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突撃車遍路2015 別格結願編

突撃車遍路 別格結願編

「もしも愚者がみずから愚であると考えれば、
すなわち賢者である。
愚者でありながら、しかもみずから賢者だと思うものこそ、
愚者だと言われる」
(仏陀の言葉)


わしの基本はお気楽歩きなんですが
今回、行程の関係で車遍路をしました。
歩きと比べると人との出会いは少ないものの、
今回出会った人たちから自分の考えに影響を受けたことがありました。

その想いを述べるにあたり、
気分を害する方もおられるかもしれませんが
ご意見等がありましたらメールにて受け付けます。


八十八箇所3巡目の途中から別格の納経帳を求め、
別格七番出石寺から御朱印を貰って歩いたのですが、
行程の関係で取りこぼしがまだらに残ってしまった。

今回の行程は、廻った順に、
五番大善寺→四番鯖大師→三番慈眼寺→十七番神野寺(満濃池)
→十五番箸蔵寺→二十番太龍寺

そして

写真を撮っておきたかった四番大日寺、
時間があれば廻れる札所に行きます。






5月15日(金)
1630仕事が終わってレンタカーでGO!
この日は暑くて汗をかいていたが、
時間が惜しく軽くシャワーを浴びるのみで済ませました。
慣れない大阪市内の網の目のような高速道路をナビを頼りに神戸方面に向かう。
金曜の夕方でしたが渋滞もなく、明石大橋、瀬戸大橋を順調に進み、
2000頃に高速鳴門西PAに到着しました。
もう少し先へ進もうと思えばできるのですが、無理は禁物です。
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トヨタアクアの後部座席を倒して布団を敷く。
小型車ながら、ちょっとした工夫で立派に寝られるようになるのです。

蒸し暑かったので窓を少し開けていたら、なにやら顔にポツポツあたる。
雨が降ってきたよ。
窓を閉め切ると暑い。パンツ一丁になって眠る。汗かいた~。

5月16日(土)
0300に目が覚める。
寝苦しいながら、6時間は眠れただろう。出発する。

小雨のぱらつく暗い高速道路を高知県は須崎を目指して走る。
無聊を慰めてくれるのはSDカードに入れてきた懐かしの歌謡曲
一緒に歌いながら運転すると眠気が覚めるね。

0600
須崎に到着しました。まだ雨はやまない。
早すぎて大善寺の駐車場にはロープが張られていたので
近くのファミレスで朝食を食べようかね。
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0645
大善寺門前に行ったらロープは外され、車が一台停まっていました。
「おはようございます」
「おはようございます」
鳥取から来た先達さん。彼も車中泊だそうです。
霊場開創1200年記念のスタンプとカラー御影が5月21日まで、
というので無理して来たそうです。

わしが貰った別格のパンフには記念御影とスタンプは今年一杯と書いてあった。
でも、もしその通りでなかったらあと50年は手に入らないので
今廻っておいた方がいいんでしょうね。
彼も同意でした。

「リフト、登ったことあります?」
「いえ、一度乗ってみたいと思うのですが・・」
ここにあるリフト、高齢者や足の弱い人用だそうですが、
たまに乗って稼働させないと存続できなくなったり錆びついてしまうので
時々乗っているそうです。

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大善寺の納経所は宿坊の方にあり、ちょっと判りにくい所にあるのですが
案内してくれました。
なるほどリフトへの入り口もある。

昨今の先達さんのあり方について貴重なご意見も頂きました。
それによると、不勉強の方々が多い。
お作法に眉をひそめるものも多い。
旅行社のアンケートの影響もあるが、それは問題ではない。

確かにそうなんですが、主催する旅行会社との兼ね合いもあるしね~。
その反面、不動教会や大師講の主催する巡礼ツアーには厳しいものを多く見かけました。
背景とするものの違いで先達さんの指導方法も変わってくるのでしょうか。

