識だけでの教えたがりの輩とは格が違います。

一日中でもそのお話を拝聴していたかったのですが
先を急ぐわしは、後ろ髪引かれる思いでその場を後にしました。

そのまま遍路道を歩いていけばいいのですが
今日は暑すぎる・・・
無理するのは、やめ。
「花園駅」~「瓦町駅」~「琴電屋島駅」
と移動して屋島の麓まで来ました。
駅前から屋島山上行きのシャトルバスに乗り
約10分100円の旅です。
車窓からは五剣山が見えます。
中学校の修学旅行で屋島に来たとき、この景色を見たなあ、
と思い出に浸っていました。

平日の屋島山上駐車場はガラガラ
観光客もまばらですがな。

1010
84番八島寺着
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今回はタヌキ様を主題に写真を撮りましょうかね。

本堂ではガヤガヤ喋っている婦人たちがいます。
「線香は3本・・」「納め札に名前と日付を書く・・」
観光客か、お遍路さんか?
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参拝を終えてシャトルバスの帰り便を待つ間
風が吹き抜ける売店前のベンチで
先に貰った「奥の院道指南」を熟読していたら
車から降りてきた車遍路の中先達さんが声をかけて来ました。

「道がわからないの?赤い門の向こうから降りるんだよ」
「あ・・・はあ。ありがとうございます」
「本当にわかっているの?」
「ありがとうございます」
「わかってる?・・・わかるよね・・」

そういい残して去っていきました。
遍路初心者に見えたんでしょうかね。
それもまたよし。

「琴電屋島駅」まで降りてきて「八栗駅」まで移動します。
車内は適度に冷房が効いていて気持ちいいね~。
揺られる事わずか4分
歩きゃいいやんけ、と思われますが今日はちょっと急ぐんですよ。

「八栗駅」から歩いて2km
八栗ケーブル駅まで来ました。
12時ですねえ。
お腹も空いてきたのですが、昼食は先のうどんやと決めているので
ここではカキ氷をいただきましょうかね。
心に余裕のないわしは、発車時間が気になるあまり
クリーム金時を一挙に流し込むと、キ~ンと頭痛がして
しばらく絶句してしまいました。
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赤いケーブルカーに乗り、急な斜面を登ります。
紅葉の季節には綺麗・・・なんかな?

1205
85番八栗寺着
山の上だけあって下界よりは幾分涼しいような気がします。
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境内の菩提樹には実がついていますね。
これ、実ですよね?

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下りは緩やかな山道を降ります。
山上駐車場は特になく、ケーブルカーを使わない車遍路さんは
道の両側に沢山路上駐車しています。

この道は春夏秋冬好きな道です。
暑いときは木々の木陰を渡る風が涼しい・・・が
追い風で歩いているので風を満喫できないのが残念です。
時々立ち止まり、風を楽しむ。

下界に下りてくると熱風が吹いて来ます。
しかしその中に潮の香りがしてくるのが
旅情をかき立ててくれますね。

「塩窯駅」まで来ました。
お目当ての駅前うどん屋さんです。
お昼を過ぎたので天ぷらの数は少なかったんですが
それでも掻揚げをゲットし、チラシ寿司と一緒に食べました。
タルタルソース、オーロラソースかけ放題
これで550円なり。満足満足
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「塩釜駅」~「琴電志度駅」と移動します。
駅から志度寺へ向かう途中、
ナビと取っ組んでいる逆打ちさんとすれ違いました。
現代はナビがあるからいいけども、なかった頃は大変でしたでしょうね。


1407
86番志度寺着
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境内は鬱蒼とした森の風情です。
なにやら蝉の声も聞こえてきます。
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暑い人のいない境内で一人お勤めをしていたら
何か頭がボ~ッとしてきました。
ありゃ?熱中症かなあ。
水分をこまめに摂っているんですが、のぼせたような感じです。
こここれはまずい。

ここから長尾寺まで歩いていこうと計画していましたが
無理して身体を壊したらいかん。
列車で行こうかね。
ちょっと回り道になりますが
「琴電志度駅」~「瓦町駅」~「長尾駅」
で行きましょう。
1時間くらい揺られる車内で目をつむっていたら眠っていました。
僅かの間でも熟睡できると疲れがとれるような気がします。

1630
87番長尾寺着
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やはり境内にはほとんど参拝者はいません。
この時間になると、幾分暑さも和らいできたような気がします。
納経所横の売店も休業していますね。

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本日のお宿は、門前のあづまや旅館です。
「こんにちは~。お世話になります」
「あれ、着きましたか。遅いので電話しようと思っていたんよ」
宿泊者は、わしひとり。
夏場はシーズンオフなんやね。
部屋に落ち着いたら、ウエルカムアイスクリームを頂きました。
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こういったサービスは嬉しいねえええ。
さっそくお風呂と洗濯を使わせていただき、
6時の夕食まで宿においてある漫画を読んでくつろぐ。