わしは最低のお作法を遵守してきちんとお祈りの気持ちさえ持っていれば
楽しく廻ればいいのではないか?
と最近思うようになってきました。

彼も土日で突撃別格巡りをするそうです。
お互いの安全を祈願し合い、東と西に別れました。


須崎から浦の内湾に沿って、
前から気になっていた「花山院廟」を訪れる。
西国三十三ヶ所中興の祖の花山法王由来の地だそうですが、
なぜここに?
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土佐の記録「南路誌」によると
花山院の位牌を安置したお寺「春日山阿弥陀寺」があったが、
明治の初めに廃寺となった。
以降「花山神社」となって今日に至るそうです。
又裏山には「不入の森」の伝承もあり天皇陵とも伝わっているとか。
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真念の「遍路指南書」に記録がある。
『此所をいづミといふ事 花山院離宮の御時 
天気たゝならずして 都のそら御なつかしく・・・』

青龍寺、清滝寺に寄りたい衝動を抑えつつ、
太平洋を右に見つつ桂浜、赤岡、安芸と室戸岬を目指す。
御蔵洞に立ち寄りたい衝動を抑えつつ、車は進む。
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眠気覚ましのお供は、これ。

東洋大師の幟を左に見つつ、更に進むと
1158
四番鯖大師に到着
今日は午後から次第に雨が上がるはずですが
まだ雨は降り続いています。
菅笠をかぶって行けば凌げるでしょう。
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日和佐では、薬王寺の瑜祇塔が見える。
平等寺、太龍寺への道標を見つめながら
さて次は慈眼寺
本当は歩いて登りたいところですが
今回は車で行きます。雨も上がり、気温も上がってきました。
山里の村を過ぎ、

1354
三番慈眼寺着
ここでは有名な「穴禅定」を体験したかったが
関所で門前払いを食らってしまいました。
ダイエットせにゃ!
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ここのトイレを使わせていただく際に、目に飛び込んできた標語
札所に限らず味のある標語が時々あるね。
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帰り道に灌頂の滝に寄りたかったが
時速20kmで前を走る枯葉マークの車遍路さんが
駐車場でウロウロし始め、イラチのわしは追い越し、滝には寄らずに
通り過ぎてしまいました。
勿体無い事したなあ~。

徳島市内を抜けると板野へ入る。
ここで大日寺へ寄る。
赤く塗られた門から本堂を望むアングルの写真を撮っておきたかったのです。
このアングルは門前の小僧さんのブログから啓示を受けました。
やはり写真は自分で撮らないとなあ。
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この時点で1600
朝早くから運転しているので疲労が溜まっているなあ。
六番安楽寺付近の「御所湯」という温泉で汗を流し、夕食をいただきます。

今夜の野営地は、安楽寺前の駐車場
宿泊のダンタイさんの大型バス一台停まっているのみ。

ここは休息所が整備されていて野宿遍路さんもいる。
60くらいの方でちょっとお話をさせてもらいました。
野宿だけで14回廻っているそうです。
今後の参考のため、装備について色々教えて頂きました。

まず、杖
彼は椿の木を使っていました。
売っている杉材の金剛杖では強度が足りず、すぐに減ってしまう。
短いままだと山の降りの時に不便だ。確かにそう思う。
わしも富士登山の時の五尺の六角棒を使おうと考え始めていたところです。

彼によるとベテランの歩き遍路さんは赤錫杖を軽蔑しているそうです。
その反面、無色の錫杖持ちは尊敬されているそうです。
そういえば伊予北条で出会ったベテラン歩き遍路さんは無色の錫杖を持っておられたなあ。

でもね、赤錫杖さんでも尊敬に値する人は確実に居ますよ。
そう言おうと思ったが、やめました。

札所を廻るだけで朱印を貰うだけが目的ではだめだ、
信仰心を持ち続けなければ歩く意味はないと力説していました。
確かにそう思います。
ですから彼はバス遍路でも車遍路でも信仰心を持って廻ることに意味がある、
と言いたいのだそうです。

彼のこだわりは、十善戒を守る事。
殺生を戒めるために、
蚊取り線香は蚊を殺すので虫よけを使っていました。
ガスコンロを持ち歩き、自炊の食事も精進料理っぽかったですね。

宿泊は札所の通夜堂は利用せず、東屋などを使っていました。
なぜ?と聞いてみましたが明確な答えは得られませんでした。

むきになって歩かない、というのがポリシーのようでした。
確かに無理を重ねれば、それだけどこかにしわ寄せがきて身体を壊したり
行程に無理ができたりする。
だから悠々としています。托鉢はしていません。
でも、それって時間とお金の余裕がなければできないですね。

野宿で通し遍路を長くやると、
自然とこういった考えに至るのでしょうか。
わしにはまだこういった考えを持つには至りません。

なんにせよ羨ましい人です。

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1900に布団にもぐりこんだら、
あっという間に眠りについてしまいました。


5月17日(日)
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0430に目が覚めました。それまで眠りこけていたんですね。
見も心もすっきり。
朝食のパンを食べて、出発

0600
香川県仲多度郡の満濃町に到着
池の名前が町の名前になっているんですね。

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朝の満濃池の景色を楽しみつつ
神野寺の方に歩いていきました。

門前に大型のワゴン車が停まり、ダンタイさんらしき人たちが
賑々しく降りてきました。
こんなところに車を停めたら他の人が来た時の邪魔ではないか?
近くに駐車場があるのだからそこに停めて歩いてくるべきではないか?
よく見たら派手な衣装を着た先達さんたちでした。
先達さんとは、お遍路さんを導く手本となるべき存在ではないでしょうか。

江田島教育を受けたわしには五省のひとつ、
「至誠に悖る勿かりしか」
の言葉が頭を駆け巡りました。

時間があるのでゆっくりとお勤めさせていただきました。
納経所が開くまでしばらく時間があったので、
付近を散策しながら朝の空気を楽しむ。

本堂にお母さんとおばあちゃんに連れられた7歳くらいの坊やが来ました。
坊やと目が合い、
「おはよう!」
「おはよう・・・」
「坊や、お参りするときはね、帽子を脱ぐんやよ」
「(祖母)あ、あすいません。脱ぐのよ!」
「は~~い」
「はい、よくできました!」

「ばあちゃん、どうやって拝むの?」
「ほら、これを読むのよ」
「な~む~、な~む~。ふたりのバアバの垂れ乳ふたつ・・・」
笑いをこらえるのに必死でした。
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窓を開けて爽やかな空気を吸いながら
次へ向かう。
田舎の山道なので対向車もなく、快調快調
ついスピードが出る。

0710
箸蔵寺ロープウエー駅に着くが、8時発なのでまだ駐車場が空いていない。
路の端で待たせてもらう。
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駐車場と乗り場が空いたので早速往復券を買う。
複数のダンタイさんや個人の方々が集まってくる。
わしはまだ若い(?)ので
ゴンドラ内では積極的に席に座るのは憚られるので立っている。

「至誠に悖る勿かりしか」
「言行に恥づる勿かりしか」

約4分眼下の景色を楽しむと、箸蔵寺に到着

門をくぐるとすぐに納経所があるが
本堂、大師堂は長い長い600段の石段を登っていく。
でも不思議と霊場の階段登りは疲れないような気がする。
あたりを包むパワーの影響でしょうか。
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ここは金比羅宮の奥の院で、神仏混淆の寺院ですね。
さて金比羅大権現の前では、どう参拝するべきか?
真言が書いてあるが、神式でも構わないような気がします。

広い境内の向こうに御影堂を求めて歩く。

納経所でさっさと御朱印をいただき、
ロープウエーは15分おきに運行されていて、
乗客はわし一人で下界まで下る。
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調子に乗って記念バッチをつけていたら
すっかり重くなってしまった輪袈裟
次回からは新しい輪袈裟を使います。
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最後の別格結願を目指して高速道路を東に向けて走る。
脇町ICで降りて193号線を通り、夏子ダムから大龍寺へ至るルートは
道幅も程々にあり、安全なルートです。


さてICで降りて、高速道路気分の抜けきらない運転で国道を走っていたら・・
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ひえ~~~~~
迂闊だった。
30kmオーバーで反則金15000円なり。
あ~あ。
6年後の叙勲に影響ありやなしや?多分その時までに記録が消滅するので
大丈夫とは思うんですが。
俗塵にまみれた想いが頭をよぎりまわる。