暑さでのぼせた体調も、この頃にはすっかりよくなっています。
無理せず早めの休息が大事ですね。

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夕食はわしひとり。
話し相手がいなくて少し寂しかったですが
大飯三杯頂いてさっさと寝る事にします。


7月2日(土)
今日もいいお天気で、窓を開けるとすでに暑い兆しがします。
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朝食の卵がやけに大きい。
「この卵はね、双子卵なんよ」
「へええええええええ、最初から双子ってわかるんですね」
「ここの名物で、いつも買いに行くんよ」
「あっ本当や。双子や」
「縁起いいんやよ」
「そうですねえええええ」
それに味噌汁にお餅も入っています。益々縁起いいねえ。
大飯三杯頂き、出発しましょう。

0700
女将さんの見送りをうけつつ、結願寺へ向けて歩きます。
やはり蝉の声が聞こえてきますね。
もう梅雨が明けたんかなあ。

山間の田園地帯をひたすら歩きます。
田圃には背の伸びた稲が揺れていますが、カエルの鳴き声が聞こえてきません。
何故かな?水が少ないせいかな?

0820
おへんろ交流サロン着
もうすでに開いています。
館員さんがわしのことを覚えていてくれました。
今は純粋な歩き遍路をしていないので、遍路大使の申請は遠慮させていただき、
かねてより持参の札所の絵を持ってきたので納めさせていただきました。

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今の展示の目玉は、納め札を納めた俵と古い納め札です。
歴史的にも価値があるものですね。
しばらく四方山話をさせていただいていましたが
入館者がチラホラやってきたので出発する事にしました。

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今回は花折れ峠の旧遍路道を歩む事にします。
途中の山道があり、遍路道っぽいのですが
旧遍路道の道路は、残土処理場へ行き交うダンプカーが危ないので
山道を整備した道だそうです。
前回そこを通ったら勾配の急な事!

今回はダンプカーに気をつけながら勾配のある道を歩きます。
またしても追い風らしく、
木や草が風に靡いているのですが
わしには風が感じられません。
立ち止まってみると風が心地よい。

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残土処理場を過ぎると車の行き来もなくなり、
普段は車も通らないような道になるので、
のんきに道の真ん中を歩く事ができます。

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丁石に沿って歩くので、見える限りの丁石は確認しながら歩きます。
長い年月の遍路道の変遷に伴い、確認できなくなったものもあります。
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まだ今はアジサイの季節なんやねえ。
この暑さでは、つい真夏になってしまったような錯覚を覚えます。

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途中の休憩所に座り込んで休んでいると
鶯の声も聞こえてきます。
蝉の声と鶯の声、両方聞こえてくるのはちょっと面白いですね。

山道が終わり、国道と合流したとたん、風情のないアスファルト道になり
照り返しも相まって暑さが倍増してきます。
そろそろ水筒のお茶も残り少なくなってきました。

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残り三十丁を超えた所で集落があり、
蕎麦屋の駐車場に自販機がある!
さて、何を飲もうかな・・・
梅ソーダがあるよ。
確か、梅酒は暑気あたり対策に昔から飲まれていたなあ。
買って飲んでみたら、気分的に元気になったような気がしました。

さあここから最後の道程です。
国道から別れ、旧遍路道を歩みます。
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看板には丁石があると示されていますが
草深い中、何が出現するかわからないので確認するのはやめておきます。
去年の秋に、渋柿を食べた柿の木があります。
もう間違って食べないぞ。

ゆるい坂を上り詰めた所に
山門が見えました。
おお、大窪寺や!
やはりこの道程は結願のコースですねええええええ。
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1210
88番大窪寺着
5巡目の結願です!
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もう5巡目・・・まだ5巡目
自分にとってこれは通過点に過ぎないのでしょうか。
しかしここに至ったのは自分独りだけの力ではありません。
お大師様と、お四国の人達と、自分をとりまく人達の
力添えがあったからなのです。
今後も益々精進していきます。
本堂、大師堂で念入りにお勤めさせていただきました。

納経所でご朱印を頂き、さてどうしようか。
まずは腹ごしらえをしましょうか。
老舗の「八十八庵」に飛び込み、
「打ち込みうどん!」
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暑い暑い日なんですが、これ食べなきゃ結願の気分を味わえない。
自分にとってのルーティンなのです。
幸い背中には扇風機の風が当たってくれます。
熱々のうどんをゆっくり、かみしめて食べます。
しかし、思ったほど汗だくにはなりませんね。
暑い日には熱い物を食べたり飲んだりするほうがいいのかもしれません。

腹ごしらえが済んだら、
次は門前の「飛猿閣」に行きます。
ここのお母さんに会いに行くため。
「こんにちは~!」
「あれ、ひさしぶりやね」
顔を覚えてくれていました。嬉しいなあ。
83歳のお母さんは今日も元気です。
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店先には愛知からの観光バスが3台停まっていて
ギャクウチツアーのダンタイサンが沢山来ていました。
店の2階で装束を調えてから参詣に出て行きます。
装束や必要品で、さぞ儲かるやろうと思っていたら、
なぜか旅行会社が最初から用意してきているそうで、
単に場所を提供しているだけですって・・・
儲けもないのになぜ?と凡俗は考えてしまいますが
そこはそれ、こういった無償の行為が後々返ってくるのでしょうね。