こここれは慢心しているわしに
お大師さまがお灸をすえられたのでしょう。
「至誠に悖る勿かりしか」
「言行に恥づる勿かりしか」
「気力に缺くる勿かりしか」
「努力に憾み勿かりしか」
「不精に亘る勿かりしか」

肯んじて警策を受けます。あ、警策は禅宗か。

1009
二十番 大瀧寺着
ここも神仏混淆の寺院で本尊は西照大権現です。
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明治以前はこうした形態が日本各地にあったのでしょうね。
日本人の宗教観は「絶対こうでなくてはならない」という気持ちが薄く
それが日本の風土に合っていたように感じます。
結婚式は教会、初詣は神社、葬式は寺院
クリスマスやハロウイン、最近ではイースターも祝っていますよね。


まだ時間はある!
では4月はじめの一番~五番の続きを廻っておこう。
次回の歩き遍路は、焼山寺登りから始められるよう・・・
六番~十番まで廻ってみよう。
いま、お遍路シーズン真っ只中
ダンタイさんのバスが駐車場を埋め尽くす。
でも今日は急ぐ旅でもない。
境内を埋め尽くす読経の唱和や、うずたかく積み上げられた納経帳も
札所の風物として楽しもうと決めたら
不思議とスイスイ廻れました。
これも「空の心」ありかたひとつでしょうか。

十番切幡寺の門前は、車遍路で渋滞していた。
細い参道で離合しなければならないからだ。
いさぎよく土産物屋の駐車場に停めさせて貰い、そこから歩くことにした。
対向車からクラクションを鳴らされて悲壮な顔つきでバックしている
婦人の運転手を見ていると気の毒な気持ちになる。
ちょっと調べたら高速道路高架脇に抜け道があるのにね。

山門脇の駐車場には車が一杯駐車しているよ。
これじゃ渋滞するわけですな。
333段の階段を登っていると、老婦人と息子らしき人の二人連れがいる。
歳を聞いてみたら82歳だそうだ。
息子さんが定年で故郷に戻ってきたので
かねてから行きたかった四国遍路にきたそうだ。
そう嬉しそうに語る御刀自さまを見ていると
自分の母親もこうして連れてきてやらねばなあ、と思う。


今回の旅は、ここまで。
行程と日程の関係から車を使ったが、次回は歩こう。
時々鉄道やバスも使うが、これも旅のひとつです。









さてこれからの自分の進むべき路について
さまざまな迷いや邪念が湧き出てきた。
先達を目指して歩くべきか、
それともこのまま歩きを重ねるか。
四国に行きたい人たちを連れて行ってやりたい気持ちは強い。


四国を歩くうちに答えが見つかるだろうか。
自分自身、彼岸へ至る路は果てしなく遠いが、
いくらかでも認識を高めることができるだろうか。

最近読んだ「日常生活で仏になる方法」には
何も出家して厳しい修行を積まなければ悟りを得られない事はない
と示されてあった。
確かにそうです。むしろ在家で作務を通して修行をするほうが価値がある、
とも昔からいわれてきました。


碧眼録に示される公案は、さまざまな論法の形を示し、
修行者を大悟させるべくきっかけを与えている。
一休宗純は湖上で鴉の鳴き声を聞いて大悟したと言われる。
しかして寒山慧玄や華叟宗曇はまた別のきっかけで大悟しただろう。
「悟りを得る」≒「認識が深まる」
このための方法は何通りもあるだろう。
わしの場合、槍ヶ岳開山の播隆上人の記した
登山による禅定状態が認識力を高めてくれる方法になってくれることを
期待しつつ、山に登っている。
ですから山登りの行程は外す事はできない。

つい小難しいことを書いてしまいましたが
理屈は抜きにして
このままお気楽に歩いていけば
お大師様が路を指し示してくれるでしょう。
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おきらくお遍路さん韓国放映

おきらくお遍路さん韓国放映


今年の4月初めに1番霊山寺の大師堂前で韓国KBSの取材を受けました。
基本的な質問に汗をかきながら答えたのですが
これが韓国で放映されたらどうしようか?

日本の遍路文化を紹介するのに出鱈目な事を言ったら
顰蹙を買うなあ・・・・と心配でした。

韓国人の公認先達Sさんと
facebookを通して知り合いになりまして、
先日韓国で放映された動画を
わざわざ変換して送ってくれました。
感謝感激!


しかし自分の醜い動画は見るに耐えないなあ( ̄□ ̄;
もう少しまともな喋りはできんのか!
ダイエットしろ!
自分自身に突っ込みました。


政治的には反韓、反日感情が渦巻く昨今ですが
民衆レベルではそんな感情って、少ないんではないかと思います。
言語、文化、歴史、風俗、習慣は違えど人間なんだから
お互いの顔を見て話し合い、お付き合いしていけば
必ず仲良くなれると信じます。

いいところ、いやなところ全てをひっくるめて
お付き合いすればいいのではないかと思います。

Sさんはお遍路を通して日本の文化、日本人の心を紹介してくれています。
その影響か、四国を廻る韓国人にもよく会います。
色々な問題や事件もあり、不愉快な気持ちになったこともあるでしょう。
その原因は、お互いの話し合い、理解が足りなかったせいであると思います。
今回の恥ずかしいテレビ取材を通してわずかでも両国の溝を埋められたらなあ、と
願う次第です。


ss-崔さん
遠く離れた所のSさんにできる御礼としては、
似顔絵を描いて贈るくらいしかできませんでした。
どうもありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。

追記:宇多津にあるうどん屋さん「おか泉」さんのHPにも
見苦しい姿を掲載していただいておりました・・・・
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西国札所巡礼記 第30番宝厳寺

西国札所巡礼記
第30番宝厳寺

宝厳寺は、琵琶湖の竹生島にある真言宗豊山派の寺院
本尊は弁才天で、開基は行基とされる。
観音堂には千手観音がおられる。

さて、ここは琵琶湖の中に浮かぶ島の中にあるため
琵琶湖汽船に乗って行かねばならない。
これって、観光を兼ねることができるので
カーチャンを連れて行こうかね。

5月8日(土)
2ヶ月ぶりに裏京都市の実家に帰っていたので
朝7時に家内をたたき起こして出発!
2時間弱のドライブです。
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今津の琵琶湖汽船乗り場に着いたのは0918
今日の始発は0940
前もって調べたところによると、定員一杯になると乗れないらしい。
予約は団体以外できない・・・
もしそうならどうしよう?

杞憂でした。

すいていました。GW中だったらもう少し混んでいたかな?

往復切符を買って出航を待っていたら何やら賑々しいダンタイさんがやってきた。
お揃いの作務衣を着た御刀自様達だ。
やはりパーマネント率が高く、それに姦しい。
いつ見ても元気ですね。
船に乗ってからもキャビンは賑やかです。

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今日の琵琶湖は波もなく静かです。
観光案内のビデオを見ながら25分で竹生島に着く。
次の便まで75分ある。
島内観光はその間にするのです。

ダンタイさんのテンジョウインさんが荷物を抱えて風のように
走り去って行った。
何故か?何故でしょうね( ̄ー ̄)

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桟橋に上がればそこは既に門前町
三軒のお土産屋さんからは盛んに声がかかる。
案内には「急な階段を上がって本道に至る・・・」
そのとおり、勾配のきつい165段の階段が天まで続いているよ。
運動不足の家内の手を引いてえっちらおっちら登る。
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ダンタイさんの御刀自様達はというと、
黙々と登っている。ほほ~、すごいね。
農家のおかみさんたちかもしらん。
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ここの階段ね、本当に急なんですよ。
「たるんどる!」
と思われる方、一度登ってみてください。

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汗ばみつつ息を切らせつつ弁財天様が祀られている本堂に至る。
まず、本堂で弁財天様にお参りしてから
観音堂の千手観音様のところに行くのが順序です。