それから日本遺産認定記念散華台紙のコンパクト版が売ってありました。
思わず手が出そうになりましたが、雲辺寺で大きいほうを買っていたので
遠慮しておきました。

いつもお母さんからお接待を頂戴し、
恐縮至極であります。
しばらく雑談をしてから、本日のお宿に行きます。

1400
民宿「八十窪」の前まで来たら
「今日泊まる人かいね?」
「はははい。もういいですか?」
「いいですよ」
おおっ有難い。
チェックインしたら、もうお風呂に入れるそうです。
洗濯物を洗濯機に放り込み、お風呂で汗を流します。
ああ~、極楽極楽。
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部屋ではクーラーを効かせて、寝転がり幸せを噛み締めていました。
するとスマホが鳴り始めました。
誰から?と思って応答すると
facebookの友達が大窪寺に来ていて
お接待の品を持ってきてくれていました。

ヨロヨロと起き上がり、浴衣を脱いで着替え外にでました。
倉敷からのお遍路さんで、
般若心経入りのベンリー首巻タオルをいただきました。感謝!
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先達申請手続きのために四国に来ていて、
12月の先達講習会での再会を約して別れました。

宿に戻り、またしても寝転がっていたら眠り込んでしまい、
5時半の食事の案内まで意識を失っていましたがな。

今日も宿泊のお遍路さんはわしひとり。
もう1人は仕事での宿泊者でした。
いまは遍路のシーズンオフなんでしょうかね。
それでも八十窪名物、結願赤飯をおいしく頂く事ができました。
それに精進落としに缶ビールを1本・・・
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ここのお母さんは飛猿閣のお母さんと同級生です。
最近からだの調子が思わしくないようで心配です。
それでも食堂に出て来られて、食後の雑談をしばらくしました。
「今度は年末にまた来ます。それまでお元気でね!」


食事を終えたらすることもない。
テレビをしばらく眺めて、9時前に寝ました。


7月3日(日)
今日は単に帰るだけの日です。
7時に朝食を食べて、8寺に宿を後にしました。
門前からコミュニテイバスに乗って高速バス乗り場に行くんですが
1000発なのです。
さて何をしようか・・・
しばらく大窪寺境内の大師堂前の藤棚の下のベンチに座り込み
風に当たりながら参詣者の様子をウオッチングしていましたが
何か物足りない・・・・

そう、奥の院に行こうか、行くまいか。
昨日女体山越えコースを辿ると下りの途中にある。
悩む理由は、少し腰が痛かったのです。
でもね、
せっかく奥の院納経帳を手に入れて、目の前に奥の院があり
時間もある。

迷ったら進め、です。
行こう。
800m山道を登ります。

これ結構キツいんですよ。
それに暑い。
すぐに汗ダラダラになってきました。

心配していた腰は、登るに従って気にならなくなってきました。
山の霊気のおかげでしょうかね。
絶好調です。

参道は、綺麗に掃き清められています。
地元の人が掃除してくれているんでしょうか。
奥の院に着きました。
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いつも思うのですが、ここの建物地味すぎやしませんか。
大きなお世話なんでしょうが
何とかならないでしょうか。

汗を拭き拭き山を降りて、納経帳を持って納経所へ!
「すいません、奥の院のご朱印ください!」
「おお、奥の院ですか!」
引き出しの中から奥の院用を取り出していました。

ああ、これで思い残す事はない。
6周目からボチボチ奥の院のご朱印も集めようかね。

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まだ時間があるので藤棚の下で汗を乾かしていたら
鐘の音がひっきりなしに聞こえてきます。
子供がいたずらしているのかな?
と思って鐘楼を見てみたら、ダンタイサンが
列を成して1人ずつ鐘を撞いていました。
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ふ~~~ん、やっぱり皆、撞きたいんかね?

大師堂の下にはお砂踏み場があり、その前には
先ほどのダンタイサンがいました。
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なるほど、勉強になるなあ。
模範としたいです。

1000に来たバスに乗り込み、
「志度高速バスストップ」まで行きます。500円なり。
1132の大阪行きの高速バスに乗るのですが、
高速道を上を熱風が吹き抜けています。
待合室の囲いの中は風が通らないので蒸し風呂状態
外に出て、わずかの日陰で立ちすくむのですが
正午近いので日影がどんどんなくなっていきます。
限界近くなったとき、バスがやって来ました。
やれやれ。
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これで通算5巡目のお遍路が終わりました。
重度の「お四国病」に感染しているわし。
7月中旬には次の日程を組んでいます。
今年中に6周目を終えて、12月の先達講習会を終え
来年からは区切りよく1番から始めたいなあ、
と考えている自分です。

これからもよろしくお願い申し上げます。

併せて
「おきらく歩き遍路3」
7月30日(土)~31日(日)開催です。
興味のある方はメールください。
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プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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