ここは国宝重要文化財が多くあり、
周囲わずか2kmながら見所満載の島ですな。
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観音堂へ至る回廊は、豊臣秀吉の御座船「日本丸」の
用材を使って作られたものだそうです。

観音堂は屋根の吹き替え工事中で、工事用の覆いがかけられている。
不思議と、先ほどのダンタイさんの姿も形もない。
お線香も蝋燭も立てられていない。

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順路に従い進むと、都久夫須磨(つくぶすま)神社が現れる。
湖に張り出している舞台から願い事をかわらけに書いて投げ、
鳥居の間に入れば願いが叶うとか。
「どう、やる?」
「やらない。昔やったやんか」
「ああ、レインボーライン(小浜市)で結婚する前にな・・・」
「何箇所でもやったら有り難みが薄れるやんか」
「なるほど。そのとおりやな。そのときの願いはかなったんかな?」
「かなったやんか」
「そうやな」
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周囲2kmの島なので、参拝順路を歩いていたら
あっという間に船着場に戻ってしまった。
不思議と先ほどのダンタイさんがいない。
たぶん、長浜か彦根行きの船に乗って行ったのでしょう。
なぜって、次の札所31番、32番が安土にあるから・・・
本当にせわしいね、ダンタイさんって。
お経をあげている暇もない。これって巡礼なのかなあ?

1120に今津からの船がやってきた。
チリンチリンと次のダンタイさんたちが降りてきた。
今度の人たちは白衣と杖を持っている。
相変わらずテンジョウインさんは忙しそうにしている。
記念写真撮ったり納経所目指して急勾配の階段を駆け上がっていったり。
体力勝負やね。

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今津の港に帰りついて、
近くにある「琵琶湖就航の歌記念館」に寄ってみる。
ここ今津でこの歌が生まれたそうな。
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わしは加藤登紀子の歌うのしか聞いていなかったが
色々な人が歌っていたのですね。
のどかな時代の郷愁をかきたてる歌です。

今日の西国札所巡りは、ここまで。
安土方面に行こうと思えば行けるが、また次の機会にとっておこう。
それよりも播磨の国方面にもまだ札所が残っている。
そちらをさきにお参りせねば・・・

西国札所巡礼記 第12番正法寺(岩間寺)~14番園城寺(三井寺)

西国札所巡礼記
第12番正法寺(岩間寺)~14番園城寺(三井寺)


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5月6日(水:祝日)
朝も早よから南海電車~地下鉄堺筋線~JR東海道本線を乗り継ぎ
滋賀県は石山駅までやってきました。

駅前バスの路線は複雑で
地元の人は知っていて当たり前の地名も、ビジターにはわかりにくい。
とりあえず、どの路線も通過する「石山寺門前バス停」はわかりやすい。
まずは手近な13番石山寺に行くことにする。

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ここは観光地のお寺で、広大な寺域は草木の手入れも行き届き、
花の季節や紅葉の季節には観光客があふれかえりそう。
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平安貴族の間でも小旅行気分で訪れることができる場所として
大いにはやったそうな。
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紫式部は、この地で源氏物語の着想を得たと伝えられ、
境内にはゆかりの建物もある。

聖武天皇勅願による良弁僧正開基
真言宗東寺派で、お勤めもすんなりできました。
本堂のあと、大師堂を探し出し、そこでもお勤めをする。
西国札所は観音信仰なので弘法大師堂は必ずしも重要視されていない。
しかし四国遍路修行者としては、大師堂でお大師様にご挨拶せにゃ落ち着かない。

さて、次の12番正法寺は標高443mの岩間山にある。
山麓の「中千町バス停」で降り、歩いて50分と書いてある。
バスは本数が少なく、1時間半くらい待たねばならん。
ヒッチハイクは、四国のようにうまくいく可能性は低い。
門前で思案していたら、客待ちのタクシーが目に入った。
「もし、正法寺(もしくは岩間寺)まで、どのくらいですかのう?」
「そうやね、15分くらいやろうか」
「では、そこまでお願いします」
「まいどっ」
2000円以内で収まりそうです。

山麓のバス停を確認しておく。
ハイキング姿の夫婦連れが山道を登っていますよ。
今日は気温が高いので汗をかくやろうなあ・・・

新緑の美しい山道を走ると、
12番札所 岩間山正法寺に到着
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ここは山深い修行の場という雰囲気がする。
わし、華やかなお寺よりもこういった所の方が好きですね。
ここまで来たのはいいが、帰りはどうしようか・・・一瞬御馳走してもらおうという考えが浮かんだが
まだ昼前、降り道なので歩いていくか。
帰り道のことを考える前にお勤めが先やろうが!・・・そのとおりです。
ここも真言宗ですが
やはり大師堂は寂しい感じです。
本堂にある納札入れもないし、線香も蝋燭も立てられていない。

大師堂の正面にはお土産屋さんが一軒だけあり、しきりに買い物を勧める。
そうやねえ、こんな山奥では巡礼者しか参拝には来ないから
売り上げは大したことはないやろうなあ。
そう思いながら、炒り黒豆を買いました。
酒のつまみにいいやろうね。

さて
歩いてバス停まで行こう。
山の上だし、木陰を渡る風が気持ちいい。
ああ、やっぱり来てよかった。
中途半端な外出着ではなくて山歩きの恰好をしてこればよかったかな。
30分くらいあるいたかな?割と早く麓のバス停に着きました。
石山駅行のバスの時間まで30分くらいある。
道路を挟んでコンビニがある。なんて運がいいのでしょうか・・・・
お握りを買ってきてバス停のベンチで食べるが
ここには日影がなく、日差しが容赦なく照りつけてくる。
少し日焼けしたかな?

時間通りやってきたバスに乗ると、
途中の石山寺から西国巡り風の夫婦連れが乗ってきた。
彼らは石山駅前まで行かず、次の京阪電鉄石山寺で降りるようだ。
わしも彼らについて降りてみる。
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ここの駅から、次の札所三井寺駅まで京阪電鉄で直接行けるようだ。
20分くらいローカル線に揺られて京阪三井寺駅に着く。

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ここから琵琶湖疏水に沿った道を10分くらい歩くと
14番札所 園城寺(三井寺)に着く。
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ここの寺域は広大で
札所である観音堂はその一部に過ぎず、別に金堂を始めとした塔頭が数多くある。
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開基は弘法大師の姪の子である智証大師だそうで、
それだけ考えたらここは真言宗寺院だと思ったのですが
天台宗です。
さて西国巡礼も半分を過ぎたので、ここらで天台宗の勤行次第をしっかりやることにします。
幸い納経帳の最初と最後の箇所に勤行次第が示されているので、それを注意深く読む。
さすがに観音経は長いので割愛させていただきました。

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色々と見所のあるお寺で、
「弁慶鐘」というのがあるよ。比叡山の弁慶が、三井寺の鐘を引きずって持って行ってしまったそうだ。
その際にできた傷がついている。竜頭も欠けている。
更に崖から投げ落としてしまったので、ひびが入っている。
弁慶さんよ、ひどいことするねえ。
「あ、あの~、鐘の写真撮ってもいいでしょうか?」
「いいですよ。ここには仏像はありませんから」
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道の途中で3人の御刀自様が木を見ている。
由緒のある木なのかな?
「蛇が木に登っているのよ」
「ええっ!」
シマヘビが4m位の灌木に巻きつきながら登っている。
最初からそこにヘビがいるとわかっていれば、心臓が飛び出す心配はない。
わしも余裕を持ってヘビの木登りを見た。

さてこれで本日の予定は終了しました。
京阪電鉄に乗り、京都市内経由で大阪まで帰る。

西国巡礼は電車バスが主力なので
特に目立ったエピソードに欠けるのが難点と言えば難点です・・・。
歩かないと人との出会いが少ないのは四国も西国も同じなんですね。

次回は翌週の土曜日に琵琶湖竹生島の宝厳寺に行く予定です。


プロフィール

おきらく道場主

Author:おきらく道場主
柔道弐段剣道弐段腹参段のあやしい絵描きのおやじです。

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